カネオの奇妙な探検 ◆NXWWzEezZM
倉見春香と七味東雅が去ってからしばらくして、カネオは目を覚ました。
まず初めに彼は周りを見回してみる。
辺りには誰もいない。
自分のデイパックが無くなっている。
空はまだ暗いまま。
ここは木が生い茂る森の中。
これらの情報から、考えられる自分の状況は──
まず初めに彼は周りを見回してみる。
辺りには誰もいない。
自分のデイパックが無くなっている。
空はまだ暗いまま。
ここは木が生い茂る森の中。
これらの情報から、考えられる自分の状況は──
「む~~~ん、ボクのデイパックがないんだなぁ~。
許せないんだなぁ~、おしおきなんだなぁ~。
きっとあの女が盗ってったんだなぁ~、許せないんだなぁ~~~」
一度に多くの事を考えるのは無理だったようだ。
許せないんだなぁ~、おしおきなんだなぁ~。
きっとあの女が盗ってったんだなぁ~、許せないんだなぁ~~~」
一度に多くの事を考えるのは無理だったようだ。
その後しばらくして、少しずつ頭が冴えてきたカネオは、ようやく自分の状況を大まかに把握する。
デイパックが無いことが深刻なことであるという事も理解し、当分の間の行動方針を決めた。
デイパックが無いことが深刻なことであるという事も理解し、当分の間の行動方針を決めた。
「おなかが減ったから、食べ物がありそうな所に行くんだなぁ~」
と言っても地図が無いので、行くべき場所の見当も付かない。
しかしそんな事もお構いなしで、カネオはふらふらと歩き出した。
しかしそんな事もお構いなしで、カネオはふらふらと歩き出した。
◆ ◆ ◆
「む~ん、ここはどこなんだなぁ~」
カネオが歩き始めて20分くらい経った頃だろうか、彼はある建物を目の前にして歩みを止めた。
入り口は近くには見当たらない、しかし窓から中の様子が僅かに窺える。
カーテンによってその窓の大部分は遮られているが、その隙間からはベッドのような物が見えた。
この建物が何であるか、適当に歩いて辿り着いただけのカネオには分からない。
それでも、ベッドがあるならばそこに人が居る、もしくは居た可能性は十分にある。
それなら食べられる物の一つや二つくらいは見つかるだろう。
ここまで来れば、建物の前に突っ立っている必要は無い。
入り口は近くには見当たらない、しかし窓から中の様子が僅かに窺える。
カーテンによってその窓の大部分は遮られているが、その隙間からはベッドのような物が見えた。
この建物が何であるか、適当に歩いて辿り着いただけのカネオには分からない。
それでも、ベッドがあるならばそこに人が居る、もしくは居た可能性は十分にある。
それなら食べられる物の一つや二つくらいは見つかるだろう。
ここまで来れば、建物の前に突っ立っている必要は無い。
「きっとこの中に何か食べ物があるんだなぁ~。
そうと決まれば早速侵入するんだなぁ~」
そうと決まれば早速侵入するんだなぁ~」
カネオは窓に鍵がかかっているかどうかは確認していない。
だからと言って、窓を割って中に入るという手荒な真似をした訳でもない。
彼の特技───瞬間移動する能力、テレポート───を用いれば、全ては一瞬で済むのだから。
だからと言って、窓を割って中に入るという手荒な真似をした訳でもない。
彼の特技───瞬間移動する能力、テレポート───を用いれば、全ては一瞬で済むのだから。
テレポートを発動し、二つの地点を一瞬で移動する。
こうして建物への侵入に成功したカネオ。
しかし普段から何気なく行っていたこの一連の動作が、ここに来る前までとは勝手が違う事に気付いた。
こうして建物への侵入に成功したカネオ。
しかし普段から何気なく行っていたこの一連の動作が、ここに来る前までとは勝手が違う事に気付いた。
「何かがおかしいんだな、いつもより凄く疲れたんだなぁ~。
瞬間移動がこんなに疲れるものだとは思ってなかったんだなぁ~。
早く食べ物を探してゆっくりしたいんだなぁ~」
瞬間移動がこんなに疲れるものだとは思ってなかったんだなぁ~。
早く食べ物を探してゆっくりしたいんだなぁ~」
テレポートへの制限、理屈は分からないものの、それが制限されているという事には勘付いた。
しかし彼はそれ以上発想を広げる事は無かった。
それは彼にとってそれはどうでもいい事だったから、そんな事よりも空腹を凌ぐ事の方がはるかに重要だったからに他ならない。
しかし彼はそれ以上発想を広げる事は無かった。
それは彼にとってそれはどうでもいい事だったから、そんな事よりも空腹を凌ぐ事の方がはるかに重要だったからに他ならない。
◆ ◆ ◆
初めにテレポートで辿り着いた部屋は、ベッドが二つ置いてあった。
だが医薬品などは見当たらず、彼にとって特に収穫となるものは何も見つからない。
当然食糧も見当たらなかったので、彼はその部屋に見切りをつけ、他の部屋の探索に向かっていった。
だが医薬品などは見当たらず、彼にとって特に収穫となるものは何も見つからない。
当然食糧も見当たらなかったので、彼はその部屋に見切りをつけ、他の部屋の探索に向かっていった。
次に彼が辿り着いたのは更衣室であった。
カネオはロッカーを開けて中を調べるという作業を何回か繰り返したが、食糧となるものは見つけられない。
しかし、最後に開けたロッカーで思わぬ発見をする。
カネオはロッカーを開けて中を調べるという作業を何回か繰り返したが、食糧となるものは見つけられない。
しかし、最後に開けたロッカーで思わぬ発見をする。
「これは便利そうなカバンなんだなぁ~。
ちょっと拝借していくんだなぁ~」
ちょっと拝借していくんだなぁ~」
それは何の変哲もないリュックサック。
強いて言えば、ポケットの数が多くて市販のものとしては便利というぐらいの代物であった。
彼が中を確認したところ空っぽではあったが、道具を入れられるものが見つかっただけで収穫である。
早速彼はそれを背負って、用が無くなった更衣室を後にしていった。
強いて言えば、ポケットの数が多くて市販のものとしては便利というぐらいの代物であった。
彼が中を確認したところ空っぽではあったが、道具を入れられるものが見つかっただけで収穫である。
早速彼はそれを背負って、用が無くなった更衣室を後にしていった。
その後もカネオはしばらく建物の探索を続けた。
しかしいくつかの部屋を調べてはみたものの、食糧どころか役立ちそうな武器などのアイテムすら見つけられない。
それでもあくまでマイペースに探索を続けていた結果、長い廊下の突き当たりにある部屋に辿り着いた。
しかしいくつかの部屋を調べてはみたものの、食糧どころか役立ちそうな武器などのアイテムすら見つけられない。
それでもあくまでマイペースに探索を続けていた結果、長い廊下の突き当たりにある部屋に辿り着いた。
「なんか凄そうな部屋なんだなぁ~。
きっとここならいい物が置いてあるんだなぁ~。
早速中に入るんだなぁ~」
きっとここならいい物が置いてあるんだなぁ~。
早速中に入るんだなぁ~」
それまで見た部屋とは明らかに何かが違う、立派な金属の引き戸がそこにあった。
カネオは迷わずそれを引いて中へ進んでいく。
鍵はかかっていなかった。
カネオは迷わずそれを引いて中へ進んでいく。
鍵はかかっていなかった。
◆ ◆ ◆
カネオが入っていったのは冷凍室だった。
彼は電気のスイッチを見つけることが出来なかったので、暗い室内にそのまま足を踏み入れていく。
幸運にも入り口から程遠くない場所にあった『食べ物』を、彼はすぐに発見することが出来た。
彼が手に取ったのは、真空パックの袋に入った鳥の手羽先だった。
彼は電気のスイッチを見つけることが出来なかったので、暗い室内にそのまま足を踏み入れていく。
幸運にも入り口から程遠くない場所にあった『食べ物』を、彼はすぐに発見することが出来た。
彼が手に取ったのは、真空パックの袋に入った鳥の手羽先だった。
「む~ん、これはおいしそうな食べ物なんだなぁ~。
これは拝借しておくんだなぁ~」
これは拝借しておくんだなぁ~」
袋の隅に『名古屋コーチン』と記されているそれを、カネオは先程のリュックサックに放り込む。
そして他にも何か食べられるものがないかと冷凍室の奥へと進もうとしたが、廊下の灯りが届かなくなった辺りで引き返した。
灯りが届かないと見えないというのもあるが何より彼の進む意思を削いだのは、その寒さだった。
そして他にも何か食べられるものがないかと冷凍室の奥へと進もうとしたが、廊下の灯りが届かなくなった辺りで引き返した。
灯りが届かないと見えないというのもあるが何より彼の進む意思を削いだのは、その寒さだった。
「ここは寒いんだなぁ~、宇宙みたいに寒いんだなぁ~~~」
こんな独り言を吐き出して、彼は冷凍室から退散した。
何かを呟いても誰も聞いていないというのは、少々寂しく感じた。
弟達を探さねばならないか、そんな事を考えてみるものの、食欲に打ち勝つことは出来ないのであったのだが。
何かを呟いても誰も聞いていないというのは、少々寂しく感じた。
弟達を探さねばならないか、そんな事を考えてみるものの、食欲に打ち勝つことは出来ないのであったのだが。
「まずはこれを料理しに行く事が第一なんだなぁ~。
焼くなり煮るなりしないと食べられないんだなぁ~。
楽しみなんだなぁ~」
焼くなり煮るなりしないと食べられないんだなぁ~。
楽しみなんだなぁ~」
結局収穫は冷凍されたの手羽先一つだけである。
だが彼一人にはそれでも十分であった。
こうなれば彼の当分の間の目標はただ一つ、これを調理して食べることだけ。
調理器具を求めて、彼は再び歩き出した。
だが彼一人にはそれでも十分であった。
こうなれば彼の当分の間の目標はただ一つ、これを調理して食べることだけ。
調理器具を求めて、彼は再び歩き出した。
◆ ◆ ◆
ここは奇怪な研究所。
そこへ偶然にも侵入してきた宇宙の嫌われ者、スペースコックローチの一人、カネオ。
今まで数多くの宇宙船に侵入し、そして成果をあげてきた。
果たして今回の侵入でも成功を収められるのか。
カネオの研究所探検はまだ続く。
行き着く先に何があろうとも。
そこへ偶然にも侵入してきた宇宙の嫌われ者、スペースコックローチの一人、カネオ。
今まで数多くの宇宙船に侵入し、そして成果をあげてきた。
果たして今回の侵入でも成功を収められるのか。
カネオの研究所探検はまだ続く。
行き着く先に何があろうとも。
【A-3/研究所/1日目/黎明】
【カネオ@パワプロクンポケット9裏】
[状態]:疲労(中)、空腹(中)
[装備]:なし
[道具]:凍った手羽先、リュックサック
[思考]
1:手羽先を食べられる状態に加工して食べる、食べたらどこがでゆっくり休憩する。
2:弟たちを探す。
3:春香に会ったら、『おしおき』をする。
【カネオ@パワプロクンポケット9裏】
[状態]:疲労(中)、空腹(中)
[装備]:なし
[道具]:凍った手羽先、リュックサック
[思考]
1:手羽先を食べられる状態に加工して食べる、食べたらどこがでゆっくり休憩する。
2:弟たちを探す。
3:春香に会ったら、『おしおき』をする。
[備考]
※ 参戦時期は9裏主人公の戦艦に最初に乗り込んできた後です。
※ 春香の名前は知りません。また春香の見た目に関する情報も、暗かったために曖昧です。
※ テレポートをすると疲れが溜まる事を認識しました。
テレポートの移動距離に関する制限は認識していません、またテレポートの制限の度合いは以降の書き手にお任せします。
※ 参戦時期は9裏主人公の戦艦に最初に乗り込んできた後です。
※ 春香の名前は知りません。また春香の見た目に関する情報も、暗かったために曖昧です。
※ テレポートをすると疲れが溜まる事を認識しました。
テレポートの移動距離に関する制限は認識していません、またテレポートの制限の度合いは以降の書き手にお任せします。
| 前へ | キャラ追跡表 | 次へ |
| 015:深夜のひととき | カネオ | 050:仲間/強制 |