獄卒鬼
魔界の
瘴気に充てられて変質した
オーガ。
その全身は黒く染まり、異常なまでに盛り上がった筋肉で覆われている。
再生能力も高く、仮に戦うとなれば熟練の冒険者パーティーでも苦戦は必死。
牛頭鬼/馬頭鬼
雄は
牛、雌は角の生えた
馬の頭部を持つ鬼。
城や拠点等の入り口を守護する門番として
魔族に使役されている場合が多い。
両面宿儺
山のような巨体を持つ鬼の一種。
二匹の鬼を背中合わせに融合させたような姿をしており、後頭部にも顔がある。
4本の腕それぞれに武器を持ち、死角の無いその姿はまさに悪鬼と呼ぶにふさわしい。
阿修羅
比類なき強さを持つ悪鬼の到達点とも言うべき三面六臂の鬼神。
魔術・武術共に極地に到達していると言っても過言では無く、強さという一点であれば魔界の中でも屈指と名高い。
手にする武器もより洗練された物となり、魔道具の類いや扱いの難しい武器すら巧みに使いこなすとされる。
一書によると
アッシュラの国名は歴史上初めてこの鬼神が現れた地から来ているという説もあるらしい。
夜叉
ヤクシャーとも呼ばれる、魔界の瘴気の影響によって変異した
鬼人。
獄卒鬼のような筋肉が膨れ上がる巨体化はせず、より引き締められた細身の体格となっている。
肌や髪の色も全体的に寒色的な色合いとなっている場合が多いようだ。
なお、『
夜叉伐ち』と呼ばれる刀剣はその名の通り夜叉を倒す為に作られ、かつて本当に夜叉を斬った伝説がある。
羅刹
ラクシャーサとも。
夜叉の中でも特に強大な力を持ち、鬼としての能力を全て開放した阿修羅と並ぶ悪鬼の到達点。
肌は透き通るような鮮やかな孔雀緑に染まり、魔界から生まれたにも関わらず神仏の如くな威容で相対するものを圧倒する。
絶えず噴き出る翠色の炎を様々な武器に変化させて巧みに使いこなす。
阿修羅と同様に、この悪鬼も魔界において破格の力を持った化け物。
地上で羅刹が誕生したという記録は現状見当たらない。
ただ、
ロブラヌア諸島にて鬼人達が人間と敵対していた頃の時代。
鬼ヶ島の
伝説に語られる“
邪神”がこの羅刹だったのではないかとする話もある。
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最終更新:2023年04月16日 23:48