対称固定

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対称固定 - (2017/10/09 (月) 21:58:14) のソース

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目次

#contents()

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*指の配置

1P側
|>|&sizex(7){◯}||>|CENTER:L3|>|CENTER:(L2)R2|>|CENTER:R3| |
|~|~|>|CENTER:L4|>|CENTER:L1|>|CENTER:R1|>|CENTER:R4|



 2P側の方は反転して考えてください。L3とかR2とはなんぞ?という方は→[[画像>http://cdn48.atwikiimg.com/otogeshiyouze?cmd=upload&act=open&pageid=34&file=%E6%8C%87%E3%81%AE%E5%90%8D%E5%89%8D.png]]

#ref(http://www48.atwiki.jp/otogeshiyouze?cmd=upload&act=open&pageid=32&file=%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%AE%E5%AF%BE%E7%A7%B0%E5%9B%BA%E5%AE%9A.png)




 対称固定という名前は、4鍵を軸にして線対称な手になることから付けられたと思われます。
 一つの鍵盤に一つの指が対応しているため、鍵盤のみが降って来ている場合はその対応でのみ打鍵します。つまり、上の図のように必ず、1鍵→L4,  2鍵→L3,  3鍵→L1,  4鍵→R2,  5鍵→R1,  6鍵→R3,  7鍵→R4  で叩きます。
 ただし、対称固定は皿に手が届かないので、皿が降ってきたときは[[3:5半固定]]やベチャ押しなどに移行します。つまり、&u(){皿が降って来た時のために、3:5半固定も並行して習得していかなくてはなりません。}





**長所

-比較的&u(){指の形が自然}であるため、手に変な力が入らず、&u(){感覚的にも分かりやすい}。力を抜いて手を鍵盤に置いてみると、5鍵の親指以外は勝手に乗ります。

-鍵盤に集中している運指であり、&u(){使える指の数が8本と多く}、結果4鍵をどちらの手でも取れるなど、融通が利く。といっても大半の4鍵は右手人差し指で取ります。

-&u(){''べちゃ押し''に移行しやすい}。3:5半固定に移行する際は、2・3鍵と皿が絡む譜面に対応しやすい。




**短所

-&u(){L4が1鍵に拘束されるので左手が皿から遠い}。だから皿が来たときのために3:5半固定は必修。

 やはりこれが最大の弱点です。皿まで遠いということは、3:5半固定に移行するのも、そこから対称固定に戻るのも大変で、精度の高い切り替えが求められます。さらに、使う頻度が高い''押し皿''から対称固定に戻るのが大変です。


-&u(){12鍵トリルが取りにくい}。67トリルも取りにくいのはほとんどの運指で同じですが、12トリルは他の運指より苦手としています。

 12鍵トリルは、指に余裕があれば3:5半固定で対処すると良いです。







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*もう少し詳細な非皿側の手の話

 対称固定の両手がかたどるこの手の形、1048式やドルチェ式でも右手は同じ形になりますが、この形には、二つのタイプがあるようです。上から見たとき、

:&font(red){タイプA}|親指の第一関節が、人差し指の付け根の&bold(){下}にある。
:&font(blue){タイプB}|親指の第一関節が、人差し指の付け根の&bold(){横}にある。

 &font(red){タイプA}、&font(blue){タイプB}という呼び方は適当に決めました。ここだけの呼び名です。

 &font(red){タイプA}は、1P対称固定の&bold(){右手}に適しています。理由は、4鍵を取っているときに5鍵がとりやすいからです。
 &font(blue){タイプB}は、1P対称固定の&bold(){左手}に適しています。理由は、左手はあまり4鍵をとる必要が無いこと、そして、人差し指を左に寄せて2鍵の近くに浮かせておくことで、3:5半固定に移行しやすくなるためです。

 このような感じで私は、&bold(){左手は}&font(blue){タイプB}、&bold(){右手は}&font(red){タイプA}を推奨します。

#region(close,←クリック!画像が畳んであります)
#ref(http://www48.atwiki.jp/otogeshiyouze?cmd=upload&act=open&pageid=32&file=typeB.png)
#ref(http://cdn48.atwikiimg.com/otogeshiyouze/?cmd=upload&act=open&page=%E5%AF%BE%E7%A7%B0%E5%9B%BA%E5%AE%9A&file=typeA.png)
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 こうしてしまうと、もはや対称ではありませんね。
 ところで、&u(){このままだと左手人差し指での4鍵補助は、左手が相当暇なときしかできません}。私はそれで良いと思いますが、それがいやならば逆サイドでプレイするなりして左手で&font(blue){タイプB}が出来るように練習しましょう。




**&font(blue){タイプB}から&font(red){タイプA}への矯正方法

 非皿側の手は&font(red){タイプA}にした方が良いのですが、今までの練習で&font(blue){タイプB}に慣れてしまったため、&font(red){タイプA}に矯正してみようという方がいらっしゃると思います。
 その矯正の参考になるように、&font(red){タイプA}の理想の形を詳しく書いていきます。

-''手の平が真下''を向いていて、手の平から鍵盤まで&u(){5cmくらいの隙間がある。}
-手に卵を握るような感じの空間が手のひらにある。
-手のひらが内側(4鍵がある方)を向いて、中指薬指が窮屈になったり、人差し指が4鍵に届かなくてピンと伸びてしまうのはダメ
-手のひらが下がっているのはダメ(手が潰れてしまってはダメ)。

-''親指の指先が''人差し指と中指の間から見えているような位置で、''親指の外側''(爪の横)(腹ではない)で鍵盤を打つ。
-鍵盤を押す時、親指の第一関節はほとんど曲げ伸ばしをしない。曲げっぱなしか伸ばしっぱなしにする。(?怪しい)

-人差し指、中指、薬指は、''指先''が鍵盤に対して上から''垂直近い角度''になるように、指先で上から押す。
-人差し指がピンと伸びて、人差し指の腹で4鍵盤を押すのはダメ。

 要するに、親指は手の平の下に無いといけなくて、そのためには手のひらの下にスペースが必要ということです。
 &font(blue){タイプB}から&font(red){タイプA}への矯正するときに使える方法として、5cmくらいの物体を5鍵と7鍵の間に立てて手首に当たるようにして、つっかえ棒として置いておくというものがあります。
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