2020-03-01のおーぷん勢力図。
おーぷん2ちゃんねるとは、2ちゃんねるをパロディにして作られた掲示板である。管理人はエンジニアの
矢野さとる氏。「転載自由な2ちゃんねる風掲示板」を謳っており、投稿は全て著作権を放棄したパブリックドメインとして公開され、ウェブサイト上で自由に転載・改変できる。
概要
2012年6月、2ちゃんねるの投稿を転載していたアフィブログがデマを流して問題になり、2chの運営が「ハムスター速報」など一部大手アフィブログに対して転載禁止を言い渡し話題となっていた。
これを受けて、嘘ニュースサイトの虚構新聞が『
転載自由の匿名掲示板、転載ちゃんねる誕生
』と2chをネタにした記事を掲載。その記事を見たさとるがジョークとして実際に作った掲示板が「おーぷん2ちゃんねる」である。
開設当初は物珍しさもあり一定の盛り上がりを見せていたが、2chの転載問題に決着がつき、騒動が沈静化すると、おーぷんにやってきた多くの住人は再び2chやアフィブログに戻っていった。その後しばらくの間、おーぷんはさほど盛り上がっているとはいえない状況に陥った(いわゆる過疎状態)。
廃墟のような状態が続いていたが、さとるはFacebook連携機能など、(誰得なものもあるが)様々な独自機能を開発し掲示板に搭載していった。特に「お絵かき機能」はその後おーぷんの大きな特徴の一つとなる。
2014年2月までは、1日あたりの投稿数が1000件にも満たないことがほとんどだったが、3月初旬に2chで大規模な転載禁止騒動が起こり、全ての板が転載禁止になると、2chの投稿を転載できずコンテンツ不足に悩む一部アフィブログが新たな転載元としておーぷんを利用し始める。その後アフィブログ利用者(いわゆるまとめ民)やアフィブログに転載されることを狙った2ch住人、転載禁止騒動に嫌気が差した2ch住人等が流入してきた。3月5日に投稿数2万件、7日には5万件を記録し、桁違いに投稿が増加した。
その後、ひろゆきら旧2ch運営陣が転載可能な掲示板「2ch.sc」を立ち上げるとアフィブログの多くはそちらを利用するようになり、転載禁止騒動は沈静化したが、2016年現在も1日に8000~1万人程度が定住して活動している。2chの規制難民や鯖落ちによる難民からは規模のでかい避難所のような扱いを受けている。
沿革
2012年
6月5日 - 虚構新聞が『転載自由の匿名掲示板、転載ちゃんねる誕生』という記事を掲載。
6月7日 - おーぷん2ちゃんねる開設。
2014年
3月3日 - 転載禁止騒動を受け住民が増え始める。
3月4日 - ID数が1000、投稿数が5000を突破。
3月5日 - ID数が5000、投稿数が20000を突破。
3月7日 - ID数が8000、投稿数が50000を突破しピークに。
3月12日 - 『まとめアンテナ』公開。
3月13日 - まとめお知らせ機能を実装。
3月21日 - アンカーを辿れる機能を実装。
3月22日 - まちBBS運営と交流。まちBBSにアンカーを辿れる機能が実装される。
4月1日 - 強制博多弁機能・強制大阪弁機能を1日限定で実装。
4月4日 - 画像アップロード機能を実装。
4月7日 - imgurのサムネ表示機能を実装。
4月9日 - ニコニコ動画風チャット機能『kome』実装。
京都市の内部資料が次々と書き込まれ、産経新聞が取り上げる。おーぷんの名称が初めて大手全国紙に載る。
4月25日 - twitter連携モードを公開。
5月3日 - タグ機能を実装。
5月10日 - 新レス自動表示機能を実装。
2015年
1月10日 - 2chの大規模な鯖落ちを受け避難民が流入。ID数9841、投稿数88457件を記録。
「2ch.net」「2ch.sc」との関係
「2ch.net」の管理人・jimとはメールで意見交換を行っている。
旧2ch管理人・ひろゆきからはおーぷん2ちゃんねる開設の許可を得ていた。ひろゆきらが作ったscとは連携してサーバーのアタックテストを行ったり、アダルト系掲示板「xpic」の開発に協力するなど、良好な関係を築いている。
関連リンク
コメント欄
最終更新:2021年06月01日 21:47