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トリル - (2013/12/04 (水) 17:29:06) の編集履歴(バックアップ)
トリルとは
トリルとは、2組の押し方を高速で繰り返し譜面のことです。これだけだと何のこっちゃわかんないので、以下に例を2つ示します。
①
②
トリルの種類
1重トリル
1重トリルとは、①のように、単押しと単押しを繰り返すトリルのことです。7つの鍵盤に降ってくる1重トリルには21通りのパターンがあり、それぞれトリルとなっている鍵盤の番号をとって呼ぶことにします(例えば①は1鍵と5鍵のトリルなので1:5トリルといいます)。
曲の難易度が上がると、下図のように1重トリル以外の鍵盤にノーツが降ってきます。
この図では2:4トリルが降ってきていますが、同時に5,6,7にもノーツがちらほら降ってきています。このような譜面を2:4トリル+α、または2:4トリル+ゴミと呼びます。
もっとも、この譜面をトリル+αというように認識することの是非については積もる議論がありますので後述、および認識法の項目にて詳しく説明したいと思います。
2重トリル
2重トリルとは、
1つ:1つのトリルは、八分軸と八分裏軸を並べたものと見ることができます。八分軸が一本でも難しいのに二本もあるとなると、これを捌く非常に難しいのです。ぱっと見ると、2つの鍵盤を行き来しているだけでわかりやすいように見えますが、その実
・指が疲れるので、正確に八分で鍵盤を打つのが難しい
・今どこを打っているのかわからなくなるので、正確に打つのが難しい
・トリルが同じ手に2つ来てしまうと、指でテンポキープしなければならず(腕押しが使えず)、正確に打つのが難しい
のです。そもそも1つ:1つトリルが有るだけで16ノーツ/小節は降ってくるわけで、単純に物量が多いのです。それにも関わらずパッと見どこの鍵盤を打てばよいかわかってしまうために、「なんかずれちゃうなー、できるはずなのに」と思ってしまうのです。トリルは見た目ほど簡単ではなく、非常に難しいものです。
トリルの練習は、それ相応の物量の乱打がひと通りできてからにするべきでしょう。つまり、1つ:1つのトリルなら、16ノーツ/小節の乱打(quasar(H)など)が打てるようになってから練習するべきです。2つ:2つのトリル(V2(H)など)なら、32ノーツ/小節の乱打(quasar(A)発狂部など)が打てるようになってから練習すべきです。
そうしないとどうなってしまうか。まずトリルを捌くためには横認識が必要です。トリルを捌くための相応の横認識力ができてからトリルの練習をしないと、認識が追いつかないのになんとなく手を動かして、結果癖がついてしまうことになります。
次にトリルを捌くためには指の独立性が必要です。これは人それぞれのようですが、変な癖をつけないように同密度の乱打が打てるようになってから練習したほうが安全です。
次に、トリルがうまく打てない理由をハードの面から説明します。
普段乱打を打っているときは、すべてピカグレでできている人を除いて、幾らかのリズムの偏りがあるわけです。その偏りの由来はいくつかあり、その一つが手の独立性の具合です。例えば4・7鍵同時押しから16分で6鍵を押すとき、人差し指と薬指に引っ張られて中指が早く動いてしまい、6鍵を早く押してしまいます。このようなちょっとした偏りは、乱打では色々な組み合わせが降ってくるために均一になるために、偏りはそこだけで済んで先々に影響を及ぼすこと無く、全体としては普通に打てます。
一方トリルでは同じ指の組み合わせしか使わないので、偏りが積み重なって、本来のタイミングから大きくずれていくことになります。これは繰り返し譜面でも同じことが言えます。トリルは繰り返し譜面でもあるので、このような属性を持つのはガッテンがいきますね。
以上よりトリルの難しさは、
・ソフト面では、認識が早くできてしまうためによくfastでbadハマリしてしまう。どこを叩いているのかわかりにくいため修正も困難
・ハード面では、同じ指の組み合わせを動かすため偏りが積み重なりずれてしまう。さらに疲れる。指でテンポキープをしないといけない。
対策として
・以前のテンポを踏まえて速くなってしまわないようにする。他のノーツがあるときはそれを印にして横認識して、ずれないようにする。
・指の独立性はとにかく量をやるしかありません。普段の乱打でタカタッと行って戻るパターン
SHADE(A)@textage様を大事に取っていくのがコツになります。