ファースト・コンタクト ◆n7WC63aPRk
「おお!すげー!」
お腹を空かした平山のデイパックに入っていたのは、赤ん坊の頭くらいのサイズのおにぎりだった。
きれいな三角形で、丁寧に海苔も巻いてあってとてもおいしそうだ。
きれいな三角形で、丁寧に海苔も巻いてあってとてもおいしそうだ。
「いやー、今日はなんかツイてるぜ~」
辺りを見渡し、人がいないことを確認、おにぎりを抱えてその場に座り込む。
いただきまーす、と小声でつぶやいておにぎりに噛り付いたその時、
少し離れたところから声が聞こえてくるのに気がついた。
いただきまーす、と小声でつぶやいておにぎりに噛り付いたその時、
少し離れたところから声が聞こえてくるのに気がついた。
「やべっ……誰か来た……」
ここに来て数時間、誰とも接触のなかった平山は、わずかに聞こえた人の声に過敏に反応し、
急いで窓の下へと身を潜めた。
そしてそのままじっとしていると、声の主が段々と近づいてきていることがわかる。
更に耳を澄ましていると、平山は声の主が一人でないことにも気がついた。
急いで窓の下へと身を潜めた。
そしてそのままじっとしていると、声の主が段々と近づいてきていることがわかる。
更に耳を澄ましていると、平山は声の主が一人でないことにも気がついた。
「……なんか言い争ってるみたいだな……」
平山にはその声の主たちが、殺す、とか、殺される、と言っているように聞こえた。
確信はないが、殺しに乗っているやつであるかもしれない……。
そう考えると、平山は身を震わせ、『ピンチ○』と書かれたプレートを胸に抱きしめ、
その場にうずくまった。
確信はないが、殺しに乗っているやつであるかもしれない……。
そう考えると、平山は身を震わせ、『ピンチ○』と書かれたプレートを胸に抱きしめ、
その場にうずくまった。
☆
数分間大人しくしていると、声の主たちは去っていった。
ちらりと後ろ姿だけ確認することができたが、二人組みだったようで、
片方は少し頭の大きな男性、もう片方はよく見えなかったが、赤いシルエットが確認できた。
平山は考える。あの赤は何だったのだろうか。
単に赤い服を着て赤い髪の色をしている人だったのか。
もしくは、あのヒーローの赤バージョンだろうか。
……それとも……まさか……血の色?
ちらりと後ろ姿だけ確認することができたが、二人組みだったようで、
片方は少し頭の大きな男性、もう片方はよく見えなかったが、赤いシルエットが確認できた。
平山は考える。あの赤は何だったのだろうか。
単に赤い服を着て赤い髪の色をしている人だったのか。
もしくは、あのヒーローの赤バージョンだろうか。
……それとも……まさか……血の色?
「ま……まさかな……」
考えるだけで恐ろしくなってくるので、これ以上あの二人組みについて考えることはやめることにした。
平山は頭は悪いが、考えの切り替えが遅いわけではない。すぐに思考を先ほどのおにぎりに戻す。
平山は頭は悪いが、考えの切り替えが遅いわけではない。すぐに思考を先ほどのおにぎりに戻す。
「……って……あれ?」
自分の横にあったはずのおにぎりがない。
まだほとんど食べていなかったのにどこへ行ってしまったのか。
オロオロしながら辺りを見渡す。
まだほとんど食べていなかったのにどこへ行ってしまったのか。
オロオロしながら辺りを見渡す。
「マジかよ……どこだよ、おい……出てきてくれよぉ…………ん?……ああ!!??」
平山が目をやった先には、自分のおにぎり……をくわえた犬がいた。
どこから来たのか、さっきまでこの小屋の中には誰もいなかったはずなのに、
おにぎりをいつの間にか奪い、既に半分ほど食べてしまっている。
どこから来たのか、さっきまでこの小屋の中には誰もいなかったはずなのに、
おにぎりをいつの間にか奪い、既に半分ほど食べてしまっている。
「このクソ犬が……早く返せ! ホラ、こっちによこせ!」
平山は先ほどまでうずくまって震えていたのが嘘のように強気になって犬を睨みつけている。
挙句の果てには木の棒をもって犬を威嚇し始めた。
挙句の果てには木の棒をもって犬を威嚇し始めた。
「おい、痛い目に逢いたくなかったら早くそれをよこせ!」
犬と話す青年。
誰かがこの光景を目撃したら何を思うだろうか。
誰かがこの光景を目撃したら何を思うだろうか。
そんな犬も、平山の脅しごときに簡単に屈服するはずもなく、平山を睨み返して唸っている。
「ぐうう~~……ワンワン!(何やケチなあんさんやな。おにぎりくらい分けたらんかい!)」
「くそ~。ムカツく犬だぜ。人間様に逆らうなんて……俺を誰だと思ってやがる。」
「ワンワンワン!!!……アン?
(さっきまでビクビクしてた奴が今さら何意気がっとるんやボケが! ……ん?何や?)」
(さっきまでビクビクしてた奴が今さら何意気がっとるんやボケが! ……ん?何や?)」
平山は先ほどまでワンワンとうるさかった犬の様子が突然おかしくなったことに気がついた。
何やらこちらをじっと観察しているようで、毛を逆立てながらこちらを睨みつけている。
そして今度は急に物凄い勢いで吠えだし、少しするとおにぎりをその場に残して
「キャインキャイン」と鳴きながら、小屋を飛び出して一目散に駈け出して行った。
何やらこちらをじっと観察しているようで、毛を逆立てながらこちらを睨みつけている。
そして今度は急に物凄い勢いで吠えだし、少しするとおにぎりをその場に残して
「キャインキャイン」と鳴きながら、小屋を飛び出して一目散に駈け出して行った。
「……?……ふん。俺にかかりゃあ、あんな犬コロの一匹や二匹わけないぜ」
この状況にしっくりこないながらも、自分で自分の気を晴らすかのように、一人でつぶやく平山。
そんな平山の後ろに、忍び寄る影があった。
そんな平山の後ろに、忍び寄る影があった。
「ほるひすだよ」
☆
おにぎりを拾った平山が、はっと後ろを振り返ると、そこには………“何か”がいた。
本当に、“何か”と呼ぶ他にない“何か”であった。
ぬいぐるみのような感じもするが、なんだか動いている。しかも言葉を話す。
……何なんだこの無機質な奴は。
流石の平山も、これには空いた口がふさがらなかった。
逃げても逃げられないような気がするし、戦っても勝てないような気がする。
かといってこいつに殺意があるようには感じられない。
………とんでもなく不気味ではあるが。
本当に、“何か”と呼ぶ他にない“何か”であった。
ぬいぐるみのような感じもするが、なんだか動いている。しかも言葉を話す。
……何なんだこの無機質な奴は。
流石の平山も、これには空いた口がふさがらなかった。
逃げても逃げられないような気がするし、戦っても勝てないような気がする。
かといってこいつに殺意があるようには感じられない。
………とんでもなく不気味ではあるが。
とりあえず、この「ほるひす」と名乗った“何か”の次の言葉を待つことにした
「ほるひすだよ」
「え?」
「ほるひすだよ。あずまにおいてかれたけど、れっどもみうしなったよ」
「…………」
「ほるひすだよ。ころさないけど、ひともまもるよ」
「…………!!!!! な……なんだってぇ!!??」
……どうやらこいつは人を殺さないらしい。しかも守ってくれる!
……と、超がつくほど単純な平山は、目の前に現れたほるひすの一言を完全に鵜呑みにし、
簡単に信じ込んでしまった。
……と、超がつくほど単純な平山は、目の前に現れたほるひすの一言を完全に鵜呑みにし、
簡単に信じ込んでしまった。
「そうか、これもこの『ピンチ○』の効果ってわけだな!
いこうぜほるひす!これで百人力だぜ!」
いこうぜほるひす!これで百人力だぜ!」
【D-2/民家/一日目/早朝】
【平山紀之@パワプロクンポケット】
[状態]:健康
[装備]:無し
[参戦時期]ED後(亀田死亡ルート)
[道具]:支給品一式、ピンチ○、ランダムアイテム残り0~1個
[思考・状況]
基本:ゲームをブチ壊す!
1:ほるひすと行動。
2:知り合いに会って協力したい。(特に三橋と合流したい)
3:死にたくない。
[備考]
※ピンチ○は特殊な効果を持つ支給品だと思っています。
※残りの支給品は以降の書き手にお任せします。
【平山紀之@パワプロクンポケット】
[状態]:健康
[装備]:無し
[参戦時期]ED後(亀田死亡ルート)
[道具]:支給品一式、ピンチ○、ランダムアイテム残り0~1個
[思考・状況]
基本:ゲームをブチ壊す!
1:ほるひすと行動。
2:知り合いに会って協力したい。(特に三橋と合流したい)
3:死にたくない。
[備考]
※ピンチ○は特殊な効果を持つ支給品だと思っています。
※残りの支給品は以降の書き手にお任せします。
【ほるひす@パワプロクンポケット6表】
[状態]:けんこー
[装備]:なし
[参戦時期]:パワーアップ後
[道具]:支給品一式、不明支給品0~2個
[思考・状況]
1:ひらやまといっしょにきょうりょく、げーむをだかいする。
2:しょうぼうしょへむかう。
3:あずまとれっどとこうしにごうりゅうしたい
4:???
[状態]:けんこー
[装備]:なし
[参戦時期]:パワーアップ後
[道具]:支給品一式、不明支給品0~2個
[思考・状況]
1:ひらやまといっしょにきょうりょく、げーむをだかいする。
2:しょうぼうしょへむかう。
3:あずまとれっどとこうしにごうりゅうしたい
4:???
【犬@シリーズ全般】
平山に支給。
何故か関西弁をしゃべる犬。
ほるひすに驚き逃亡
平山に支給。
何故か関西弁をしゃべる犬。
ほるひすに驚き逃亡
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| 045:五、六年もあれば爽やかな青年も悪の手先に変わってしまうことを彼は知らない | 平山紀之 | 052:華麗なるかな二流 |
| 035:救われるもの | ほるひす | 052:華麗なるかな二流 |