組み合わせ問題

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#contents ---- 組み合わせ問題(英:Combination problem)とは、心の哲学で議論される問題のひとつ。この宇宙の基本的な構成要素としてごく単純な意識のもとのようなもの――[[原意識]]が存在すると仮定したとき、そうした低次の意識から、どのようにして私達が持つ高次の意識体験が生みだされるのかという問題。1995年、カナダの哲学者ウィリアム・シーガーによって定式化された(Seager, 1995)。 主に[[汎心論]]、および[[汎経験説>http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/108.html]]が抱える問題のひとつとして議論される。 組み合わせ問題は意識を還元主義的な方法で分析しようとすれば必然的に生じる問題である。そもそも[[ルネ・デカルト]]が心身問題について[[実体二元論]]を主張したのは、物理的な身体が空間を占める「延長」であるのに対し、精神は空間的でなく、純粋に時間的なものであるという、両者の根本的な性質の違いがあったためである。汎経験説および原意識という概念は、空間的・数的に分割可能な物理的なものを分析する手法をそのまま精神現象に用いており、本質的に空間的でない精神現象がその手法で捉えられるわけはないのである。 ----
#contents ---- #redirect(汎心論) ----

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