オリアカしよっ
SS_万人敵
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oriacasiyo
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長安・二-万人敵(サイドストーリー)
出現条件:11章クリア
アイコン:情報屋
説明文:また一人の猛将が情報屋さんから流出したそうだ。
報酬:通常召喚券×1
アイコン:情報屋
説明文:また一人の猛将が情報屋さんから流出したそうだ。
報酬:通常召喚券×1
情報屋
情報屋ー。情報屋だよー!
わからないことがあれば、おいらに聞いてくれー!
主人公
情報屋、ちょっといい?
情報屋
恩人様じゃありませんか! またお会いできるとは!
どうです? 傀儡師とは会えましたかな?
主人公
会うには会えたけど……
向こうは協力してくれる気はないみたい。
情報屋
ハハハ、やはりそうでしたか。
あの傀儡師が動くとあれば、きっと噂になっていたでしょうから。
主人公
それで情報屋、今日聞きたいことなんだけど……。
-
あなたがそう言うと、情報屋は真面目な顔になり、
小さな声でこう言った。
情報屋
……今回は董卓の件で来たのでしょう?
主人公
どうしてそれを?
情報屋
へへっ、この天下でおいらの知らないことなんてないんですよ。
主人公
……なら話は早い。
俺の欲しい情報もわかるでしょう?
情報屋
えぇ、えぇ。もちろんです。
情報屋
ここから五里離れたところに一つ酒楼があります。
情報屋
今日の午後に、そこにとても優秀な方が現れます。
急げばまだ、間に合うでしょう。
主人公
ここから五里か……わかった!
ありがとう、情報屋!
情報屋ー。情報屋だよー!
わからないことがあれば、おいらに聞いてくれー!
主人公
情報屋、ちょっといい?
情報屋
恩人様じゃありませんか! またお会いできるとは!
どうです? 傀儡師とは会えましたかな?
主人公
会うには会えたけど……
向こうは協力してくれる気はないみたい。
情報屋
ハハハ、やはりそうでしたか。
あの傀儡師が動くとあれば、きっと噂になっていたでしょうから。
主人公
それで情報屋、今日聞きたいことなんだけど……。
-
あなたがそう言うと、情報屋は真面目な顔になり、
小さな声でこう言った。
情報屋
……今回は董卓の件で来たのでしょう?
主人公
どうしてそれを?
情報屋
へへっ、この天下でおいらの知らないことなんてないんですよ。
主人公
……なら話は早い。
俺の欲しい情報もわかるでしょう?
情報屋
えぇ、えぇ。もちろんです。
情報屋
ここから五里離れたところに一つ酒楼があります。
情報屋
今日の午後に、そこにとても優秀な方が現れます。
急げばまだ、間に合うでしょう。
主人公
ここから五里か……わかった!
ありがとう、情報屋!
主人公
女の子ばかりみたいだけど……
優秀な人ってどこに……?
-
突然聞こえた地響きに振り返ると、
大勢の女性が我先にと押し寄せてきていた。
-
その熱狂した女性たちの波にもまれるも、
なんとか星辰たちと手をつなぎ離ればなれにならずにすむ。
張星辰
こ……怖い! なにあれ!?
主人公
なにがあったんだろう。
何か口々に叫んでるようだったけど……あっちになにがあるんだ?
張星辰
ええと……どうやら向こうに、お目当ての武人がいるみたい。
あの人たちはみんな、彼の信奉者ってところかしら。
主人公
つまり、美青年とそのおっかけ、ってこと……?
熱狂の町娘
あんたに馬超様の何がわかるって言うの!?
彼の魅力は顔だけじゃないの。あんたなんかより百倍は強いのよ!
主人公
…………。
-
とばっちりに呆気にとられて言葉も出ないうちに、
その女性は怒りながら行ってしまう。
主人公
そんなに魅力的な人がいるなら、俺たちも見に行ってみようか。
-
サッサと行ってしまった女性の後を追って通りを進むと、
白装束に身を包んだ武人が馬に乗っているのが見える。
チャレンジ者
馬超、俺と戦え!
銀鎧将軍
ハハハ。
-
白装束の武人ーー馬超は、自分に挑戦してきた武人を
軽蔑するようなまなざしで見つめた。
主人公
なんであんなに傲慢な態度なんだ?
まるで相手を無視しているようじゃないか。
野次馬
はぁ……仕方ないよ。今日はあいつで六人目の挑戦者だ。
なのに、彼は一度も槍を使っていないよ。
主人公
武器を使わない? まさか、実はあの槍は見かけ倒しで、
化けの皮が剝がれないように挑戦を拒んでる……とか?
張星辰
そうとは限らないわ。
とりあえず行って話しかけてみましょ!
-
星辰たちと馬超の前に出て、話しかける。
主人公
すみません。あなたが馬超さんですね?
馬超
うん? 貴方たちも俺に挑戦したいのか?
主人公
いえ、それは誤解です!
俺たちは今の挑戦者とのやり取りを見ていただけで……。
主人公
なぜあなたが挑戦者をあんなに素っ気なく扱うのか気になって。
まるで軽蔑しているようでしたから……。
馬超
俺の態度に、何か問題でも?
主人公
それは……みな武術について鍛錬を積んできたはずです。
それなのに挑戦者に対する態度については少し無礼すぎませんか?
主人公
今日は他に五人の挑戦者がいたと聞きました。
その人たちにも同じような態度だったんでしょうか?
馬超
あの男たちは、女の前で自分を格好良く見せたいだけだ。
俺の槍の実力に見合う者達ではなかった。
主人公
そうだったんですか。事情も知らず不躾な質問をしてしまって
すみません。嫌な聞き方をして、気を悪くさせましたよね……。
馬超
ふん。誇り高き虎が猫の思惑如きを気にするとでも?
主人公
…………。
-
その時、また一人の少年が乗り込んできて、
馬超に向かって挑戦の声を上げた。
少年兵士
馬超さん! 俺は帰ってきたぞ!
馬超
ほう、あの時の少年か!
少年兵士
そうだ。俺は北方の異民族の地を百里歩いて帰ってきた!
そうすれば俺の挑戦を受けてくれる約束だったよな!
馬超
ああ、覚えているとも!その目、まるで血に飢えた狼のようだ。
確かに俺と対決できるだけの実力をちゃんと身につけたな!
馬超
だが、ひとまず今日はよく休んで、旅の疲れを取るといい。
そして三日後に街の外で俺を待て!
少年兵士
感謝する!
-
少年は感謝したあと、飛び跳ねながらその場を去って行った。
主人公
……彼の挑戦は受け入れるんですね。
馬超
私はいかなる挑戦も恐れず、真に武芸に自信ある者を
軽蔑したことなどない。
馬超
もし貴方も私に挑戦するというのなら、受けて立とう。
貴方となら、また良い戦いができそうだ。
主人公
折角の機会ですけど、今日は戦いに来た訳ではないので
やめておきます。
馬超
フッ、そうか。俺に用がないのなら、ここで失礼する!
-
女性たちの熱い視線に見送られながら、
馬超は颯爽と街から離れていった。
主人公
兵士を千人集めても、有能なひとりを見つけ出すのは難しい。
でも、馬超さんはきっと、その有能なひとりなんだろうな。
主人公
まさしく豪傑だな。今後、馬超さんのような人を部下にできる幸運な
人はまず現れないだろうな。
-
その時、街を去ったはずの馬超が突如目の前に現れた。
馬超
はははっ! 笑わせるな!
主人公
どうしたのか!?!?
馬超
俺が誰かの下につく必要がどこにある?
自らの手でこの乱世を切り開くだけの才は無いとでも?
馬超
たしかに、天下には多くの英傑がいるだろう。しかし悪いが、その者
たちには、この錦馬超が勝つことができない!分かったか!!あはは
ははっ!
-
それだけ言うと、馬超は身を翻して去っていった。
主人公
ええと……馬超さんの存在は、英傑たちの脅威になりそうだね。
女の子ばかりみたいだけど……
優秀な人ってどこに……?
-
突然聞こえた地響きに振り返ると、
大勢の女性が我先にと押し寄せてきていた。
-
その熱狂した女性たちの波にもまれるも、
なんとか星辰たちと手をつなぎ離ればなれにならずにすむ。
張星辰
こ……怖い! なにあれ!?
主人公
なにがあったんだろう。
何か口々に叫んでるようだったけど……あっちになにがあるんだ?
張星辰
ええと……どうやら向こうに、お目当ての武人がいるみたい。
あの人たちはみんな、彼の信奉者ってところかしら。
主人公
つまり、美青年とそのおっかけ、ってこと……?
熱狂の町娘
あんたに馬超様の何がわかるって言うの!?
彼の魅力は顔だけじゃないの。あんたなんかより百倍は強いのよ!
主人公
…………。
-
とばっちりに呆気にとられて言葉も出ないうちに、
その女性は怒りながら行ってしまう。
主人公
そんなに魅力的な人がいるなら、俺たちも見に行ってみようか。
-
サッサと行ってしまった女性の後を追って通りを進むと、
白装束に身を包んだ武人が馬に乗っているのが見える。
チャレンジ者
馬超、俺と戦え!
銀鎧将軍
ハハハ。
-
白装束の武人ーー馬超は、自分に挑戦してきた武人を
軽蔑するようなまなざしで見つめた。
主人公
なんであんなに傲慢な態度なんだ?
まるで相手を無視しているようじゃないか。
野次馬
はぁ……仕方ないよ。今日はあいつで六人目の挑戦者だ。
なのに、彼は一度も槍を使っていないよ。
主人公
武器を使わない? まさか、実はあの槍は見かけ倒しで、
化けの皮が剝がれないように挑戦を拒んでる……とか?
張星辰
そうとは限らないわ。
とりあえず行って話しかけてみましょ!
-
星辰たちと馬超の前に出て、話しかける。
主人公
すみません。あなたが馬超さんですね?
馬超
うん? 貴方たちも俺に挑戦したいのか?
主人公
いえ、それは誤解です!
俺たちは今の挑戦者とのやり取りを見ていただけで……。
主人公
なぜあなたが挑戦者をあんなに素っ気なく扱うのか気になって。
まるで軽蔑しているようでしたから……。
馬超
俺の態度に、何か問題でも?
主人公
それは……みな武術について鍛錬を積んできたはずです。
それなのに挑戦者に対する態度については少し無礼すぎませんか?
主人公
今日は他に五人の挑戦者がいたと聞きました。
その人たちにも同じような態度だったんでしょうか?
馬超
あの男たちは、女の前で自分を格好良く見せたいだけだ。
俺の槍の実力に見合う者達ではなかった。
主人公
そうだったんですか。事情も知らず不躾な質問をしてしまって
すみません。嫌な聞き方をして、気を悪くさせましたよね……。
馬超
ふん。誇り高き虎が猫の思惑如きを気にするとでも?
主人公
…………。
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その時、また一人の少年が乗り込んできて、
馬超に向かって挑戦の声を上げた。
少年兵士
馬超さん! 俺は帰ってきたぞ!
馬超
ほう、あの時の少年か!
少年兵士
そうだ。俺は北方の異民族の地を百里歩いて帰ってきた!
そうすれば俺の挑戦を受けてくれる約束だったよな!
馬超
ああ、覚えているとも!その目、まるで血に飢えた狼のようだ。
確かに俺と対決できるだけの実力をちゃんと身につけたな!
馬超
だが、ひとまず今日はよく休んで、旅の疲れを取るといい。
そして三日後に街の外で俺を待て!
少年兵士
感謝する!
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少年は感謝したあと、飛び跳ねながらその場を去って行った。
主人公
……彼の挑戦は受け入れるんですね。
馬超
私はいかなる挑戦も恐れず、真に武芸に自信ある者を
軽蔑したことなどない。
馬超
もし貴方も私に挑戦するというのなら、受けて立とう。
貴方となら、また良い戦いができそうだ。
主人公
折角の機会ですけど、今日は戦いに来た訳ではないので
やめておきます。
馬超
フッ、そうか。俺に用がないのなら、ここで失礼する!
-
女性たちの熱い視線に見送られながら、
馬超は颯爽と街から離れていった。
主人公
兵士を千人集めても、有能なひとりを見つけ出すのは難しい。
でも、馬超さんはきっと、その有能なひとりなんだろうな。
主人公
まさしく豪傑だな。今後、馬超さんのような人を部下にできる幸運な
人はまず現れないだろうな。
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その時、街を去ったはずの馬超が突如目の前に現れた。
馬超
はははっ! 笑わせるな!
主人公
どうしたのか!?!?
馬超
俺が誰かの下につく必要がどこにある?
自らの手でこの乱世を切り開くだけの才は無いとでも?
馬超
たしかに、天下には多くの英傑がいるだろう。しかし悪いが、その者
たちには、この錦馬超が勝つことができない!分かったか!!あはは
ははっ!
-
それだけ言うと、馬超は身を翻して去っていった。
主人公
ええと……馬超さんの存在は、英傑たちの脅威になりそうだね。