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作品





愛情のかたち




君の自己中心型の寝相に布団を追い出され
気弱なぼくはせめて大きなため息をつき
うらみごとをシコシコと詩にしてみている
ぼくの掛け布団を大事なもののように抱きしめるから
少し嬉しくて
そんなぼくが大いに恥かしくもあり
ニンベンをつけるほどじゃあないが
いつのまにか幸せでもある

かわいい寝息を聞くために
音楽を消してみたら予想通り
かわいい寝息が聞こえてきて
この詩は自然に君への愛情のかたちを辿る

だけどぼくは自称詩人 君にさえ秘密の
そして本当はただの男で
更に怠惰で無職でへんな髪だ
でも こんな夜は 「キミガスキダ」ではすませられないことのために
自称でもフリでも こうやってこっそりと詩人している

そして 君のむきだしの背中から永遠や百年の愛を読み取れるほど器用じゃないぼくは
いま とっととただの男にもどり
カーディガンを脱いで君にかけてやるわけだが
そんなただの男の行為のほうが
シェークスピアよりも上手にあらわしていたりするのだ
「君が好きだ」と


喩もなく
韻さえ踏まず


229 名前:愛情のかたち [sage] 投稿日:04/09/27(月) 04:53:03 ID:I8QBNCBd


【コメント】

264 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:52:46 ID:pNZJeh0v
>>229 愛情のかたち
余計な言葉が多いような気がしました。
もっと格好悪く、"愛情のかたち"を、見せて欲しいです。

275 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 02:08:44 ID:EO76xuHd
229 :愛情のかたち
うん。完成されている。詩人の書く恋愛詩だ。
カーディガンのくだりがいいです。評にも何にもなってないけど
ほんとにこれ、いい。

286 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/03(日) 15:09:06 ID:81/vt02j
>>229 愛情のかたち
  最終連の「喩もなく/韻さえ踏まず」とは、よく言ったもので、さりげなく日常の愛の
かたちを叙している。ここにはドラマはない。ごくありふれた情景ゆえに二人の愛の
深度と確かさがうかがえるのだが。特別、ひとに読ませて伝える内容ではない、と思ってしまう
のだよ。そう思うわたしは、二人の仲を妬いている?

293 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM  [] 投稿日:04/10/04(月) 22:01:13 ID:mxN/pc2c
>>229 愛情のかたち
ウェルメイド。恋愛を語ることに置いてウェルメイド性の志向は不可避ということか。

817 名前:GON ◆rOo2fYBBKk  [sage] 投稿日:04/10/05(火) 22:18:47 ID:3fPBf+f+
僕は今回「愛情のかたち」
まあほんのりとぬくいぐらいの可もなく不可もない恋愛詩。
僕のが中庸の常識的なコイバナだとしたら、後半に投稿されてた四つは極端で事件的な恋愛だなぁ、かなわんだろうな、と思ってたら
やっぱそのまんま上位入賞されてました。僕も当然加点したし。
園川さんからウェルメイドと言っていただいたけど、上位の人たちのを読んだあとじゃあウェルメイドってのは完全に欠点ですね。
僕もうっちゃてかないとなぁ。「恩なんか返すかゴルァ」ぐらいの詩を(笑
頑張ります。


【得点】 3点
  • わに ◆Wani6uvhK.:1点
  • MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点





素直



寂しがり屋の私 ひとりがとても怖くて
いつも誰かに寄り添っているの
寄りかからせてくれるなら誰でもいいの
多ければ多いほどいいの
「たったひとりを愛し続ける」なんて私にはできない
みんなみんな大好きなの

世間一般から見たら全然かわいくない私だけど
こんな私でも必要としてくれる人は沢山いるの
ちょっと誘えばすぐに抱いてくれる
みんなとってもいい人よ
「こんないい人を裏切ってるんだ」って思うと
私だって 涙が出るほど辛いの
だから おあいこだよね?

ひとりぼっちの夜は耐えられないから
そんなときは誰かにメールをするの
「寂しくて眠れないよ」って
そうすれば電話がくるから 部屋にだってきてくれるから
そんなみんなが大好きなの 本当だよ
みんながみんな一番なの だからいなくならないで…

昨日ひとりの人がね、「結婚しよう」って言ってきたの
「僕だけを愛して欲しいんだ」とも言ってた
でも私にはまだひとりを選ぶなんてできなくて
とても辛い選択をしたの 今でも心が痛いよ…
ごめんね 私のこんな話を聞いてくれるのはあなただけだから
本当だよ
あなたのことが 誰よりも…
んっ  あ… んん…  は… あ…
今までしたキスのなかで一番気持ちよかった…
…大好きだよ


230 名前:素直 [sage] 投稿日:04/09/27(月) 11:50:19 ID:3NVMpaCo


【コメント】

242 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/09/30(木) 03:41:09 ID:NSJSs0zn
そんな中で、個人的に目に付いたのは>>230、素直。
共感はまったくしないんだけれど、こういう女の人って不思議な
魅力があるんですよね。で、この詩も同じように不思議な、
ある種魔力的な魅力がある。悪い女だなと思いながらも、最後まで
話を聞いてあげたくなる。騙されて傷つけられる快感みたいな・・・。
「みんな大好き」っていうのも本心なのか、言い訳なのか分からない。
男は馬鹿ですからね。読んでいるうちに、本心で言っているんじゃないかと
思わされる。そういう風に読者が少しずつ深みにはまっていくのが
この詩の面白いところであり、秀逸なところであると思います。

264 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:52:46 ID:pNZJeh0v
>>230 素直
来る男来る男、すべてを受け入れてたら身がもたんやろうと思いますが、
まあ、「心からよろこんで、相手の*すべてを*受け入れたい」というような
そういう想いは持っているわけではないから、だからへっちゃらなんでしょう。
結構めんどくさいことが嫌いで、だから「自分だけのものになってくれ」
というふうに人格をもってぶつかってこられたら、受け入れられなくて、
「私つらい」と泣きつつ振る。そしてそういう自分自身のことも好きで……。
最後の"大好きだよ"というのは、
I love it.であって、I love you.ではないのだろうと思いました。
"素直"なんじゃなくて、"正直"かなぁと思います。
恋愛詩というのとも、違うように思います。
アダルトサイトへの誘い口なんかを思ってみたり、
正津勉さんの「さよならのマキ」「港のマミー」を読み返してみたくなったり。
読んで、反応はしました。

275 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 02:08:44 ID:EO76xuHd
230 :素直
読後感がもう少しよくなるようになにか救いの部分がほしかった
でも、こういう人って結構いるよね・・・・真実ってこんなものかもしれないけど

286 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/03(日) 15:09:06 ID:81/vt02j
>>230 素直
  真間の手古奈って知ってる? 「万葉集」の美女で、多くの男性に言い寄られて、相手を
傷つけることができなくて、海に身を投げた伝説の女(ひと)。その話を思い出した。
  案外、この作者、一人の男性に一途っていうタイプなんじゃないだろうか。どうも、
この詩の世界は虚構のにおいがする。多情な女は本当にこんなふうに思うんだろうか?
男性依存症のひとって、だらしないというよりも、繊細で、病的で、どうにもならない
痛みを抱えているような気がするんだけど、これ、美化し過ぎ? ともかく、ホントに
これって、「素直」?





永遠



「いつのまにか 産まれて 育ち いつか
ゆっくりと ゆっくりと 死んでゆくのなら
それがもっと もっと 遠い日で 望むなら
僕が死んだ 後ならと 願うんだよ」

「ネガティブ」だって 君は笑った
ありのまま僕を受け入れてくれた 
君の前で 僕は何も繕っていない 今は
だから怖い 裏切られれば そのまま
裸のまま抉られる そうやって
致命的に損なわれた 恋や愛を
僕を少しずつ与え 弔って来たんだ

「君を失う事が恐いんだ」 今では
いつか失う事を知って それでも
恋して 君を愛してる
こんな風に言うのは恥ずかしいけど
僕はもう恋なんてしないと思ってた
冗談じゃなく 本気で

「嬉しい」って 君は笑った
ありのまま君をうけいれられたのは
その微笑 無邪気に戯れる 心地よさ
きりが無いとか 言えないけれど それでも
君を愛するに十分 有り余る
理由を探す事は無意味だと 思うけれど
君に聞かれたとき すらすらと言えるよう


「僕達が死んでしまうまで 愛が生きたのなら
その後に愛が死んだとしても 僕達は
幸せなままいられるのかな」

人の世ではそれは 永遠の愛なのか
いつか終わると思っているけれど
君といる時 僕は永遠の愛を願わずにいられない
出来そこないみたいな永遠だけど
僕達は幸せでいられるだろう 君はまた笑った
つられて僕も笑った ずっと笑っていたいんだ
君と 死ぬまで ずっと 


232 名前:永遠 [sage] 投稿日:04/09/28(火) 00:19:20 ID:yWPc1y45
233 名前:永遠(続き) [] 投稿日:04/09/28(火) 00:20:47 ID:yWPc1y45


【コメント】

265 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:54:12 ID:pNZJeh0v
>>232-233 永遠
ラブレターであるのは確かなような気がします。
"ありのまま"、"受け入れる"というのは、キーワードのようですが、
結構こういうのは、相手の女性の方の手腕にかかっているものなので、
なんというか、もすこし、醒めていたほうが、
作品としても、良いのではないかなぁ……
って、失礼かつ余計なことですね。ですよね。

276 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 02:30:14 ID:EO76xuHd
232 :永遠
永遠なんてありえないから。それが分かるからこそ永遠を願うし、それを恐れるんだろうね
男性が不器用ながら飾らない心のままで愛を告白する姿が紳士的で好ましく思えました

288 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/03(日) 23:35:21 ID:DPWuaK2Y
>>232-233 永遠の愛
  「永遠の愛」って、自分が死んだあとも最愛のひとを気にかけ思い続けること。
親の子に対する思いがこれに近いよね。いま、ニンゲンは地球に対して、永遠の愛
を持てなくなってきている。それが未来のナウシカたちを苦しめているおおもとなんだ、
と話がそれてスマソ。





くりすますいぶ×∞



最近、空を見上げることが多いんです。
僕の心のもやもやも取ってってくれたら本当は嬉しいんだけど。
最後のデートからどのくらいたったっけ。

最近、一人で過ごすことが多いんです。
心のもやもやは溜まる一方で、空もそれで満杯になってしまいました。
でも、なぜかそんな気はしないんです。

最近、夜になると一層寒くなる季節になったわけですが、
体が寒くなると、なぜだが心はあったかくなれる気がします。
あと、何かが起こる予感がするんです。

去年のクリスマスもそうでした。
予定はなかったのに結局彼女と過ごしたクリスマスの夜。

今年も何か起こる素敵な予感。
クリスマスじゃなくてもそんな素敵な、素敵な予感がしてならないんです。

そう思うと空も、星も心なしか輝いて見えてくるんです。


234 名前:くりすますいぶ×∞ [sage] 投稿日:04/09/28(火) 02:10:04 ID:R59w6DGt


【コメント】

265 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:54:12 ID:pNZJeh0v
>>234 くりすますいぶ×∞
これを詩と呼ぶことに、ためらいを感じますが、
題名の"×∞"のことを思うと、そんなに悪くない気もして。
でもまあ、作品としてはあまり良いと思いませんでした。
辛口でごめんなさい。同じような視点で、別の詩を書くことも、出来ると思うんです。
「人は、この世にもはやなにも残されていなくても、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれるということを、わたしは理解したのだ」という言葉に、最近わたしは出逢ったばかりなんです。
V・E・フランクル『夜と霧 新版』から。紀田順一郎『翼のある言葉』からの孫引きです。








無邪気と臆病のあいだで
意外な居心地よさに目を細める
そんなあなたの厚顔に
それでも僕は好意をかくせず
あなたは愛されているんですよといいたい
それには気付かず周りを気遣う
そんなあなたの盲目に
それでも僕はその目を見つめる


僕とあなたとそれぞれの
未来
無限に広がる地平を伸びゆく曲線が僕ら
ばったり出会った僕ら 
窺い見詰め合うふたりに
花や歌や風を
お金と言い訳以外で手に入る
安らかで慎ましやかなもの全てを


そして許されるなら僕の手は
それらをなお越えてその髪にふれたい
時間はゆっくりだし
空は夜だけど空気が涼しいし―――
僕らには嘘も何の約束もなく
微妙なのにひとりよりも居心地がいい
なぜか幸せな
そうとても幸せな猫だ


235 名前:猫 [sage] 投稿日:04/09/28(火) 11:45:33 ID:uw8O7izk


【コメント】

265 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:54:12 ID:pNZJeh0v
>>235
三連目の最初の何行かが、作者の知性を感じさせて、そのため全体が、
良くなくなってしまっているような気がしました。
木島始さんの「とほうもない望み」という詩を思い出しかけて、
崩れました。もったいない気がします。

276 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 02:30:14 ID:EO76xuHd
235 :猫
猫と恋愛・・・・日向ぼっこみたいなあったかいカンジがよく似合っています。
一緒にいて、それがとても心地よい。そんな恋愛っていいよね。

282 名前:皮膚ヘタレ ◆.uQr7ysYjs  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 11:47:03 ID:mWAt7/9t
>>235
頑張ってる人ってのは好きだ。この主人公もきっと色々と頑張ってるよね。
ただ、猫ってのはこの詩の場合だとあんまり有効な例えじゃなかったかも。
猫はそのまんまの君でも良かったとする。


【得点】 1点
  • 皮膚ヘタレ ◆.uQr7ysYjs:1点





甘酸っぱい血



輝いていた日々――
白黒だった僕に 明るい色を塗ってくれた君
話しているだけでよかった 隣にいるだけでよかった
愛を語り合ったりしなくてよかった 
君からのメール全部 たった一人別のフォルダに入れた
太陽が微笑んでいるように見えた 手にしたもの全てが光に満ちていた

突然だった
後ろから刃物で切られたような痛み
赤くて 赤くて 生臭い鉄の匂い
空が鉛色になった 手にしていた幻想の小瓶がゴミになった
一言だった
『あの時期は、何かと寂しかったのよ』
それだけだった
君はどこか違う空へと飛んでいった

違う
僕の求めていたのはこんな、こんな感触じゃないっ・・・!
僕は 太陽のオレンジを求めちゃいけなかったのか
光の黄色を求めちゃいけなかったのか
色褪せて行き 白黒に戻った僕 いや セピア色になった僕

心の背中から飛び散る赤黒い憎しみ
行き場を失って滞って腐ってゆき黒さを増す
躊躇った後 君のメールを全て消す時の「削除中」表示の長さが
黒さを霧散させて 変わりに悲しみが来た

裏切りじゃないのに 何故傷は消えないんだ
涙が乾いても どうしてこんなに苦しいんだ
キューピッドにでも聞きに行くか


236 名前:甘酸っぱい血 [sage] 投稿日:04/09/28(火) 22:49:46 ID:bQO49OcR


【コメント】

265 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:54:12 ID:pNZJeh0v
>>236 甘酸っぱい血
題名と、最終連の想いだけを使って、そこからが詩になるかもしれない、
と思いました。

288 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY  [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/10/03(日) 23:35:21 ID:DPWuaK2Y
>>236 酸っぱい血
  こう、何もかも色だけで表現しようっていうの、どうなんだろう。とくに「セピア色」
云々というのは月並み調。「セピア色」を絶対使うな、というわけでは、もちろんないんだ
けれど、虹色、バラ色、夢色……安易に色に頼るな、と昔、山本太郎(俳優の太郎ではない、
絵描きは岡本太郎だからね、念のため)先生が仰ってました。





隠喩の実在




頭の中に霧がかかり
君の唇が浮かんでくる

(ここでしきをあげよう)

鎖骨にルビーを入れてよ
肉の間から覗きたいんだ

(だれもいないバスルーム)

水平に似た肩のライン

(バスタブで舐めるパインキャンディーの味は
触れられない誰かに似てる

「ふたりは」

君の掬った温かい水
誰かの言葉みたいに

「ひとつの心臓でいきれたらいいのに」

人はなぜ涙を流すのか

女「一つになった体は 触れられない 誰かに似てる
誰かの流した涙が あなたの言葉になりますように

 ・ ・ ・

鉛筆を措く カーテンレールを見る
ここには何もない


237 名前:隠喩の実在 [sage] 投稿日:04/09/29(水) 08:30:47 ID:zaZGQRZ8


【コメント】

265 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:54:12 ID:pNZJeh0v
>>237 隠喩の実在
あたまがいいんだろうなぁという感じがし"過ぎ"ます。と思います。
題名が良くないと思いました。そこが一番大きいです。
本文は、ところどころ、良いなぁと思いました。

272 名前:iななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/03(日) 00:36:06 ID:tb0tJtVB
1点 >237 :隠喩の実在 :04/09/29 08:30:47 ID:zaZGQRZ8
  やっぱり、……最後は何も無くなってシマウノかァァ……
       ダチョウだったか? 肋骨に時計だったか? ……思い出した。

276 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 02:30:14 ID:EO76xuHd
237 :隠喩の実在
鎖骨にルビーのあたりの表現にゾクゾク来ました。
愛することはひとつに戻ることなのかも。
そしてそれを回想している詩人の目線が突き放したようでいい距離感と思います


【得点】 1点
  • iななほし ◆lYiSp4aok.:1点








いつも生意気で、きっちり仕事をしあげ、
口の悪い彼女の中には
一人の少女が怯えて隠れている。
心の中の深い森で
いつも、いつも泣いてばかりいる。

僕は、少女のために、花束を用意する。
僕は、少女のために、絵本を用意する。
僕は、少女のために、チョコレートを用意する。

僕は、牡だから、
時々少女を力づくで犯してしまいたいと夢想する。
一匹の牝になってしまうまで、容赦なく奪ってみたい。
きっと魔女が一人できあがると思うから。

本当に望んでいるのは、
いつか怯えて泣いている少女が泣き止んで、
僕を見つめて頬を染める瞬間なのだろう。

手をつないで、ゆっくりと森を歩み出るにつれ、
きっと、少しづつ少女が乙女になり、
僕の横にいる彼女に同化していくに違いない。

僕は、彼女にもう一度 恋をするんだ。

そして、もういない怯えた少女を惜しむんだ。


238 名前:恋 [sage] 投稿日:04/09/29(水) 10:14:41 ID:d49iTn2i


【コメント】

266 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:55:59 ID:pNZJeh0v
>>238
盛りだくさんの幻想、という気がしてしまいました。すみません。
男というのは処女が好きなのかなぁと、多くの場所で感想に持つ
わたくしなんですが、この詩もそうかなぁ…??
"きっと魔女が一人できあがる"って、うーん、それも男の幻想っていうか、
願望っていうか、そういうもののような気がします。

273 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/03(日) 00:38:10 ID:tb0tJtVB
1点 >238 :恋 :04/09/29 10:14:41 ID:d49iTn2i
  ほんとに……オトコはロマンチストだと感じる。頭は空っぽなんだろう。

282 名前:皮膚ヘタレ ◆.uQr7ysYjs  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 11:47:03 ID:mWAt7/9t
>>238
この設定に惚れる。でも仕事っていう現実と、森っていう世界の差が
半端じゃないので、前半ぼやかしても良かったんじゃない?
魔女が一人~とかは僕には思いつかない。すごい。


【得点】 2点
  • iななほし ◆lYiSp4aok.:1点
  • 皮膚ヘタレ ◆.uQr7ysYjs:1点





初舞台



言いたいことがあるの・・・
お話があるの・・・
もうちょっとしおらしく お話があります・・・
の方がいいかな・・・

急に強い風が吹いて
銀杏の葉が夕焼け空に舞い上がったら
それがタイミング

深呼吸 深呼吸
今日だけは大女優
音楽スタート 緞帳上がる はいっ

「ねえ 一緒に帰ろう」


239 名前:初舞台 [] 投稿日:04/09/29(水) 21:39:50 ID:jBFBGlGu


【コメント】

266 名前:慧  ◆eBWUIXUMPI  [sage] 投稿日:04/10/02(土) 17:55:59 ID:pNZJeh0v
>>239 初舞台
かわいらしい舞台を演出している主人公を、
つくっている作者を思い浮かべてしまいます。
しかしあれこれ考えている主人公にしては、普通の台詞で、
いまひとつ、だという気がします。

273 名前:ななほし ◆lYiSp4aok.  [] 投稿日:04/10/03(日) 00:38:10 ID:tb0tJtVB
1点 >239 :初舞台 :04/09/29 21:39:50 ID:jBFBGlGu
  作者さまは、男性とかんじるが……いかが?? 

276 名前:わに ◆Wani6uvhK.  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 02:30:14 ID:EO76xuHd
239 :初舞台
だれにでもあるよね。こういったかんじ
いいたい言葉をなんどもなんども心の中で練習してそれから始める好きな人との会話
すこしでもよく思われようって努力して、可愛くみえるように精いっぱいの演技
初々しいカンジがよく表現されてて共感できます。

282 名前:皮膚ヘタレ ◆.uQr7ysYjs  [sage] 投稿日:04/10/03(日) 11:47:03 ID:mWAt7/9t
>>239 初舞台
この作者の感性だと長々と続けても面白いかなと思ったけど、こんなのもいい。
ちょっと細かいこと気になったけど深呼吸はいらない。この詩のスピードの邪魔してる。


【得点】 2点
  • iななほし ◆lYiSp4aok.:1点
  • 皮膚ヘタレ ◆.uQr7ysYjs:1点



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最終更新:2006年12月26日 00:14