#contents ---- 心の哲学の分野における機能主義(きのうしゅぎ、Functionalism)とは、心的な状態というのは、その状態の持つ機能的役割によって定義される、という立場。 心的状態をその因果的な役割によって説明しようとする。 たとえば腕を強く打ったりすることの結果として生じ、打った腕を押さえたり顔をしかめたりすることの原因となる心的機能が「痛み」であると説明される。 行動主義や同一説の問題点を踏まえた上で、それらのあとに続く考え方として、1960年代に登場した。 ・機能主義に対する代表的な反論に[[中国語の部屋]]という思考実験がある。 ・ウィトゲンシュタインの「(語の)意味とはその用法である」というアイデアに由来する。 ----