蔓茘枝 阿久羅

『ツルレイシ アクラ』

過去、鬼ヶ島から存在そのものを無かった事にされた鬼人
極めて強い野心家であり、普段から鬼人の力で以って島々を支配し北蛮へ侵攻しようと周囲を煽り立てていた。
しかし鬼ヶ島は皇国と平和盟約を結んでおり、彼の思想や言動は危険と判断され幽閉が決定。

だがその際に暴れに暴れ、幾人もの同胞を殺害するも最後には断崖絶壁へと追い詰められて転落。
そのまま見つかる事無く、海中に沈んだものとして処理された。

しかし阿久羅は瀕死の重傷を負ったものの生きており、海流に流された先で偶然発生していた魔界の門に吸い込まれ『夜叉』へと変貌。
体中に漲る力に高揚し、更なる強さを得ようと魔界の強大な魔物相手に暴れ回る日々を送った。
そうして死闘を繰り返している内、噂を聞きつけた魔王クロノスにより遣わされた豪腕のフィスによってスカウトされる。

だが阿久羅はその誘いを拒絶し、即座にフィスをも自身の糧にしようと襲い掛かる。
だが魔王軍幹部の経験の差から全ての攻撃を防がれた上、カウンターで放たれた一撃で岩山に叩き付けられ、崩落した岩塊で生き埋めにされてしまった。

それでもなんとか生き延び、屈辱と怒りに咆哮していた所を使い魔を通じて一部始終を見ていた魔将ノブナガが現れる。
ノブナガはこの夜叉の力への渇望を気に入り、怒り心頭で襲い掛かる阿久羅をねじ伏せそのまま連れ帰った。

その後、阿久羅は改めてノブナガと面と向かって対峙。
今以上の更なる力を得る為、より苛烈で過酷な死闘を得るにはノブナガの覇道は都合がいいと判断。
以降、ノブナガの配下に加わる事となった。

容姿は青白い肌、背中まで無造作に伸ばした銀髪、額の真っ直ぐな藍色の三本角が特徴。
黒い袴を履き、虎の魔物の毛皮で作った腰蓑、ヘルメタル製の具足を装着している。
上半身は基本的に裸で籠手や鎧代わりに鎖を巻き付けている。

戦闘では『怒髪衝天』で暴れ狂いながら巨大な狼牙棒で敵を薙ぎ払う。
いずれは更なる力を得て『羅刹』へと至って鬼ヶ島に舞い戻り支配する事を目標としているようだ。


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最終更新:2024年04月22日 07:23