原意識

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原意識 - (2010/12/23 (木) 01:40:07) のソース

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原意識(英: Proto-conscious)または原現象特性(げんげんしょうとくせい、英: Protophenomenal property)は、心の哲学の分野におけるひとつの考え方。意識のもととなるような何かが、世界の基本的な構成要素のひとつとして、ミクロの素過程のレベルに存在しているかもしれないとする。主に汎心論の立場から使用される概念。心の塵(こころのちり、mind-dust)などとも言われる。

この概念は、[[現象的意識]]または[[クオリア]]などと言われる意識の主観的・質的側面の議論と関わる。意識の主観的な側面について、それが純粋に物理的なものだけの組み合わせから[[創発>http://www21.atwiki.jp/p_mind/pages/108.html]]可能だと考える場合、それは創発的物理主義と呼ばれる。しかし物理的なものだけから意識体験が創発することを、野蛮な創発(brute emergence)として不可能とする立場ならば、意識体験を生み出すに足る何らかの性質を、世界の基礎的なレベルに措定したいという要求がある。こうして導入されるのが原意識という概念である。

・意識に対する原子論的な還元主義が理論の背景としてある。
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