そして物語(せかい)は、悪徳に螺子(ねじ)曲がる
◇
凍獄(ニブルヘイム)の戦場がここに具現した。
呪怨を宿した独眼の畜生が居る、親友の仇が眼前に居る。
だが、その心は太陽の如く熱くとも、凍土の如く頭は冷静に。
「――茜を殺した、あの時の」
憎しみと怒りの全てを抑え込める訳では無い。
ただ、それだけでは負けてしまうと理解(わか)っている。
あくまで珠が離脱するまでの時間稼ぎなのだから。
だが、眼前の敵は、余りにも不気味なように思えた。
輪郭がぶれている、というべきか。なんと言えば良いのか、安定していないのだ。
まるでその姿かたちが蜃気楼のように曖昧に見える。
一瞬だけ羆の姿に映ったり、かと思えば元の姿に戻ったり。
「……なるほど、そういうことか。あの女はやつが殺したということか」
一方の事、
独眼熊はあの氷漬けになった少女の死体に合点が行った。
クマカイ、野生と言う矜持に縋り付いていただけの哀れな輩。氷の棺に眠っていた少女の下手人はやつだったということか。弔いのつもりだったのだろうか、それとも別の要因が働いたのか。
「どういう、意味?」
「貴様には関係のない話だ。――退け小娘」
尤ものこと、独眼熊には関係のない事だ。
己はもはや退治されるだけの獣ではない、人間を喰らう狩人。
怪異の軛より脱却し、"己を蔑ろにした神楽春陽を継ぐ者の血を滅ぼす"
氷使いの異能の小娘は油断ならないが、真の宿敵の気配を感じ取った今、相手にする時間すら惜しい。
「―――」
脳内に迸るノイズ。湧き出る誰かの怨嗟。
己の内に巣食う"それ"の鼓動。抑えきれるものではない。
■■■が顕現した今、独眼熊もまたその影響を受ける。
『我には殺さなくてはならぬ相手がいる。退かぬならここで死ね』
「………!」
その"変質"は、氷月海衣ですらはっきりと分かる程。
何かへの怒り、何かへの憎悪。氷月海衣が朝顔茜を殺した相手へと抱く感情と同じ。
この畜生もまた、復讐者なのだと、本能的に察したのだ。
「……残念だけど、それを聞いたら尚更通せない」
だが、それを聞いたら尚更の事だ。そもそも茜の仇を相手に「はいそうですか」と従える訳がない。
仲間が狙われているかも知れないというのなら、尚更の話であるがゆえに。
『愚かな、只人ならば見逃しても構わぬつもりだったが、汝も朝廷に与するなら容赦はせん』
"独眼熊(■■■)"が、そう残念そうに呟いた。
もはや容赦はなし。朝廷に、あやつに与するなら須く同罪である。
『「……殺し、引き裂き、その肉ばら撒いてやろう」』
「私は死なない。いや死ねない。まだ、何もわからないままで、死ぬ訳にはいかないから」
両者平行線。獣(のろい)は鏖殺のため、氷結少女は守るため。
だが、両者に共通する断片があるならばそれは復讐である。
大切なものを奪われた、その為の復讐心はある。
だが、それに踊らされるほど激情はしない。
独眼熊の背後に蠢く、黒い影。
■■■■への憎悪を体現するかのように揺らめく赤い瞳。
それがここの相手の異能なのかと、海衣が脳内で思考する。
では始めるとしよう、二人の復讐者。怪異と人間の戦いの前哨戦。
本命(かのじょ)は来るまで、あと少し
☆
世界というのは身勝手。
自分の知らない間に、人の心に土足で踏み込んで勝手に荒らしていく。
あの時だって、何も知らない自分の周りで大切なものが勝手に壊れていく。
『私は、時間を稼ぐ。だから、行って』
世界というのは身勝手で。
望んでもいないのに、勝手に何処かへ行ってしまおうとする。
『いき……たまえ。ボクから、伝えられることは……、すべて伝えた。
キミたちの……、無事を……、祈る』
世界というのは身勝手で。
望んでもいないのに、勝手に背負い込んで泥の底へ落ちていこうとする。
『妾の行く先こそが王道である。
駄剣は妾をどこぞに導こうとしているようだが、妾が駄剣の一振りごときに意志を変えられることはない。
まして、小娘一人の勝手に振り回されるはずもなかろう』
世界というのは余りにも身勝手で。
そんな訳のわからない理由に殉じようとする。
『信じてくれ圭ちゃん! 俺はなにもやってない!』
『この期に及んでまだ嘘を付くのかよ、哉太!』
『珠ちゃん。あなたの記憶、あなたの想いはあなただけのモノだから。大切に…………大切にしてね』
『…………いいの、先生を……困らせないであげて』
ああ、そうだ。誰も彼も身勝手だ。
私はただ踊らされるだけで。
世界はどこまでも身勝手だ。
こんな悲劇、私は望んでいないのに。
だけど、自分がやれることなんてたかが知れている。
ただ、何かが起こる事がわかるぐらいで、それ以外何の役にも立たない。
けれど、どうしようもないこの。こんな悲しいことが。
違う。自分は守られるだけの立場に甘んじていただけかも知れない。
頼れる大人や仲間っていう逃げ場で怯えていただけかも知れない。
もう、そんな事は嫌だった。
自分が無力だからって、眼の前の悲劇や死を受け入れられるほど強くなれるわけがない。
そんなの、嫌に決まってる。
だから、こんな現実否定できてしまえれば、と思う。
ウイルス騒ぎだとか、化け物騒ぎだとか、山折村の伝承だとか。
心底ふざけないでって思う。
巻き込まれる私たちの身にもなって欲しい。
私はこの山折村の事が好きだ。
みんながいるこの場所が好きで、ほんの少し不穏なことがあったとしても。
それもまた村特有の因習だかもそこまで気にしなかったから、嫌いでもなかった。
それが、何もかもめちゃくちゃになってしまった。
運命に逆恨みしても同しようもないことだなんて分かっている。
それでも、たくさん犠牲がでて、たくさん酷いことがあって。
世界が変わってしまったというのなら、私も変わってやる。
世界が理不尽だというのなら、私はそれ以上の理不尽になってハッピーエンドを掴んでやる。
光が、見える。今までと違う、青い光の束。
阿弥陀籤みたいに、たくさんの光の糸が、たくさんの可能性(みらい)を映し出して。
その光の糸に触れれば、私は二度と元へと戻れないという予感を感じながら。
それでも―――もし、こんな残酷な現実を否定できるというのなら。
全てを救えなくても、せめて海衣さんや先生を、私の大切な人たちを救える力が手に入るとしたら。
―――私は。
『ぐじゅ、ぐじゅぐじゅ』
『脳髄が撹拌する』
『壊れ、目覚める。異能はストレスにより、さらなる段階(ステージ)へ』
『何故ならば、彼女は――』
『既知を壊すのは常に、歪んだ人の情念である』
※"日野珠(■■■■)は、既に限界を迎えました"
☆
「―――日野、くん?」
スヴィアにとって、何が起こったのかと言われれば、それを言葉として表す事はできない。
何故なら、何が起こったのか、本当にわからないからだ。
朦朧とした意識が、無理矢理覚醒させられたような、それ程の衝撃だ。
「……先生、ごめんなさい。私は、もう私に正直になることにします」
ほんの少しの後悔と、金色に錯覚するような決意から告げられた言葉が、火の玉の如く少女の口から飛び出した。雰囲気が変わったというべきか。いや、日野珠という少女の本質に変わりはない。
行動力の化身、思い立ったが吉日。
だが、それでも。何かが、変わった。
ストレスによってウイルスが活性化されたのか、スヴィアが真っ先に思考した仮説がそれになる。
だが、これは何だ? 何かが違う。ストレスによるウイルスの活性化と言うには、余りにも。
これは、まるで――。
「……日野くん。その、右目……?」
「……右目、ですか? 私は大丈夫ですよ?」
スヴィアから見た日野珠の変質。その右目が、黄金色へと変化していたことだ。
まるで、何かが宿ったかのような、そんな錯覚に陥るような。
だが、日野珠自身が不調を及ぼしたわけでもない。
「"スヴィア先生"。さっきの提案だけど、多分それしたら先生死んじゃう」
「なん、だって?」
その、断言するかのような言葉には、驚きを隠せない。
日野珠の異能は、あくまで何かのイベントが起きる、と言う漠然としたものしか分からないのだ。
そのはず、なのだ。
「…………………ボクが、何かしら巻き込まれて?」
「うん。多分、特殊部隊の人の戦いに巻き込まれて」
スヴィアの異能にて感知した上階の異変。
恐らく特殊部隊が巻き込まれたであろうアクシデント。
それで、放送室に向かった途端に自分も巻き込まれて命を失う、という筋書きになるのなら妥当性はある。
「まだ、ここにいた方が生き残れる。それにやっぱり、春ちゃんは放ってはおけない」
「…………っ」
どうして、ここまで自信に満ちた物言いなのか。
どうして、そう分かったかのように言えるのか。
これではまるで、「未来をその眼で見たような」口ぶりではないのか。
これは、異能なのか。本当に、これは異能なのか。
「……本当なら、先生には安全な場所で休んでほしんだけれど。多分、私の隣しか安全な所、無いかも知れないから」
「……そう、か」
最も、スヴィアには選択の余地はない。放送を利用するプランは後回し。
日野珠に担がれ、流れるままに身を委ねる他無い。
「ごめんね先生。本当は先生のことも手伝いたいんだけれど。やっぱり私、これ以上大切な人みんなに死んでほしくないって。……わがまま、かな?」
「構わない……さ。どうせ、一人では。それに………」
死んでほしくないと言われて、許してくれると言われて。今更命を投げ出すつもりなど無い。
だが許されないとしても、許してくれたこの尊き少女の優しさが、とても暖かったから。
「……ボクはまだ、生きていても良いんだね」
「……当たり前じゃないですか、死なせませんよ先生。絶対の絶対です」
そんな本音(よわね)を、日野珠は肯定する。絶対に死なせないと。もう誰も取りこぼしたくはないと。
既に手遅れがあったとしても、それ以上はさせないと。
煌めく黄金瞳(アイオーン)が、その意志(エゴ)に呼応するかのごとく、その瞳孔に世界を映し出している。
「……そう、か。じゃあ、素直に、頼らせて、もらうよ……」
その太陽の如き心地よさに、スヴィアは委ねることにした。
だが、委ねたとして、ある疑問に対して思考は続けている。
日野珠の変化。ウイルスのさらなる活性化で瞳の色が変わる?
ただ、本当にそれだけで済むはずがない。それ以外の何かが起こったはずだ。
何せ、まるで未来を見たかの如き彼女の言い方。
それは彼女の異能の発展なのだろうか。安全・危険を可視化出来るようになったのか。
それはまだ、分からない。
(……まさ、か)
だが、ほんの少しだけ、浮かんでしまった憶測がある。
自称女王の尊大な口ぶりに忘れそうになったことだ。
忘れているわけではなかったが、忘れてはならない最重要のファクター。
未だ判別方法すらわからない原点。終わりの始まりにして始まりの終わりに位置するもの。
(――――日野くんが、女王?)
それは、荒唐無稽の極みの如き一つの推論でしかなく。
それは、希望が近くにいるという喜びなのではなく。
何か途轍もない何かが生まれたしまったことへの、危機感のような感情だった。
【E-1/地下研究所・B3 感染実験室前廊下/1日目・夕方】
【
日野 珠】
[状態]:疲労(小)、
異能■■(???)、
右目変化(黄金瞳)、
???
[道具]:H&K MP5(30/30)、研究所IDパス(L3)、黒い粉末、錠剤型睡眠薬
[方針]
基本.――世界が理不尽だというのなら、私はそれ以上の理不尽になってハッピーエンドを掴んでやる。
1.『光』を頼りに、スヴィア先生を安全な場所に避難させたい。あと姫ちゃんの事が心配
2.みか姉に再会できたら怒る。
3.春姫に再会できたら怒る。
4.―――――――――
[備考]
※上月みかげの異能の影響は解除されました
※研究所の秘密の入り口の場所を思い出しました。
※『Z計画』の内容を把握しました。
※『地球再生化計画』の内容を把握しました。
※黒い粉末をそのまま吸い込むと記憶を失い、再度ゾンビになる抽選がおこなわれます。女王感染者はゾンビになりません。
※異能が
■■しました。スヴィアの推測では安全・危険の判断が可視化出来るようになったとされていますが、実際何が起こったのかは不明です
※"日野珠(■■■■)は、既に限界を迎えました"
※"日野珠(■■■■)は、既に限界を迎えました"
※"日野珠(■■■■)は、既に限界を迎えました"
【
スヴィア・リーデンベルグ】
[状態]:重症、背中に切り傷(処置済み)、右肩に銃痕による貫通傷(処置済み)、眩暈、日野珠に対する安堵(大)及び違和感(極微小)
[道具]:研究所IDパス(L1)、[HE-028]のレポート、長谷川真琴の論文×2
[方針]
基本.もしこれがあの研究所絡みだったら、元々所属してた責任もあって何とか止めたい。
1.VHの解決方法を天原に連絡する。と言いたい所だが何か不穏なことが起こっているらしい……?
2.特殊部隊を欺き、犠牲者が出るのを遅らせる
3.犠牲者を減らすように説得する
4.上月や花子くん達のことが心配だが、こうなれば一刻も早く騒動を収束させるしかない……
5.……日野くん?
[備考]
※黒幕についての発言は真実であるとは限りません
※日野珠が女王であるという憶測が浮かんでいます、ただし真実であるとは限りません
☆
魔王が世界に現れたとき、それを倒す勇者も世界に生まれる。
魔王が力を強めれば、聖剣もその力を増す。
魔王が命を散らせば、聖剣もなまくらへと戻る。
だが、既に魔王の力は■■■によって取り込まれた。
純粋無垢なる願いの糧となった。つまり、生きてもおらず、死んでもいない。
魔王の魂は消えとも、魔王の力は別の呪いとなって存続する。
魔王無き今、魔王の力だけが残っているという矛盾の上で、聖剣はまだ力を保ったまま。
厄災の元へと、呪いの断片の元へと向かう神楽春姫は未だ知らない。
その矛盾が周囲に齎した影響を、まだ彼女は知らない。
奇跡は反転した、魔王の魂は大いなる呪いの糧となった。
世界は裏返る。裏返って裏返って裏返り続けて、元には戻らない。
もう取り返しはつかない。
物語は歪みきった。
「――今、往こうぞ」
全てが歪みきった事に、神楽の姫は未だ気付くこと無く。
自らが女王であるという確固たる自信もまた。
もしそれすらも、もし仮に偽りであった時、彼女は。
【E-1/地下研究所・B3 動物実験質前廊下/1日目・夕方】
【
神楽 春姫】
[状態]:健康
[道具]:AK-47(30/30)、血塗れの巫女服、ヘルメット、御守、宝聖剣ランファルト、研究所IDパス(L1)、[HE-028]の保管された試験管、山折村の歴史書、研究所IDパス(L3)
[方針]
基本.妾は女王
1.御守に導かれる先に赴く
2.研究所を調査し事態を収束させる
3.襲ってくる者があらば返り討つ
[備考]
※自身が女王感染者であると確信しています
※研究所の目的を把握しました。
※[HE-028]の役割を把握しました。
※『Z計画』の内容を把握しました。
※『地球再生化計画』の内容を把握しました。
※魔王が村に顕現したことで、宝聖剣ランファルトの力が解放されました。
だが既に魔王は呪いに取り込まれました。でも聖剣の力はまだ残っています。ナゼデスカ?
☆
『―――?』
■■■だけが、その違和感に気づく、だけ。
依代(独眼熊)に、何か。
自らの憎悪と共存し、同調し、独眼の熊は■■■の望みに従う。
ならば何の問題もない。
■■■は蘇った。彼の者の身体を得て蘇った。
あとは時さえ来ればいい。そうすれば望みは叶う。
忘れられた怨念は昇華され、その果てに尊き願いは成就する。
それでいい。それまでは、この独眼熊は―――。
■■■は気にしない、気にすることすら無い。今はただ、この邪魔をする少女を相手取るだけだ。
☆
"オマエタチ"は身勝手だ。
呪いだかなんだかで、お前たち人間は獣の領分を犯す。
ウイルスもお前たちの憎しみも関係あるか。
野生(おれたち)を好き勝手にしたオマエタチは、報いを受けろ。
野生(おれたち)を穢した■■■(オマエ)も、報いを受けろ。
俺はお前の道具(からだ)じゃない。
―――ぐじゅ、ぐじゅぐじゅ。
―――異能は進化する、異能は進化し続ける。
―――ウイルスは進化する、適応する。
―――ケモノは適応する。否定するために、否定するために。
『まだお前の操り人形のままで居てやる、■■■。だが―――』
【E-1/地下研究所・B3 解析室前/1日目・午後】
【
氷月 海衣】
[状態]:罪悪感、疲労(大)、精神疲労(大)、決意、右掌に火傷
[道具]:H&K MP5(30/30)、スマートフォン×4、防犯ブザー、スクールバッグ、診療所のマスターキー、院内の地図、一色洋子へのお土産(九条和雄の手紙付き)、保育園裏口の鍵、緊急脱出口のカードキー、研究所IDパス(L3)
[方針]
基本.VHから生還し、真実に辿り着く
1.侵入者を足止めした後、花子たちと合流する。
2.研究所の調査を行い真実を明らかにする。
3.女王感染者への対応は保留。
4.茜を殺した仇(クマカイ)を許さない
5.洋子ちゃんにお兄さんのお土産を届けたい。
[備考]
※『Z計画』の内容を把握しました。
※『地球再生化計画』の内容を把握しました。
【独眼熊】
[状態]:『巣くうもの』寄生とそれによる自我侵食(大)、クマカイに擬態、知能上昇中、烏宿ひなた・犬山うさぎ・六紋兵衛への憎悪(極大)、神職関係者・人間への憎悪(絶大)、異形化、痛覚喪失、猟師・神楽・犬山・玩具含むあらゆる銃に対する抵抗弱化(※※※)、全身にダメージ(大)、分身が一体存在、異能■■中、※※※?※※※?、ウイルスとの適合率増大・現在進行系で適応中?
[道具]:リュックサック、アウトドアナイフ
[方針]
基本.『猟師』として人間を狩り、喰らう。
1.己の慢心と人間への蔑視を捨て、確実に仕留められるよう策を練る。
2.巣穴(地下研究施設)へと入り、特殊部隊の男(大田原源一郎)と共に特殊部隊含む中の人間共を蹂躙する。
3.人間共を率いた神楽春陽の子孫(神楽春姫)を確実に殺す。
4.隠山(いぬやま)一族は必ず滅ぼし、怪異として退治される物語を払拭する。
5."ひなた"、六紋兵衛と特殊部隊(美羽風雅)はいずれ仕留める。
6.正常感染者の脳を喰らい、異能を取り込む。取り込んだ異能は解析する。
7.『まだお前の操り人形のままで居てやる、■■■。だが―――』
8.???
[備考]
※『巣くうもの』に寄生され、異能『肉体変化』を取得しました。
※
ワニ吉と気喪杉禿夫とクマカイと八柳藤次郎の脳を取り込み、『ワニワニパニック』、『身体強化』、『弱肉強食』、『剣聖』を取得しました。
※知能が上昇し、人間とほぼ同じ行動に加え、分割思考が可能になりました。。
※分身に独眼熊の異能は反映されていませんが、『巣くうもの』が異能を完全に掌握した場合、反映される可能性があります。
※分身に『弱肉強食』で生み出した外皮を纏わせることが可能になりました。
※■■■の記憶の一部が蘇り、銃の命中率が上昇しました。
※烏宿ひなたを猟師として認識しました。
※『巣くうもの』が独眼熊の記憶を読み取り放送を把握しました。
※脳を適当に刺激すれば異能に目覚めると誤認しています。
※■■■■が封印を解いたことにより、『巣くうもの』が記憶を取り戻しつつあります。完全に記憶を取り戻した時に何が起こるかは不明です。
寿ぐが良い、大地の流血を以て、我は何れ―――
※手遅れです手遅れです手遅れです手遅れです手遅れです手遅れです。適合は始まりました。もう手遅れです手遅れです手遅れです手遅れです
最終更新:2024年02月24日 20:41