プロポスレ@Wiki
紫2
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orz1414
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「――うん…あれ?ここどこ?」
目を覚ますとそこは綺麗な和室であった。
自分の周りをキョロキョロしながら状況を整理しようとする。
昨日の夜コンビニに買出しに行って…
その途中でいままで都会の中を歩いていたのに突然景色が変わってしまったんだ。
かなり深そうな森だったかな…そして森の中を暫く歩いて…
その後どうなったのかな…なんでこんなとこに居るんだろ
ダメだな…うまく整理しようにもできないな。
考えていても仕方が無いからとりあえず、外出てみよう。
いつまでも布団の中に居ても仕方ないので、立ち上がり襖を開けて外へ行くことにした。
――ガラ
「へ?」
襖に手を掛けようとした時、狐の耳を付けた女性が襖を開けた。
「うわ!!」
俺はその女性が現実ではありえない格好だったので、驚きその場に腰を落とす。
「いきなり驚くとは失礼な人間だな」
その狐の女性は俺に向かって文句の言葉を漏らす。
俺は何も喋れずにその女性を見つめることしかできなかった。
「目が覚めたようだな。お前の分も夕飯用意してあるが食べるか?」
俺が驚いているのを無視して女性は淡々と話しかけてくる。
「夕飯?」
「そうだ。腹は空いてないかと聞いているのだ」
言われてみれば腹は減っているけどなんか怪しすぎるな。
俺はそう思いここがどこなのかいま疑問に思っていることを聞いた。
「あの、ここは?」
「質問なら後で紫様が答えてくれる」
質問はあっさり却下されてしまった。
それより紫様って誰だろ…
「紫様って誰ですか?」
「質問は後にしろと言っているのに…紫様はお前をここに連れてきた方だ」
女性はため息を吐きながら紫様のことを教えてくれた。
俺をここまで連れてきたか…どういうことだか、まったくわからなくなってきた。
「その紫様ってどこに?」
「居間で夕飯を食べている所だ。紫様がお前も呼んでこいってことで来たのだが」
とにかく今はその紫様に会うしかなさそうだな
「あの、夕飯いただきます」
「わかった」
女性は歩き始めた。俺も立ち上がりその後を追う。
その途中外が見えた。すでに真っ暗で周りには山や森が広がっている。
まるで夢の中にでもいるような感覚になってくる。
「…いてて」
頬をつねってみても痛いだけだった。
夢なんかじゃないんだな
「着いたぞ」
考え事をしていると狐の女性に声を掛けられる。どうやら居間に着いたようだな。
「お連れしました」
狐の女性に続いて居間に入る。
居間にはちゃぶ台があり、二人がこちらを見ていた。
一人は猫耳で幼い感じの女の子で、もう一人は金髪で大人な感じであり、しかもかなりの美人だ。
「お前の場所はそこだ」
狐の女性に座る場所を指示されてそこに座る。
うーん…視線が気になるな。なにか話さないと…
すると右隣に座っていた金髪の女性が声を掛けてくれた。
「遠慮しないで食べていいのよ」
「あ、はい。いただきます」
狐の女性も左隣に座り、四人で夕飯を食べる。
こんな状況でも飯を食べてしまう俺は素直なのか、アホなのか…
「ご馳走様でした」
俺は出された食事を食べ終えた。料理は和食でかなりうまい。
他の三人も夕飯を食べ終える。
そして狐の女性が食器を片付け始め、俺はどうしていいか分からず座っている。
すると隣に居た金髪の女性が話しかけてくる。
「食事はどうだった?」
「とてもおいしかったです」
「そう、それならよかったわ」
金髪の女性は笑みを浮かべる。
俺はここに連れてきた紫様について聞いてみた。
「あの、貴女が紫様ですか?」
「そうよ。私は八雲紫」
この人が紫様か…すると向かいに座っていた猫耳の女の子がこちらに話しかける。
「私は橙っていうの」
猫耳の女の子は元気に自己紹介をしてくれた。そして狐の女性もこちらに戻ってくる。
「私は八雲藍」
狐の女性も自己紹介をしてくれた。なんか冷たい気がするな…元々こういう人なのかな…
俺も自己紹介しないと。
「俺は―」
「家畜だな」
自己紹介しようとすると藍さんが口をはさむ。
「え?いや家畜って」
俺は戸惑って藍さんに反論するが紫さんが間に入る。
「それより、聞きたいことあるんじゃないの?」
お茶を飲みながら紫さんが言う。
この際名前はいいかと思い、俺は質問を始める。
「なんで俺はここに?それにここはどこですか?」
「まず、ここは幻想郷。あなたの住んでいた世界とは、また違う世界よ」
紫さんの説明を受けてもよく分からなかった。
「待ってください。そもそもなんでこの世界に俺がいるんですか?」
「それは、私が連れてきちゃったって言うのが正しいかしら」
笑みを絶やさず紫さんは説明する。
連れてきちゃったってどういうことだ…
「あの、連れてきちゃったっていまいち意味がわからないんですけど」
紫さんは少し考え込んでからこちらに話始める。
「そうね…偶然ってことで納得してくれる?」
「へ?」
「偶然貴方は神隠しにあった。それでこの世界に来たってこと」
「はぁ…それで元の世界へは帰れないんですか?」
俺はため息混じりに紫さんに聞いた。
「帰れなくもないけど、暫くここで暮すことになるわよ」
ここで暮らすか…でもうまい料理も出るし、三人とも美人だしな…
「じゃあ、暫くお世話になろうかな」
下心丸出しで俺は答える。
「そう。貴方お酒は飲める?」
紫さんは相変わらずニコニコしながら聞いてくる。
「はい、少しぐらい」
「それじゃあ、飲みましょう」
そして俺は紫さん達とお酒を飲んだ。
途中"私たちは妖怪よ"とかなり重要そうなことを言い出す。が姿からして納得する俺もいた。
そしてこの幻想郷のことを詳しく話してくれた。
俺が住んでいた世界から隔離された世界であること
ここは、マヨヒガという場所だと…
「―うん…朝か」
昨日は結局紫さんにかなり飲まされてしまった。
気がつくと布団の中。誰かがここまで運んでくれたのかな。
「起きているな、朝食できているぞ」
襖が開き、藍さんは朝食を用意してくれたことを告げる。
起きなきゃな…でも二度寝したいな
「おい、寝るな!」
「zzz…」
俺はもう寝始めていた。藍さんすません。
「げふっ!」
藍さんが布団に包まっている俺を蹴り上げる。
骨折れたかと思うほど痛い。
「起きたな。早く来るのだぞ」
藍さんは居間に向かっていく。
俺は情けなく、立ち上がるのに時間が掛かった。あまりの痛さゆえ…
居間に向かうと橙がすでに食事を終えているところだった。
「あ!遅いよ!」
橙に怒られてしまった。でもそんな橙もかわいいな…
―ギロリ
いま寒気がしたような…げっ!
藍さんを見るとこちらを睨みつけていた。寒気の正体はこれか…
俺はそそくさと自分の場所に座った。
「ご馳走様でした。あと藍さん朝はすいません」
朝食を食べ終えて藍さんに朝のことを謝った。
食べている最中もこちらに嫌がらせをしてきたので、朝のことだけでも謝ることにした。
「二度寝しようとしたら"また"だからな」
またが強調される。あれをもう一発は勘弁して欲しいので藍さんの言葉に頷く。
それを見た藍さんは、三人分の食器を片付け始める。
三人分?紫さん居ないのかな…
「ねぇねぇ」
考え事をしていると橙がこちらに話しかけてきた。
「どうしたの?」
「外で遊ぼ!」
橙からお誘いがきた。特に断る理由もないからOKしようとする。
―ギロリ
ま、またか…振り返らなくても分かるこの寒気。
このまま遊ぶと死ぬかもしれないな…
居候の身だし藍さんの手伝いしたほうがいいかな。
「ごめんね、橙」
「ダメなの?」
遊ぶのを断ると橙は落ち込み、猫耳も垂れる。
ごめんよ橙。遊んだら藍さんに殺されそうなんだよ…
心の中で橙に謝る。
―ギロリ
な、なぜだ!また寒気が走る。どういうことだ…遊んでもダメ、遊ばなくてもダメ。
どうしろって言うんだ!っと心の中で叫んだ。
「あ、橙。外で遊ぼうか」
俺は多少の恐怖を覚悟して落ち込んでいた橙に声を掛ける。
「え、ほんと?」
「う、うん」
どうやら選択肢は合っているみたいだな。寒気が消えた。
「それじゃあ、早く行こう!」
橙は立ち上がりこちらの手を引っ張る。
俺もその場を立ち上がり橙に黙って引っ張られる。
なんかこういうのもいいな…
その後橙と森で遊び(っていうか散歩かな)そして外の世界のことやいろいろな話をしたりした。
「そろそろお昼だし家に戻ろう」
俺は腹が減って死にそうなので橙に呼びかけた。
「うん!お昼ご飯食べたらまた遊ぼうね」
橙はこちらに振り返り素直に同意してくれた。
お昼からもまた遊ぼうと誘われる。俺もできれば遊びたいよ…
「はは、そうだね」
軽く返事をし、二人で家に戻った。
「ご馳走様でした」
帰ってきてからすぐに橙と藍さんで昼食を食べ始めた。
俺は腹がかなり減っていたのですぐに食べ終わった。
そして二人も昼食を食べ終える。
「そういえば、紫さんは?」
俺は朝も昼も姿が見えない紫さんのことを藍さんに聞いた。
「紫様ならいまお休みになっている」
「紫様は夜しか起きないんだよ」
橙が補足説明をしてくれた。
話せる時は夜だけか…正直俺は紫さんに惚れていた。
紫さんに会いたいと朝から考えていたのに残念だな…
「ねぇねぇ」
考え事をしていると橙がこちらに話しかける。そっか遊ぶ約束したんだっけ
「お昼も遊ぶんだったよね」
「うん!」
橙はうれしそうに返事をする。隣でお茶を飲んでいる藍さんが少し恐い。
俺はその場を立ち上がり外に出ようとする。
「橙、こいつと"弾幕ごっこ"してあげなさい」
藍さんが口を開く。"弾幕ごっこ"ってなんだ?どんな遊びなのか予測ができない。
ごっこって言うぐらいだから遊びみたいだけど…
「藍様、人間相手にいいんですか?」
俺が考え事をしていると橙が藍さんに聞いていた。
人間相手にって妖怪の遊びなのかな…
「橙、人間だからって馬鹿にしちゃいけないよ」
「うーん…わかりました!」
橙は"弾幕ごっこ"をやる気になって外に出て行った。
「ほれ、早く行かぬか」
藍さんがニヤニヤしながら俺に声を掛ける。
「いや、藍さん"弾幕ごっこ"ってなんですか?」
「"弾幕ごっこ"とは食後の運動だ。楽しいぞ」
本当に楽しいのか?…でも橙も出て行っちゃったし、とりあえず後を追わないとな。
藍さんのニヤ気ッぷりが気になるが外に出ることにした。
外に出ると橙が手を振っている。とにかく橙の元へ行くことにした。
「それじゃあ、始めよ」
「待って、待って!」
橙がいきなり始める宣言をするので慌てて声を掛ける。
「どうしたの?」
「いや、何をやるのかがまったくわからないんだよ」
俺は橙に説明を求めていた。
「橙、騙されるな!もう始まっているぞ!」
振り返ると藍さんも外に出ていた。
騙されるなってなにを言い出すんだ、あの人は…
「あ、そっか。それじゃあ、いくよ!」
橙はこちらに弾幕を展開する。
これは…死ねる!俺は脳裏にそう浮かんだ。
なるほどこれが"弾幕ごっこ"か…俺は必死に橙の攻撃を避けようとする。
しかし、普通の人間である俺が避けられる訳がなく、被弾する。
「いってーーー!!」
やっぱ痛いよ!これ!このままじゃマジで死ねる!
「橙!必殺だ!!」
藍さんはテンションを上げまくっている。
「それなら…『鬼符「青鬼赤鬼」』」
必殺ってなんだよ!
俺はプッと笑うがその笑いが一瞬で消えた。
「―うん…」
目が覚めると夕焼けの空が見えた。
「目が覚めたかしら?」
ひょっこりと紫さんが顔を覗かせる。
突然のことに驚いたが、体中が痛くて動けなかった。
「えっと、どういう状況ですか?」
「覚えてない?貴方は橙と"弾幕ごっこ"していたのよ」
そっか橙の攻撃を受けて気絶してたのか…
横を見ると橙と藍さんが居た。
「ごめんね…」
「…すまなかったな」
橙と藍さんがこちらに謝る。
でも藍さんは明らかに笑いを堪えているようだ。
藍さん…騙しやがったな…なんて奴だ。
「それにしても俺、よく生きてたな」
自分の丈夫さを褒める。あれだけの攻撃で生きているのだから。
「私が貴方を助けたのよ」
紫さんが?なんか嬉しいな…自然と笑みを浮かべる。
憧れの方に助けてもらえるなんて、素直に嬉しかった。
「ありがとう…ございました」
「それじゃあ、藍。夕飯の用意をして」
「わかりました。橙も帰ろう」
一段落し、紫さんが藍さんに夕飯の用意をするように言った。
藍さんは橙を連れて家に戻って行く。
俺は紫さんと二人きりになり緊張しまくっていた。
な、なにか話さなきゃな…
急に気恥ずかしくなり、俺は紫さんの顔が見られなくなってしまった。
「どうかしたの?」
俺の様子が変なことに気づいた紫さんに声を掛けられる。
俺は紫さんに自分の想いを伝えようとした。
「あの、紫さんに伝えたいことが」
「あら偶然ね。私も貴方に伝えたいことがあるのよ」
俺は想いを告げようとすると紫さんも伝えたいことがあると言い出した。
紫さんが伝えたいことってなんだろ?
「あの…先にどうぞ」
「ふふ、やさしいのね」
俺は紫さんに先を譲る。正直まだ心の準備が出来ていなかったからだ。
「私は貴方が"好き"よ」
紫さんの突然の言葉に頭の中が真っ白になった。
へ?いま何て…好きって言ったの?
「あ、あの俺も同じこと言おうと思っていました」
俺も流れに任せて紫さんに想いを伝える。
まさか、紫さんが俺のことを…
「そうなの?ふふ、うれしいわ」
紫さんが俺に笑いかける。
その笑顔は、美しさの中にどこか妖しい感じもあって、俺は紫さんを魅入ってしまっていた。
「目、閉じてくださる?」
紫さんに声を掛けられ目を閉じる。
目を閉じると紫さんは俺を抱きかかえる形となって…
「紫様、夕飯の用意が出来ていますよ」
「二人で先に食べ始めていいわよ。私は着替えてくるから」
「わかりました。それじゃあ、橙食べようか」
「はい!いただきます」
ちゃぶ台の上には三人分の食事があった。
<あとがき・談話(?)など>
作者(俺)「ここまで読んでくれてありがとうございました」
主人公(こっちも俺)「おい!どういうことだ!!」
作者「どういうことってなんね?」
主人公「お互い好きってことで楽しい生活じゃないのかってことだ!」
作者「紫さんの好きとは"喰う対象"ってことかな。妖怪だし」
主人公「…なんじゃそら…」
作者「彼女たちと話できただけで十分でしょ」
主人公「いやいや、作者。イチャついてないから!」
作者「俺としては、十分イチャってたよ」
主人公「…それより最後の三人分ってなによ?どういう意味よ」
作者「そこは想像におまかせってことで」
主人公「…なんてこった…」
作者「今回は、違う感じを出したかったのでこういう形になりました。
キャラ破壊してしまった気がします。
本当にすいません」
>>451
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気が付いたら、俺の隣で酔っ払ったゆかりんが寝ていたと言う事実以外全部要らない。
あげくのはてにすっぽんぽんで寝ていると言う衝撃的な事実以外何も要らない。
どうやら、まよひがに帰る道を間違えて僕の部屋に迷い込んだらしいけど、もうそれ以上の考察は要らない。
ううん、なんて甘い声だしながら寝返りをうって、僕に抱きついてるゆかりん。
この比類なき幸せの前には、この世のシガラミ一切合財、なにもかも、全てが透明になる。
だから、明日の朝目が覚めたとき、お腹が減ったゆかりんにハラワタをかじられ
てるかもしれないなんて、そんな些細な心配事も要らないのだ。
あまりの幸せな体験に思わず書き込んでしまいました。
それでは僕はゆかりん専門の抱き枕に戻ります。
うふふ。
3スレ目 >>76
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なんだか神隠しに遭ってマヨイガに拉致られたらしい。
そのまま晩の食卓に並ぶかと思ったらたっぷり太らせてから食うそうだ。
どこのヘンデルだか。
そして紫様の暇潰しの相手をしながら太る生活が始まった。
紫様はいつも何が言いたいのかがさっぱりわからない。
だが一週間もするとやっぱりわからなかったが考察ぐらいはできるようになる。
紫様の意図をああだこうだと調べて考えるのは楽しいし、
その深い知識と頭の回転にはいつも驚かされてきた。
加えて美貌の中でいつも浮かべる余裕の微笑には胸に来るものを感じる。
そしてある日、紫様が俺の顔をまじまじと見て言う。
「知っているかしら? 一番美味しい物を」
当然知らないと答えると紫様の手は俺の頬にかかり、唇は言葉を紡ぐ。
心臓がバクバク言うのを感じた。
「脳味噌よ、それも知恵がついてると格別に美味しいのよ、
まぁ間に合わなかったけどしょうがないわね」
紫様は魚を品定めするような顔をしていた。
その手が俺の首に移動していく、そこで初めて紫様の意図を理解した。
今日はクリスマスイブで俺は七面鳥の代わりなんだと。
なぜか恐怖も後悔もなかった、本望だとさえ思えた。
少しでも紫様に近づけた気でいたから。
そこまで考えて俺の意識は途絶えた。
クリスマスネタを先駆けてみた。
3スレ目 >>116
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紫の細い体をそっと抱き寄せる。
紫の両腕が腰に絡む。
俺と紫の目が合う、俺が見下ろす形だ。
左手を紫の背に添えて右手でブロンドの髪を梳く。
とろんとした瞳は月並みだがどんな宝石よりも綺麗だ。
髪を梳く手を紫の頬へと移す。
ほんのり赤く染まった頬、柔らかい胸、ふわりとするいい匂い。
そのすべてに俺の心臓の動悸も高まる。
紫は俺をじっと見つめる。
待っているのだとわかっていた。
ここまで魅力的な八雲紫を見せられて言えないはずが無かった。
「愛してるよ、紫」
返事はない、だが腰に回された細い腕に力を込め、
俺の胸に顔を埋める、俺にはそれだけで十分だった。
ふと、紫が顔を上げてこちらを見る。
どうやら紫には不十分らしい。
ゆっくりと目を閉じる紫の唇に俺は自分のそれを近づけていった。
俺の脳みそもうだめぽ。
3スレ目 >>391
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「だ~れだ?」
「……紫」
「あたり~、よくわかったわね」
「こんな古臭い事するのは紫ぐらいしか居ない」
「それってどういう意味?」
「そんな事覚えているから年k……いや、なんでもないですすみませんでした」
紫から発せられた凄まじい殺気に思わず謝ってしまう。紫は何時も通り胡散臭そうな笑みを浮かべていた。
「……紫、今ならまだ無かった事にできるんだからな」
俺と紫は共に生きていく事を互いに誓った。それはお互いに望んだ事だ。
しかし俺は人間、彼女は妖怪。俺たちの前には絶対に乗り越えられない壁があった。
それは、寿命。妖怪は人間に比べてはるかに長寿である。勿論俺達も例外ではない。
だからこそ、今なら心の傷が深くならずに別れられると俺は紫に伝えていた。
「確かに、今ならまだ間に合うわね。……でもね、私はあなたが好き。人間を好きになるとは思っても見なかったけど……ね」
それは俺も同様だった。今でも驚いている。妖怪を好きになるなんて。
「……もう一度言うけど、私はあなたが好き。今別れるなんて考えられないわ。
当たり前の事だけど人妖関係なく、死んだらもう会えない―――訳ではないけど、多分会えないわ。
だからね、私は生きているあなたをあなたが生きているだけずっと見ていたいの。
死して別れるのは仕方がないけど、あなた生きているうちに別れるなんて嫌。たとえ死ぬ時の別れが辛くとも、ね」
「……でも、俺は紫に迷惑を掛けているんじゃ――」
と、俺の発言は紫によって遮られた。
「何度も言わせないでよ、私はあなたが好きなの。だから迷惑なんてこれっぽちも感じた事は無いわ。
私はあなたの傍に居るだけで、あの、その、えっと、し、幸せ、……なのよ」
言い忘れていたが、本当の紫はとても恥ずかしやがり屋である。本来は隠しているが、俺の前だとたまに見せる面白い所。
その証拠に今の発言で紫本人顔が真っ赤である。
「そうか」
妙に納得してしまったのは、紫が能力でも使ったせいだろうか。
いや、どっちにしろ別に関係ない。ギクシャクしていたのが取れたのだから、これほどいいものは無い。
「じゃあ、行くか」
別にどこかに行くわけではない。人生という道を進むだけだ。ゴールは死。
そして俺は、そのゴールまでの距離が紫に比べ短すぎる。その道を進むのはとても悲しい事だ。
俺が死んだ後、紫はその俺の分まで一緒に背負い進むだろう。
「ええ」
けれど、二人ともそれを望んだから別にかまわない。
「……紫、腕にしがみ付かないでくれるか?」
幻想郷は全てを受け入れる。
「なぜかしら?」
それはとてもとても残酷な事で、
「いや、腕がおm――イタイイタイ骨が、骨が折れる折れる折れる!!!」
とても幸せな事だ。
正直スマンカッタ
3スレ目 >>570
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よし、俺も紫に求婚しちゃうぞっ!行ってくる(`・ω・´)ノ
マヨヒガ| λ…………
・・・寝てた。(´・ω・`)
三顧の礼を尽くすさあ。
4スレ目 >>14
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外より神隠しに遭いいくらかの月日が経った。
「……で……なので……」
そして私は外の世界のことを彼女に話していた。
「……だから……です」
しかしそれももう終わる。ネタがなくなったのだ。
「……これでもう話すようなことは無くなりました」
これからどうなるのだろう?
元から外のことを話す条件で置いていてもらったのだ。このまま御役御免だろうか。
「はい分かりました」
彼女が口を開く。さてどうなるものか。
「じゃあお返しにこちらのことも聴かせてあげましょう。
長い話ですからね。それまでここにいなさいな」
またいくらかここに厄介になることになった。これは随分長くなりそうだ。
4スレ目 >>110
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季節は梅雨時
「なあ」
縁側から外を見ながら、居間にいる 見た目金髪美人なのに
いやに、日本茶を啜る姿が様になっている妖怪に話しかけた。
「ん、なあに」
「あんた、前に幻想郷はすべてを受け入れるって言ったよな?」
見てはいないが彼女の顔はきっといつもの様に笑みをつくっているだろう。
「ええそうよ、幻想郷はすべてを受け入れるわ。それはもう残酷とも言えるほどに・・・」
言っていることはすごいが、その声はえらく楽しそうだった。
「その対象がとんでもない愚か者だったとしてもか」
「とんでもない愚か者?」
多分、彼女は訝しげにこちらを見ているだろう。
しかし、俺は彼女のほうを見ることが出来ない。出来る筈がない。
「ああ、人間の癖に・・・ 何の力もない弱っちい人間の癖に」
「絶対的といえる大妖怪に恋慕の情を抱いているとんでもない愚か者だ」
口調は軽いが、声は僅かに震えている。
俺は恐れている。
拒絶されるのを、必要とされないのを、何よりこの場所に居られなくなる事を!
何よりも、何よりも恐れている!!
その時、フッと背中に軽い重みがかかった。
「そうね、その対象がどんな愚か者だろうときっと」
抱きしめるのではなく、身を完全に預けるわけでもなく。
「この場所は、その愚か者を受け入れるわ」
背中合わせに座るだけ、片方だけが寄り掛かるのではなく
「だって幻想郷は残酷なまでにすべてを受け入れるのだから」
ともに身を預け支えあう。
「・・・っ」
「それに」
声にならなかった。彼女の方を向く事だって出来なかった。
しかし、彼女はそんなこと気にせずに言葉を続けた。
「今この時、私を支えてくれているは」
それはまるで歌のように
「きっと力ある者じゃなくて」
それはまるで風のように
「私が受け入れたその愚か者よ」
俺の心に深く深く染み込んで来る言葉だった。
季節は梅雨時、しかし陽光が降り注ぐ昼下がり
二つの寄り添う影一つ、その片方からはポタリポタリと雨音がなっていた。
初執筆、初投稿でなんちゅー物作っているんだ俺は!!
と言うわけで、見る専門だったのですが勢いで書いたりしちゃいました。
文才無いんであまり読めるようなものじゃありませんが。
4スレ目 >>113
───────────────────────────────────────────────────────────
できる限り状況描写を省いて(省いても状況が浮かぶセリフで)
テンポのよさを追求してみました。↓
~小劇~
前提、もとい、あらすじ。
よりにもよって紫に惚れてしまった俺。
この思いを伝えたとき彼女は微笑んでこう言った。
紫「そうねえ…あなたがボムも復帰無敵もなしに私の弾幕をかいくぐって
私をさらってくれたら…貴方の物になっちゃおうかあ♪」
俺「ΣΣ(゚д゚lll)」
紫「本気で言ってくれてるんでしょう?だから私も本気よ?」
俺「本当か?なら俺がんばっちゃうぜ!」
紫「ええ。本気だから当然Lunatic以上にガチよ。」
俺「orz 」
この日より、俺の挑戦と墜落の日々が始まった。
この物語はそんな日々を綴るものである。
~9日目~
藍「紫様、なんですか、それ?」
紫「ああ、これ?撃墜マーク。」
藍「8個…愛されてますね…」
紫「難しくしすぎたかなあ…(´・ω・`)」
藍「ホントは攻略されたいんですね。」
紫「よくわかってるのね。」
藍「そりゃまあ、紫様あいつが来る時間帯は起きてますから…」
紫「藍、ちょっとあいつを手伝ってあげてくれる?」
藍「へいへい…。(紫様が手加減する気はないのね…)」
~10日目~
俺「くっそ~…今日こそは10カウントは凌いで見せるぞ…」
藍「凌ぐので精一杯見たいだな。」
俺「む?貴方は確か紫のとこのきつねさん。」
藍「藍だ。お前が不甲斐ない限り、長い付き合いになるから覚えておけ。」
俺「(´;ω;`)」
藍「まあ泣くな。作戦がある。」
俺「何!?どんな作戦だ!?」
藍「コレを読んでみろっ!」
俺「なになに…ダッシュ中は全ての飛び道具を無効化できるだと!?」
藍「そうだっ!なにも考えずに、紫様の胸に正面から飛び込んで行けっ!
途中で速度を緩めるな!迷い無き突撃こそが正解だ!」
俺「そうかっ!そうだったのかっ!」
藍「判ったら早速特訓だ!テンコーの走法を叩き込んでやるぞっ!」
俺「おう、よろしく頼むぜ!」
なおこの日の紫戦のリプレイは開始0.5秒で俺が自爆して終わるのであった。
~11日目~
紫「藍…あんた何を教えたの?」
藍「いやあ…紫様も攻略されたがってたので、てっきり消せる弾だと…」
藍は紫の布団でぐるぐるまき…いわゆる「すまき」にされている。
紫「はぁ…激しい墜落で彼は重傷。今日は着そうもないわ。」
藍「会いたかったんですね。」
紫「うるさい!ああもう、しばらくそうしてなさい。私は寝るわ。」
藍「あ、ではこのすまきをほどいて…」
紫「別の布団で寝るわよ!」
藍「(´;ω;`)」
次回(あるのか?)さらなるネタ、もとい、策を持って紫攻略を目指す!
4スレ目 >>119
───────────────────────────────────────────────────────────
「紫、とりあえず、だ…
君の心に俺の入る隙間を作ってくれないか?
そうでなければ俺の心の隙間を君で埋めてくれ。
それもダメならいっそ食ってくれ。もう耐えられない、いろいろと!
つまりは…好きだ、大好きだ!どうしようもなく好きだ!
…なに?わかったからさっさと埋めろって? わぷぷっ!」→紫
4スレ目 >>692
───────────────────────────────────────────────────────────
夜。
神社で開催されている宴会も中盤に差し掛かった頃、一人喧騒から離れて空見上げる少女が居た。
少女――八雲紫は、ゆっくりと傘の方を見ると徐に片方の腕を入れた。
傘の中を見ながら腕を動かす事数秒、腕を戻した彼女の手には一種の携帯電話が握られている。
と、そこでもう一人の少女が唐突にやってきた。
「あんたなにやってんの?」
「ちょっとね」
紫は曖昧に答えてやってきたもう一人の少女――博麗霊夢の方を向いた。
霊夢は紫の曖昧な答えにはそれ以上聞かずに、別のことを聞いてきた。
「なにそれ、手に持ってるの」
「これ? ……そうねぇ、似たようなものを持っている人が居ると遠くでも会話できる……式かしらね」
その言葉に霊夢は訝しげに携帯電話を見た。
「本当かしら?」
「本当よ。私の言った事が信じられないの?」
その問いに霊夢は即答する。
「信じられないわ」
「なんなら話してみる?」
「できるの?」
「出来るって言ったじゃないの」
そういうと紫は携帯電話のボタンをあれこれと押していった。
その手つきは初心者のものではなく、慣れた者の手つきだった。
霊夢はその動きを特におもしろくもなさそうにみていた。
少しして紫が携帯電話を本来と同じ当て方で耳に当てた。
「こんにちは、お昼のニュースですわ」
その言い方に霊夢は別に表情を変えず、そういう風に話すものなんだなと思っていた。
少しして機械経由特有の声が霊夢の耳にもわずかながら届いたが、小さすぎて何を言っているかわからなかった。
「いいじゃないの、偶には趣旨を変えないと」
「……毎日同じだと飽きるじゃない?」
「…そうそう、自分主義」
「……ああそうそう、忘れるところだった。ちょっとね、人間を紹介しようと思って」
「…………うん、だからね」
「……そう。解ってるじゃないの」
「…そんなこと言わないの。じゃあ変わるわね」
そういうと紫は携帯電話を霊夢に差し出してきた。
「はいこれ、彼と繋がってるわよ」
霊夢は恐る恐る受け取ると、紫と同じように携帯電話を耳に当てた。
最初に紫が言った事を言ってみたが、なんかぎこちない。
「…………?」
言ってみたものの残念ながら相手からの返答なく、霊夢は少し不審に思って再度話しかけてみた。
「おーい」
返答なし。
「生きてるー?」
返答なし。
「死んでたら返事して頂戴ー」
返答なし。
「…………」
いくら喋っても返答がこないので、霊夢は紫の方を睨んだ。
紫はと言うと、優雅に空を見ていた。
その無関係オーラ全開の紫に、霊夢はため息をついて携帯電話の方に意識を向けた。
「最後通告よ。さっさとなんか喋りなさい」
ちょっと脅しをかけてみたものの、返答は無かった。
そのほかに色々と試してみたものの、とうとう諦めたのか携帯電話を紫の方に突きつけた。
「返す。っていうか話なんて出来ないじゃないの」
携帯電話を受け取りつつ紫は少しからかうような笑みを浮かべた。
「当たり前よ。私以外彼の声は聞こえないもの」
「なにそれ?」
「……何時か貴方にもわかるわよ」
「尚更解らないわ」
その後霊夢は紫に文句を一通り言った後、遠くから聞こえる声に反応して宴会に戻っていった。
霊夢の姿が消えるまで見た後、紫は携帯電話を耳に当てた。
「ちゃんとやったわよね?」
紫の問いに今度は返信が帰ってきた。
<<当たり前だ>>
しかし、紫以外にこの声を聞くものは居ない。
<<……しかし、なんで黙っていてくれなんて言うかねぇ>>
「それは貴方が一番わかってるでしょ?」
<<はいはい、嫉妬するお姫様は大変だからな>>
「その言葉、宣戦布告とみてよろしいですね」
<<気にするな。それよりもだ……>>
「何?」
<<あの最初の言い方を真似させたのはお前が言ったからか? 携帯放り投げて笑い転げてたんだが>>
「ああ、あれは何か勘違いしていったと思うわ」
<<……そうかい>>
「じゃあ、そろそろ戻るわ」
<<ってかいちいち毎日電話しなくてもいいんだぞ>>
「あら、迷惑?」
<<正直迷惑している>>
「じゃあ三日に一回に変えるわね」
<<そして三日に一回じゃ寂しいからやっぱり毎日にしてくれって願う事を願ってるだろ>>
「あら、なんでわかったの?」
<<その程度解る>>
「そう、じゃあ次はもう少し巧妙に仕込むわ」
<<精々頑張ってくれ>>
「ええ。貴方もね」
<<何処を頑張るのかわからんがな>>
そう二人が交わした後、紫は携帯電話のボタンを押して通話を切った。
と、突如此方の方を向いて妖しく笑いつつ言った。
「さてはて」
そして紫は宴会場へと戻っていった。
後日談はスキマに放り込まれました。
真相を知りたければ目覚まし時計のON/OFFを50往復変えてください。
4スレ目 >>697-698
───────────────────────────────────────────────────────────
紫「○○!○○はいる!?」
俺「おお紫殿、いかがなされた?」
紫「藍が開幕一騎打ちで妖夢に負けて撤退したのよ…」
俺「ぶっ!」
紫「あなた何とか時間稼いで!あと30カウントほど…」
俺「では私が妖夢殿に踏まれます。彼女なら撤退に追い込めましょう。
あとは紫様と橙様に幽々子殿を抑えていただければ…」
紫「うん!冥界デッキなんかに負けな…」
(ジャーン、ジャーン!)
魔理沙「よくきたな」
橙「みぎゃー!」(撤退)
俺「( ; ゚Д゚)」
紫「ポチッ! ( ; ゚Д゚)σ(兵法再起)」
…イチャつくのってむずかしいっすね…
4スレ目 >>728
───────────────────────────────────────────────────────────
紫様と会いたい。
紫様としゃべりたい。
紫様とお茶を飲みたい。
紫様とお酒を呑みたい。
紫様と歩きたい。
紫様と手をつなぎたい。
紫様と腕を組みたい。
紫様と抱き合いたい。
紫様とキスしたい。
紫様と寝たい。
紫様とネチョいことしたい。
そして死ぬときは
紫様に食べられて死にたい。
あー、お目汚しすまん、紫様への愛が暴走した。
5スレ目 >>55
───────────────────────────────────────────────────────────
目を覚ますとそこは綺麗な和室であった。
自分の周りをキョロキョロしながら状況を整理しようとする。
昨日の夜コンビニに買出しに行って…
その途中でいままで都会の中を歩いていたのに突然景色が変わってしまったんだ。
かなり深そうな森だったかな…そして森の中を暫く歩いて…
その後どうなったのかな…なんでこんなとこに居るんだろ
ダメだな…うまく整理しようにもできないな。
考えていても仕方が無いからとりあえず、外出てみよう。
いつまでも布団の中に居ても仕方ないので、立ち上がり襖を開けて外へ行くことにした。
――ガラ
「へ?」
襖に手を掛けようとした時、狐の耳を付けた女性が襖を開けた。
「うわ!!」
俺はその女性が現実ではありえない格好だったので、驚きその場に腰を落とす。
「いきなり驚くとは失礼な人間だな」
その狐の女性は俺に向かって文句の言葉を漏らす。
俺は何も喋れずにその女性を見つめることしかできなかった。
「目が覚めたようだな。お前の分も夕飯用意してあるが食べるか?」
俺が驚いているのを無視して女性は淡々と話しかけてくる。
「夕飯?」
「そうだ。腹は空いてないかと聞いているのだ」
言われてみれば腹は減っているけどなんか怪しすぎるな。
俺はそう思いここがどこなのかいま疑問に思っていることを聞いた。
「あの、ここは?」
「質問なら後で紫様が答えてくれる」
質問はあっさり却下されてしまった。
それより紫様って誰だろ…
「紫様って誰ですか?」
「質問は後にしろと言っているのに…紫様はお前をここに連れてきた方だ」
女性はため息を吐きながら紫様のことを教えてくれた。
俺をここまで連れてきたか…どういうことだか、まったくわからなくなってきた。
「その紫様ってどこに?」
「居間で夕飯を食べている所だ。紫様がお前も呼んでこいってことで来たのだが」
とにかく今はその紫様に会うしかなさそうだな
「あの、夕飯いただきます」
「わかった」
女性は歩き始めた。俺も立ち上がりその後を追う。
その途中外が見えた。すでに真っ暗で周りには山や森が広がっている。
まるで夢の中にでもいるような感覚になってくる。
「…いてて」
頬をつねってみても痛いだけだった。
夢なんかじゃないんだな
「着いたぞ」
考え事をしていると狐の女性に声を掛けられる。どうやら居間に着いたようだな。
「お連れしました」
狐の女性に続いて居間に入る。
居間にはちゃぶ台があり、二人がこちらを見ていた。
一人は猫耳で幼い感じの女の子で、もう一人は金髪で大人な感じであり、しかもかなりの美人だ。
「お前の場所はそこだ」
狐の女性に座る場所を指示されてそこに座る。
うーん…視線が気になるな。なにか話さないと…
すると右隣に座っていた金髪の女性が声を掛けてくれた。
「遠慮しないで食べていいのよ」
「あ、はい。いただきます」
狐の女性も左隣に座り、四人で夕飯を食べる。
こんな状況でも飯を食べてしまう俺は素直なのか、アホなのか…
「ご馳走様でした」
俺は出された食事を食べ終えた。料理は和食でかなりうまい。
他の三人も夕飯を食べ終える。
そして狐の女性が食器を片付け始め、俺はどうしていいか分からず座っている。
すると隣に居た金髪の女性が話しかけてくる。
「食事はどうだった?」
「とてもおいしかったです」
「そう、それならよかったわ」
金髪の女性は笑みを浮かべる。
俺はここに連れてきた紫様について聞いてみた。
「あの、貴女が紫様ですか?」
「そうよ。私は八雲紫」
この人が紫様か…すると向かいに座っていた猫耳の女の子がこちらに話しかける。
「私は橙っていうの」
猫耳の女の子は元気に自己紹介をしてくれた。そして狐の女性もこちらに戻ってくる。
「私は八雲藍」
狐の女性も自己紹介をしてくれた。なんか冷たい気がするな…元々こういう人なのかな…
俺も自己紹介しないと。
「俺は―」
「家畜だな」
自己紹介しようとすると藍さんが口をはさむ。
「え?いや家畜って」
俺は戸惑って藍さんに反論するが紫さんが間に入る。
「それより、聞きたいことあるんじゃないの?」
お茶を飲みながら紫さんが言う。
この際名前はいいかと思い、俺は質問を始める。
「なんで俺はここに?それにここはどこですか?」
「まず、ここは幻想郷。あなたの住んでいた世界とは、また違う世界よ」
紫さんの説明を受けてもよく分からなかった。
「待ってください。そもそもなんでこの世界に俺がいるんですか?」
「それは、私が連れてきちゃったって言うのが正しいかしら」
笑みを絶やさず紫さんは説明する。
連れてきちゃったってどういうことだ…
「あの、連れてきちゃったっていまいち意味がわからないんですけど」
紫さんは少し考え込んでからこちらに話始める。
「そうね…偶然ってことで納得してくれる?」
「へ?」
「偶然貴方は神隠しにあった。それでこの世界に来たってこと」
「はぁ…それで元の世界へは帰れないんですか?」
俺はため息混じりに紫さんに聞いた。
「帰れなくもないけど、暫くここで暮すことになるわよ」
ここで暮らすか…でもうまい料理も出るし、三人とも美人だしな…
「じゃあ、暫くお世話になろうかな」
下心丸出しで俺は答える。
「そう。貴方お酒は飲める?」
紫さんは相変わらずニコニコしながら聞いてくる。
「はい、少しぐらい」
「それじゃあ、飲みましょう」
そして俺は紫さん達とお酒を飲んだ。
途中"私たちは妖怪よ"とかなり重要そうなことを言い出す。が姿からして納得する俺もいた。
そしてこの幻想郷のことを詳しく話してくれた。
俺が住んでいた世界から隔離された世界であること
ここは、マヨヒガという場所だと…
「―うん…朝か」
昨日は結局紫さんにかなり飲まされてしまった。
気がつくと布団の中。誰かがここまで運んでくれたのかな。
「起きているな、朝食できているぞ」
襖が開き、藍さんは朝食を用意してくれたことを告げる。
起きなきゃな…でも二度寝したいな
「おい、寝るな!」
「zzz…」
俺はもう寝始めていた。藍さんすません。
「げふっ!」
藍さんが布団に包まっている俺を蹴り上げる。
骨折れたかと思うほど痛い。
「起きたな。早く来るのだぞ」
藍さんは居間に向かっていく。
俺は情けなく、立ち上がるのに時間が掛かった。あまりの痛さゆえ…
居間に向かうと橙がすでに食事を終えているところだった。
「あ!遅いよ!」
橙に怒られてしまった。でもそんな橙もかわいいな…
―ギロリ
いま寒気がしたような…げっ!
藍さんを見るとこちらを睨みつけていた。寒気の正体はこれか…
俺はそそくさと自分の場所に座った。
「ご馳走様でした。あと藍さん朝はすいません」
朝食を食べ終えて藍さんに朝のことを謝った。
食べている最中もこちらに嫌がらせをしてきたので、朝のことだけでも謝ることにした。
「二度寝しようとしたら"また"だからな」
またが強調される。あれをもう一発は勘弁して欲しいので藍さんの言葉に頷く。
それを見た藍さんは、三人分の食器を片付け始める。
三人分?紫さん居ないのかな…
「ねぇねぇ」
考え事をしていると橙がこちらに話しかけてきた。
「どうしたの?」
「外で遊ぼ!」
橙からお誘いがきた。特に断る理由もないからOKしようとする。
―ギロリ
ま、またか…振り返らなくても分かるこの寒気。
このまま遊ぶと死ぬかもしれないな…
居候の身だし藍さんの手伝いしたほうがいいかな。
「ごめんね、橙」
「ダメなの?」
遊ぶのを断ると橙は落ち込み、猫耳も垂れる。
ごめんよ橙。遊んだら藍さんに殺されそうなんだよ…
心の中で橙に謝る。
―ギロリ
な、なぜだ!また寒気が走る。どういうことだ…遊んでもダメ、遊ばなくてもダメ。
どうしろって言うんだ!っと心の中で叫んだ。
「あ、橙。外で遊ぼうか」
俺は多少の恐怖を覚悟して落ち込んでいた橙に声を掛ける。
「え、ほんと?」
「う、うん」
どうやら選択肢は合っているみたいだな。寒気が消えた。
「それじゃあ、早く行こう!」
橙は立ち上がりこちらの手を引っ張る。
俺もその場を立ち上がり橙に黙って引っ張られる。
なんかこういうのもいいな…
その後橙と森で遊び(っていうか散歩かな)そして外の世界のことやいろいろな話をしたりした。
「そろそろお昼だし家に戻ろう」
俺は腹が減って死にそうなので橙に呼びかけた。
「うん!お昼ご飯食べたらまた遊ぼうね」
橙はこちらに振り返り素直に同意してくれた。
お昼からもまた遊ぼうと誘われる。俺もできれば遊びたいよ…
「はは、そうだね」
軽く返事をし、二人で家に戻った。
「ご馳走様でした」
帰ってきてからすぐに橙と藍さんで昼食を食べ始めた。
俺は腹がかなり減っていたのですぐに食べ終わった。
そして二人も昼食を食べ終える。
「そういえば、紫さんは?」
俺は朝も昼も姿が見えない紫さんのことを藍さんに聞いた。
「紫様ならいまお休みになっている」
「紫様は夜しか起きないんだよ」
橙が補足説明をしてくれた。
話せる時は夜だけか…正直俺は紫さんに惚れていた。
紫さんに会いたいと朝から考えていたのに残念だな…
「ねぇねぇ」
考え事をしていると橙がこちらに話しかける。そっか遊ぶ約束したんだっけ
「お昼も遊ぶんだったよね」
「うん!」
橙はうれしそうに返事をする。隣でお茶を飲んでいる藍さんが少し恐い。
俺はその場を立ち上がり外に出ようとする。
「橙、こいつと"弾幕ごっこ"してあげなさい」
藍さんが口を開く。"弾幕ごっこ"ってなんだ?どんな遊びなのか予測ができない。
ごっこって言うぐらいだから遊びみたいだけど…
「藍様、人間相手にいいんですか?」
俺が考え事をしていると橙が藍さんに聞いていた。
人間相手にって妖怪の遊びなのかな…
「橙、人間だからって馬鹿にしちゃいけないよ」
「うーん…わかりました!」
橙は"弾幕ごっこ"をやる気になって外に出て行った。
「ほれ、早く行かぬか」
藍さんがニヤニヤしながら俺に声を掛ける。
「いや、藍さん"弾幕ごっこ"ってなんですか?」
「"弾幕ごっこ"とは食後の運動だ。楽しいぞ」
本当に楽しいのか?…でも橙も出て行っちゃったし、とりあえず後を追わないとな。
藍さんのニヤ気ッぷりが気になるが外に出ることにした。
外に出ると橙が手を振っている。とにかく橙の元へ行くことにした。
「それじゃあ、始めよ」
「待って、待って!」
橙がいきなり始める宣言をするので慌てて声を掛ける。
「どうしたの?」
「いや、何をやるのかがまったくわからないんだよ」
俺は橙に説明を求めていた。
「橙、騙されるな!もう始まっているぞ!」
振り返ると藍さんも外に出ていた。
騙されるなってなにを言い出すんだ、あの人は…
「あ、そっか。それじゃあ、いくよ!」
橙はこちらに弾幕を展開する。
これは…死ねる!俺は脳裏にそう浮かんだ。
なるほどこれが"弾幕ごっこ"か…俺は必死に橙の攻撃を避けようとする。
しかし、普通の人間である俺が避けられる訳がなく、被弾する。
「いってーーー!!」
やっぱ痛いよ!これ!このままじゃマジで死ねる!
「橙!必殺だ!!」
藍さんはテンションを上げまくっている。
「それなら…『鬼符「青鬼赤鬼」』」
必殺ってなんだよ!
俺はプッと笑うがその笑いが一瞬で消えた。
「―うん…」
目が覚めると夕焼けの空が見えた。
「目が覚めたかしら?」
ひょっこりと紫さんが顔を覗かせる。
突然のことに驚いたが、体中が痛くて動けなかった。
「えっと、どういう状況ですか?」
「覚えてない?貴方は橙と"弾幕ごっこ"していたのよ」
そっか橙の攻撃を受けて気絶してたのか…
横を見ると橙と藍さんが居た。
「ごめんね…」
「…すまなかったな」
橙と藍さんがこちらに謝る。
でも藍さんは明らかに笑いを堪えているようだ。
藍さん…騙しやがったな…なんて奴だ。
「それにしても俺、よく生きてたな」
自分の丈夫さを褒める。あれだけの攻撃で生きているのだから。
「私が貴方を助けたのよ」
紫さんが?なんか嬉しいな…自然と笑みを浮かべる。
憧れの方に助けてもらえるなんて、素直に嬉しかった。
「ありがとう…ございました」
「それじゃあ、藍。夕飯の用意をして」
「わかりました。橙も帰ろう」
一段落し、紫さんが藍さんに夕飯の用意をするように言った。
藍さんは橙を連れて家に戻って行く。
俺は紫さんと二人きりになり緊張しまくっていた。
な、なにか話さなきゃな…
急に気恥ずかしくなり、俺は紫さんの顔が見られなくなってしまった。
「どうかしたの?」
俺の様子が変なことに気づいた紫さんに声を掛けられる。
俺は紫さんに自分の想いを伝えようとした。
「あの、紫さんに伝えたいことが」
「あら偶然ね。私も貴方に伝えたいことがあるのよ」
俺は想いを告げようとすると紫さんも伝えたいことがあると言い出した。
紫さんが伝えたいことってなんだろ?
「あの…先にどうぞ」
「ふふ、やさしいのね」
俺は紫さんに先を譲る。正直まだ心の準備が出来ていなかったからだ。
「私は貴方が"好き"よ」
紫さんの突然の言葉に頭の中が真っ白になった。
へ?いま何て…好きって言ったの?
「あ、あの俺も同じこと言おうと思っていました」
俺も流れに任せて紫さんに想いを伝える。
まさか、紫さんが俺のことを…
「そうなの?ふふ、うれしいわ」
紫さんが俺に笑いかける。
その笑顔は、美しさの中にどこか妖しい感じもあって、俺は紫さんを魅入ってしまっていた。
「目、閉じてくださる?」
紫さんに声を掛けられ目を閉じる。
目を閉じると紫さんは俺を抱きかかえる形となって…
「紫様、夕飯の用意が出来ていますよ」
「二人で先に食べ始めていいわよ。私は着替えてくるから」
「わかりました。それじゃあ、橙食べようか」
「はい!いただきます」
ちゃぶ台の上には三人分の食事があった。
<あとがき・談話(?)など>
作者(俺)「ここまで読んでくれてありがとうございました」
主人公(こっちも俺)「おい!どういうことだ!!」
作者「どういうことってなんね?」
主人公「お互い好きってことで楽しい生活じゃないのかってことだ!」
作者「紫さんの好きとは"喰う対象"ってことかな。妖怪だし」
主人公「…なんじゃそら…」
作者「彼女たちと話できただけで十分でしょ」
主人公「いやいや、作者。イチャついてないから!」
作者「俺としては、十分イチャってたよ」
主人公「…それより最後の三人分ってなによ?どういう意味よ」
作者「そこは想像におまかせってことで」
主人公「…なんてこった…」
作者「今回は、違う感じを出したかったのでこういう形になりました。
キャラ破壊してしまった気がします。
本当にすいません」
>>451
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気が付いたら、俺の隣で酔っ払ったゆかりんが寝ていたと言う事実以外全部要らない。
あげくのはてにすっぽんぽんで寝ていると言う衝撃的な事実以外何も要らない。
どうやら、まよひがに帰る道を間違えて僕の部屋に迷い込んだらしいけど、もうそれ以上の考察は要らない。
ううん、なんて甘い声だしながら寝返りをうって、僕に抱きついてるゆかりん。
この比類なき幸せの前には、この世のシガラミ一切合財、なにもかも、全てが透明になる。
だから、明日の朝目が覚めたとき、お腹が減ったゆかりんにハラワタをかじられ
てるかもしれないなんて、そんな些細な心配事も要らないのだ。
あまりの幸せな体験に思わず書き込んでしまいました。
それでは僕はゆかりん専門の抱き枕に戻ります。
うふふ。
3スレ目 >>76
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なんだか神隠しに遭ってマヨイガに拉致られたらしい。
そのまま晩の食卓に並ぶかと思ったらたっぷり太らせてから食うそうだ。
どこのヘンデルだか。
そして紫様の暇潰しの相手をしながら太る生活が始まった。
紫様はいつも何が言いたいのかがさっぱりわからない。
だが一週間もするとやっぱりわからなかったが考察ぐらいはできるようになる。
紫様の意図をああだこうだと調べて考えるのは楽しいし、
その深い知識と頭の回転にはいつも驚かされてきた。
加えて美貌の中でいつも浮かべる余裕の微笑には胸に来るものを感じる。
そしてある日、紫様が俺の顔をまじまじと見て言う。
「知っているかしら? 一番美味しい物を」
当然知らないと答えると紫様の手は俺の頬にかかり、唇は言葉を紡ぐ。
心臓がバクバク言うのを感じた。
「脳味噌よ、それも知恵がついてると格別に美味しいのよ、
まぁ間に合わなかったけどしょうがないわね」
紫様は魚を品定めするような顔をしていた。
その手が俺の首に移動していく、そこで初めて紫様の意図を理解した。
今日はクリスマスイブで俺は七面鳥の代わりなんだと。
なぜか恐怖も後悔もなかった、本望だとさえ思えた。
少しでも紫様に近づけた気でいたから。
そこまで考えて俺の意識は途絶えた。
クリスマスネタを先駆けてみた。
3スレ目 >>116
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紫の細い体をそっと抱き寄せる。
紫の両腕が腰に絡む。
俺と紫の目が合う、俺が見下ろす形だ。
左手を紫の背に添えて右手でブロンドの髪を梳く。
とろんとした瞳は月並みだがどんな宝石よりも綺麗だ。
髪を梳く手を紫の頬へと移す。
ほんのり赤く染まった頬、柔らかい胸、ふわりとするいい匂い。
そのすべてに俺の心臓の動悸も高まる。
紫は俺をじっと見つめる。
待っているのだとわかっていた。
ここまで魅力的な八雲紫を見せられて言えないはずが無かった。
「愛してるよ、紫」
返事はない、だが腰に回された細い腕に力を込め、
俺の胸に顔を埋める、俺にはそれだけで十分だった。
ふと、紫が顔を上げてこちらを見る。
どうやら紫には不十分らしい。
ゆっくりと目を閉じる紫の唇に俺は自分のそれを近づけていった。
俺の脳みそもうだめぽ。
3スレ目 >>391
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「だ~れだ?」
「……紫」
「あたり~、よくわかったわね」
「こんな古臭い事するのは紫ぐらいしか居ない」
「それってどういう意味?」
「そんな事覚えているから年k……いや、なんでもないですすみませんでした」
紫から発せられた凄まじい殺気に思わず謝ってしまう。紫は何時も通り胡散臭そうな笑みを浮かべていた。
「……紫、今ならまだ無かった事にできるんだからな」
俺と紫は共に生きていく事を互いに誓った。それはお互いに望んだ事だ。
しかし俺は人間、彼女は妖怪。俺たちの前には絶対に乗り越えられない壁があった。
それは、寿命。妖怪は人間に比べてはるかに長寿である。勿論俺達も例外ではない。
だからこそ、今なら心の傷が深くならずに別れられると俺は紫に伝えていた。
「確かに、今ならまだ間に合うわね。……でもね、私はあなたが好き。人間を好きになるとは思っても見なかったけど……ね」
それは俺も同様だった。今でも驚いている。妖怪を好きになるなんて。
「……もう一度言うけど、私はあなたが好き。今別れるなんて考えられないわ。
当たり前の事だけど人妖関係なく、死んだらもう会えない―――訳ではないけど、多分会えないわ。
だからね、私は生きているあなたをあなたが生きているだけずっと見ていたいの。
死して別れるのは仕方がないけど、あなた生きているうちに別れるなんて嫌。たとえ死ぬ時の別れが辛くとも、ね」
「……でも、俺は紫に迷惑を掛けているんじゃ――」
と、俺の発言は紫によって遮られた。
「何度も言わせないでよ、私はあなたが好きなの。だから迷惑なんてこれっぽちも感じた事は無いわ。
私はあなたの傍に居るだけで、あの、その、えっと、し、幸せ、……なのよ」
言い忘れていたが、本当の紫はとても恥ずかしやがり屋である。本来は隠しているが、俺の前だとたまに見せる面白い所。
その証拠に今の発言で紫本人顔が真っ赤である。
「そうか」
妙に納得してしまったのは、紫が能力でも使ったせいだろうか。
いや、どっちにしろ別に関係ない。ギクシャクしていたのが取れたのだから、これほどいいものは無い。
「じゃあ、行くか」
別にどこかに行くわけではない。人生という道を進むだけだ。ゴールは死。
そして俺は、そのゴールまでの距離が紫に比べ短すぎる。その道を進むのはとても悲しい事だ。
俺が死んだ後、紫はその俺の分まで一緒に背負い進むだろう。
「ええ」
けれど、二人ともそれを望んだから別にかまわない。
「……紫、腕にしがみ付かないでくれるか?」
幻想郷は全てを受け入れる。
「なぜかしら?」
それはとてもとても残酷な事で、
「いや、腕がおm――イタイイタイ骨が、骨が折れる折れる折れる!!!」
とても幸せな事だ。
正直スマンカッタ
3スレ目 >>570
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よし、俺も紫に求婚しちゃうぞっ!行ってくる(`・ω・´)ノ
マヨヒガ| λ…………
・・・寝てた。(´・ω・`)
三顧の礼を尽くすさあ。
4スレ目 >>14
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外より神隠しに遭いいくらかの月日が経った。
「……で……なので……」
そして私は外の世界のことを彼女に話していた。
「……だから……です」
しかしそれももう終わる。ネタがなくなったのだ。
「……これでもう話すようなことは無くなりました」
これからどうなるのだろう?
元から外のことを話す条件で置いていてもらったのだ。このまま御役御免だろうか。
「はい分かりました」
彼女が口を開く。さてどうなるものか。
「じゃあお返しにこちらのことも聴かせてあげましょう。
長い話ですからね。それまでここにいなさいな」
またいくらかここに厄介になることになった。これは随分長くなりそうだ。
4スレ目 >>110
───────────────────────────────────────────────────────────
季節は梅雨時
「なあ」
縁側から外を見ながら、居間にいる 見た目金髪美人なのに
いやに、日本茶を啜る姿が様になっている妖怪に話しかけた。
「ん、なあに」
「あんた、前に幻想郷はすべてを受け入れるって言ったよな?」
見てはいないが彼女の顔はきっといつもの様に笑みをつくっているだろう。
「ええそうよ、幻想郷はすべてを受け入れるわ。それはもう残酷とも言えるほどに・・・」
言っていることはすごいが、その声はえらく楽しそうだった。
「その対象がとんでもない愚か者だったとしてもか」
「とんでもない愚か者?」
多分、彼女は訝しげにこちらを見ているだろう。
しかし、俺は彼女のほうを見ることが出来ない。出来る筈がない。
「ああ、人間の癖に・・・ 何の力もない弱っちい人間の癖に」
「絶対的といえる大妖怪に恋慕の情を抱いているとんでもない愚か者だ」
口調は軽いが、声は僅かに震えている。
俺は恐れている。
拒絶されるのを、必要とされないのを、何よりこの場所に居られなくなる事を!
何よりも、何よりも恐れている!!
その時、フッと背中に軽い重みがかかった。
「そうね、その対象がどんな愚か者だろうときっと」
抱きしめるのではなく、身を完全に預けるわけでもなく。
「この場所は、その愚か者を受け入れるわ」
背中合わせに座るだけ、片方だけが寄り掛かるのではなく
「だって幻想郷は残酷なまでにすべてを受け入れるのだから」
ともに身を預け支えあう。
「・・・っ」
「それに」
声にならなかった。彼女の方を向く事だって出来なかった。
しかし、彼女はそんなこと気にせずに言葉を続けた。
「今この時、私を支えてくれているは」
それはまるで歌のように
「きっと力ある者じゃなくて」
それはまるで風のように
「私が受け入れたその愚か者よ」
俺の心に深く深く染み込んで来る言葉だった。
季節は梅雨時、しかし陽光が降り注ぐ昼下がり
二つの寄り添う影一つ、その片方からはポタリポタリと雨音がなっていた。
初執筆、初投稿でなんちゅー物作っているんだ俺は!!
と言うわけで、見る専門だったのですが勢いで書いたりしちゃいました。
文才無いんであまり読めるようなものじゃありませんが。
4スレ目 >>113
───────────────────────────────────────────────────────────
できる限り状況描写を省いて(省いても状況が浮かぶセリフで)
テンポのよさを追求してみました。↓
~小劇~
前提、もとい、あらすじ。
よりにもよって紫に惚れてしまった俺。
この思いを伝えたとき彼女は微笑んでこう言った。
紫「そうねえ…あなたがボムも復帰無敵もなしに私の弾幕をかいくぐって
私をさらってくれたら…貴方の物になっちゃおうかあ♪」
俺「ΣΣ(゚д゚lll)」
紫「本気で言ってくれてるんでしょう?だから私も本気よ?」
俺「本当か?なら俺がんばっちゃうぜ!」
紫「ええ。本気だから当然Lunatic以上にガチよ。」
俺「orz 」
この日より、俺の挑戦と墜落の日々が始まった。
この物語はそんな日々を綴るものである。
~9日目~
藍「紫様、なんですか、それ?」
紫「ああ、これ?撃墜マーク。」
藍「8個…愛されてますね…」
紫「難しくしすぎたかなあ…(´・ω・`)」
藍「ホントは攻略されたいんですね。」
紫「よくわかってるのね。」
藍「そりゃまあ、紫様あいつが来る時間帯は起きてますから…」
紫「藍、ちょっとあいつを手伝ってあげてくれる?」
藍「へいへい…。(紫様が手加減する気はないのね…)」
~10日目~
俺「くっそ~…今日こそは10カウントは凌いで見せるぞ…」
藍「凌ぐので精一杯見たいだな。」
俺「む?貴方は確か紫のとこのきつねさん。」
藍「藍だ。お前が不甲斐ない限り、長い付き合いになるから覚えておけ。」
俺「(´;ω;`)」
藍「まあ泣くな。作戦がある。」
俺「何!?どんな作戦だ!?」
藍「コレを読んでみろっ!」
俺「なになに…ダッシュ中は全ての飛び道具を無効化できるだと!?」
藍「そうだっ!なにも考えずに、紫様の胸に正面から飛び込んで行けっ!
途中で速度を緩めるな!迷い無き突撃こそが正解だ!」
俺「そうかっ!そうだったのかっ!」
藍「判ったら早速特訓だ!テンコーの走法を叩き込んでやるぞっ!」
俺「おう、よろしく頼むぜ!」
なおこの日の紫戦のリプレイは開始0.5秒で俺が自爆して終わるのであった。
~11日目~
紫「藍…あんた何を教えたの?」
藍「いやあ…紫様も攻略されたがってたので、てっきり消せる弾だと…」
藍は紫の布団でぐるぐるまき…いわゆる「すまき」にされている。
紫「はぁ…激しい墜落で彼は重傷。今日は着そうもないわ。」
藍「会いたかったんですね。」
紫「うるさい!ああもう、しばらくそうしてなさい。私は寝るわ。」
藍「あ、ではこのすまきをほどいて…」
紫「別の布団で寝るわよ!」
藍「(´;ω;`)」
次回(あるのか?)さらなるネタ、もとい、策を持って紫攻略を目指す!
4スレ目 >>119
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「紫、とりあえず、だ…
君の心に俺の入る隙間を作ってくれないか?
そうでなければ俺の心の隙間を君で埋めてくれ。
それもダメならいっそ食ってくれ。もう耐えられない、いろいろと!
つまりは…好きだ、大好きだ!どうしようもなく好きだ!
…なに?わかったからさっさと埋めろって? わぷぷっ!」→紫
4スレ目 >>692
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夜。
神社で開催されている宴会も中盤に差し掛かった頃、一人喧騒から離れて空見上げる少女が居た。
少女――八雲紫は、ゆっくりと傘の方を見ると徐に片方の腕を入れた。
傘の中を見ながら腕を動かす事数秒、腕を戻した彼女の手には一種の携帯電話が握られている。
と、そこでもう一人の少女が唐突にやってきた。
「あんたなにやってんの?」
「ちょっとね」
紫は曖昧に答えてやってきたもう一人の少女――博麗霊夢の方を向いた。
霊夢は紫の曖昧な答えにはそれ以上聞かずに、別のことを聞いてきた。
「なにそれ、手に持ってるの」
「これ? ……そうねぇ、似たようなものを持っている人が居ると遠くでも会話できる……式かしらね」
その言葉に霊夢は訝しげに携帯電話を見た。
「本当かしら?」
「本当よ。私の言った事が信じられないの?」
その問いに霊夢は即答する。
「信じられないわ」
「なんなら話してみる?」
「できるの?」
「出来るって言ったじゃないの」
そういうと紫は携帯電話のボタンをあれこれと押していった。
その手つきは初心者のものではなく、慣れた者の手つきだった。
霊夢はその動きを特におもしろくもなさそうにみていた。
少しして紫が携帯電話を本来と同じ当て方で耳に当てた。
「こんにちは、お昼のニュースですわ」
その言い方に霊夢は別に表情を変えず、そういう風に話すものなんだなと思っていた。
少しして機械経由特有の声が霊夢の耳にもわずかながら届いたが、小さすぎて何を言っているかわからなかった。
「いいじゃないの、偶には趣旨を変えないと」
「……毎日同じだと飽きるじゃない?」
「…そうそう、自分主義」
「……ああそうそう、忘れるところだった。ちょっとね、人間を紹介しようと思って」
「…………うん、だからね」
「……そう。解ってるじゃないの」
「…そんなこと言わないの。じゃあ変わるわね」
そういうと紫は携帯電話を霊夢に差し出してきた。
「はいこれ、彼と繋がってるわよ」
霊夢は恐る恐る受け取ると、紫と同じように携帯電話を耳に当てた。
最初に紫が言った事を言ってみたが、なんかぎこちない。
「…………?」
言ってみたものの残念ながら相手からの返答なく、霊夢は少し不審に思って再度話しかけてみた。
「おーい」
返答なし。
「生きてるー?」
返答なし。
「死んでたら返事して頂戴ー」
返答なし。
「…………」
いくら喋っても返答がこないので、霊夢は紫の方を睨んだ。
紫はと言うと、優雅に空を見ていた。
その無関係オーラ全開の紫に、霊夢はため息をついて携帯電話の方に意識を向けた。
「最後通告よ。さっさとなんか喋りなさい」
ちょっと脅しをかけてみたものの、返答は無かった。
そのほかに色々と試してみたものの、とうとう諦めたのか携帯電話を紫の方に突きつけた。
「返す。っていうか話なんて出来ないじゃないの」
携帯電話を受け取りつつ紫は少しからかうような笑みを浮かべた。
「当たり前よ。私以外彼の声は聞こえないもの」
「なにそれ?」
「……何時か貴方にもわかるわよ」
「尚更解らないわ」
その後霊夢は紫に文句を一通り言った後、遠くから聞こえる声に反応して宴会に戻っていった。
霊夢の姿が消えるまで見た後、紫は携帯電話を耳に当てた。
「ちゃんとやったわよね?」
紫の問いに今度は返信が帰ってきた。
<<当たり前だ>>
しかし、紫以外にこの声を聞くものは居ない。
<<……しかし、なんで黙っていてくれなんて言うかねぇ>>
「それは貴方が一番わかってるでしょ?」
<<はいはい、嫉妬するお姫様は大変だからな>>
「その言葉、宣戦布告とみてよろしいですね」
<<気にするな。それよりもだ……>>
「何?」
<<あの最初の言い方を真似させたのはお前が言ったからか? 携帯放り投げて笑い転げてたんだが>>
「ああ、あれは何か勘違いしていったと思うわ」
<<……そうかい>>
「じゃあ、そろそろ戻るわ」
<<ってかいちいち毎日電話しなくてもいいんだぞ>>
「あら、迷惑?」
<<正直迷惑している>>
「じゃあ三日に一回に変えるわね」
<<そして三日に一回じゃ寂しいからやっぱり毎日にしてくれって願う事を願ってるだろ>>
「あら、なんでわかったの?」
<<その程度解る>>
「そう、じゃあ次はもう少し巧妙に仕込むわ」
<<精々頑張ってくれ>>
「ええ。貴方もね」
<<何処を頑張るのかわからんがな>>
そう二人が交わした後、紫は携帯電話のボタンを押して通話を切った。
と、突如此方の方を向いて妖しく笑いつつ言った。
「さてはて」
そして紫は宴会場へと戻っていった。
後日談はスキマに放り込まれました。
真相を知りたければ目覚まし時計のON/OFFを50往復変えてください。
4スレ目 >>697-698
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紫「○○!○○はいる!?」
俺「おお紫殿、いかがなされた?」
紫「藍が開幕一騎打ちで妖夢に負けて撤退したのよ…」
俺「ぶっ!」
紫「あなた何とか時間稼いで!あと30カウントほど…」
俺「では私が妖夢殿に踏まれます。彼女なら撤退に追い込めましょう。
あとは紫様と橙様に幽々子殿を抑えていただければ…」
紫「うん!冥界デッキなんかに負けな…」
(ジャーン、ジャーン!)
魔理沙「よくきたな」
橙「みぎゃー!」(撤退)
俺「( ; ゚Д゚)」
紫「ポチッ! ( ; ゚Д゚)σ(兵法再起)」
…イチャつくのってむずかしいっすね…
4スレ目 >>728
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紫様と会いたい。
紫様としゃべりたい。
紫様とお茶を飲みたい。
紫様とお酒を呑みたい。
紫様と歩きたい。
紫様と手をつなぎたい。
紫様と腕を組みたい。
紫様と抱き合いたい。
紫様とキスしたい。
紫様と寝たい。
紫様とネチョいことしたい。
そして死ぬときは
紫様に食べられて死にたい。
あー、お目汚しすまん、紫様への愛が暴走した。
5スレ目 >>55
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