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  • 真面目な奴ほどfeel so bad

オリロワVRC @ ウィキ

真面目な奴ほどfeel so bad

最終更新:2024年01月16日 06:03

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真面目な奴ほどfeel so bad


To hell you gonna fall (地獄へ堕ちろ)
In to despire you gonna sink(絶望と共に)


◆


「面白い。面白いぞ!」

 闘争。闘争だ。肉を裂き、骨を砕き、血を流し、生命を奪いあう。
 ここは戦場。強者が勝ち、弱者が倒れ伏す場所。
 故に此処に私に敵う者など居ない。この私に。吸血鬼の始まりにして至高の頂点たる私に、この地に集められた有象無象の人間どもが敵うはずがない。
 私を打ち倒せる者が居そうにないのは心残りではあるが、脆弱無識な人間共に、私の力をトックリと教えてやるのも悪くは無い。


 という、ファンに知られたら囲んで棍棒で死ぬまで殴られまくる寝言を口にしながら、某最強吸血鬼のソックリさんが、ドタドタと走っていく。
 某最強吸血鬼のソックリさんの名はアルカード。VRCのアバターだけに外見そのものはどんなコスプレイヤーであっても敵わない程に、完璧に似せてある。外見だけは。ガワだじぇは。
 しかして元ネタを識っている者ならば、エアプだのニワカだのと嘲笑するであろう戯言を口から下痢便の様に垂れ流している事から判別できるが、ソックリなのはあくまでもガワだけである。出来の悪いネカマ───の方が、無害な分マシだろう。

 アルカードが右手に掴んで引き摺っているの長さが2mを越える先の尖った棒状の物体は、は、某聖杯大戦に参加したヴラド三世────吸血鬼ドラキュラの元ネタでもある────が使用する杭を元ネタにした支給品である。

 「さぁ!我がまえに現れるが良い人間(ヒューマン)!!我が杭で穿ち貫いてくれよう!!苦痛と恐怖の中で、自身の脆弱さと、我が力を識るが良い!!!」

 某最強吸血鬼や、杭の元ネタの所有者が聞いたならば、無言で百舌鳥の早贄とされるだろう妄言を垂れ流しながら、アルカードは獲物を求めて走り続ける。

◆

 「うう…何でこんな事になってしまったんですかぁ」

 「もう良い加減に諦めて、覚悟を決めなさい」

 蹲って延々愚痴を言い続ける矢鱈と際どい格好の少女──── 『Blutsauger』のシンセサイザー担当のクドラクに、吸血姫ティアラは呆れ返った口調で言葉を投げ掛ける。

 「そうは言ってもですねぇ。本当に殺し合いをさせられるなんて思ってなかったんですよ。アナタだってそうじゃないんですかっ!」

 ビシィッ!と指差して言う少女に少しイラッとするものを感じる。
 正直言えばティアラだって心細いのだ。此処で黙って延々と愚痴を聞いていたのは、敵対してこなかったのと、直接の面識こそ無いが、互いに配信動画で顔を識っている者同士だった…というのあるが、やはり殺し合いの場所などという時点で、一人で行動する気になれなかったというのが、最大の理由である。

 「ええそうね。私も本当の殺し合いをする事になるなんて、全く思っていなかった。けれどこうなってしまっては仕方が無い。泣いていても殺されるだけよ。だから…何度も言うけれど、さっさと立ちなさい」

 妹が惨殺死体となって発見されたあの日。ティアラは確かに識ったのだ。世の中には他者の存在を安物のオモチャの様に認識し、欲望のままに弄び苛み殺す者が居るという事を。
 そんな輩には慈悲をこうなど無意味な事。震えて泣いているだけでは嬲り殺しにされるだけ。
 立たなければならないのだ。立って、立ち向かうなり逃げるなりをしなければならないのだ。
 だからこそ、クドラクに『立て』と繰り返し言っているのだ。
 それでも、知っていても、己がその悪意の標的にされれば怖気付くのが人の心というものである。
 現にティアラだって恐怖に震えていたのだ。今現在でも、何かの拍子に恐怖に囚われて蹲ってしまいそうなのだが…人間というものは得てして傍で泣き喚いているものや、狼狽えている者がいると、返って冷静になったりするものである。
 グダグダと続く愚痴を聞いているうちにすっかり冷静さを取り戻したティアラは、自分も恐怖を抱えているからこそ、延々と続く愚痴を黙って聞いていたのだが、忍耐の限界がそろそろ近づきつつあった。

 (置いていこうかしら)

 『Blutsauger』のメンバーを全く知らないわけでは無い。ネット歌手であり、吸血鬼モチーフという点でも被っている為、興味を惹かれて配信動画を観たこともある。ライブに行った事こそ無いが、動画で観て、メンバーの顔貌と、『Blutsauger』のライブを観に行った仲間(かぞく)から話も聞いて、大まかな性格は把握している。

 (ライブとは全く違うわ。コレが素なのかしら…。

 配信動画で観た、狂乱する獣の如き狂態を思い出して溜息をつく。
 動画で観たクドラクと、今目の前で延々愚痴りながら泣く少女。何方が素なのかは兎も角、余り行動を共にしたくは無いという点では共通している。
 狂った獣と、泣くしかしない少女。鉄火場では何方も邪魔でしかない。

 「森野彼方かバイロンならまだしも、何故貴女なのかしら……」

  ストレス溜まってきたので『Blutsauger』のベースと言い訳もできなくなったぞドラムの名前を挙げて愚痴る。

 「酷ッ!!まぁ私もそう思いますが………」

 …………肯定しないで欲しい。

 「はぁ…」

 本当に置いてけぼりにして、一人で移動を開始しようとした、その矢先。

 「見つけたぞ人間(ヒューマン)!!!この狩場の最初の獲物共よ!!!」

 長身の赤い人影が、ティアラの視界に乱入してきた。

◆

 「名乗りもせずに獲物呼ばわりとは、良い性根をしているじゃあない」

 「………………………ア◯カード?」

 害意を剥き出しにして、二人の前に傲然と立つ赤い人影。それに対してティアラは不快なモノを見る眼差しを向け。クドラクは痛いモノを見てしまった様な顔になった。

 「アルカードだ。我が名を二度と間違えるなよ。脆弱愚劣な人間風情が」

 「「…………………………」」

 ティアラとクドラク、揃って黙り込む。

 「チョットヤバくないですかコイツ(ボソッ)」

 「原作読んだのかしら………」

 余りにもアレなエアプ振りに、二人して顔を見合わせる。

 「人間風情がって………ファンが知ったらリンチですよリンチ」

 「……派手に燃えるでしょうね」

 殺し合いのの場にいる事も、先刻人が死んだ事も、一時的にとはいえ忘れさせる存在との遭遇に、二人は恐怖も緊張も忘れて話し出す。

 「誰か勘違いを教えてくれる人はいなかったんですかね」

 「『ぼっちの集い』を紹介……害悪でしかないわね。やめときましょう。こんなのは」


 【悲報】吸血鬼の始祖(自称)ガン無視される。


 「キサマ等!この私を前に随分と余裕じゃないか!!ええ、人間どもがっ!!!」

 「煩いですよエアプ(直球)」

 「お前が私達と出逢ったのは縁が導いた運命でしょうけど、こうも無様だと笑う事も出来はしない。道化としても面白味に欠けるわ」

 自分をガン無視して話に興じる────それも自分の悪口で盛り上がる女達に、アー◯ードもといアルカードが激怒し。
 アルカードが放つ害意に対して、女達は並んで敵意を示す。

◆

 「シャアアアアアアアッ!!!」

 奇声と共にアルカードが疾る。15mは有った距離があっという間にアルカードの間合いとなる。

 「のわッ!?」

 未だ地面に座り込んだまま、間の抜けた反応をするクドラクの顔面目掛け、手にした杭を突き込んだ。

 「フッ────」

 当然ティアラが見過ごす筈も無く、創造武具『コウモリ』を杭へと振るう。硬質な音を残して、杭が跳ね上げられた。

 アルカードが愕然とする暇も無く、アルカードの頭部へと横殴りに振われる日除け傘を、アルカードは膝を曲げ、腰を落として躱す。続いて追い討ちの頭上からの振り下ろしを、杭で受け止める。

 「グッ!?」

 受け止める───そんな意志など毛頭無かった。アルカード自身の腕力で以って傘を弾き飛ばすつもりだったのだ、
 それが、杭に込めた力を上回る力を加えられ、力負けして潰される無様は晒さずに済んだものの、抑え込まれてしまっている。

 「貴様────」

 信じ難く受け入れ難い事態に、思わず呻いた口元目掛け放たれる、呵責のない爪先蹴り。地面に転がって回避したものの、全身に土汚れが着いてしまった。

 「貴様、人間では無いな」

 「人では無かったとして、それがどうした。相手が人では無いから。バケモノだったから。負けても当然、仕方が無い。とでも言い訳をしたいのか」

 ティアラは嘲る。傲岸に、尊大に。唇の両端を吊り上げて、優雅に微笑う。悪鬼のように笑う。

 「随分と御立派な事じゃあないか。ええ、『伯爵』」

 クスクスと嘲笑するティアラに、アルカードの額に青筋が浮かび、みるみるうちに太さを増していった。

  「そして私は人間だ。残念だったなぁ。化物(フリーク)」

 ────怖っ!!

 傍らのクドラクが思わず竦む程の凄みを、今のティアラは帯びていた。

 ────何か先刻と雰囲気違いすぎるんですけど!!?アレですか?私には気を遣っていたんですか!。コレが素なんですかーーーー!!!!!
 コレが素とか怖すぎるんですけどーーーーーー!!!!!

 クドラクは今後ティアラには逆らわないようにしようと心に誓った。

 「言い訳もできなくなったぞ。さぁどうする?無様で惨めな『伯爵』」

 煽るだけ煽り、嘲るだけ嘲って、ティアラはアルカードをじっと観察する。

 アルカードは未だに創造武具もスキルも使用していない。対してティアラはというと、コウモリの柄を自身の手と融合させて、外見不相応な腕力を発揮できるようにしている。
 もしアルカードが、ティアラの爪先蹴りを躱せぅに被弾するなり、躱さずに受け止めるなりしていれば、腕力に比べて遥かに劣る脚の力に驚いた事だろう。
 ティアラの優位は創造武具あってこそだ、其処に気付かせずにこのままゴリ押す。
 アルカードを激昂させ、冷静さを欠いたまま向かって来させる。
 アルカードが創造武具とスキル、何方を持っているか、どんなものかは不明だが、所詮は今日いきなり与えられたモノでしかない。逆上して冷静さを欠いた頭では、使うことなど到底不可能。使うという発想すら出てこないだろう。
 逆に言えば、此処でアルカードが冷静さを取り戻せば、ティアラは窮地に陥る可能性が有るという事だ。
 ティアラはアルカードの能力について当たりをつけている。そして想像通りなら、二人纏めて殺されかねない。そうならないようにアルカードを挑発した。その結果は?
 傲然とした態度を崩さぬまま、ティアラはアルカードの理性が蒸発することを祈っていた。

 「良いだろう。夜族(ミディアン)の力…その身で知るが良い人間(ヒューマン)ッッッ!!」

 ティアラは賭けに負けた事を悟った。アルカードは激怒の余り、本気全力でティアラを殺しに掛かってきたのだ。

 「術式 解放」

 アルカードが『変わる』。
 ヒトとしての輪郭が崩れ、得体の知れないモノへと────バケモノへと変わる。

 「悲鳴を上げろ。豚の様な」

 崩れたアルカードの身体が急激に変化し、黒い大きな『ナニカ』がカタチを成していく。

 (最悪───)

 ティアラが推測していた通りの能力だった。こうなって仕舞えばアルカードの手数は実質無限に等しい。ティアラ1人では手に負えるものではない。
 クドラクの方に視線を向けると、超巨大な銀十字に口付けしていた。

 (何をやってるのよ!!こんな時に!!!)

 肉の裂ける音と共に、巨大な黒犬がアルカードの胸から『生えた』。

  「教育してやろう。吸血鬼の闘争というものを」

 アルカードの胸から生えた黒犬が、信じ難い速度でティアラ目掛けて襲い掛かる!!
 ティアラは最速で『コウモリ』との融合を行うが、クドラクに気を取られていた時間が致命的だった。融合がこの猛攻を凌ぐに足りる程に至るまでに、ティアラの上半身程もある黒犬の顎が、ティアラを噛み砕く事だろう。

 迫る黒犬の口腔がティアラの視界を埋める。
 此処で死ぬ。そう認識した瞬間。無念、悔恨、悲哀。それ等の感情が一度に溢れ出て、ティアラの胸中を埋めた。

 (イヤ────嫌)

 尊大な吸血鬼の仮面が剥がれ落ち、素のティアラの精神が露出する。

  「────!」

 ティアラの喉が、声にならない音を絞り出す。
 黒犬がティアラの上半身を飲み込もうとしたその瞬間。

 轟音と共に、黒犬は地面にめり込んでいた

 「────は?」

 あまりの展開に、流石のティアラも間の抜けたリアクションしか出来ない。
 地面にめり込んだ黒犬の頭部に半ば埋まる、超巨大な銀十字。そしてその銀十字を持つ者は────。

 「調子こいてんじゃねえぞクソキモいゴミクソエアプがああああ!!!!」

 創造武具『トリップ・オブ・パニッシュメント』その内部に充填された興奮剤を吸引する事で、最高にハイッッな状態となったクドラクその人だった。

 「何時迄も調子こいたクソボケのごっこ遊びに付き合ってやってる暇なんざねぇんだよクソがッッ!!テメェの引き抜いたチ◯ポコでその口塞いでやるよぉぉ!!!!」

 先刻まで愚痴垂れながら泣いていた少女とは到底思えない。
今この時こそが、『Blutsauger』の凶獣クドラクが、バトルロワイアルに参戦した瞬間であった。

◆

 『ヒャアアアアアアアアアッッ!!!!!!」

 銀の質感と光沢を持つ巨大十字架を振り翳し、クドラクがアルカード目掛けて奔り出す。
 呆然となっていたアルカードが行動を起こそうとした時────轟音と共に、アルカードの胸から背にかけて生じた熱い感覚。
 吸血鬼化した事による再生能力で、傷が塞がっていくが、完全に塞がる前に二度、三度と撃ち込まれる銃弾。
 銃撃により崩れた体勢をアルカードが立て直した時には、既に遅く、アルカードの脇腹に唸りを立てて巨大十字架がめり込んでいた。

 「ゴォァッッ」

 肉が潰れ、骨が砕ける音を残してアルカードの身体が吹っ飛ぶ。
 それを追いかけたクドラクは、アルカードを再度射程圏内に捉えるなり、頭目掛けて銀十字を振り下ろす。
 超重量の銀十字と、それを小枝の様に振り回す腕力。その二つの相乗は、アルカードの頭部を叩き潰し、地面に深い穴を穿った程だ。

 「クタバレや。クソが」

 頭部の無くなったアルカードに吐き捨てたクドラクが、ティアラの方へと歩み寄る。

 「あんな雑魚に殺されかかるとかよぉ。随分と調子こいてた割には情け無ぇなあ!オイ」

 「随分な言われようね」

 「あんなカス相手のギグじゃあ物足りねぇなぁ。続けて二曲目いって良いか。つかイクぞ」

 言った途端に、ティアラ目掛けて両手を伸ばし、押し倒すと馬乗りになった。

 「女相手は久し振りなんでなぁ。勝手を思い出すまでちと痛いかもだが…知った事じゃねぇ」

 無表情のまま自分を見上げるティアラに、クドラクは獰猛に笑うと、ティアラの胸元の服を引き裂こうとして、宙へと跳ね上げられた。

 「はぁっ!!?」

 何という事は無い。『コウモリ』と完全に融合したティアラが、腰の動きだけでクドラクを飛ばしたのだ。
 立ち上がり、ティアラの頭部よりも高く飛ばされ、落下してくるクドラクの胸倉を掴むと、振り回して地面へと叩きつけた。

 「グハッッ」

 頭からでは無く背中から落としたのは、ティアラのせめてもの情けだ。

 「貴女こそ思い上がるんじゃあないの。私が上で、貴女が下」

 次やったら殺すぞと言外に込めて脅しつけると、興奮剤でラリった頭でも力の差を理解したのだろう。クドラクは無言で首を縦に振った。

 「宜しい」

 クドラクを引きずり起こすと、ティアラは無言で思案する。


 (そう言えば『あの子』が、ライブに行った時に、興奮したメンバーに襲われそうになったって言っていたけれど)

 動画で観た限りでは異様に目つきの悪い上に、言動が粗野で粗暴だったので、ウピエルかと思っていたが……。

 (編集されていたのでしょうね)

 あの動画は相当編集されていて、そのまま出すとR18不可避だとか、ライブを観に行ったメンバーが言っていたが、多分R18の部分の大部分がこの女によって生み出されている。ティアラはそう確信した。

 「置いていくべきかしら「ボソッ)」

 とはいえ結構な戦力ではある。悩ましいところではあった。


【C-8/一日目/深夜】

【吸血姫ティアラ】
[状態]:健康 精神的疲労(小)
[装備]:『コウモリ』@想像武具
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3
[思考・状況]基本方針:生存
1:生き残る為に行動する
2:あのエアプといいクドラクといい……
〔備考〕
『コウモリ』と融合中です



【クドラク】
[状態]:健康 興奮(中) ティアラへの畏怖
[装備]:『トリップ・オブ・パニッシュメント』@想像武具
[道具]:基本支給品、レイジング・ブルModel454(2/5) ランダム支給品×1~2
[思考・状況]基本方針:ティアラについていく
1:ティアラさん怖い
[備考]
『トリップ・オブ・パニッシュメント』の興奮剤を吸引してテンションが昂っています。

支給品解説
レイジング・ブルMdel454
454カスール弾を使用する強力な回転式拳銃。弾数は5
弾数はVRなので弾切れは無いのだが、威力の高さから、一度撃ち切ると30秒間後に弾丸が再装填される。


 ティアラとクドラクが立ち去って十分後。

 「オオオオオオオアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!!」

 スキルにより得た最性能力に拠って、頭部を再生したアルカードが咆哮していた。

 「この私が!人間に!!人間如きに!!!」

 それはあり得ない。あってはならない事態。
 それは恥辱。必ず晴らすべき汚辱

 「許さんぞクソ虫共オオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」



 エアプ全開で怒り狂うアルカードであった。



【アルカード】
[状態]:健康 激怒(天井突破)
[装備]:制御術式開放@スキル 杭
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2
[思考・状況]基本方針:人間共に吸血鬼の始祖の力を教育する
1:あの女達(吸血姫ティアラ&クドラク)をブチ殺す

[備考]
スキル『制御術式解放』により、人外の再生能力を得ています。

支給品解説
『杭』
Fate/Apocryphaでヴラド三世が生やしてくる杭と同じ外見の品。
硬度も重さも外見相応だが、VRなので打撃や斬撃では壊れない。その代わり火には滅法弱い。


前話 次話
003:何もないレグルス達 投下順 005:VRCのバトロワに参加するのじゃ! 狂気の狸狩り編
003:何もないレグルス達 時系列順 005:VRCのバトロワに参加するのじゃ! 狂気の狸狩り編

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GAME START 吸血姫ティアラ シンパシー
GAME START アルカード 問題児と問題児
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