何もないレグルス達
人間、誰もが枷を持つものだ。
法律、秩序。そう言ったものは今の時代なくてはならない枷になる。
とは言えそれを『枷だ!』などと糾弾する人は、基本的に存在しない。
いるのは法や秩序を重んじることのない、世間的に言えば悪の存在だから。
もっとも、昔からそう思い続けてきた男はいたのだが。
法律、秩序。そう言ったものは今の時代なくてはならない枷になる。
とは言えそれを『枷だ!』などと糾弾する人は、基本的に存在しない。
いるのは法や秩序を重んじることのない、世間的に言えば悪の存在だから。
もっとも、昔からそう思い続けてきた男はいたのだが。
とある場所に、獅子神轟と言う青年がいた。
彼は昔から命の奪い合いについて興味がある人間だ。
殺しが好きでも、血が好きでも、それで得る報酬が目当てでもない。
ただ単に、殺し合いと言うものがどんなものか興味を持っただけの事。
夏休みの自由研究で『これだ』と思ったのがそれ、そんな程度である。
しかし彼の心を掴んで離さない。殺し合うとは一体どんなことなのかを。
勿論、世間がそれを許さない以上は何かことを起こすことはしなかった。
すればそれで終わりだ。何より彼は『殺し』ではなく『殺し合い』をしたい、
つまり単なる命を奪う行為については、まったく興味を持っていないのだ。
一方的な蹂躙ではなく、自分も対等に命の危機が迫るそのスリルを求めている。
ただそれはバンジージャンプなど、そこらにある度胸試しでは満足できないものだ。
相手に感情がないからだ。殺し合いではなく自分が死ぬか生きるか、それだけだから。
相手は死が迫る中どう考える、どう立ち向かってくる。そこを考えるのが楽しいとも言える。
例えるならシミュレーションだ。ナイスファイトを期待する、格闘家のようなものだろう。
間違いなく人格破綻者だが、アンバランスな彼はギリギリ人の領域に踏み留まっている。
満たされるわけではないが、格闘ゲームはその辺に於いて近しいものを感じて好んでいた。
もし体力が1ドットで、当たれば全てが終わる可能性のあると言う状況下において、
相手の立ち回りを考えるときは、普段は会話すら乏しい彼とは思えぬほど表情が明るくなる。
そんなある日、彼は格闘ゲームで面識を持つこととなる知人からこんな話を聞くことに。
彼は昔から命の奪い合いについて興味がある人間だ。
殺しが好きでも、血が好きでも、それで得る報酬が目当てでもない。
ただ単に、殺し合いと言うものがどんなものか興味を持っただけの事。
夏休みの自由研究で『これだ』と思ったのがそれ、そんな程度である。
しかし彼の心を掴んで離さない。殺し合うとは一体どんなことなのかを。
勿論、世間がそれを許さない以上は何かことを起こすことはしなかった。
すればそれで終わりだ。何より彼は『殺し』ではなく『殺し合い』をしたい、
つまり単なる命を奪う行為については、まったく興味を持っていないのだ。
一方的な蹂躙ではなく、自分も対等に命の危機が迫るそのスリルを求めている。
ただそれはバンジージャンプなど、そこらにある度胸試しでは満足できないものだ。
相手に感情がないからだ。殺し合いではなく自分が死ぬか生きるか、それだけだから。
相手は死が迫る中どう考える、どう立ち向かってくる。そこを考えるのが楽しいとも言える。
例えるならシミュレーションだ。ナイスファイトを期待する、格闘家のようなものだろう。
間違いなく人格破綻者だが、アンバランスな彼はギリギリ人の領域に踏み留まっている。
満たされるわけではないが、格闘ゲームはその辺に於いて近しいものを感じて好んでいた。
もし体力が1ドットで、当たれば全てが終わる可能性のあると言う状況下において、
相手の立ち回りを考えるときは、普段は会話すら乏しい彼とは思えぬほど表情が明るくなる。
そんなある日、彼は格闘ゲームで面識を持つこととなる知人からこんな話を聞くことに。
「VRC?」
「そ。お前PVPとか得意だったよな?
この間バトロワゲーで優勝したんだし、こっちでも遊んでみる気はねえか?」
この間バトロワゲーで優勝したんだし、こっちでも遊んでみる気はねえか?」
はっきり言って彼にVRCの概念自体に魅力はあまり感じなかった。
第二の人生、もう一人の自分。そんなものが欲しいとは別に思わない。
結局そこでも自分が本来得たくて仕方ないものは決して得られないのだから。
だが、VRともあってスリル自体は格闘ゲームとはまた違った楽しみがあった。
そういう意味ではそれなりにのめりこみ、VRにも大分慣れたころに新たなPVP、
バトロワ方式のワールドに興味を持つのも、別に自然な流れだろう。
しかし、彼が思っていたものとはそこは全く別物で───
第二の人生、もう一人の自分。そんなものが欲しいとは別に思わない。
結局そこでも自分が本来得たくて仕方ないものは決して得られないのだから。
だが、VRともあってスリル自体は格闘ゲームとはまた違った楽しみがあった。
そういう意味ではそれなりにのめりこみ、VRにも大分慣れたころに新たなPVP、
バトロワ方式のワールドに興味を持つのも、別に自然な流れだろう。
しかし、彼が思っていたものとはそこは全く別物で───
『ゲーム内での死は、即ち現実での死です。』
この一言が、眠り続けた獅子の心に火をつけた。
無秩序な世界の中行われる命懸けのバトルロワイアル。
彼を縛る枷は此処にはない。BotやCPUが敵でもない。
全く意図せず、彼はついに積年の想いを果たせるときが来たと。
そう、思っていたのだが。
無秩序な世界の中行われる命懸けのバトルロワイアル。
彼を縛る枷は此処にはない。BotやCPUが敵でもない。
全く意図せず、彼はついに積年の想いを果たせるときが来たと。
そう、思っていたのだが。
「つまらん。」
酷く気落ちした言葉が雪原の真ん中で零れる。
二メートルを超えた百獣の王たる獅子の如き貌を持つ上半身は、
さながら獣人と呼ぶに相応しい、王者のような風格を持っている。
これが轟の、もといレオンハートと適当に名付けた名前のアバターだ。
彼が見下ろすように向かい合うのは、雪原の上に倒れていた一人の青年。
王道な日本のファンタジーゲームから飛び出してきたかのような、
勇者と呼ぶべき姿は彼の恰好も相まって、主人公VSボスに見えるだろう。
だが別に二人は戦ってなどいない。互いに傷もなければ、痕跡さえない。
向かい合う青年は、相手を求めて駆け抜けた彼にこういったのだ。
二メートルを超えた百獣の王たる獅子の如き貌を持つ上半身は、
さながら獣人と呼ぶに相応しい、王者のような風格を持っている。
これが轟の、もといレオンハートと適当に名付けた名前のアバターだ。
彼が見下ろすように向かい合うのは、雪原の上に倒れていた一人の青年。
王道な日本のファンタジーゲームから飛び出してきたかのような、
勇者と呼ぶべき姿は彼の恰好も相まって、主人公VSボスに見えるだろう。
だが別に二人は戦ってなどいない。互いに傷もなければ、痕跡さえない。
向かい合う青年は、相手を求めて駆け抜けた彼にこういったのだ。
『ああ、もう勝手にしてくれ。』
諦念の言葉だったからだ。
(なんでこうなってんだよ、ホント。)
青年、ショウは世間的にはよくいるべきではない、ブラック企業のサラリーマンだ。
上司に頭を下げ、労基に通報されそうなギリギリの違法労働に時間を費やしている。
ただ、彼が身を粉にして働いているところは、単に労働の問題だけではないのだ。
彼は臆病、或いは内気な性格で彼は頼まれたことを簡単に引き受けてしまう。
単に彼は勇気がないだけだ。嫌と言えない、だからこき使われる生活を強いられる。
そうして多くの人に頼まれては請け負って仕事に追われる。そんな日々を過ごした。
こうしてVRCを始めたのも同期から勧められたのを断れなかったからでもある。
決して高くない給料で高い買い物をしてしまう。ただ流されてしまうだけの日々だ。
今の恰好もVRCだけは勇気ある者、勇者のようになりたい想いから選んでみた。
昔よくやっていたRPGの主人公のように、輝いた自分になれないものかと。
上司に頭を下げ、労基に通報されそうなギリギリの違法労働に時間を費やしている。
ただ、彼が身を粉にして働いているところは、単に労働の問題だけではないのだ。
彼は臆病、或いは内気な性格で彼は頼まれたことを簡単に引き受けてしまう。
単に彼は勇気がないだけだ。嫌と言えない、だからこき使われる生活を強いられる。
そうして多くの人に頼まれては請け負って仕事に追われる。そんな日々を過ごした。
こうしてVRCを始めたのも同期から勧められたのを断れなかったからでもある。
決して高くない給料で高い買い物をしてしまう。ただ流されてしまうだけの日々だ。
今の恰好もVRCだけは勇気ある者、勇者のようになりたい想いから選んでみた。
昔よくやっていたRPGの主人公のように、輝いた自分になれないものかと。
───だと言うのに。
此処は勇者が挑む者とは縁遠い、現実の死と直結した戦い。
不条理に巻き込まれた彼に勇者のような振る舞いなどできなかった。
どうするべきか、雪原の上で倒れていたところをレオンハートが見つける。
見つけた瞬間凄まじい速度で接近してきたが、攻撃はしてこなかった。
来るものだとばかりへに変に身構えたものの何も起きない。
此処は勇者が挑む者とは縁遠い、現実の死と直結した戦い。
不条理に巻き込まれた彼に勇者のような振る舞いなどできなかった。
どうするべきか、雪原の上で倒れていたところをレオンハートが見つける。
見つけた瞬間凄まじい速度で接近してきたが、攻撃はしてこなかった。
来るものだとばかりへに変に身構えたものの何も起きない。
「なあアンタ。戦わなきゃそっちも死ぬんだろ? だったらやろうぜ!
俺と! お前で! どちらが生き残るかの戦いをしてみようじゃないか!
どうせ暇してるんだろ? 周りの雪跡見りゃ、莫迦の俺でもわかるさ!」
俺と! お前で! どちらが生き残るかの戦いをしてみようじゃないか!
どうせ暇してるんだろ? 周りの雪跡見りゃ、莫迦の俺でもわかるさ!」
周りの雪原には足跡は一つだけ。
人としては大きい足跡は勿論レオンハートのものだ。
相手は此処から一歩も動いていないことの証左となる。
動かないと言うことは仲間とか探す人もいないと言うことだ。
だったら思う存分戦える可能性は十分にある故の興奮。
いつになくギラついた瞳と普段からかけ離れた饒舌さで死合うことを要求するが、
人としては大きい足跡は勿論レオンハートのものだ。
相手は此処から一歩も動いていないことの証左となる。
動かないと言うことは仲間とか探す人もいないと言うことだ。
だったら思う存分戦える可能性は十分にある故の興奮。
いつになくギラついた瞳と普段からかけ離れた饒舌さで死合うことを要求するが、
「俺には、戦う勇気すらないんだよ。」
相手のやる気とは裏腹にショウにはこの状況について殆ど限界だった。
現実逃避としてたはずのVRCで現実の死とリンクさせられている。
現実に引き戻されながら、しかし現実とは違う肉体と言うちぐはぐさ。
加えて彼は勇気も覚悟もない。主催に立ち向かう勇気も、誰かを殺す覚悟も存在しない。
元々がブラック企業のサラリーマンだ。どっちに転ぶにしても大それたことはできない。
一歩が踏み出せない。自分のアバターの元ネタの勇者のようになりたかったけれども、
結局彼が得たのは形だけ。彼には勇者の形はあれど、素質はどこにもなかった。
現実逃避としてたはずのVRCで現実の死とリンクさせられている。
現実に引き戻されながら、しかし現実とは違う肉体と言うちぐはぐさ。
加えて彼は勇気も覚悟もない。主催に立ち向かう勇気も、誰かを殺す覚悟も存在しない。
元々がブラック企業のサラリーマンだ。どっちに転ぶにしても大それたことはできない。
一歩が踏み出せない。自分のアバターの元ネタの勇者のようになりたかったけれども、
結局彼が得たのは形だけ。彼には勇者の形はあれど、素質はどこにもなかった。
「ああ、もう勝手にしてくれ。」
どう見ても一撃で頭を潰せる体格の怪物めいた姿だ。
いっそこんなことで悩むぐらいなら一思いに殺してほしい。そう願う程に。
大して面白くない人生だった、などと自嘲気味に瞳を閉じて仰向けに倒れる。
雪を踏みしめる音が静寂の中に響く。これが最期に見る空の景色。
などと思っていたら、
いっそこんなことで悩むぐらいなら一思いに殺してほしい。そう願う程に。
大して面白くない人生だった、などと自嘲気味に瞳を閉じて仰向けに倒れる。
雪を踏みしめる音が静寂の中に響く。これが最期に見る空の景色。
などと思っていたら、
「……つまんね。やめだ。」
その返答がこれだ。
先ほどまでの饒舌さは何処かへと消えた。
人と違い獣の顔なので少しわかりにくいものの、
声色も相まって凄まじく気落ちしているのが分かる。
このまま攻撃すれば、容易にショウの命を刈り取れただろう。
防御はない。スキルについても防御に左右するものではない。
だが、そんな彼に興味をなくした。彼が求めるものには程遠いのだから。
やる気を出させる? 相手は初対面で死さえ戦いに挑む材料になりえない。
そんな男をどうにかできる手段を画策できるような頭は破綻者の彼にはなく、
そもそも説得させるとかをするよりも、他の奴を探した方がまだ有意義だ。
あっと言う間に彼の心は雪原のように冷え切ってしまっていた。
先ほどまでの饒舌さは何処かへと消えた。
人と違い獣の顔なので少しわかりにくいものの、
声色も相まって凄まじく気落ちしているのが分かる。
このまま攻撃すれば、容易にショウの命を刈り取れただろう。
防御はない。スキルについても防御に左右するものではない。
だが、そんな彼に興味をなくした。彼が求めるものには程遠いのだから。
やる気を出させる? 相手は初対面で死さえ戦いに挑む材料になりえない。
そんな男をどうにかできる手段を画策できるような頭は破綻者の彼にはなく、
そもそも説得させるとかをするよりも、他の奴を探した方がまだ有意義だ。
あっと言う間に彼の心は雪原のように冷え切ってしまっていた。
「時間を無駄にしたわ。別の奴探すか。」
「っておい! 殺さないのかよ!」
「ああ、自殺幇助? 勝手にやってろ。」
先ほどまで饒舌に語っていた男と同一人物なのか。
そう疑いたくなるほどにどうでも良さそうな声色だ。
最早興味なし、とでも言わんばかりにその一言と共に跳躍する。
獣人らしい、軽やかな身のこなしと常人離れしたスピードで。
彼が何者かなど理解はできないが、あれがスキルなのだとは察した。
あっという間に消え、一人残されて静かになった雪原に再び仰向けに倒れる。
空は先ほどまでと変わらない、月と星が照らす都会とは無縁な煌びやかな世界が広がる。
そう疑いたくなるほどにどうでも良さそうな声色だ。
最早興味なし、とでも言わんばかりにその一言と共に跳躍する。
獣人らしい、軽やかな身のこなしと常人離れしたスピードで。
彼が何者かなど理解はできないが、あれがスキルなのだとは察した。
あっという間に消え、一人残されて静かになった雪原に再び仰向けに倒れる。
空は先ほどまでと変わらない、月と星が照らす都会とは無縁な煌びやかな世界が広がる。
「……アイツみたいに踏み出せるのか?」
あの獣人のアバターの男は自分のしたい事を見出し一人進んでいた。
それは決していいものではないだろう。どんな理由であれ殺しは殺し。
世間的に許されるわけがない。明らかに危険な人物ではあるのは間違いない。
───ただ。どこか彼の姿が、輝かしく見えてならなかった。
自分のように何も決断もできずに立ち止まることはせず、
ひたむきに走る。内容はともかく行動力は眩く感じてしまう。
少しだけ、彼の前向きさを真似てみたくなるような。
それは決していいものではないだろう。どんな理由であれ殺しは殺し。
世間的に許されるわけがない。明らかに危険な人物ではあるのは間違いない。
───ただ。どこか彼の姿が、輝かしく見えてならなかった。
自分のように何も決断もできずに立ち止まることはせず、
ひたむきに走る。内容はともかく行動力は眩く感じてしまう。
少しだけ、彼の前向きさを真似てみたくなるような。
「……一歩だけ、踏み出せるか?」
試しにショウは立ち上がった。
彼のスキル『レグルス』の影響だろうか。
それとも単に彼が踏み出そうと思ったのかは定かではない。
今まで何も選べなかった彼はとりあえず一歩を踏み出す。
雪を踏みしめる音と共に、一歩だけ進む。足に冷たい感覚が伝わってくる。
先ほどまで気にならなかった寒さが、急に気になったような気がしてならない。
一歩進めばさらに一歩。そこからさらに一歩。さらに一歩。
何処へ向かうかも、何をするかも決めたわけではない。
ただ、勇気の一歩から彼はとりあえず諦念だけはやめている。
諦めのスタート地点から、彼はおさらばすることだけは決めた。
彼のスキル『レグルス』の影響だろうか。
それとも単に彼が踏み出そうと思ったのかは定かではない。
今まで何も選べなかった彼はとりあえず一歩を踏み出す。
雪を踏みしめる音と共に、一歩だけ進む。足に冷たい感覚が伝わってくる。
先ほどまで気にならなかった寒さが、急に気になったような気がしてならない。
一歩進めばさらに一歩。そこからさらに一歩。さらに一歩。
何処へ向かうかも、何をするかも決めたわけではない。
ただ、勇気の一歩から彼はとりあえず諦念だけはやめている。
諦めのスタート地点から、彼はおさらばすることだけは決めた。
レオンハートにとって、この出会いなど些事にしか過ぎないことだ。
彼が出会って戦うようなことでもなければ、恐らくすぐに忘れる程度の。
ただ、ショウにとっては彼の存在は少しばかり違うものになっており、
もう少しだけ。何方を選ぶにしても一歩だけ踏み出そうと思えた切っ掛けだ。
彼が出会って戦うようなことでもなければ、恐らくすぐに忘れる程度の。
ただ、ショウにとっては彼の存在は少しばかり違うものになっており、
もう少しだけ。何方を選ぶにしても一歩だけ踏み出そうと思えた切っ掛けだ。
これは、空虚なる獅子の名を冠するスキルを持つ男たちの物語。
この殺し合いの舞台において、何が起きるでもなかった些末事の幕間。
満足往く戦いを目指すレグルスと、今こそ決断をすることにしたもう一人のレグルス。
二人の獅子はちょっとした出会いの後、動きだす。
この殺し合いの舞台において、何が起きるでもなかった些末事の幕間。
満足往く戦いを目指すレグルスと、今こそ決断をすることにしたもう一人のレグルス。
二人の獅子はちょっとした出会いの後、動きだす。
【G-3/一日目/深夜】
【レオンハート】
[状態]:健康、滅茶苦茶やる気がない
[装備]:百獣の王者(ライオネル・レグルス)@スキル
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いをする。殺しではなく殺し合い
1:戦う気がない奴は放置
2:戦う気がある奴を探し、殺し合いを愉しみたい
[備考]
※百獣の王者で基本能力が上昇してます
[状態]:健康、滅茶苦茶やる気がない
[装備]:百獣の王者(ライオネル・レグルス)@スキル
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いをする。殺しではなく殺し合い
1:戦う気がない奴は放置
2:戦う気がある奴を探し、殺し合いを愉しみたい
[備考]
※百獣の王者で基本能力が上昇してます
【ショウ】
[状態]:健康、精神的疲労(大)、勇気
[装備]:レグルス@スキル
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:???
1:優勝を目指すか、殺し合いに抗うかを決めよう。
2:誰か(レオンハート)は知らないけど、一歩を踏み出す機会をくれてありがとう。
[状態]:健康、精神的疲労(大)、勇気
[装備]:レグルス@スキル
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:???
1:優勝を目指すか、殺し合いに抗うかを決めよう。
2:誰か(レオンハート)は知らないけど、一歩を踏み出す機会をくれてありがとう。
前話 | 次話 | |
002:天魔・血染月 | 投下順 | 004:真面目な奴ほどfeel so bad |
002:天魔・血染月 | 時系列順 | 004:真面目な奴ほどfeel so bad |
前話 | 登場人物 | 次話 |
GAME START | レオンハート | 死闘の果てに |
GAME START | ショウ | 輝くために |