自然と交感することができ、高位~聖位の妖精と契約し力を借りることが可能なカリヨド特有の騎士。
契約妖精は火・水・風・地の四属性と光の5種、そのうち光はカリヨドの王家の血筋のみが契約できる。
そのほとんどは1~2種の属性と契約し、3種以上は非常に稀。
契約の際に自身の魔力を使い全身に「聖霊回路」を形成され、その結果として自身で一般的な魔術を使うことはできなくなる。
かわりに、妖精の力を借りて魔力でできた武具「聖霊鎧」を使用することができるようになる。また、浮遊能力と妖精を使役する能力も与えられ、その戦闘力は非常に高い。
契約を行った際、片目が妖精と視覚を共有し、魔力の流れも見ることが可能となる「妖精眼(グラムサイト)」という物に変化する。色は契約した妖精によりまちまち。
また、全身に聖霊回路を張り巡らされた影響で若干体にも変化が出る。そのため、契約者のほとんどは「妖精のような」と形容される可憐な容姿をしていることが多い。
才能を持つものはほんの一握りで、その上女性しか存在しない。そのため希少な存在であり、その全員が近衛として厚遇されていた。
妖精自体が邪な者を嫌うことと、気ままな妖精族と付き合っていけることから、そのほとんど気性の穏やかな人格者であり妖精騎士というだけで信頼は厚かった。
しかし、現在はカリヨドの民の意気を挫くため、ルボルムの者の手で人の尊厳を徹底的に踏みにじられた上で処理され壊滅、かつての憧憬は見る影も無く墜ちている。
尚、聖霊回路の形成は魔力の方向性が決定される以前の幼児期にしか行うことができない。そのため、ある程度成長すると(5歳程度まで)
クラスを得ることは不可能。
契約後はそのまま王宮に召し上げられ、王家の身の回りの世話などで行儀見習いをしつつ多方面の教育を受ける。
また、精霊鎧に以下のいずれかの空位にある名前を拝命され、以降役職名としても機能する。
現在は国の壊滅により大半が空位となっている。
※()内は意味
- ブリュンヒルデ
- ヘルムウィーゲ(兜のゆりかご)
- オルトリンデ(剣の切っ先の乙女)
- ゲールヒルデ(槍の戦い)
- ヴァルトラウテ(戦場の勇気)→現:メルフラン・カリヨディオ
- ジークルーネ(勝利のルーン)
- ロスヴァイセ(白き馬の乙女)→現:スフィエラ・フレイス
- グリムゲルデ(仮面の守護者)
- シュヴェルトライテ(剣の支配者)→現:リコリス・ロゼット
尚、歴史上9人を超える妖精騎士の存在した次期は存在しない。
ブリュンヒルデは妖精騎士の長となったものが拝命する。
•聖霊鎧
武器と全身一揃いがセットとなった、妖精の手による完全オーダーメイド品。使用には聖霊回路が不可欠。普段は全身の聖霊回路に同化している。
望むだけで瞬時に装着され、軽く堅牢、対魔能力にも優れ、破損しても所有者の魔力を消費し瞬時に再生するが、魔力が切れるか封じられると維持できなくなる。
部分的に身に着ける事も自由で、装着した箇所の聖霊回路を活性化させ身体能力を大きく引き上げる。
最終更新:2014年06月07日 04:02