十段取得から皆伝取得までは地力的にかなりの幅・ギャップがあります。一口に十段といっても色々な実力の人がいるという事でもあります。
なので大雑把に1年くらいは十段でいることを覚悟しましょう。
そしてひたすら修行しましょう。
苦手をつぶしていくこと。しっかり考えながらプレーすること
実力が上の友達に教えてもらったり、自分の手元のビデオを撮って反省したりしましょう。
自宅環境が作れそうならば、専コンを買うか自作し(
コントローラ自作)、発狂BMSでひたすら物量への耐性をつけましょう。
目次
練習の方針
練習法としては基本的に☆11のノーツが多めの曲で基礎固めをしつつ、☆12を簡単な方からランプを点けるように頑張っていくのですが、クリアできずにモチベーションが下がってきたら☆11のBP減らしやエクハ、☆10のフルコン狙い等を混ぜつつ、あまり大きなブランクを空けずに練習しましょう。
十段取得段階では、中速だと2・2乱打、高速だと2・1乱打くらいでなんとかなって来ましたが、皆伝受験段階では中速だと3・2〜3・3乱打、高速だと2・1〜2・2乱打くらいの密度に対応できなくてはなりません。
対応できるようになるために、何か新しいことを習得するというよりは、そろそろ限界が近づいてきた見切り力や運指力の、限界を上げることになります。癖譜面に関しては見切りや運指で工夫をすることができますが、物量に関してはとにかく自分の限界に挑戦して伸ばしていくしかありません。
癖譜面(トリルや軸やソフランなど)に関しては、単に地力不足の可能性もありますが、いくらかコツというのも存在するので、考え方を変えると突然打てるようになることがあります。特に苦手な譜面については譜面傾向とその対策も参考にしつつ、克服していきましょう。
練習曲に関して、以前のように同時押しと乱打を区別する必要はなくなってきます。☆12辺りからは3つ4つの同時押しが16分の乱打の中で混じってくるからです。
※以下「地力上げよう」くらいのことしか書いてありません。
第一段階 〜AAハードまで
十段に受かったばかりだと、☆12にいくらか触っているところでしょう。難易度表を見て、簡単なものから触っていってみましょう。ノーツ量が重く感じると思いますが、まだまだ誤魔化さずにしっかり指を動かして取っていきます。
主な練習曲、または目標
- 中速
- LASER CRUSTER
- 黒髪乱れし修羅となりて
- The Sampling Paradise
- Solid State Squad
- Broken
- 高速
- Todestrieb
- 恋する宇宙戦争
- 聖人の塔
- Little Star
- PUNISHER
- 皿複合
- Concertino in Blue
- FIRE FIRE
- 即席!脳直★ミュージックシステム
- one or eight
第二段階 〜お菓子ハードまで
3つのお菓子曲、
繰り返しと高速乱打のクッキー、高速
トリルの不沈艦、同時押しと皿複合のビタチョコは、ハードする順番で譜面の得手不得手が推測できるくらい、地力として同じラインにありつつ違う譜面傾向になっています。この段階からは☆12の高速曲に多く挑戦していくことになります。手の速さが追いつかないという悩みも出てきますが、そんなときは☆11のGENOCIDEやSTEEL NEEDLEなどの高速
トリル曲をフルコンを狙う勢いでじっくり練習して指の独立性や運動性を高めましょう。
主な練習曲、または目標
- 中速
- WONDER WALKER
- GOLDEN CROSS
- Dances with Snow Fairies
- Timepiece phase II
- 高速
- GAIA
- SESSION9
- Colorful Cookie
- quaver
- neu
- 皿複合
- Sense2007
- BITTER CHOCOLATE STRIKER
- We're so Happy(P*Light Remix)
第三段階 〜バドマニ麺クエルハードまで
この三曲は皆伝受験に足りる地力の目安になっています。高速乱打のバドマニ、
繰り返しと全押し並の物量
皿複合のMENDES、中速重発狂のクエルと目白押しです。見切り的にも指の数的にもきつくなってきますが、見切りを意識してみたり運指を意識してみたり、様々な方法を試してみましょう。
主な練習曲、または目標
- 中速
- 高速
- Bad Maniacs
- The Limbo
- Confiserie
- 皿複合
第四段階 〜皆伝合格まで
バドマニ麺クエルをハードしているならば、皆伝に合格できる地力はあるはずです。しかし皆伝に合格するにはそれに加えて、定位力(嘆きに癖が付かない)・縦連力(卑弥呼中盤)・
ソフラン力(冥加速)が必要です。
ソフラン力を上げるためには何が必要かというと、まあ人によるのですが、ノーツと判定ラインをしっかり見て正確に打つことです。
普段普通にビーティングしているときは、ノーツを見てるタイプの人や、判定を見てるタイプの人、目線を上にしている人や下にしている人、様々なやり方があります。しかし、
ソフランで緑値が合わなくなっている時、普段と変えなくてはなりません。そこで具体的に何を変えるかというと、判定は余り気にせず、目線を下げて、ノーツをガン見すること、判定ラインも含めて見ること(緑値が変わっている影響)この辺がコツになってきます。
まずは半分のBPMになって8分でノーツが降ってくる曲で練習しましょう。それが基礎になります。これができれば卑弥呼の終盤低速もゲージを維持できるくらいは打てるようになります。
また、ノーツをガン見する習慣の無いクリアラーの方々は、この感覚を覚えるために☆10フルコンや☆11エクハ狙いでプレーするのが効果的という仮説があります。フルコン力と
ソフラン力は似ている部分があり、面白い感覚が得られるかもしれません。また、プレーのモチベーションになりますし、苦手な運指を洗い出すこともできるのでおすすめします。
おまけ 皆伝合格のための具体的なアドバイス
正規と鏡を絶対にプレイしないことが最も大事です。BPは100以内、できれば80以内に抑えます。
まずは曲と譜面を徹底的に視聴して皿のタイミングを覚えます。それ以外で特に注意したいのは、鍵盤が多いところと多くないところをしっかりと覚えることです。これをすることによって半固定でやる箇所と片手でやる箇所をはっきりと分けることが出来ます。事前に譜面をみて皿と鍵盤の量を比べ、半固定と片手で迷わないようにしておきましょう。また、ありがちなミスとしては鍵盤が多いところで皿が認識できなくなり、実際はあまり皿が降ってきていないのにたくさん回してしまう、ということが考えられます。皿でBADハマりする原因のほとんどは回しすぎている、又は回すのが速すぎるからです。これを防ぐためにも事前に出来る限り譜面を見ておきましょう。
まずは最初の縦連地帯の前の乱打でしっかり回復できる(できれば全部つなぐ)ことが大事です。灼熱が得意で卑弥呼に100%で突入できてもこの序盤が打てなければ後半でゲージを維持できません。この序盤の乱打は地力的な指標となっているといえるでしょう。ランダムでできれば正規や鏡でも問題はないです。
縦連地帯は同じ奇妙なリズムを
繰り返しながらだんだん鍵盤が増えていきます。まずは最初の単押しでBADハマりしないようにリズムを覚えましょう。このリズムが縦連地帯のベースのリズムとなります。次第に鍵盤が増えてきますが大事なのは焦らずにしっかりと見て押すことです。終盤は凶暴な縦連が襲ってきますが、一番最後の縦連以外は力を込めて押すことはおすすめしません。
中盤の低速は8分のリズムしか降ってこないのであまり難しくないです。厄介なのはバスの1鍵(鏡だと7鍵)で、ここのリズムさえ覚えてしまえば回復できるでしょう。低速の終わりはとても難しいですが、それ以外の箇所でゲージを稼いで収支をプラスにしたいです。
ここから軸地帯までは全部つなぎます。軸地帯では、軸の鍵盤は意識せずに8分で押し続け、認識はそれ以外の鍵盤に集中します。軸抜きにしてもかなりの物量が降ってきているのでできるだけ拾うことに集中しましょう。軸をできるだけ認識しないということは、軸の降ってきている側の手指にかなりの柔軟性と速度を要求しますが、普通の軸譜面にも有効なので練習することをおすすめします。
ピギャートリルを抜けるとまた回復です。この回復は最初の乱打と同じ密度です。軸地帯以前でなくなっているゲージを回復しましょう。回復の後は同色二重階段地帯です。同色二重階段は折り返し乱打的な要素が多くとてもむずかしいですが、ここでゲージを維持できないとこの後の
皿複合→低速に耐えられないので頑張りどころです。これについてはConfiserie、Verflucht(A)、reunionが主な練習曲となります。(より一般的に同色二重階段乱打の練習については別項で記述します。)
皿複合地帯は純粋な地力譜面です。密度がとんでもなく高いので10~20%の通行料は覚悟しましょう。
最後の低速は16分で乱打が降ってきます。低速に自信があるならばそのまま、自信がないならばゲージを30%ほど犠牲にFHSを使います。補正も合わせて考えると4~50%のゲージを持っていないとFHSは安定しないということになります。(FHSを使うときのコツは、低速に入る小節の頭で全押し(皿含む)をして、そのままの勢いでスタートボタンを押すと、素早く少ない損傷で乗り切れます)
4545地帯が始まるまでは回復です。冥の乱打は単押しが多いので一部の密度が高い箇所を除いて縦認識で行きます。譜面を縦に線で結んで拾っていきましょう。ここも
繰り返しであるがゆえに癖がつきやすいので正規鏡での練習は厳禁です。
低速に入るまでのピアノ地帯は折り返しの多い乱打ですが、引き続き縦認識して回復に努めます。感覚的な話をすると、ここまで来ると緊張などで精神的に追い詰められますが、低速の始まりまでに100%(少なくとも低速の前半までに100%)に持って行きたいので、この乱打は余裕を持って打てるようになる必要があります。調子が悪い時でもスタンダードの3曲目に冥を選べるようになることが目安となります。
低速の前半は難しくないので回復しつつしっかりと目線、リズムを安定させることに集中します。最初に10%ほどの犠牲を払ってでもリズムと目線を安定させることが最優先です。
これらが安定した状態で加速に入ります。2,3鍵(5,6鍵)の連打はあまり見ずとも打てるようになるまでリズムに慣れるのが理想的ですが、途中でリズムを見失ったらしっかりと凝視しながらリズムを立て直します。一番回避するべきなのはBADハマりです。他の鍵盤は早押しにならないように気をつけながら拾います。これがBPM180になるまで続きます。BPM190(63小節)は皿を8分で回しながら鍵盤も8分であんみつ気味に、64小節は皿側の手で13(57)をあんみつしながら逆側の手で56と67(12と23)をあんみつします。1枚だけ降ってくる皿は無視します。ブインブインは基本的には高速の階段をあんみつする感じで、各階段の末尾に折り返しが付いていることを意識して端っこだけ多めに押しておきます。
目線は徐々に上げていきますが、一小節ごとにやると認識がに支障をきたすので目安としては2、3小節に一回ずつ、多めに移動して全体で3回ほどの移動で済むようにします。少なくともBPM180になるときには目線を元の位置に戻さないとその後の発狂に圧殺されます。BPM180になるころには縦連が追いつかなくなっているし、そもそもBPM200に対して20程度遅くなったところで大した早押しにはならないのでその心配はありません。
ゲージの減りに少しラグがある関係で加速を抜けた後に落ちるということがありますが、勝ちを確信できるのは68小節の皿をとったところです。
全体的なBPの目安としては120くらい、加速地帯で一回は30~50コンボくらいつなげれば耐え切れます。
全体を通して言えるのは、
- 高速/高密度に認識打鍵ともに慣れる必要があるということ
- ソフランは目線の移動など必要なことが無意識にできるようになるまで練習すること
- 正規鏡の練習は厳禁だということ
です。癖がつき得ないような練習を意識して地力を上げましょう。
以下に主な練習曲をBPM、ノーツ数とともに挙げておきます。
Elemental Creation |
212 |
2130 |
Sigmund[A] |
200 |
2029 |
The Limbo |
200 |
1701 |
キャトられ恋はモ~モク |
196 |
1988 |
渚の小悪魔ラヴリィ~レイディオ |
190 |
1835 |
reunion |
184 |
1677 |
Bad Maniacs |
195 |
1656 |
Confiserie |
185 |
1833 |
煉獄のエルフェリア |
183 |
2000 |
Verflucht(A) |
180 |
1805 |
perditus†paradisus |
172 |
2065 |
最終更新:2018年12月25日 00:55