「~~詩で遊ぼう! 投稿梁山泊 8th edition ~~」の6-52
6 名前:Lights [] 投稿日:03/06/07(土) 01:10 ID:PpMBDW4Y
どうもありがとうございました。
「失恋♪」を書きました。
次のお題は「祝」でお願いします。
同点なのに俺でいいのかな…
7 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [] 投稿日:03/06/07(土) 01:16 ID:/EmNrHWZ
>6
チャンプ、おめでとうございます。
(同点チャンプの場合は早いもの順とルールに明記されてるので安心してください)
お題、いただきました。
次のお題は 『祝』
投稿締め切りは、6月14日一杯までです。(15日00:00時〆)
皆さん、ふるってご応募ください。
8 名前:祝される者への詩(1/3) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 02:33 ID:gKSlRzPf
『祝』ッ!
それは本能である!
人は何故祝うッ!!
勝利に!
達成に!
婚姻に!
記念に!
貴様らは何故祝うッ!!
め で た い か ら だ ッ ! ! !
祝いは祭だッ!!
これは古代から変わらんッ!!
めでたい時ッ!!嬉しい時ッ!!
我々は祭を!宴を開いたッ!!
いわば祝いは人類の本能である!!
しばしば祭が主となってしまい!!
本末転倒になることもある!
しかし皆の心は一つッ!!!
それは誰かを何かを祝うということッ!!!
心を込めて貴様を祝うということだッ!!!
だ が 貴 様 は 何 だ ッ ! ! ! !
9 名前:祝される者への詩(2/3) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 02:34 ID:gKSlRzPf
祝われる対象ッ!!!
宴の主役は座っているだけでいいのかッ!!
否ッ!!!
『祝』という文字ッ!!
旁の『兄』ッ!!
上部は口ではなくサイという∀のような字である!!
サイとは祝詞を入れる器!!
その下の二本は人を表すッ!!
一つは俺ッ!!
もう一つは貴様だッ!!
貴様と俺とで讃えるッ!!
それで初めて『祝』となるのだッ!!
俺が口先だけで祝ってもッ!!
貴様が口先だけで感謝しても!!
それは随分と嫌味なものよッ!!
貴様も男ならッ!!
やるべきことはわかるだろうッ!!
口に出しては「呪」になるッ!!
俺は示すッ!!
貴様も示せッ!!
本能の赴くままにッ!!!
本能の…ッ!本能………ッ!!!
本能ォォォォォォッ!!!!
10 名前:祝される者への詩(3/3) [] 投稿日:03/06/07(土) 02:34 ID:gKSlRzPf
∧_∧
キサマガ スキダー (; ´Д`) ウワァァァン キモイヨー
ハァハァ (つ つ ヽ( `Д)ノ
( ヽノ ( )
し(_) / ヽ
∧_∧
ヨルナ バーヤ バーヤ (´Д` ;) マテッ イワッテヤルッ
ヽ(Д´)ノ ⊂、 ⊂) ハァハァ
( ) ヽ 人
/ ヽ (_)J
(⌒\
\ヽ(`Д´) ヤメロッツッテンダロ ウワァァァン
(m ⌒\
ノ / /
( ∧ ∧
ヘ丿 ∩Д` ;) モウシマセン
(ヽ_ノゝ _ノ
□□■□■□■□■■□■
■□■□□■□■□□■□ ト ミセカケテ ウオルァ!!
□■□■□■□■□■□■ オレガ マウントダッ
■■□□■□■□■■□□ ハァハァハァハァ
□■□■自主規制□■■□
□■□■□■□■□□■□
■□■□■■□■□□■□ ナンカ ヌルヌルシテルヨ
■□■□■□■□■■□■ ウワァァン
■□■□□■□■□□■□
11 名前:祝される者への詩(オマケ) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 02:58 ID:gKSlRzPf
|, ⊥ , || .|| .|| .|| .|| .||
| / \, ,|| .|| .|| .|| .|| .||
,, ,,, ,,,, |  ̄ ̄~~ , || .|| .|| .|| .|| .||
,,, ,,, ,,, | _____ ,, || .|| .|| .|| .|| .||
| ,┃∥∥∥∥┃ ,|| .|| .|| .|| .|| .||
,,,, ,,,, , | ,┃∥∥∥∥┃, || .|| .ii‐ii‐ii‐ii
,,,, ,,,, , |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || .|| .ll .|| .|| .||
| ,, ,,, || .|| .|| .|| .||=||
, ,,,, ,, |______,,,,__||_,||_,||_,||_,||_,||_____________ヽ(`Д´)ノ バーヤ バーヤ!!
/,, ,,, , ,, \|| .ll .|| .|| .|| ( )
/ , ,,, , ,,,(´・ω・`) ,,, \!!、|| .|| .|| / ヽ
/ ,, , (∩ ∩) ,, \!!、|| .||
/ ,, ,,, ,, ,, \!!、||
/,,_________________,,\!!
12 名前:誕生日 [] 投稿日:03/06/07(土) 11:10 ID:3VIZF7ZF
君からの贈り物が届いた今日
少しだけ考えてみた
人生は果てしなく続く
しかして
若さはあまりに儚い
時を惜しめ
若さを惜しめ
そう生くべし
なんてね
13 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/06/07(土) 19:13 ID:C2SvpUgk
何きみ今日が記念日だってそりゃあ目出度い事だ早速宴会だなあちこちから人を呼ん
で方々から来客も引っ切りなしだ会場はもうあの最近話題のホテルエドモントだなう
んうんそうあの噂の角部屋も隣の部屋もその隣もそのまた隣も借り切ってしまおうさ
ぞかし淫液に塗れているんだろうなあそこはそう言えば有事法案の際にもあの男は平
気な顔をしてテレビに出ていたぞまあそんな事はどうでもいいなさあさっそく酒飲ん
でカラオケ歌って盛り上がろうえなんだって記念日と言っても100円ショップで買
った一リットルのガラス瓶に5年間かけてハナクソをいっぱいにした日が今日だって
ドラえもんに出てくる間抜けそうな登場人物かお前はこの大馬鹿者痴れ者厄介者まった
くしょうのない奴だまあいいとりあえず祝ってやろう君のハナクソ瓶貯め込み達成記念
日御目出度う!
14 名前:「祝される者への詩」作者 [sage] 投稿日:03/06/07(土) 20:52 ID:gKSlRzPf
>>8-11は審査対象外としてください。
何故こんなことをしたのか自分でも不思議でなりません。
お気を悪くなされた方もいらっしゃるかと思います。
本当に申し訳ありませんでした。
15 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [] 投稿日:03/06/07(土) 21:44 ID:1T5Qo795
~アナウンス~
今回のお題は 『祝』
投稿締め切りは、6月14日一杯まで。(15日00:00〆)
>>1-3のルールをよく読んで、ふるってご参加ください。
16 名前:パーティー(その1) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 21:47 ID:Btu5aRp8
「二人が出会った記念に」と言って、あなたはグラスを合わせる。
幸福な風景。こんな風に祝うのはもうあなたで何人目か。
あなたにとってそれは現実的で、夢のようなもの。
私も思い切り笑う。無邪気な子供のように。
あなたが一番好きだと言った顔。
だけどあなたは知らない。
心の影に潜む魔性の私に。
そう、これは間違いなくパーティー。
あなたの見つめる幸せと私の企む幸せはきっと違う。
一年後の今日、私はきっと別の人とまた祝うでしょう。
今夜みたいにテーブルに料理を浮かべて。
それは昔の人の残骸。
17 名前:パーティー(その2) [sage] 投稿日:03/06/07(土) 21:53 ID:Btu5aRp8
あなたは何も知らずに、真っ赤な血の滴るチキンを頬張る。
それは去年「愛した」若い絵描きだった。
あなたは大声で笑う。私は妖しく笑う。
きっと一年後の祝いの席でも、私の前に座る人は無知なままだろう。
そんな事を思いながら、私は束の間の喜劇を演じるだけ。
18 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/06/07(土) 22:12 ID:5EEnemWX
めでたい→愛でたい
19 名前:祝辞 [] 投稿日:03/06/08(日) 03:43 ID:tc5CHniA
ガラにも無く正直阿呆らしいような花束を
もうすっかり傷だらけとなってしまったこの手で
あの頃とは見違えるほどに色っぽくなってしまったあなたへ
自分でも嫌になるほどに爽やかな笑顔を添えて
捧げてやるよ 辞令を共に
ありがとう、幸せにな
昔の思いでは重荷に感じるな
なぁに、互いに若かったんだ
良かったな、俺以外に愛してくれる奴が居て
20 名前:祝辞(2 [] 投稿日:03/06/08(日) 03:43 ID:tc5CHniA
いいえ、あなた
私を愛してくれた人はもっと居たの
沢山いたの
問題は私が愛せるかどうか
貴方と彼は、その条件をクリアーできた
唯一の2人だったのよ
今更言ってしまうのも卑怯だけれど
今でもあなたを1番愛しているのだわ
君はすっかり変わってしまっていた
あの頃には持っていなかったずる賢さを持っていた
そんな事を打ち明けられようと
応えられないのは 目に見えているというのに
ああ、幸せに幸せに
今更言ったって遅いだろう
俺じゃあお前を幸せにできない
幸せに、幸せになれよ
それが俺の幸せだ
俺のためにも幸せになれ
頼むから引きとめるな
このまま格好良く去りたいんだ
21 名前:祝杯 [sage] 投稿日:03/06/08(日) 14:47 ID:GBAPhmrD
時計の針が重なった瞬間
一人静かにグラスを空ける
蒼白い光が反射して
不思議な陰影を作りだす
今この刻に
心からの祝福を
夜明けと共に
この満ち足りた気持ちは
きっと消えてしまう
今まで生きてきた私に
私からの祝福を
白い月が沈むと共に
湧き上がってくる虚しさから
目をそらして
刹那的な快楽より
恋愛という名の戯れより
一瞬の祝杯をあげ
そのまま眠りにつくのがいい
22 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [] 投稿日:03/06/08(日) 23:13 ID:mxO5UyDU
~ 日に1回の募集age ~
今回のお題は 『祝』
投稿締め切りは、6月14日一杯まで。(15日00:00〆)
>>1-3のルールをよく読んで、ふるってご参加ください。
23 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/06/08(日) 23:19 ID:GLDAbFrq
必死になってるこの人なんなんですか?怖いんですけど?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/08 23:13 ID:mxO5UyDU
24 名前:踊るネズミに踏んだ麦 [sage] 投稿日:03/06/09(月) 03:34 ID:XqfpdznS
君は黒いスウェードのワンピースで
夜の麦畑を耕していた。
楽しそうに、楽しそうに、
この畑を耕していた。
でっかい輪っかが、畑に出来て、
君はとても満足そうだった。
だけど、来てしまったネズミたちが、
土をひっくり返す。
夜の麦畑を、ただの土の広がりに、
君の目はどうなってるのかと、覗き込んだら、
意外にもニコニコ笑ってた。
君の手がなにも掴めなくなっても、
畑で踊ってたネズミたちは、
なにもしらずに、ぐるぐるぐるぐる、
踊りまわってたよ。
たとえば、君はあの畑の輪っかが、
いまだに残ってても、
ニコニコ笑ってたかと思うと、
誰にもなにも言わず笑ってたかと思うと、
ボクはつい笑ってしまうかもしれない。
笑いながら君のお腹に、
君がぺちゃんこにした麦を置いて、
手なんか合わさないでさ、
ニコニコ笑ったりしたいんだ。
25 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/06/10(火) 01:43 ID:YwIB5o8e
>24 む? 祝いは踊りとニコニコ笑顔で成立するのだ! なんか感動?
26 名前:新しい記念日 [] 投稿日:03/06/10(火) 21:02 ID:UkJlfVqW
彼の横に寄り添った 貴女は綺麗
他の誰にも出来ない 彼の魔法で
彼女は私の 大切な友達だから
幸せにしないと許さないぞ
よろしくね 真っ赤な顔の新郎様
純白のドレスに 真っ赤なブーケなんて
貴女が描いていた夢のようだね
もう朝まで話したり
できないよね たまにはいいかな
おめでとう
今日は貴女の 新しい記念日
これからも
ひとつずつ増えて行くんだね
貴女の細い その身体に
彼と同じ瞳の天使 もう宿っている
底抜けに笑えちゃう
次の新しい記念日が 早くも控えている
27 名前:「イワイノヒ」 1/2 [] 投稿日:03/06/10(火) 21:32 ID:gX/zLMyW
最初にまず拍手から入っていつも同じリズムになって
号令のない合図とともに空気の震えも収まっていくと
電気信号が一本通ったら誰もが息を呑むのは
これからの進行はみな知ってるつもりでいるけれど
誰もが知らないふりをして驚くような演技の中で主役が満足する
合計で二桁か三桁に届きそうな圧力の矢の中で
舞台は回転も上昇もするような仕掛けを隠した
光が意図的に消され彼も彼女も見えないようにするのは
フィルムの中にだけ残すベクトルのない風景だけの時間たちと
勝手気ままに想像膨らまして語り伝えて消えていく他人のため
28 名前:「イワイノヒ」 2/2 [] 投稿日:03/06/10(火) 21:33 ID:gX/zLMyW
直径5センチ未満の紙だかナイロンだかわからない
四角が飛び交って眩しさで皆を少しの間だけ目隠しする
ただの紙切れに書かれた設計図も終わってしまうと行進は
てんでばらばらに外へ向かって擬似的な交通渋滞をつくる
言葉のない祝いと受ける喜びの消えた宴のあと誰かが落穂拾いをする
その誰かもまた拍手をする
──やがて同じリズムになる
29 名前:おめでとう [sage] 投稿日:03/06/10(火) 21:36 ID:lrmU3Df8
おめでとう
おめでとう
今は心から言える
私の思いが自然に消えるまで
10年もかかった事をあなた達は知っている
それでもあなた達は
いつだって
私を友と呼んでくれていた
おめでとう
おめでとう
あなたから最初に聞いた時
心の底からうれしいと思った
切なき想い出は空に解き放った
だから安心して言える
おめでとう
おめでとう
ありがとう
30 名前:黄昏の国境にてあなたが発した言葉 [] 投稿日:03/06/10(火) 22:51 ID:cERvo/5r
目を閉じたあなたの意識がずっと見ていたのは
滅びゆく帝国の涯(きわ) 黄昏の白い砂漠に
鮮烈であったはずの光をうけて迷子のようにたたずむ
あなた自身の裸足の後ろ姿だった
白い砂だと思っていたのは無数の骨の欠片で
それはあなたが殺戮した四千の日と夜の
またはあなたが知らない四千億の日と夜のなれの果てで
風も歌もとうの昔に消えてしまって
舌を抜かれた小鳥のコラージュがはらはらと舞い落ちて
あなたの指先はいつまでも赤黒い血で濡れていた
耐えきれずに目を伏せたあなたの意識が
ずっと聴いていたのは ずっと記憶していたのは
あなたが一篇の詩を紡ぐために殺した幾多のもの言わぬ叫び
あなたが一枚の毛布にじっとくるまって待ち望んでいた
たったひとつのことば
肩にとまっていた小動物を抱くように裸の背中をふるわせて
あなたはそれにいとおしく頬をよせた
もうそれも死んでいるのに と
どうしてもあなたは言い出せなくて
四千の日と夜の屍を踏みしめてあなたは
あなたの絶望の旅立ちに秘やかな祝福のことばを喚げた
そのことばさえ そのことばさえもが
組換えに失敗した出来損ないの遺伝子のように
あっという間に黄昏の光に砕け散って
白い砂漠の骨に音もなく溶けていった
31 名前:M,M [sage] 投稿日:03/06/10(火) 23:01 ID:N4DjKc3c
『多分じぶんの・もしくはキミ 素直すぎる詩』
俗な人間とは関わりたくなんか無い
だってそれじゃあボクはつまらない歌謡曲ばっか聞いて
ROCKなんかブルハみたいなモンばっか聞く
そんな低俗な野浪と同属じゃないか!”
ボクはボク キミはキミ
宇宙とTシャツ ぐらい違う
ボクはキミ キミはボク
パンツの穴 とブラックホール並に違う
「ただ・・・ただただそれだけ」だと悲しい孤独みたいな事を演じやがって!
それだけじゃないだろう?お前はエロなんだろ?
神様なんだろう?お前は歩く雑学大事典なんだろう?
何千時間も費やしてるお前の時間を
ココで吐き出せよ!”吐き出すなんて
低俗なバカどもにデキナイよ!
俗っぽい詩しかか書けない クソッタレの板に書くものか!書くものか!”
風だとか愛だとか 笑わせるんじゃないよ!”
一人の世界が無限なものか 脳味噌が固まってなにも受け入れられない話せないぃ!”
ボクは天才 それがボクの言い分
ボクは天才 だってみんなの知らない事いっぱい知っているから
それだけがボクの言い分
だから近寄らないで下さいセニョリータオレは天才なのだから
天才なのだから・・・・天才だぁ!!!!!!
33 名前:半笑い達 1 [] 投稿日:03/06/11(水) 02:38 ID:/ssmq3et
就職戦争の終わりを告げる電話の後で
召集をかけました
俺はやったぞ、集まってくれ
おまえたちはなんだ
コングラッチュレーションとかないのか
これ、いつもの飲み会じゃないか
俺中心、俺中心、俺中心の…
え、また俺に飲ますの?
「えー、この度ワタクシも無事内定を頂く事が出来…」
涙の演説とかしてさ、みんなが祝福したりしてさ
「よかったなあ、よかったなあ」
って言ってもらったりして夜がふけていく
そんな俺の筋書きが
戦後の教科書みたいに塗りつぶされていく
はて、戦後。んーなるほど
「裏口入学みたせんなや」
俺は頑張った!間違いない!実力だ!
自分に言い聞かせてないと
結局この夜は何の宴かわからなくなる
34 名前:半笑い達 2 [] 投稿日:03/06/11(水) 02:39 ID:/ssmq3et
時計の針が回るに連れて
酒もこれまたまわってきました
隣人もそうしているであろう顔で
俺も横になりました
「あっ、主役が寝よったで」
はいはい、俺は主役のようでその実
ただの飲み会のきっかけに過ぎんのですわ
「でも、よかったなあ。これでまた遊べるな」
不意打ちの涙、ここで来るとは思わなかった
夏が来る
学生最後の夏が来る
「こいつ寝ながら泣きよるわ。気持ち悪っ」
海、行こか
35 名前:詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg [] 投稿日:03/06/11(水) 11:33 ID:oH8UznbJ
>>27
主語と述語の関係がこんな壊れ方をしていると、さすがに読む気にならない。
>>29
詩情がありそうでまったくないのは、あなたがブ厚い壁のむこうでモゴモゴいってるだけだから。
>>30
ゴテゴテしている。どこかから借りてきた詩情という感じ。
>>31
こういうのは嫌われやすいけど、素直でいいよね。しかしお題は?
>>33
日常感覚をうまくリズムに変換している。飾り気のない等身大の詩情に好感。
ところで、内定ってそんなに早く決まるの?。
36 名前:詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg [] 投稿日:03/06/11(水) 21:26 ID:5xUTc+CA
>>8-11
詩情とは無縁。まるでマンガ。しかしマンガの代替品というわけではない。
メチャメチャでおもしろい。こういう詩があってもいいと思う。
後半のAAはマンガそのものになってしまっているが、メディアミックスと考えれば。
>>13
筒井康隆のパクリか。こういうのはいくらでもある。しかも詩でない。
笑えもしないし、同種の既存の文章と較べれば何の破壊力もない。
なにより言葉が説明のための道具でしかないのでは、どんな詩情も生まれようがない。
>>19-20
5連目、「幸せ」連発しすぎ。「唯一の2人」って凄い言葉だな。
わかりやすいのはいい。しかしマンガ風ではある。絵のないマンガは退屈だ。
格好つけすぎなのはわざとだろうが、かえってあまり格好よくないような。
>>21
行き当たりばったりで書いてない?なぜ恋愛等よりも祝杯なのか?
ところで時計の針が重なり合うのは僅か一秒、静かにグラスを空けるのは不可能です。
37 名前:小瓶 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 00:26 ID:QJYzvAnv
-え~い やっさ
-え~い やっさ
-ふぅね こぎぃ なぁみ あびぃ
-え~い やっさ
-え~い やっさ
-おらんくぅにぃ~
おととし 今年と
とと死に かか死に
浦なし わらじに
編む手の さびれ
のぞき目 ふし目
たしなむ いろ目
見返り浦島 女郎のほつれ
祝されていたのでしょうか
この名もわからなき
てあぶらでくすんだ
ちいさき びんは
一通をよせられ
伝えたきことなど
そして水にながされ
うかんで
小瓶の気持ちなど だれが考えるでしょうか
-ととととと とん とん とん
ツテテテテテテテテテ・・・
-どん
38 名前:小瓶 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 00:32 ID:QJYzvAnv
たちまち 数年
ころびて てがわれ
うらびれ 浜辺に
錦の いおり
しおかぜしみて
わたしの ここ よ
しゃがんでひろう ちいさな すきま
-幾度のしぶきの影おもい
-すきまにしみるは風のおと
-ぬぐいきれないその穴から
「あつい こ え」
ひろった肴は
くびふるための
ものでした
もたれた はしらは
しがみついても
しがみついても
なにもいってはくれませんでした
-え~い やっさ
-え~い やっさ
-ふぅね こぉぎ なぁみ あびぃ
-え~い やっさ
-え~い やっさ
-おらんくぅにぃ~
39 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/06/12(木) 01:23 ID:fN48MtGD
>37 ブラウザのぐあいで「ひろった肴は くびふるための ものでした」
ってフレーズが目に飛び込んできた。目に焼きついた。
なにが祝いなのかわからないけど……せつない。心が涙で洗われるような。
……なんだろう。虚空で満たされるような…… ……
40 名前:祝☆なっちソロデビュー決定☆服 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 02:43 ID:vdmocGFi
ひなたの白い壁に君の微笑みを飾っているよ
ちっちゃな君の歌声はおっきな感動を与えているから
いちばんに君に言いたい、ありがとうの一言
たおやかに ゆるやかに 繋がっているよう
きめの細かい肌は美しく、ふりむく仕草かわいい
うでまくりしてはりきる君は無邪気な気まぐれ屋
あと少しで感じられるんだね 22歳の君の歌声を
そう、新たなステージで君は一層輝くのだから・・・
41 名前:40 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 21:03 ID:Ra7AmB/7
>>40
タイトルに誤字があります。
正しくは「祝☆なっちソロデビュー決定☆福」です。
すみません。
42 名前:詩情主義者メレ ◆zc7lZdRUOg [] 投稿日:03/06/12(木) 21:53 ID:Wz6zgdzh
今回のお題は「祝」。
締切は6月14日いっぱいだそうです。
今回より私、審査員を努めさせていただきます。よろしくお願いします。
>>37-38
浪曲というか、民謡というか、そんなようなものとラップがドッキングしたような、
独特の世界ではある。内容はさっぱりわからないが、雰囲気はある。
途中の擬音とか「わからなき」「伝えたき」みたいなのはぎこちない感じがする。
>>40
ファン以外にはどうでもいいかも。私は今朝のスポーツ新聞で初めて知った。
ソロデビューして成功したモー娘。OBって、今のところいないよねぇ?
それはともかくとして、縦読み職人の技はいつも通りすぎて物足りない。
43 名前:たもいの刺身 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 21:55 ID:6bN6k0xr
審査ありがとうございます。
44 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/06/12(木) 22:08 ID:3r3Y7qe/
>>43
審査期間まだ終わってねーよ。
失格になりたいのか?
45 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:28 ID:4ZxcoRMp
午後5時半
市役所に勤める私は 早々に仕事を切り上げて
車の運転席に座り込んでいた
別に急ぐ用事があるわけではないのだが
それと同じように
残業するほどの仕事もない
キーを回すと
キュルキュルルと音がするだけで
一向にエンジンが掛からない
何度も回してみたが 掛からない
私のため息がハンドルに圧し掛かり
車内には静寂が垂れこめた
フロントガラスに訪れる夕暮れが眩しくて
魔が差した
クラクションに頭をぶつけ
割れるような音の中で
「ちくしょう」とつぶやき
私は苛立ちを抑えて車を降り
電車で帰ることにした
46 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:30 ID:4ZxcoRMp
午後六時
ホームに着く
ホームはラッシュ時で人が溢れかえっていた
家路を急ぐ会社員や部活帰りの学生たち
ひさしぶりに立ったホームは
居心地が悪かった
それが「慣れ」の問題なのかどうかはわからないが
ヒトゴミの中の私は
いっそう際立っていたような気がする
笑いあっている人々が 目に付く
座席に座り
目を瞑る
うとうとしてきて
私は眠りに落ちた
午後6時半
車内放送で目が醒める
周りの客はほとんどいなくなっていた
私が降りる駅は、ここから数えて4つだ
冴えきらない感覚に
また眠りに落ちては駄目だと言い聞かせ
私は外の景色を眺めていた
左から右へ引き伸ばされて流れる青の風景
青白い畑が広がってそのところどころに
火の玉が揺れている
今日はお祭りらしい
47 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:30 ID:4ZxcoRMp
電車が短いトンネルを通過したため
景色は一瞬 幕が下りた映画館のように真っ暗になったが
トンネルを抜けても
やはり畑が広がっている
午後六時四十五分
電車が薬師前駅に到着し 私は下車した
私の最寄駅は 次の「嵐ヶ丘」なのだが
なんとなく降りてみた
駅を出ると
駅から山のふもとの鳥居まで
夜店が出ていた
やはり 今日はなにかのお祭りらしかった
夏でもないのに蒸し暑い
祭り特有の騒々しさが
焼きとおもろこしの弾ける音が
綿菓子の甘い香りが
風呂上りの子供達がヨーヨーをしている姿が
懐かしい
客のいないお面屋で
ひょっとこのお面を買い
ショルダーバックにしまいこんだ時
48 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:32 ID:4ZxcoRMp
ほくほくした顔つきの人々の間に
見覚えのある背中を
見つけた
(すこし大柄な女性、浴衣すがたが良く似合うその背中、間違いなかった)
「おかあさん!」
それは私の母だった
去年の4月に肺がんで死んだ母だ
「なにやってるんだよ!?元気か?」と私が尋ねると。
「あら、健ちゃん、今日はお祭りよ。」と母。
「そうみたいだね。お祭りがあるなんて知らなかったよ。」と私。
「何を言っているの?あなたのためのお祭りよ。」と、
口元に優しい笑みを浮かべてそう言った母は
私にうちわを渡して 人ごみの中へ消えていった
「待ってよおかあさん。なにをお祝いしてくれるんだ?」と呼びかけたが
まるで返事がない
49 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:32 ID:4ZxcoRMp
肩を落として座り込んでいる私に
通りがかる人が優しく声をかけていく
「おめでとう。」 と
ひゅるるる~~ どーーーーーーーーーん<BR>
花火が打ちあがる
人々の足は止まり
顔を上げて
花火を見あげている
それでも顔を上げられない私の腕をわっしと掴んだ
ゴツゴツした手
それは私が小学校2年生の頃、海に攫われて死んだ父の手
「さ、立て、よく見ろ。皆おまえのために祝ってくれている。男だろ。」
哀しみの涙は
嬉し涙に変わった
「みんな俺のことを祝ってくれているんだ。。。
なんなんだこの感覚は、嬉しくてたまらない。嬉しくてたまらないよ。
さぁ、一緒に踊ってくれ!」と私は、嬉しさに満ち溢れて起き上がり
なつかしい人々の輪に入った
太鼓と笛の音色に載せて
踊っていた
50 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:39 ID:4ZxcoRMp
夜の帳が下りて
祭りの後
母を捜していると
木陰に隠れた母が
サっと森の中に消えた気がする
その曖昧になった影を追いかけて森に入った
その瞬間
私は電車の中で目を醒ました
外を見回してみたが
青白く広がる畑だけで
火の玉はどこにも見当たらない
夢だったのだ
母の姿も父の姿も夢だった
でも、本当にいい夢だった
生きる力が湧いてきたよ
お母さん、お父さんありがとう。
でも、僕の何を祝ってくれたんだろうか?
いや、なんだっていいや。なんだっていい。
ありがとう。
午後6時46分
電車が「嵐ヶ丘」駅に到着する
私は 気持ちよく電車を降りて
夏前のまだ涼しい風を感じながら家に向かったのだった
ショルダーバッグの「ひょっとこ」の存在は
まだ気がついていないのだが
51 名前:たもい [sage] 投稿日:03/06/13(金) 00:00 ID:3zccdRcm
>>44
気安くしかも無礼な話し掛け方せんといてね。
で投稿してないから。じゃ。
52 名前:TOP OF THE WORLD [] 投稿日:03/06/13(金) 07:44 ID:AM/8f/uv
「何考えてた?」
「そっちこそ」
「先に言えって」
「じゃぁ 3・2・1 ゼロで 同時に ね」
「おぉ」
信号待ちの 朝の隙間
幸せな回答を唇で塞いで
赤い信号がずっと変わらなければいいのに
思いながら 開いた目が合う
そんな 男の妄想を
どこか見透かされているみたいで
「やっぱり秘密」
と笑って
青いシグナルの下を
ゆっくりとくぐり抜ける
あんなにも 朝日は赤い
だんだんとあれは
高く 明るく
そうしてやがて
眩しくなり
真っ直ぐに見れなくなるのだ
最終更新:2006年08月18日 21:19