脛に傷を持つ元准教授、今はヤクザの下請け探偵が主人公の鏑木シリーズ
kindle発売中(これは1作目の1編のみです)
「天神のとなり」の第3話。鏑木・京二・エイコの優しさが詰まっている1編です
kindle発売中
『天神のとなり(2008年9月 光文社 / 2011年10月 光文社文庫)』
『塔の下(2012年8月 光文社 / 2015年2月 光文社文庫)』
※残念ながら現在は絶版となってます
鏑木シリーズ主要人物
鏑木謙(カブラギケン)
元社会人類学助教授。大学に勤めていたときに教授の妻と不倫、逆上した教授と争いになり怪我を負わせる。
白樺に拾われ、株式会社ガルーダの社員(飼い犬)ということになっている
清水京二(シミズキョウジ)
両国のプールバーでアルバイトをしている
鏑木とのつきあいは5年以上。鏑木が白樺に拾われたころ京二とも知り合った
男には懐の深いところを見せるのに、女にはひどく厳しい
エイコ(エイコ)
亀戸の風俗店「マイガール」の従業員、哀しそうに見える笑顔(鏑木は嫌いではない)
色の白いスタイルも悪くないまあまあの美人だが雰囲気が暗く、店では人気がない
<塔の下>では怪しげなスナック「夜桜」の従業員
白樺万寿夫(シラカバマスオ)
天藤会の系列会社、ガルーダの社長。クロカバ
成り上がりタイプのヤクザ、派手好きで高級品好き。女は金のかからない女が好き
形ばかりの社員である鏑木を雇い続け、たまに仕事をくれる
相米(ソウマイ)
亀戸水神近くで小さな外科医院を開業している天藤会のお抱え医者
かつては有名大学病院に勤務、医療ミスで訴えられたところを白樺に拾われる
鏑木とともに人生の落伍者としての自覚があり、奇妙な親近感がある
吉井(ヨシイ)
白樺の有能な秘書
喋り方も物腰も穏やかで有能なビジネスマンにしか見えない
青木ケンジ(アオキケンジ)
錦糸町にあるアパレルメーカーの社長。アクアの常連客
いつもベンツ、愛人に黒いポルシェ。女遊びには派手で節操がない
岩村(イワムラ)
本所署の刑事課の刑事、暴力団を目の敵にしている
ヤクザからも同僚からも嫌われている
最終更新:2023年06月15日 21:18