丁度12月になったところで
実験テーマが決まったので,これからはグループごとに記録をつけてきましょ.
12/12(Wed.)
笹尾さんに相談して前回のセットアップを改良。具体的にはターゲットを十円玉から銅版に,double coincidence をtriple coincidenceにしました。ぱっと見のレートは1分で5個ぐらい。まあ何とかなるでしょう。ぺタ牛丼が食べてみたいです。
12/11(Tue.)
理論ゼミでした.その後,ターゲットを除いて,昨日10000eventとるのにかかった時間だけ
データを取りました.
昨日511KeVピークをNaIシンチレータで観測しましたが,ROOTのNTupleでヒストグラムを描くのにBinの幅の変え方がわからず,うまいことFittingが出来ません.
12/10(Mon.)
朝寝すぎて遅刻しました.
実験の進展具合を笹尾さんに伝えたところ,やろうとしていた寿命スペクトルからparityの非保存を見る実験は相当難しいということで,磁場を反転させたときの2γのレートの差を見ることになりました.これでPositronium班の実験は振り出しに戻ったことに…
取れあえずターゲットに十円玉を用いて(回路室はもう閉まってしまっているので),2coincidenceの数をターゲットのあるなしで見ることにしました.
ん~,久しぶりの実験だった.
12/7(Fri.)
笹尾さんに実験の論文をもらい(実はこれまでの論文収集の過程で読んだことのあるものでしたが),Setupについて検討しました.ポイントは磁場の大きさの計算と,真空容器の形状,鉛によるγ線の遮蔽等で,今日は大体の装置の概略を考え,来週以降,笹尾さん・野村さんと相談して細かい仕様まで決定し,実験装置を発注することになりました.
磁場の計算にはPoissonというソフトを用いますが,インストールはしたものの使い方がいまひとつわかりませんでした.
今日は結構進んだ気がする.知らんけど.
12/6(Thu.)
昨日に引き続き,論文を検索していきましたが,線源からのPositronの偏極を見る実験として,鉄をターゲットとしてこれの磁化の方向による2γ崩壊のレートの変化を見る実験がありましたが,なかなかこれといった実験が見つからず,あまり進展がありませんでした.このままでは埒が明かないのと,今週中にはSetupを確定させたいので,これまで調べたことを元に,明日笹尾さんに相談に行くことにしました.
12/5(Wed.)
野村さんにテーマについて相談し,2005年までのslow positronの実験の元の論文を塩見さんからもらい,これを元に新たに文献収集を開始しました.とりあえず,positronのスピンをどのように測定するかが重要.positronはslowでなければならないのか,線源は何を使うのか,等setupについてつめていきます.
12/4(Tue.)
月・火は遅刻したら100円罰金という制度が設けられ,みんな遅刻しなくなりました.今日は理論ゼミなので実験のほうは対して進まず.文献を幾つか集めただけで終わりでした.というか実験テーマを実はあまりよくわかっていないかも…
12/3(Mon.)
何とか実験テーマが決まりました.2グループで,略確実視されていた Millikanの実験 と, 強磁性体を用いたPositroniumの寿命測定及びParityの破れの検証 です.
どういう経緯だったかというと,以前絞ったMillikanとPositronium関係に加え,eの異常磁気能率の測定と量子ゼノン効果の2つが新たに提案されましたが,前者はセットアップの面で,後者は量子力学で考えれば当然というか,或いはよくわからないとかでやっぱりやめて,一方Positronium関係では,出来ればParityの破れを見たいということで,一昨年前まで行われていたSlow Positronの実験をするという話もありましたが,破れを見るには相当大変ということなので,笹尾さん,野村さんの助言により強磁性体を用い,先ず寿命測定,そして出来ればParityの破れも見る,ということになりました.
テーマ決めに略丸一ヶ月かかったわけですが,何とかまとまりました.明日から大変や~~.
最終更新:2007年12月12日 22:39