アウェアネス

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アウェアネス - (2011/03/01 (火) 23:18:08) の編集履歴(バックアップ)



アウェアネス(英: Awareness)とは、意識の研究において使われる学術用語で、人が自分の精神や知覚の情報にアクセスできて、その情報を直接的に行動のコントロールに利用できる状態(direct availability for global control)」のことを言い、日本語で「気づき」とも訳される。自覚状態を指すため「覚醒」という意味もある。

例えば何かが見えていることに気づいていて、それを言語で報告できる状態のことである。この場合、視覚的アウェアネスといわれる。また自分が何らかの感情を持っていることの自覚や、自分自身の存在を認識でき、それを報告できる状態などのことを意味する。

人間の脳は外部からの知覚刺激によって覚醒状態になり、知覚の対象へ注意を向ける(志向性)状態に移行する。その移行の際に意識が発生する。この一連の過程がアウェアネスである。

人間は自分の脳内で行われている処理であっても、その全てに「気づき」を持っているわけではない。精神分析学では、ほとんどの処理は気づきを伴わず進行すると考えられている。これは無意識と呼ばれる。アウェアネスは意識的な運動に情報を利用できることを言う。反射や無意識での反応とは区別される。