作品
ぼくは中東を肯定する
戦争がなくてはつまらない
友愛がひとを生かす力となるから
殺すひとと殺されるひとは仲良く遠火を目指し、いつしか激しくそれを憎む
未明の星々 予感だけの朝
軍歌が奮い立たせジョンレノンが落ち着けと言い
ジャンレノが銃を撃つと少女が大人へと変わる
どうやらこの世は多すぎる ただ
どんな子供も愛のもとに生まれそしてその誰もが傷から免れて育つことが叶わない
愛だって傷だっていつのどこの世でもあるから この先も しつこく
どうぞお手にとって確かめて
いじめけんかなかたがいしかとなかまはずれごうとうぬすっとひとごろしいがみあい
怒りに我を忘れ、口汚く罵り、流れる血に心と体を洗われ、ときにすっぱり死んでみせる
ひとは
五人いたら差異が生まれ順番が生まれ
十人いたら線が引かれ意見が対立し(その中で愛もいくつか行ったり来たり)
大きいか小さいか、近いか遠いかだけが変わって
名前も変わって
結局愛し合い傷つけあうもの(百年の恋人だってそうだ)
いきて いたいから
教科書が本当なら、歴史と同時に戦争が始まったことになる
宇宙のどこかの図書館にはきみやぼくの顔写真入りの図鑑があって
「戦争を起こしながら戦争を悲しむ」と
ぼくたちウン千年の習性が書かれてるんだろう
戦争は、あるんだ
きっと地球が言ったんだ
ひげの神様かもしれない
慈愛に満ちた声で粘土をこねながら
「お前ら頑張って殺し合いをしろよ」
ひととひとの間のその行いを魔法で消したら
ぼくと彼女はいなくなり君とあいつがいなくなり
のっぺらぼうでつんつるてんの青銅色の個体が体育座りで順番に死を待つのだろう
会話も励ましあいもいがみ合いもなく天気だけが頭の上でぐるぐる変わって
「よい天気だね」もない それは戦争になるから
ひとは愛と殺し合いを一緒にもらったんだ
大きく見たらそいつらは同じものなのかもしれない
いつか悲鳴を上げる順番が自分にまわってくるとしても
我々はそれを返してしまうことはできない
それは愛がなくてはつまらないから
彼女がいなくちゃ始まらないから
振られたり傷ついたりもするだろうが
それでもひとはひとと会わずにすまない だから
ぼくたちは何度でも戦争を起こすまいとするし何度でも戦争を悲しんでやるだろう
戦争をしながら
137 名前:ぼくは中東を肯定する(1) [sage] 投稿日:04/09/13(月) 13:07:48 ID:2qoPNTMM
138 名前:ぼくは中東を肯定する(2) [sage] 投稿日:04/09/13(月) 13:08:37 ID:2qoPNTMM
【コメント】
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
1点 >137 :ぼくは中東を肯定する(1) :04/09/13 13:07:48 ID:2qoPNTMM
よく意味がわからなかったが、勇ましい書きっぷりに
189 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/09/22(水) 10:51:46 ID:F3D3P4xI
>>137-138 ぼくは中東を肯定する
挑発的なタイトル。この詩に流れているテーマのひとつは反倫理。反ヒューマニズム。その通低音
となって流れるのは「バトルロワイヤル」のニヒリズム。
「ひとは愛と殺し合いを一緒にもらったんだ/大きく見たらそいつらは同じものなのかもしれない」
うん、男女間の恋愛なんかは確かにそういう部分がある。でも、ちょっと待ってくれ。
これを戦争、しかも中東紛争に持っていくのは、いくらなんでも短絡なんじゃない。
君は中東で何が起きているか知って書いているのか。すべて責任を引き受けた上で
覚悟しての言葉か。あえて、作者の挑発に乗ってみた。
【得点】 1点
なんにもない
雲のない青空
二人以外誰もいない砂浜で
かわいい彼女と二人きり
海で一緒に泳ぎたい
そんなことを考えながら
僕以外誰もいない部屋から
星のない夜空を眺め
夢を描いてみたけれど
そんな僕には彼女はいない
誰もいない部屋のベットの真ん中で
一人空を見上げる
月のない夜空を
141 名前:なんにもない [] 投稿日:04/09/13(月) 18:08:54 ID:pJDBLX0J
【コメント】
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
1点 >141 :なんにもない :04/09/13 18:08:54 ID:pJDBLX0J
寂しさ共感
736 名前:てるあき ◆DDfwggPC.. [] 投稿日:04/09/23(木) 19:16:59 ID:Li7MFwct
こんかいは
>141 なんにもない
を書きました
ななほしさんアリがとうございます
リズミカルに書いてみたんですが・・・
どうですか?
【得点】 1点
贅沢な嘆き
僕には夢が無いと謂う
僕には未来が無いと謂う
僕には友も無いと謂う
僕には何も無いと謂う
季節を自在に操る箱を使い
自然の理を我が物顔で統べ
無限の想像を叶える箱を使い
創られた世界の王と成り
食を永久に蓄える箱を使い
躯に脂を蓄えている君
安堵し乍ら嘆く君
人の世を垣間見る箱をふと見ると
痩身の黒い塊が
果てしなく荒野に敷き詰められている
屈強な白い塊が
望まずして時を止められた顔をしている
其れを眺めた後
何事も無かったかのように
期限の切れた菓子を放り投げ
僕には何も無いと謂つた
俺は其れを眺めるだけだった
唯々眺めるだけだった
君には愛が無いのだろう
俺にも愛が無いのだろう
142 名前:贅沢な嘆き [sage] 投稿日:04/09/13(月) 21:36:56 ID:aY0HP6WR
【コメント】
175 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/09/20(月) 15:28:17 ID:eEt569aw
>>142 贅沢な嘆き 1点
優れた文芸作品のひとつの条件に、異化と呼ばれるものがある。
ようは作者オリジナルの視点を読者に上手に教えることだ。作者は、読者にとって平凡な事物や
こびりついて放れられなくなってしまった考え方を、全く新しいものとして再提示する。
それを伝達することが文学では最も重要な『目的』であり、そして表現はそれに対して二次的な
『手段』となる。難解すぎる言葉では酩酊状態の作者の独りよがりとなってしまう。逆に表現が
稚拙だと大事なイメージが伝わりきらない。この詩の表現については、一連目の書き方が
中高生じみているのと、最後の「眺めるだけだった」から「愛が無いのだろう」への乱暴な
帰結の仕方が引っかかった。しかし内容面では、贅沢な暮らしのなかで安易に生きている人々を、
作者自身も含めてすっぱり裁いてみせるところがすごくいい。これこそが異化なのだ、と思った
ものなので、長々と書いてしまった、失礼。詩人の理想的な姿勢だと思った。
186 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/09/22(水) 01:55:15 ID:HEC82xzs
>>142 贅沢な嘆き
正直、全体の流れがよくつかめない。ただ第2連が秀逸。文明批判として、短い文章でよく
まとまっている。この部分だけでも、加点材料になる。
198 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:29:32 ID:tlyTJUHl
>>142 贅沢な嘆き
文学的な言葉での叙述があまり上手くない。
ただ、世界と自分に対峙する意思の誠実さは伝わる。
内容的にはここで復唱するまでもなく伝わる詩だが一つだけ気になる点がある。
それは最終連の「君には愛が無いのだろう」という箇所。
総括が他人にまで及ぶ根拠が述べられていない。
理屈で考えれば社会の構成員として僕と君は同じ資格でテレビに映る矛盾に
加担している、故に責めを受けるべきという事なのだとは思うが
この作品ではそんな事は語られていなかったのだから強引。反感が生まれるのではないか。
【得点】 2点
- GON ◆rOo2fYBBKk:1点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点
何かがないかもしれない
妙に乾いた指先
誰かの影をなぞって
いずこへと 消える
なぞった影は 砂漠いっぱいの蜃気楼
やはりその指の主は何かをなくしている
何か大切なもの けれど一瞬で価値を限りなくゼロに近づけたもの
人は背中にあるそれに気付かない
外見主に顔 それだけで恋愛を決め付ける人々が
何処かの中心で愛を叫ぶ世界に
その指の主他多数の人間が不意に生まれ
いつか影となって消えてゆく
人々は誰も影なのかもしれない
光を浴びて影を排出しているのかもしれない
目をそむけて生きているのかもしれない
人は背中にあるそれに気付かない
だからとても愚かなのに
だからまた無くすのに
だからいつも傷つくのに
人は背中にあるそれに気付かない
「何かがない」ということすら分からなくて
哀しくて涙 三日後に忘れる
リアリティに乏しい落し物
人は背中にあるそれに気付かない
例示された指は結局振り向くことはなかったという
143 名前:何かがないかもしれない [] 投稿日:04/09/14(火) 00:08:53 ID:5tPtEc/Q
【コメント】
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
2点 >143 :何かがないかもしれない :04/09/14 00:08:53 ID:5tPtEc/Q
しっかり無い物を書いている。
199 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:30:16 ID:tlyTJUHl
>>143 何かがないかもしれない
誠実さは伝わるし、それだけで好感を持ってもいいのだが、
論理的、文法的に分りにくい、読みにくいところが多いので頑張って欲しい。
僕は内容面にはあまり立ち入らないことにしてるが、
この作者には少し僕の考えも言っておきたい。共鳴するものがあったからだ。
世間に流通する恋愛のイメージはなるほど軽薄かもしれない。
でも実際には真剣で他意のない恋愛を生きている人達も間違いなく存在するし、
それが行き過ぎて悲劇の生まれることもある。
僕は恋愛の現在は軽薄と深刻の二極化の過程を踏んでいるのだと思っている。
そしてそこからはみ出す当たり前の健康なそれだって当然あるだろう。
ここまではあなたも僕も同じ考えだと思う。ただ軽薄を軽薄と切り捨てて良いのか。
そういう人たちの想いをも掬い取って何かを語るのが詩人なのではないだろうか。
737 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck [] 投稿日:04/09/23(木) 21:31:43 ID:8mnsDb29
集計、審査、投稿お疲れ様でした。
今回は本スレ>143「何かがないかもしれない」を書きました。
二点も得点させていただきありがとうございます。ただ、
ななほしさん以外からは寸評が来なかったのが残念でした。
個人的にはもっと評を見て書き直したかったのになぁ・・・。
ただ、私自身今回は三つしか作品を挙げなかったので、
次回からは自作の詩のないときは◆OgKORiAbeYさんの採点方法のように、
得点外の作品についてもある程度感想を述べたいと思います。
もちろんあのままそっくりの採点方法にはしませんが。
【得点】 2点
君の住む町
汗ばんだ鳩が風船に掴まって
遊覧飛行を楽しんでいる
程好く解けた陽だまりの午後に
海沿いを車で飛ばすと
そこには一軒の花屋がある
特に急ぐ理由は無いんだけど
吹き抜ける風が気持ち良いんだからしょうがない
颯爽と乗り込んだ空間には
君に負けないくらい良い香りが立ちこめていて
何だか色々と自分が申し訳なくなるのはいつものことだから
そそくさと用件を済ませて
顔馴染みのおばちゃんに話を振られないうちに
高校生の頃みたいにその場を抜け出したなら
僕の息子を迎えにいこう
今年で4つになるあの子の顔を見ると
この世のどんなことにだって立ち向かっていける気がする
「例えそれが、君を失ったんだとしても」
変わり果てた君の姿に花を添えた僕は
そう確信している
繋いだ左手から 誇りを持ってそう確信出来るんだ
帰り道にはとある貰い物があった
息子が不思議そうな顔をしている先に
あの時見かけた鳩が
街路樹に風船が飛ばないように括り付けているのが見えたからだった
僕が思わず吹き出したのと同時に
鳩はしなやかに大空へと舞い上がり
やがて見えなくなった
やればできるもんなんだね
この子らしい、感謝の一言に僕はまた吹いた
我が家に帰った後は
まず溜め込んだ食器を洗った
その中から平たい受け皿に水を張って
包装紙の中で一輪、出番待ちのガーベラを飾っておいた
まだ居なくなって間もない君に思うんだ
初夏のバランスも考慮して
神様の癇に障らないくらいに
僕は幸せになりたいと
144 名前:君の住む町 [sage] 投稿日:04/09/14(火) 01:21:10 ID:TwDEZPwj
145 名前:君の住む町(つづき) [sage] 投稿日:04/09/14(火) 01:35:32 ID:TwDEZPwj
【コメント】
176 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/09/20(月) 15:29:46 ID:eEt569aw
>>144->>148 君の住む町 1点
詩云々よりもこの愛すべき中年男性をただ愛してしまった。ホモじゃないけど。
風船を持った鳩が僕と子供といなくなった君の三者に加わったことで、詩はただの
日常描写であることを免れている。最後の二行はパクリたくなるほどいい。
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
1点 >144 :君の住む町 :04/09/14 01:21:10 ID:TwDEZPwj
そこはかとなく、いいたいコトは見えている。……情景がひび割れ入り乱れて、
ピカソの抽象画のようだ。……が、1てん
199 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:30:16 ID:tlyTJUHl
>>144-145 君の住む町
僕は以前悲しみの表現について、実際に悲しんでいる人がこんな風に書くかと批判した事がある。
でもそれならどう書けば良いのか。結局僕が言ってるのは沈愁を否定する強さや前向きさ、
又は韜晦を技巧として使用しろということに過ぎないんじゃないかと最近、反問している。
ただこの作品をそんな不純なものとして捉えているわけではなく、飾らない叙述に、
悲しみから立ち上がった健やかな強さを感じるし破綻もなく上手く纏まっていると思う。
でも例えばこの父子が母を亡くした場面を書けと言われたらどう書けば良いのか?
作品自体に関係なくて申し訳ないがそんなことを考えた。
738 名前:皮膚ヘタレ ◆.uQr7ysYjs [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:10:06 ID:ShFR+UQH
君の住む町書きました。
とにかく自分の好きなように書き連ねた結果、いつものアレになってしまいました。
GONさん、ななほしさん点数ありがとございました。
シネって書かれた・・・orz
【得点】 2点
- GON ◆rOo2fYBBKk:1点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
丘に座って
詩が空を見上げ
詩が煙草を吸っている
いまいちな喩と不細工な韻を抱えて
詩が途方にくれている
これは と
地べたにはいつくばって詩人は目を見張る
なんという精巧な細工だろう
本物の芽 本当に生きることばかりを望む 世界の欠片
綿毛の先まで微細に見てから 詩はおそるおそる顔を上げる
いったい ああそしていったい これがどこまで続くというのか
誇らしげな真新しい緑色に包囲されながら
詩はここで言葉を失う
何を言うことができるというのか 世界とまっとうに対峙しようとするほど
失語症に陥る人の
新しい名前が右から左へ行き交う現場を
ただ生きる人の その目の前で
世界から消える声が空に響いている
世界に生まれる声が雲を消している
詩人は聖人じゃないからただそこで言葉を失っている
そして新しい、本当に新しい自分のための言葉が生まれやしないかと目を見開いたまま
詩が空を見上げ
詩が煙草を吸っている
146 名前:丘に座って [sage] 投稿日:04/09/14(火) 11:48:09 ID:hSGPY6Vt
【コメント】
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
2点 >146 :丘に座って :04/09/14 11:48:09 ID:hSGPY6Vt
地べたに……と出てくるタイミング。いい!
184 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/09/21(火) 22:46:44 ID:8kjkassw
1点
>>146 詩の擬人化が効果的。詩人はこの詩では、もしかしたら不要だったか
も。
185 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:04/09/21(火) 23:20:45 ID:8D3sPc3I
3点
>>146 丘に座って
彼らが皆言葉を失ったことに全てを費やした後はどうしようもないことですから、
それから必死に逃げるための詩だとぼくは思うのです。
ぼくらは同時に何が本当かを知ることはないはずなのですが。
189 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/09/22(水) 10:51:46 ID:F3D3P4xI
>>146 丘の上で
本当に感動的な風景に出会ったとき、ひとは言葉を失う、というか、言葉を発したくなくなる。言葉の
ウソで風景を汚したくない。詩の言葉なんて弱いもの。これを自覚しているところが
素晴らしい。それでは、作者に問う。「本当に新しい自分のための言葉が生まれ」るには
どうすればいいい? 答えは詩で書いてね。
201 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:31:55 ID:tlyTJUHl
>>146 丘に座って
4連目で少し混乱した。失語症に陥ってるのが詩から人々に移動していたため。
5連目の雲を消す言葉とは詩の言葉、響く言葉は真っ当に生きてる人の言葉という事だろうか。
構成は退屈だが爽やかな世界を作り出す言葉の選び方はいい。
詩人にとって常識でなければいけない認識、だがそれを新鮮に捉えなおす事に意義はある。
が、やはりそこから開かれる戦端を少しぐらいは見せてほしいとも思う。
206 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/09/24(金) 01:23:16 ID:qvRTtXcU
「丘に座って」を書きました。
次回のお題は「恋愛詩」。テーマっていうか、属かもだけど。
ここ梁山泊ではあまり見ない気がするので、いいやつをぜひ読みたいです。
期間は10/1いっぱい。
745 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/09/24(金) 01:57:12 ID:qvRTtXcU
審査員、集計人の方々お疲れ様でした。恐れ多くもチャンプ頂きました。
次回のお題は「恋愛詩」にさせていただきました。妻や恋人や憧れの人、昔の恋などに捧げる言葉。
恋愛詩は巷に溢れてるけど、一度ぜひ梁山泊レベルで読んでみたかったです。多分そう思ってる方も多くいるはず。
【得点】 11点
- ◆OgKORiAbeY:1点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:2点
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
- ame ◆yUHAxrOw2c:3点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
- 園川@代行お願いしてます:2点
わからない
なんか足りない そう なんかわからないけど
幸せでもない けど 不幸でもないんだ
寂しいと思う そう 寂しいと思う
だけどどっかで ただ 独りを望んだり
友達は好きで でも どこか距離置いて
意識なんて無い でも 依れる時は少ない
悲しいと思う そう 悲しいんだ それは
いつもどっかで ただ 不満を抱いてて
欠落感 ただ 欠落感
理解の無い 後 その気も無い
良いわけない そう 言い訳も
ただどうしようもない
この手 目 足 脳 感覚の全てが
知っている 気付いている
欠けている 欠けている 欠けて
それが何か わからない 教えて欲しい
普通になりたい 普通に
普通って何? 何? なに?
147 名前:わからない [sage] 投稿日:04/09/14(火) 21:10:10 ID:wFCJnZtN
【コメント】
179 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck [] 投稿日:04/09/20(月) 20:08:38 ID:A4mfaKDR
>>147 分からない 一点
分からないけれど足りない、普通が何だか分からない。
こういう喪失感を、ぼんやりした道筋で表現しているのがGOOD
【得点】 1点
空瓶
飛行機が秋空の高高度に留まっている
コルクボードに押された一葉の絵葉書みたいだ
言葉を必要としている人に送ってあげたい
そう思う僕の広げた洗濯物が芝生に影を落とす
小さな靴下を並べて干す
忘れ物が潮に流されていく浜辺
僕は蓋をしっかりと閉めたビンを波の先に乗せる
でもそれは緩やかに僕の手元に戻ってくる
宛名のない言葉たちが僕の海岸に打ち寄せてくる
ピアノの無くなったリビングを風が吹き抜け
音も無くカーテンを巻き上げる
ラジオが午後の天気予報を告げる
涙の降水確率を淀みなく読み上げる
149 名前:空瓶 [] 投稿日:04/09/15(水) 15:18:03 ID:cL5EMkeQ
【コメント】
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
2点 >149 :空瓶 :04/09/15 15:18:03 ID:cL5EMkeQ
ポップなシリアスコーンのブレックファスト
201 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:31:55 ID:tlyTJUHl
>>149 空瓶
私はそういう詩人である、という作品。演劇的な場面転換がいいが
改行の仕方のせいでかシーンが上手く分節されずにごちゃごちゃしている。
そこをなんとかして欲しい。個々のシーンはきれい。ただ主観的で分りにくい言葉が多い。
【得点】 2点
君がいない
真新しくピカピカ光る 傷一つない
その名前の刻まれた石の前で
少年は泣いているよ
こう決めたらしい 「もうここへは戻らない」と
荷物は二人写った写真だけを持って
手作りの舟で海に出た
全て忘れるくらい 大きな嵐が何回もあって
少年はいつのまにか大人になってった
得意になったのは 忘れ去る事
こう信じたらしい 「きっと戻ってきてくれる」と
悲しい顔だけ残して去ったあの人を待って
ただひたすらそこにいてじっとしてた
もう忘れてもいいくらい 長い長い時間が過ぎたのに
石の下で横たわる人は忘れなれなかった
気付いてしまった 忘れ去る事が出来ないと
嵐の中であの写真は飛んでった
雨も風もないあの場所で 石は倒れるはずもない
雑草がぼうぼうとしてる コケまみれの
その名前の刻まれた石の下から
泣き声が聞こえてくるよ
海の上で大人になった人
「前へ進める 前へ進める」
石の下で子供のままの人
「君がいない 君がいない」
150 名前:君がいない [sage] 投稿日:04/09/15(水) 19:01:31 ID:RZ/8/d9i
151 名前:君がいない [sage] 投稿日:04/09/15(水) 19:01:55 ID:RZ/8/d9i
【コメント】
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
1点 >150 :君がいない :04/09/15 19:01:31 ID:RZ/8/d9i
想いが見えてこない。
201 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:31:55 ID:tlyTJUHl
>>150-151 君がいない
>>150の物語は冗長に感じる。>>151だけでいいと思った。
そこで描くべきものは描ききっている。
最低限の構造で全てを言い尽くせ、力のある詩になったと思う。
778 名前:soft ◆ZYsoftMCT2 [sage] 投稿日:04/09/26(日) 21:27:43 ID:/7R3gR9S
君がいない を書きました。
前の時は 赤い角 を書きました。
2回連続1点ゲットです。
ああ、、OTL
【得点】 1点
Plane world
フラミンゴの群れが空にピンク色のリボンを掛ける
遅刻しそうなガゼルが全速力で駆け抜けた横で
諦めの早いカバが大あくび
間延びした綻びだらけの太陽が地平線を抱き込んでいる途中
真っ黒なキリンが首を鳴らしていた
実感の湧かない感動を押しつけるナレーションと
最後の楽園と貼り付けられた無粋なテロップのおまけ付きで
虫眼鏡で覗き込むように地球の反対側からリンク
相変わらず薄っぺらすぎる
指先だけで変わる世界に感動しろと?飾られた演出に影響されろと?
それではあまりにも自分がないって思わないかい?
そんなひねくれた見方を続けている
安易に否定することは自己顕示欲を満たしているだけなのに
意味のない自己主張を飽きもせずに繰り返す
そのくせ毎日依存している矛盾
要するに素直に感動しろよ 俺
って事だ
152 名前:Plane world [sage] 投稿日:04/09/15(水) 21:26:37 ID:8vj1D2Is
【コメント】
179 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck [] 投稿日:04/09/20(月) 20:08:38 ID:A4mfaKDR
>>152 Plane world 二点
最終連がぐっとくる作品です。
審査やってる身には耳が痛くなりそうだ・・・。
肯定しつつ否定する姿勢もまた良いですね。
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
1点 >152 :Plane world :04/09/15 21:26:37 ID:8vj1D2Is
なんか疑?? 感動してるんじゃン ( w
182 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/21(火) 20:41:48 ID:b/QZ1DgN
>>152 Plane world
1連目がテレビ番組で以降、それに引きつけて語り手の思いを叙述している、のは分る。
でも1連目のレトリカルな世界とそれ以降で直叙される語り手の想いに関連がない。
レトリックがお飾り程度にしか存在していない。でもそういう構成なのだと思えば
これはこれで面白いか。でも思うところをそのまま述べるというのは随筆と何が違うのか
という疑問は残る。
【得点】 3点
- Alnite ◆m3UVuKrnck:2点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
最終更新:2006年12月26日 00:17