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オリロワVRC @ ウィキ

輝くために

最終更新:2023年03月12日 07:53

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輝くために


 獣人との出会いをきっかけに勇気を得たショウは、まず歩き始めた。
 雪をかたく踏みしめながら歩いていくと、切り立った崖へと辿り着いた。
 そこからは海を見下ろせた。この海を見るために、島の南岸まで来たのだ。

 時刻は黎明にさしかかった頃で、海はまだ暗い。
 ときおり起こる波しぶきと、忠実に再現された潮のにおいで、かろうじてそこに海があると認識できる。
 そんな虚構の海をあてどなく眺めていると、昔のことを思い出した。

 ショウは漁業の盛んな地域の生まれで、幼少期から海と親しんでいた。
 やり場のない感情を抱えたとき、ショウはいつも海を眺めた。
 元来の内気な性格から、ショウは悩みを誰かに話すことができなかったのだ。
 有名な歌のとおり、広く大きい海は、幼いショウの感情を等しく受け入れてくれた。
 飼い猫を喪った悲しみ。友人との口喧嘩で生じた怒り。片思いの相手に振られた後の心の痛み。
 両親の反対を押し切って都会へ出ていくことを決めたのも、海を見ていたときだった。

「……こうして海を見るの、久しぶりだ」

 多くの若者の例に漏れず、都会の荒波に揉まれて、ショウは精神をすり減らした。
 似たような境遇の同僚に頼ることはできない。ましてや上層部に待遇の改善を求めることなど、どだい無理な話だ。
 そうした八方ふさがりの状況に置かれては、視野狭窄に陥るのも当然。
 次第に海に行く余裕すら失くしてしまっていた。

「あの獣人のアバターには感謝しないと」

 ショウは獣人を思い出して、わずかに微笑んだ。
 殺されずに済んだというだけで、感謝をするというのも妙な話ではある。
 しかし、あの獣人と邂逅したからこそ、海を訪れるための一歩を踏み出せたのだ。
 そして海を見たことで、いくらか凪いだ心を取り戻した。

「……よし」

 今このタイミングで、ショウは決心した。
 殺し合いの是非、それから自分自身のスタンスを。
 すう、と大きく息を吸い、叫ぶことで意思を確固たるものにしようとして――

「静かに」

 ――男の声に制止された。

 背後の声を聞いたのと同時に、右の首筋に走る冷たい痛み。
 やや遅れて、その痛みは首元に刃物を置かれたせいだと気付いて、ショウは苦い顔をした。
 殺し合いの最中(さなか)、無防備な背中を晒し続けるというミスに、ようやく思い至ったからである。

「従わなければ、首を飛ばすことになる」

 抑揚のない言葉には、有無を言わさない圧力があった。
 ショウは震えるように顎だけを上下させて、肯定を示した。


□


 T.A.SはG-1から南下し、H-1の南端に到着。それから東方向へと移動していた。
 目的は参加者の捜索。
 より具体的には、効率的に事を運ぶためには邪魔になる、とある懸念の排除。
 それは“参加者が端のエリアに留まる可能性”だ。
 参加者のデスゲームへのスタンスにかかわらず、それは存在する。
 このゲームに消極的な参加者は、安全地帯を求めて島中心部に行かない可能性がある。
 その一方で、積極的な参加者も、序盤は隠れて体力を温存しようとする可能性がある。
 蓋然性がある、とまでは言えない可能性を、それでもT.A.Sは潰しておきたかった。

 幸いにして、雪原のエリアは捜索に向いていた。
 なにしろ雪に覆われているのだから、移動するときに必ず足跡を残すことになる。
 T.A.Sは地面を注視しながら東へと進み、H-2のエリアを通過した。
 そして、ようやく数メートル先に人影を認めた。

(海を見ている……まさか、飛び降りようとしているのか?)

 まるで周囲を警戒せずに、崖から海を眺める人物。
 その様子から自殺志願者と予想して、T.A.Sはそのまま観察を続けた。
 対象が戦力になるか否かも不明な現状で、自殺をやめさせる理由はない。
 それに加えて、自殺を止めるには相応の時間と労力を必要とする。
 つまり、戦力と労力とを天秤にかけて、T.A.Sは後者を選択したというわけだ。

 T.A.Sの思考は明瞭だった。
 飛び降りるなら、見殺しにして支給品を回収する。飛び降りないなら、接触を図る。
 二つに一つだと考えていたT.A.Sの思惑は、裏切られることになる。
 対象の人物が、めいっぱい息を吸いこむ動作をしたのだ。

「……!」

 不味い、と思うが早いか、T.A.Sは駆け出していた。
 大声を上げる行為は、参加者を呼び寄せる結果をもたらす。
 それは必ずしも不利益ではないが、この時点、そしてこの場所では不味い。
 巨人・エクスキューショナーを引き寄せてしまう確率が高いからである。

(あの巨人はオレをターゲットにするだろう。
 先刻と同じ要領で回避はできるが……無駄骨を折るのは遠慮したい)

 T.A.Sはエクスキューショナーに参加者を間引かせようと目論んでいる。
 それゆえに、あえて殺さずに放置したのだから、また遭遇するのは無駄な労力だ。
 そうした思考をすればこそ、大声を上げさせるわけにはいかなかった。

「静かに」

 T.A.Sは叫ばんとする人物の背後に駆け寄ると、手にした剣をその首元に置いた。
 すぐにも現状を理解させるため、首筋に血がにじむ程度に刃を当てて、痛覚を刺激する。
 震え出した相手を見て、T.A.Sは主導権を得たことを確信した。


□


「――つまり、もし貴様が叫んでいたら、高確率で危険人物を呼び寄せていたということだ」
「なんだ、そういうことだったのか。驚かすなよ……」

 緊張の走る邂逅から十数分後、二人はH-3エリア中央の市街地を歩いていた。
 T.A.SがFPSでいうところのクリアリングをしながら先導して、ショウはそれに追従する形だ。
 その道中で、ショウはT.A.Sから諸々の説明を受けた。
 刃を向けた理由、そして主催者に対抗する集団を作り上げる目的と、その方法について。
 とても簡潔に進められていく説明に、ショウは感心すると同時に動揺していた。

(コイツ、いくらなんでも冷静すぎるだろ!?
 見た目の年齢はそんなに変わらない……って、アバターだから中の人とは別か)

 異常事態に巻き込まれているとは思えないほど冷静なT.A.S。
 なかば生を諦めたような行動を取り、ようやく踏み出してからも悠長に海を眺めていた自分とは雲泥の差だと、ショウは自嘲した。

(もしかして、コイツ中身は相当なオジンか?)
「何をじろじろと人の顔を見ている?」
「ああ、いや気にしないでくれ」
「……?まあいい。そろそろ貴様の意思を聞こう」

 いまひとつ腑に落ちていない顔をしつつも、話を先に進めるT.A.S。
 鋭利な視線を浴びながら、ショウは迷わずに宣言した。

「ああ。俺は殺し合いにあらがうと決めた。アンタに協力する」
「そうか。ならばこれを渡そう」

 そう言ったT.A.Sの手には、鞘に納められた剣があった。
 ショウはそれを受け取り、中身を検める。シンプルなショートソードだ。
 さっそく腰に携える。服装と合わせると、さながら本物の勇者のように見えるだろう。

「これは?」
「オレの支給品だ。使うといい」

 T.A.Sの言葉はどこまでも端的だ。
 ショウは説明をロクにしない上司のことを思い出して、ちょっと苛立ちながら質問を重ねた。

「いや、それはありがたいけど……。
 どうして俺に武器が無いってわかったんだ?」

 質問に対するT.A.Sの返答は、まず溜息。それから端的な説明だ。

「今まで武器を出すタイミングはいくらでもあった。
 しかし貴様は何もしていない。このことから、使用できる武器を所持していないと考えた」

 T.A.Sの推理は当たっていた。
 ショウの支給品に刀剣の類はなく、そのため武器を装備していなかった。
 おそるべきはT.A.Sで、周囲のクリアリングと同時に、同行者のことも抜かりなく観察していたのだ。
 冷静さはもちろんのこと、その洞察力にも舌を巻く。
 ショウは、T.A.Sに対して信頼感を抱き始めたことを自覚した。

「アンタが熟練のゲーマーなのは理解した。これからよろしく頼む」

 その意思も込めて、T.A.Sの前に手を差し出す。
 しかし、その手は握られることはなかった。

「今後は警戒を怠らないことだ。
 オレがその気なら、貴様はあの崖で死んでいた」

 鋭さを増したT.A.Sの視線に、ショウは射竦められた。
 その言葉を正論だと認めたからこそ、何も言い返すことができない。
 そうしてやり場を失くした手を握りしめたとき、T.A.Sから言葉をかけられた。

「その格好は勇者がモチーフだろう?」
「え?……そうだけど」
「それならば、勇者の名に恥じない行動をするといい」
「……ああ!」

 T.A.Sの言葉を、ショウは驚くほどすんなりと受け止めることができた。
 就職してからこっち、真摯なアドバイスを向けられることなど皆無だった。
 それゆえに、T.A.Sの厳しくも真面目な言葉は、ショウの心に刺激を与えることとなった。

(そうだ。俺は踏み出した……踏み出すことができた。
 ゲームの勇者のように輝くことだって、できるはずだ!)

 真の勇者は、まだ誕生していない。


【H-3・市街地/一日目/黎明】
【ショウ】
[状態]:健康、精神的疲労(小)、勇気
[装備]:レグルス@スキル、ショートソード
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3(確認済み)
[思考・状況]基本方針:殺し合いに反抗する
1:T.A.Sと協力して、対主催者の集団を作る。
2:誰か(レオンハート)は知らないけど、一歩を踏み出す機会をくれてありがとう。
[備考]
T.A.Sからマキシムとエクスキューショナーの情報を得ました。


【T.A.S】
[状態]:健康
[装備]:無銘剣フィン@創造武具
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]基本方針:主催者込みで皆殺し
1:出来得る限り効率よく殺していく
2:まずは殺し合いに乗っていない者達を集めて、乗った者達を始末していく。
3:当分は殺し合いに乗った者は出来るだけ殺さない(第一回放送まで、以降は状況次第)
[備考]
マキシム及びエクスキューショナーと交戦しました
エクスキューショナーの創造武具だかスキルだかの能力を、『処刑刀の重量を増す』ものだとしました

『支給品紹介』
【ショートソード】
T.A.Sに支給された。全長70cmほどの西洋剣。先端ほど鋭い設計の剣。


前話 次話
021:アサルトリリィ -猫に寄りそう乙女の作法- 投下順 023:Lunatic delusion -それでも罪人は愛を唄う-
021:アサルトリリィ -猫に寄りそう乙女の作法- 時系列順 023:Lunatic delusion -それでも罪人は愛を唄う-

前話 登場人物 次話
何もないレグルス達 ショウ ハズレスキル
凶人同士理解(わか)りあう T.A.S ハズレスキル


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