作品
夕暮れ
耳鳴りがする
めまいがする
あなたが見えない、聞こえない。
高音の金属音
黒板に爪を立てたみたい
ゆれてる天井
蛍光灯がUFOみたい
あなたが見えない、聞こえない。
オレンジに染まった教室
深刻そうなあなたの顔
固く結んだあなたの唇
なにか言った気がする
カーテンが揺れたそのときから
私にはあなたが見えない。聞こえないよ。
耳鳴りがする
めまいがする
あなたが見えない、聞こえない。
153 名前:夕暮れ [sage] 投稿日:04/09/16(木) 12:19:36 ID:EjR4rD4e
【コメント】
199 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:30:16 ID:tlyTJUHl
>>153 夕暮れ
韻律は決まっている。句点の使い方もいい。夕焼けを背景にして、
思考の途切れた意識の暗黒に記憶の断片が明滅する。構成は整っている。技術的には買える。
でも「あなたが見えない、聞こえない。」というフレーズは安手感を免れない。
743 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/09/24(金) 01:40:27 ID:7xlZMzRR
園川さんの降板の話で真っ先に書き込んでしまいましたが
GONさんチャンプおめでとう~~~!!
詩人にしかかけない詩人らしい詩。
最近は詩のサイトとかも見ているんですが、ここまでのレベルのものは
そうそう見れません。いいもの見させていただきました。
そして、個人的にもすっごく気に入ってしまった「子守唄」
どなたが書かれたのでしょう? 準チャンプおめでとうございます。
さて、私が書いたのは「夕暮れ」
GONさんのいうように恋愛詩はここではほとんど見ないから自分的に冒険でした。
(前回のも恋愛といえば恋愛ですけど)
でも、はじめて園川さんに良いコメントいただいてうれしかったです。
批評ありがとうございます。
僕のもの
僕の中身は
ないものだらけ
愛が無い
自分が無い
愛想が無い
夢が無い
自信が無い
才能が無い
ないものだらけ
そんな僕でも
今ただ一つ確実に
持っているもの
生
生があれば
無いものは
埋めればいい
生かされている
理由があるから
ここにいる
155 名前:僕のもの [] 投稿日:04/09/18(土) 02:22:30 ID:VKQf5Klz
GANAI
がまなし
なみなし
いちなし
156 名前:GANAI [sage] 投稿日:04/09/18(土) 14:50:19 ID:62hwdSTS
GOING ON
野菜刻んで生地作って
鉄板あっためてそこに広げて
さあいざって時にマヨネーズ買い忘れて
コンビニダッシュかます馬鹿
そんなのどうでもいいじゃねえかよ
そこにお好みは出来上がってんのに
自分の好みに走ってる時間はねえんだよ
見てみ戻ってきた頃には真っ黒焦げだ
ひいてんじゃねえよお前のせいだろ
いつもいつも時期を逃して
じゃあって昔を思い出しては
あの頃はよかっただなんて
あのな今でも良くはなれるの
ただお前がしてないだけなの
あいつには金があって
あいつにはルックスがある
じゃあお前には何があるのって尋ねたら
何も答えられない馬鹿
無いなら作れ
無いなら造れ
ただがむしゃらに
そうして無理だったら
また新しいの作ればいいじゃん
157 名前:GOING ON [] 投稿日:04/09/18(土) 22:44:50 ID:O1JSBUBC
【得点】 1点
タブー
ぼくはタブーを失った
女の子と指と指を触れ合わせると
何の抵抗もなくそれらは溶け合い
一本の指(はたしてそれは指であろうか?)になるのである
姉を抱いたあの日
境界はなくなった
すなわちその日こそ
ぼくはタブーを失った
世界が揺れている
アスファルトの上を川が流れ
ぼくは流れに身を任す勇気もなく
乾いた目を守るように顔を手で覆っているのだ
まだ条理を知らないのだ
背骨を侵食されるほどの恐怖も知らないのだ
若いのだ 必要ないのだ
ぼくはタブーを失った
飽食の中で得られる人間の業は
あくまでもデジタルに徹することで
開きかけた夜への扉の僅かな隙間にのみ見えるもので
ぼくのように実に律儀に大地を生きている人間からは
決して見えてこないものであり無縁なのである
あの日からぼくは
窓の向こうを走る電線が行き場を失い
部屋に進入して家を突き破り
向こうの信号機の青色に突き刺さったような毎日を
土手を駆け下りながら混ざり合っているのだ
158 名前:タブー [sage] 投稿日:04/09/18(土) 23:07:58 ID:03m+8Thm
【コメント】
181 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/21(火) 00:35:42 ID:uAqpPa42
3点 >158 :タブー :04/09/18 23:07:58 ID:03m+8Thm
うぅぅぅ…おもしろい!
185 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:04/09/21(火) 23:20:45 ID:8D3sPc3I
2点
>>158 タブー
表現が上手いと思う。そして目的に沿っていると思う。方向性はピタリ。
欲しいものは行く先そのものに深みを。
189 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/09/22(水) 10:51:46 ID:F3D3P4xI
>>158 タブー
全編、思わせぶりな表現。不条理を描いている、というのはわかる。でも、イマひとつ
見えてこない。「背骨を侵食されるほどの恐怖」など、ところどころドキッとするフレーズ
があるのだけれど、わからない。近親姦が何を象徴しているの? 文明批判ではおかしい。
タブ―=モラル面での社会秩序 への反逆を歌ったものか。んでも、むしろモラルがタブー化
されなくなった現代社会のほうが問題なのであって、いまこれに反逆するもなにもない。
すでに反逆しようとする対象は壊れてなくなってしまっているのだから。未開社会のほうが
よっぽどインセストタブーなどが守られているよ。「姉を抱く」はせいぜい、シュールレアリスム
の調味料、というぐらいの効き目しかない、のでは。
201 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:31:55 ID:tlyTJUHl
>>158 タブー
侵犯への罪悪感はあるのだろうか。
混沌に戦いてるというより触れ回っていないか。
観念的な分析もしてみせる。事件が都合よく扱われていると思う。
5連目が主観的過ぎて意味が分らない。衝動が暴走している印象。
感想としては姉がかわいそうだと思った。
【得点】 5点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:3点
- ame ◆yUHAxrOw2c:2点
私のノート
白いノートがいっぱいになって
何冊も残って
書き止めたことは世界につながってる
なのに
知らないことが増えていく
今日も 今も
見知らぬ人が歩いてる
希望はどこでも羽ばたいている
夜
猜疑や 不信が目覚める
増えた知らないことに
幸せみつかると やきもちをやく
ノートは世界に向かってけなげにしっかりと
投げ網のように広がっているが
なにもつなぎとめていない
160 名前:私のノート [] 投稿日:04/09/19(日) 12:57:13 ID:lTmyQjYS
【コメント】
176 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/09/20(月) 15:29:46 ID:eEt569aw
>>160 私のノート これも最終段がすごくいいと思った。が、第一段の「世界につながっている」と矛盾してないのだろうか。
183 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/21(火) 21:36:56 ID:b/QZ1DgN
>>160 私のノート
「ノートは世界に向かってけなげにしっかりと」
けなげは健気とした方が美しくて良かったのではないだろうか。
全体の中での文字の種類のバランスを考慮したのかもしれないが
平仮名の連続によるマイナスの方が大きいと思う。
内容的には特に心を動かされなかった。
783 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/09/27(月) 23:58:02 ID:6JO/Hz96
ちゃんぷ、準ちゃんぷ おめでとう!!
今回、私のノートを書きました。乾燥つけてくださった、園川さん、GONさん、
ありがとうございます。
点はもらえなかったけど、??さんの 駄作は、ありがとうございます。
うぉき・とぉき
僕の友達は女のように歩いて話すことが出来る男だった。
僕ら男のように年がら年中座りこんだり寝転んだりできない、
ただ一人の男だった。
それでも彼は僕らと同じように生きようとした。
歩けてしまうことや話してしまうことなど、彼は気にしていなかった。
そんな彼の気持ちをわかっていたから、
僕らも変に気にすることもなく、仲良く暮らしていた。
思い出せるのは僕らが16歳の夏。夏休みの終わりかけ。
彼は彼の生涯においてたった一度限りの恋をした。
女のように、歩いて、恋するあの娘のもとに向かった。
女のように、言葉で、恋するあの娘に話しかけた。
あの娘は彼が男か女か区別がつかず、
結局勘違いをして彼を無下にしてしまった。
生涯たった一度の恋しか許されない男として、
彼は女のように、歩いて、あの例の場所に向かったらしい。
ああ、彼が歩けなければよかったというのに。
162 名前:うぉき・とぉき [sage] 投稿日:04/09/19(日) 16:40:30 ID:kakm1ECF
【コメント】
183 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/21(火) 21:36:56 ID:b/QZ1DgN
>>162 うぉき・とぉき
寓意があるのなら正直言って、分らなかった。申し訳ない。
だから寓意のない作品として解釈する。
一向に具体的な像の浮かばない「女のように歩いて話すことが出来る男」
それを徹底することによって不思議な透明感を生んでいる。
何事かを語ってやろうと言う下心を感じさせない姿勢と相まって鮮潔な美を感じる。
188 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/09/22(水) 10:21:23 ID:F3D3P4xI
>>162 うぉき・とぉき
「女のように歩いて話す」、男のように「年中座りこんだり寝転んだり」という
隠喩は男女の視点の高さの相違や大地に接する姿勢の違い、というふうに勝手に
読み込んでみたものの、さりとて何かが見えて来るわけではない。むしろ逆なん
じゃないだろうか。男のほうが「歩いて話す」。だって恋愛でもそれをすぐに言語化
したがるのは男のほうだし、大地にしっかり根を張らないのも男だし。作者の解説
ギボンヌ。
子守唄
家の東側の少し高台になったところに、昔ながらの井戸がある。
もう、どこでも見なくなったような、釣るべ式の木桶の井戸で、
普段は、重い蓋がのっているけれど、今でも冷たい水が汲める。
最初の2,3杯は、表面を掬うように上澄みをすくい捨て、
ようやく使う水を汲むのだけれども、
身を乗り出した拍子に、誤って声を落としてしまった。
あっと思うまもなく、白い小石のような声が黒い井戸へ消えていき、
”あっ”という声をたてて、水に沈んでいってしまった。
急いで桶で、すくってみたが、沈んでしまった声を拾う術もなく、
諦めて家へ戻った。
失くしてみれば、案外と良いことも多くて、
嘘や、失言、言い訳、ひがみ、陰口、皮肉一切合切
つい口をつく嫌な言葉を言わなくてすむ。
中々調子がいいなと思うのだ。
もちろん、励ましや愛情、慰め、誉め言葉も失くしたのだけれども、
よくしたもので、手を握り、肩を抱きしめ、頬を摺り寄せるほうが
余程気持ちがよく伝わる。
ただ一つだけ残念なのは、歌を失くしたことで、
これだけは、ときおり、とてもとても哀しく思う。
そんな夜には、あの白い小石が
井戸の底で
子守唄を歌っているような気がしてならない。
163 名前:子守唄 [sage] 投稿日:04/09/19(日) 17:39:55 ID:Ajn2sWfb
【コメント】
176 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/09/20(月) 15:29:46 ID:eEt569aw
>>163 子守唄 2点
小説の村上春樹が大好きな暗示なんだけど、やっぱり井戸ってのはイドのことかな。
すると主人公はイド(深層)とペルソナ(社会)の架け橋としてあるべき言葉を
失ってしまって、現実とは没交渉になりかねない状態に陥ったといえる。しかし、そうでもなかった、と。
愛はより愛らしく伝わる。言葉などいかほどのものか、と。「歌」はただ歌ととってよさそうだ。
最終段が美しい。とにかく文章が喚起力に優れ、上手い。唸ってしまう。
183 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/21(火) 21:36:56 ID:b/QZ1DgN
>>163 子守唄
狂気を感じない、残念。最終連が陰影を持たない。
言葉を無くしたという事はなんなのか、
感傷を排した詩行の向こうにぞっとする闇を感じないのだ。
もう少し叙述を積み重ねないと見えてこないものがあったのだろうと推測する。
手法は完成したものを持っていると思うがこの作品はそれほど評価できない。
187 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/09/22(水) 03:26:30 ID:U/SKi3gz
時間がなく、失礼ながら一作品のみとさせていただきます。
他の作品ももちろんすばらしいんだけども
私の心にきゅぅぅぅんときたのは
>>163の子守唄
声を無くす・・・その思考も凡人にはなかなか思い浮かばないし
「あっ」ていう声が井戸に落ちてゆく様子や
詩を失ったことだけが悲しいと嘆く淡々とした感じがいい。
小石の歌う子守唄がひんやりとした温度を作り出している気がする。
何にでも意味を持たせる濃ゆいものはお腹いっぱいになるけど
こういう薄味さっぱり、でも癖になる。もっともっとたべたい。
こんな詩が私は好きです。
3点進呈させてください。
188 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/09/22(水) 10:21:23 ID:F3D3P4xI
>>163 子守唄
「白い小石のような声」というくだり、好きです。ハッキリ言って、この詩は私が梁山泊
に参加して以来、一番のBEST詩です。だから、3点を献上しようと思ったのだけれど…。
如何せん、最後のツメがなぁ。「言葉を失った」「歌を失くした」――いいではないか。
それでも歌いたいなら、言葉を失った肉体、身体をして歌わしめよ。それを、井戸の底の
小石が歌う――では、情景は確かに美しい。美しいが、作者は美しさのほうへ逃げてしまっている。
ちなみに以前、私は「声盗人/koenusubito」を書いた者です。方向性が同じなだけ、
小さな差異にこだわってしまったわけです。はい。
753 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/09/24(金) 11:02:27 ID:FGywCHvd
えっと、”子守唄”作者です。
みなさん、ありがとうございました。
園川氏へ
どうやら、誰が書いているか分かっていらしたみたいですねw。
いつもいつも狂気を書いているわけではなくて。。。。
今回は、本当に単純な詩で、私は ささやかな夢を歌ってみたかった
だけだったんですよ。つまり、ベースは私の現実です。
詩というものが、一つの感情表現である場合、つきつめていけば個人が
透けてみえてしまうのも詩作と批評の関係としていたしかたないかな
と思って、これを書くことにしました。すみません。。。
【得点】 8点
- GON ◆rOo2fYBBKk:2点
- わに ◆Wani6uvhK.:3点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
- 園川@代行お願いしてます:1点
コトゴト
この文字があるということ
この文字が回線に乗って掲示板にあるということ
そして今この文字があなたの頭の中にあるということ
この文字が堆積する砂粒のようにたよりなく しかし確かにあなたの記憶の一部となること
この文字がここにあるということ
そして今あなたの中にあるということ
ある意味で多くのものを共有していること
ある意味で何ひとつ共有していないこと
この文字は何を求めてここにあるのかということ
あなたは何を求めてこの文字を見ているのかということ
そんなことごとは
この文字と同じように
意味を欠落しているのであろうこと
164 名前:コトゴト [sage] 投稿日:04/09/19(日) 21:52:04 ID:PPDodNlN
【コメント】
179 名前:Alnite ◆m3UVuKrnck [] 投稿日:04/09/20(月) 20:08:38 ID:A4mfaKDR
>>164 コトゴト 一点
ない、という題から、ある、を見つけていくこと、
それが最終的に欠落感につながってゆくということ、
それこそまさに、無から有をつくり、有から無をつくる詩人のあるべき姿だと思います。
183 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/21(火) 21:36:56 ID:b/QZ1DgN
>>164 コトゴト
メタ構造を上手く取り入れている。最終連、
語られる言葉は伝達すべき意味をなにも担っていない事を明かす。
それまで伝達に徹していた無味乾燥な言葉が逆に伝達を放棄するのだ。
その時、モニターに張り付いた言葉の実存が屹立する。
実存は共有される。それは何だ。それは何ものでもない何かだ、
読者の心に陰影が宿る。こまかい事を言えば1連目の最終行の
長さは意味を感じさせてしまう。改行した方がいい。
184 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/09/21(火) 22:46:44 ID:8kjkassw
2点
>>164 着眼点がいいと思います。バクゼンとしたことば運びだけど、それが
かえって意味のなさを強調していて、成功していると思う。
186 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/09/22(水) 01:55:15 ID:HEC82xzs
>>165 コトゴト
さっきから、コトゴト、ゴタゴタ抜かしやがって。あんまりグダグダ言うと、首根っこ
捕まえて、川に放りこんぢまうぞ。
と、隣のオヤジが申しております。
ことほどさように、うるさいぐらいに「こと」の反復で、眩暈がするようです。
ネット詩掲示板で詩を書き、詩を読むということ、その行為の意味を真正面から
問う力作であります。いわば、「メタ詩」と言っていい。モダンアートは「メタアート」
だ、と普段からほざいている私としては、このような詩は最前線の詩、ということで、歓迎
するところであります。
768 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sage] 投稿日:04/09/25(土) 21:23:42 ID:ht9E+m4t
GONさんリーフレインさんおめでとう。
審査員のみなさんありがとう。
「コトゴト」を書きました。
書くときに考えていたことはだいたい園川さんが寸評で書いてくださった通りです。
実存。そう実存。うまい表現だなー。
蛇足だと思うけど、これは意味を否定してるのではなくて、否定しようとしてもどうしようもなく残るもの(実存ですね)を書きたかったというアレです。
蛇足ついでに言うと表現の中の「文字」は存在の比喩みたいなものなので、
文字をいろんな存在に拡大して見てもらえると嬉しかったりします。
ゴタゴタすんません。MUJINAさん隣のオヤジによろしく。
【得点】 6点
- Alnite ◆m3UVuKrnck:1点
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
- 園川@代行お願いしてます:1点
私がない
日々を生きるともいいきれず生きてる私
のなかの
殊に意識と無のはざまにかき消される違和感
といえば
極論といったことになります、はい
背骨は在るし
肺は在るし
言葉があるし
私があるし
別段、ないことを考える際に同時にそれを観直すこと、やめてくれません?私
あるんですよ、私、言葉、肺、背骨、私
けれど惰性のまま生きるともいいきれず生きてる私
のなかの
殊に意識と無のはざまにかき消される違和感
というと
余りにシンプルに向かっている志ゆえに
そっくりそのまま、愚かにも夢と溶け合う最善の予知なんです、はい
ゆえに
真っ黒な
私と
真っ白な
私とが先ずあって
それから
熱い珈琲に冷たいクリームをゆっくり垂らしてできるような渦がやがて消えると現れる私
になったかと思えば
途端に
何処までも限り無い色の中に埋没される私自身のことを
誰もかれもが目にすることのないということに気付き そのまま
測り知れない色の薄さの狭間で
いないない
ってしてるんです
嘆きのままに日々を
喪に臥すなんてできるわけでもなく ただ
ぐるぐる
と
黒と白とも相容れないものを探しつつ
167 名前:私がない[1/2] [sage] 投稿日:04/09/19(日) 23:50:51 ID:zDkyC5iT
168 名前:私がない[2/2] [sage] 投稿日:04/09/19(日) 23:51:27 ID:zDkyC5iT
【コメント】
176 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/09/20(月) 15:29:46 ID:eEt569aw
>>167 私がない 語り口が上手いが、「意識と無の狭間にかき消される違和感」などがうまくイメージできなかった。
201 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/09/23(木) 23:31:55 ID:tlyTJUHl
>>167-168 私がない
ところどころ、意味の分らない箇所がある。狙いとしてそうなのではなく
文体と文学的な語彙に振り回されて破綻している。言葉の危うい連なりに
喚起されるイメージはおもしろいし、語り口もいいだけに残念。
自分のスタイルを持っている点に好感が持てる。
最終更新:2006年12月26日 00:18