アットウィキロゴ
ページ:1 2 3

作品





My History



引き籠り・自傷行為・自殺未遂
どれも私は,やっている
だから頑張れなんて言うな!
精神(こころ)は血の海なんだ
言えよと怒鳴るな!
語る言葉がない…
いや自問自答で疲労困憊なんだ
生きる事に疲れただけ
自分さえいなきゃ…なぁ?


幻覚 崩壊 生き地獄
錯乱 逃避 責め地獄



理解は要求しない
そのまま受け入れてくれ
まぁ自分自身が理解不能なんだけどさ
ただ生きる事に厭きただけさ
自分さえいなきゃ…だろ?




妄執 破滅 逝き地獄
胡乱 自虐 責め地獄



生きろと言うからやってみるよ
でも期待はするな?
…だからそんな顔するなよ
そんなに楽しいかなあ…生きるってさ


572-573 名前:My History[sage] 投稿日:2006/04/03(月) 23:59:35 ID:JfuiQX9n


【コメント】

749 名前:桜鴉 ◆666.SaoPvk [sage] 投稿日:2006/04/10(月) 01:53:41 ID:SitQqaO5
>>572-573
そのまんまリアルな叫びに押忍♪
生きる事は楽しいですよ・・・きっと
Hey Girl♪ Hey Boy♪ Here we go♪by化学兄弟

757 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/04/11(火) 00:39:16 ID:rBMBPRir
>>572-573 ずーっとイジメラレッ子の先輩がいて、そのせいで性格までおか
しくなって、嘘つきで後ろ向きな人だったけど、こないだ結婚したんだ。みん
なで「ああ、よかった」って言い合ったよ。人生まだわからんよ。

762 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2006/04/11(火) 23:57:28 ID:J81uY7Vj
>>572-573 My History ID:JfuiQX9n氏
私には理解することも受け止めることも出来ないけれど、
淡々とした語り口調の中に、優しさというか、救いを感じた。

219 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 21:57:32 ID:ff5cAsgU
>572
さあ、なんでかな、知らない人でも死んでほしくないんだよね
おセンチな正義感とか、単純な偽善だっていわれても別に構わないんだけど
ホームレスになっても生きてて欲しいとか。
なんとなく生まれる前から知ってるような気がするんだけど
生き物てなあ生きてなんぼなんだと思う
殺されちゃうのは仕方ないし、食べちゃうのも、殺してしまうのもまあ仕方ないけれど、
自分で生きるのを止めるのは罪なんじゃないかという気がする。

262 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2006/04/13(木) 19:19:45 ID:gcdz74Vo
気になったのは、「My History」叩きつけるようで。いい悪いではなくて、心にきます。


【得点】 1点(準チャンプ作品)
  • シオン ◆poetsyov/2:1点





カンダタ・サナガラ



太陽の庇護を受け
項を撫でる薫風に酔い痴れ
隣人の笑顔を頂戴し 
街を歩けば割れ目に誘われ
痴戯に情熱を捧げた

河の流れに身を任せ
気付けば藪の中

空は陰鬱に嘲笑し 
耳に忍び寄る囁きに夢魔を描き
黙れ雀とシャンバラを目指し
西へ西へ

ハルバル高原を渡り 
コウ海を背にハレバレ山脈を眺め 
辿り着いたワンダーランド

其処で見たものは夢かうつつか
顎が外れ四肢は捻じれ
愕然と項垂れた俺は
自らの咽喉が絞まるのを感じた
死刑囚さながら絶望したのだ
行く先を見失った俺は雀の声を耳に立ち竦む
道を尋ねても返事はない
左手を上げても止まる車はない

世界の中心で路頭に迷った俺は
自らを燃焼さす為に
兜の緒を締め
360度を睥睨した

獲物を待つ爬虫類のように
百獣の王寅吉のように
俺には火中の栗が必要だった
動機は糸瓜で充分
しかし所詮
糸瓜は糸瓜 

結果 世界に袋叩きにされた
    景色は一変した

太陽は妖艶な微笑みを湛え 空は青ざめ 
白乳色の雨が降ってきた とどめは八岐大蛇と四面楚歌

遺伝子の声に耳を傾け
幾万光年の流離いを知り
身のほどを知る
流れる涙はナイアガラ

それを拭うハンカチは滝壺に深く深く 落ちていった・・・
滝の糸の水たまりに想いが映る

何処か遠く 
地平線に沈む夕陽に眼を細めながら
見知らぬ大河を眺め
隣人の笑顔を頂戴し
五大陸の痴女と暮らす

そんな生活を夢みて
サイドこの両脚に風をのせ 
俺はゆく

草薙の剣を求め 
一路 東へ


574-576 名前:カンダタ・サナガラ[] 投稿日:2006/04/04(火) 02:05:26 ID:hCoaJWpg


【コメント】

750 名前:桜鴉 ◆666.SaoPvk [sage] 投稿日:2006/04/10(月) 01:54:30 ID:SitQqaO5
>>574-576
出だしがいいのですが、以降リズムが縺れますそんな印象。
何故“絶望”したのかが描かれていないけれど、それが狙いでしょうか
東西を移動するそれは“月日は百代の過客にて~”by芭蕉を連想します

757 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/04/11(火) 00:39:16 ID:rBMBPRir
>>574-576 ブキッシュな人なんだろうね。独特の言い回しとちょっとした仕
掛けの構成だけど、この作品の面白さは、もっとシンプルなところにあると思
うんだ。シンプルに書いてみてはどうだろう。

219 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 21:57:32 ID:ff5cAsgU
>574
壮大な叙事詩。作者の半生かも。
ただどうも物語にうまく入っていけなかった。

231 名前:穢土 ◆KJXrENozYs [sage] 投稿日:2006/04/13(木) 01:42:46 ID:WdxWmIGf
『カンダタ・サラナガ』書きました。
各審査員の方々お疲れ様です。
わたしが詩板に来た頃、最初に読んだ梁山泊チャンプ作が 12時のタモリ
心霊さん チャンプおめでとうございます。 

234 名前:アルペジオ ◆UfM5Clgw1I [] 投稿日:2006/04/13(木) 02:11:43 ID:z8IUp5pQ
言い忘れ・・・

心霊写真さん、チャンプおめでとう御座います!





キスがしたい



僕は口がないから耳を頼りに
足が短い君の長い歌を聴いているだけ

本当はキスがしたい

うぅうぅと息漏れの口笛は苦しそうで
良い音やな

良い音やけど

なんか潰れてまいそうだ
なんかわからないけどさ

耳を塞いで空を見ると
左向きの三日月が強く頷いて
何か腹立った

やけど

太陽が雨に濡れて
シューシュー言うたん
聞こえてん


577 名前:キスがしたい[sage] 投稿日:2006/04/04(火) 03:23:44 ID:1GNCIU7E


【コメント】

750 名前:桜鴉 ◆666.SaoPvk [sage] 投稿日:2006/04/10(月) 01:54:30 ID:SitQqaO5
>>577
一読・・・現在進行形のあなた自身の歌ですね♪
ラストまで読み終えて思ったのは、作中某は口が利けるようになったのですね♪
何故か・・・耳を塞いだはずなのに、“シューシュー”聞こえたから。
おもろい詩で何百回でも読めそうです。

751 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/04/10(月) 19:31:57 ID:qEkjk7ce
577 キスがしたい
  この作品は頭一つ抜けてます
  評は必要ない位

759 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/04/11(火) 21:57:02 ID:bpQEFNjk
>>577 シンプルなのに強烈なイメージだ。苦しんでるのに気持ちはつよい。
苛立ちを隠そうとしない姿勢はどこか前向きさも感じさせる。これは歌だ。
ただこのままだと、太陽のシューシューは腹立ったにそのままカブるなあ。

765 名前:心霊写真 ◆Mummy.hmy6 [sage] 投稿日:2006/04/12(水) 01:49:32 ID:rE8186Ip
確認しました。集計の方ありがとうございます。
>>577 キスがしたい を書きました。どうもです。

213 名前:心霊写真 ◆Mummy.hmy6 [sage] 投稿日:2006/04/12(水) 02:16:13 ID:rE8186Ip
ありがとうございます。
竹輪さんは、毎度とても褒めてくれるので嬉しいです。
春鴉さん、シューシューは耳を塞いだまんま聞こえる音っていうか
音っていうか感覚っていうかイメージなのでした。
リーフレインさん、一点以上って一言が嬉しいです。
カノープスさん、シューシューは怒りの表現っぽいて事でしょうか。
読み返すと「何か」と「なんか」が統一できてなかったりしますね。
うーむ、、、。

214 名前:携帯心霊写真[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 03:52:16 ID:/cSupIEp
リーフレインさんへ伝言です。

「一点以上」じゃなくて「一点、以上。」
ですな。いやーん。ごめんなさーい^^
聞きまちがいとか勘違いって
都合が良い方に転換するッての
身を持って実感してます。はずかし……。
あとカノープスさんの言ってたみたいな
泣いちゃう詩は同じく30女の私もあります。
その詩を読むといまだに駄目でそういうのって嬉しいです。
たもいさんのも今度読もうと思いました。

では失礼して、おやすみなさい。。。

215 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 10:20:00 ID:ff5cAsgU
 >心霊写真さん
おめでとう!
ごめんなさいー 改行が抜けてしまって、んでも いい詩だったねー。あと二つ点数つけれたけど、横並びにはできないなと。読んでいて、さびしくって 人ってせつないなて想いました。

220 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 22:18:42 ID:ff5cAsgU
>577 キスがしたい
せつない。

221 名前:曾村益廊[] 投稿日:2006/04/12(水) 22:28:40 ID:0w5RWjMM
>220
>577の寸評、5文字ですね^^
せつないなー

224 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 22:45:51 ID:ff5cAsgU
 >通行人さん
力不足であれ以上書けないのであります・・・
感じるタイプの詩だと思いますねえ。


【得点】 3点(チャンプ作品)
  • メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点





海について



                 錨は「希望の象徴」である――ジョセフ・コンラッド  

<海に出るつもりじゃなかった>

   ぼくは海に出るつもりじゃなかった
   母の病室の窓から覗いて見ると
   海は悪い予感のように重く低く轟いていた
   それでも 目抜き通りはタブロオの空へ
   寝不足の朝は排水口へと 一直線に吸いこまれていった
   だから 思い出のひとつひとつにさよならをして
   ぼくは行く手にどんな運命が待ちうけていようとも
   スーツの襟に花を挿し、敬礼の姿勢を崩さなかった

   本当は海に出るつもりじゃなかった
   海は食卓の牛乳瓶の中にも打ち寄せていた
   読みかけの本の行間から滲み出したりもした
   30Wアンプのスピーカーで ぼくの頭蓋を叩き割るため
   深夜3時に無言で寝室に忍び込んでくることもあった
   ぼく、マヤコフスキーの横顔を持つぼくは
   世界地図をポケットにつっこみ
   ひとり、甲板の上に佇んで 遠ざかる港に最後の流し目をくれた
   ただその時も やっぱりぼくは海に出るつもりじゃなかった

<詩人とピアニスト>

   笑っている男の人たち
   踊っている女の人たち
   薔薇の刺青と塩辛い口づけ
   タバコの煙がとても青くて
   誘惑のシャンデリアがまるで別れのハーバーライトのようにも見えた
   ピアノ弾奏からラストナンバーのハードバップへと
   天使たちは狂気じみた表情で 光る汗を飛び散らせていた
   そして詩人は苦いウイスキーを一気に飲み干す
   「だからこそ、この美しい一瞬のため、美しい一篇の詩をあなたのために」

   夜の波止場に車を止めて
   タバコの煙を深く吸い込めば
   それだけで孤独がこの胸いっぱいに広がるかのようだ
   一人の女が亡霊のように霧の中へと消えていく
   ピアニストは、それをバックミラー越しに眺めながら
   あのロシア詩人みたいな顰め面を浮かべている
   これが海から逃げた一人の男と海に逃げられた一人の女の
   約束された美しいエンディングだと言うのだろうか
   「だからこそ、この美しい一瞬のため、美しい一篇の詩をあなたのために」

   ああ 最後にこそ打ち鳴らされるべき、シンバルへの力強い一撃!

<船長だって卵をゆでる>

   メルヴィルはひどい大食漢で
   司厨は皆、船室に篭城している


<思い出にさよなら>

   (――水平線から垂直に突き出た    
              神さまの一本の長い腕が     
                       巨大なU字型磁石を掲げている――)

   墓地は港を見下ろす ゆるやかな斜面にそって広がり
   手を伸ばせば、遥か地球の彼方まで届くようにも思われた
   このひらけた展望を前にして どうしてぼくは涙ぐむのか
   「もう君は、人の手を通じて物事を受け取ったり
    あるいは死者の眼を通して見たり、書物の亡霊を糧にしたりしてはいけない」
   ごらん! いくつもの運命が、いくつもの顔の上を横切り
   こうしていくつもの墓碑銘の下、たったひとつの決着をつけるのだ
   ぼくはスーツの襟に花を挿し、敬礼の姿勢を保ちながら
   このぼく、マヤコフスキーの横顔を持つぼくと
   あの逆巻く海とを繋ぎとめてやまない
   そんな美しい一篇の詩を
   まるで交わした約束を果たそうとする人のように
   ひとり、墓地の中に佇んで 天使の顔して考えていた


578-580 名前:海について[sage] 投稿日:2006/04/04(火) 04:07:46 ID:cUsYsjVs


【コメント】

752 名前:桜鴉 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/04/10(月) 20:21:35 ID:SitQqaO5
>>578-580
村上春樹、レイモンド・カーヴァーを連想させ且つそこにメルヴィルとマヤコフスキーを持ってくる。
何だか映画を見ているみたい。

759 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/04/11(火) 21:57:02 ID:bpQEFNjk
>>578-580 イメージの豊潤さはタダ事でないし、暗喩に隠れながらもキチン
とした自分史になっている。と同時に、文学の呪縛に囚われたかなしみも感じ
る。この詩でほんとうに印象的なのは、神さまの長い腕だと思うから。

220 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 22:18:42 ID:ff5cAsgU
>578 海について
「ツバメ号とアマゾン号」という児童書のシリーズがあって何冊目かの題名が「海にでるつもりじゃなかった」だった、
そっちのほうを思い出してしまったのはお恥ずかしいかぎりです。
ロマンチストな作者が書いた海を自身の遠大なる目標に見立てた歌。
「書き始めるつもりはなかった」という呟きが聞こえてきそうな美しい一片だった。
「もう君は、人の・・・」
という一文は一つの啓示であり(神の手が掲げる磁石)彼自身の誓いなのだろう。
彼はこれから自らの感性と頭脳と体験でもって書いていくのだ。

248 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/04/13(木) 06:09:44 ID:dYyiMdFm
「海について」を書きました
ほぼ一筆書きでそのまま投稿したから
今読むといかにも中途半端で気に入らないけれど
「海に出るつもりじゃなかった」は確かにアーサー・ランサムから持ってきました
実は最近、周りで人が死にまして、その折にたまたま読んだ
「You shall no longer take things at second or third hand,
  nor look through the eyes of the dead, nor feed on the spectres in books」
このホイットマンの一節と、物悲しい情景の中に突如現れた
水平と垂直とU字型の恐るべき自然の幾何学が忘れがたく
いや、でもこれは未だに上手く整理がつかないのでなんとも上手く説明出来ない


【得点】 1点(準チャンプ作品)
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点





葡萄の樹に泣いた朝



庭の畑に一本 葡萄の樹があって、これが
「俺がいるんだから詩なんか書くな」とゆうてくるようになった
本も読まんでいい とゆう
聞けば、「俺よりも深い詩はあるわけがないし、俺よりも良い本も書かれた試しはないのだ」
とゆう
あいちゃあ自分の世話をしてほしい一心が見え隠れしているわけだが
なんとなくうなづいてしまう話だった

そうはいわれたところで
もうすでにかあいらしい愛人を抱えこんでしまった旦那の気分なものだから
背中の後ろで指組合わして、「頼むから見逃しておくんなさい」
と心の中で唱えつつ、それでも視線はまっすぐに
「そうか、あいわかった」
と答えておくことにした


581 名前:葡萄の樹に泣いた朝[sage] 投稿日:2006/04/04(火) 08:01:54 ID:33sK9zms


【コメント】

751 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/04/10(月) 19:31:57 ID:qEkjk7ce
581 葡萄の樹に泣いた朝 テクニックと文体にマッチした自白
  意図的なお洒落な言い回しが魅力です
  逆に読解には自立した精神が必要

752 名前:桜鴉 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/04/10(月) 20:21:35 ID:SitQqaO5
>>581
これが葡萄の樹でなく、樹齢何百年という古木ならば、詩情も感じ易いのだけど
あえて“葡萄の樹”を持って来たところに捻りを感じます。
大地に悠然とその根を張る古木ならば、良かったのでしょうけど
葡萄の樹相手だと、そうも行かない。
人間とのお付き合い同様に裏表を持たざるを得ないわけで・・・ナキ♪

759 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/04/11(火) 21:57:02 ID:bpQEFNjk
>>581 「かあいらしい愛人」というのが、ほんとに愛おしく感じられる。寓
話とリアル、ニセモノとホンモノの間で揺れ動くけど、実のところそれらは対
立する存在なのかどうかさえ、わかんないよね。うまいとこ突いている。

762 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2006/04/11(火) 23:57:28 ID:J81uY7Vj
>>581 葡萄の樹に泣いた朝 ID:33sK9zms氏
泣くほどの葡萄の樹でも、本には勝てない辺りが、
なんかほのぼのしていて、いいなぁ。

220 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 22:18:42 ID:ff5cAsgU
>581 葡萄
竹輪さん春烏さんカノープスさん寸評ありがとうございます。


【得点】 1点(準チャンプ作品)
  • メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点





あなたを愛するとき



あなたを愛するとき
私は海であり山であろうと思うのです
私の胸につかえて苦しいものを
必死の思いで吐き出したその叫び声に
どこもかしこも震えている空であり
私の涙がかつて大地を削ってできた
深い深い峡谷であろうと思うのです

あなたの住む場所ならどこまででも
尊厳という宝石さえ干乾びる戦地の沙漠から
絡まる蔦に夢を思い出ごと引きちぎられる熱帯雨林までも
どこまでも愛を追いかけたいと思うのです
汽車で 船で 3万フィートの翼で

けれども本当の私は
風の街の三叉路で
いつもどちらへ行くか迷っている
一片の木の葉です
やがて私の愛の弱さを知った
あなたの涙で流されて
排水溝の蓋に引っかかって
惨めに それはもう惨めに
もがいているでしょう

そうなった時に私は
改めて気がつくはずです
本当は愛することに怯えていた自分に

そしてこう呟くのです
あなたを愛するとき
私は私です


582 名前:あなたを愛するとき[] 投稿日:2006/04/04(火) 17:19:51 ID:i9uAEj/y


【コメント】

752 名前:桜鴉 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/04/10(月) 20:21:35 ID:SitQqaO5
>>582
今、春の嵐ですね。これ_比喩直喩の嵐です。
比喩がいいです。因みにこの作中某は、口調は女性でも男ですね。
抜山蓋世気宇壮大な詩 ではないけれど・・・ある種の衝動を感じます。
2連までが衝動と狂気。3連が女々しさ。それ以降が名残り

759 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/04/11(火) 21:57:02 ID:bpQEFNjk
>>582 愛を真正面から語ろうとすると、直球でいくしかないのかもしれない
ね、ホントのとこ…。はっきり言うとスタンダードな比喩ばかりで新たな感慨
は沸かない。でも気持ちは分かるね…。

762 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2006/04/11(火) 23:57:28 ID:J81uY7Vj
>>582 あなたを愛するとき ID:i9uAEj/y氏
切ないなあ。破局を前提にしたような愛し方しかできないのかな?
キレイすぎて哀しくなった。

222 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 22:31:59 ID:ff5cAsgU
>582 あなたを愛するとき
「私があなたを愛するとき」という設定は大変美味で暫く浸ってしまいました。
ですが 私は私とまとめてしまったのは不満です。


【得点】 1点(準チャンプ作品)
  • シオン ◆poetsyov/2:1点





葬列



どうか空っぽでいてください
目に鮮烈なましろい光
光の中を沈んでゆく
毛むくじゃらのアンバランスなケモノ

ねだる穴 ねぇ ねぇ
処女牧場 ねぇ ねぇ
何度くりかえす喪失
バージン泥棒は私刑(リンチ)
ペニスを切られ、木に縄でしばられる
待ち始めるコヨーテの家族 やがて夜が来て
団欒の食卓 底から引きずり出される内臓 
なめられて空になる腹 貪婪な食欲
代わりに星空を詰める 運航するカシオペア
地平線に曙光ひとすじ 鮮烈なる光 食道を逆流し、溢れ

いっひ、りーべ! どうか どうか

どうか、私を空っぽのままに

私はあなたを閉じ込めて埋葬しようとした棺おけでありましたが
蓋を開ければそのじつ、中身は余地もなくいっぱいのたくあんでまっきいろだったのです
あまりにも鮮やかな人工のきいろはまっかだと言ってもよかったのです

肩に止まったハゲワシが眼をついばむのがムカツク


583 名前:葬列[sage] 投稿日:2006/04/05(水) 13:40:11 ID:OlXPaW9k


【コメント】

753 名前:桜鴉 ◆666.SaoPvk [] 投稿日:2006/04/10(月) 20:23:18 ID:SitQqaO5
>>583
歴史上のどんなに優れた思想もその中身は空っぽだと言います。
それに価値を付け加える為にあれこれと空っぽ中心に分厚くなっていく。
女性はどうでしょう。尚更男性は?

これは尼さんかなと思いつつ違いますね。
2連までの、流れは素早くイメージが連想されますけど、郊外レイプですか是。でイメージがまた飛ぶ
五連で是は処女信仰を持った尼さんがやられて(真赤)しまう詩かなと分散イメージしつつ、
ラスト・・・DEADBODY・・・面白いです。

“いっひ、りーべ”って多分ドイツ語だと考えるのだけど、調べようがない。ムカツキますよね♪

759 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/04/11(火) 21:57:02 ID:bpQEFNjk
>>583 ネガティブな印象を引き出す詩に順調な展開は必要ない、と言わんば
かりの武骨なイメージの構成にはある程度の賛同を覚えるね。でも、各々のセ
ンテンスが今いちブツ切れで、深く入っていけない印象です。

217 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/04/12(水) 14:55:55 ID:/2jDoKtR
583 葬列書きました。
タイトルに読ませようという気迫がこもってないですね。
それだけが心残りになった作品です。

みなさま、今回はとくにおつかれさまでした。

心霊さん、おめでとさん。

222 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/04/12(水) 22:31:59 ID:ff5cAsgU
>583 葬列
ゼッケンさんなんですか、かなりびっくりしました。
てっきり女性の手になるもんかと思ったです。
この詩でぐっときたのは最後の一行でした。
最終の三連だけで成立してしまうんじゃないでしょうか?この詩。

256 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/04/13(木) 14:08:06 ID:EWEta1vj
>>222
うん、そうなんです。おれなんです。

 >この詩でぐっときたのは最後の一行(だけ)でした。*註()内は私の妄想なれど真実。

とはいえ、でしょ? 最後の一行よかったでしょ? そうでしょうそうでしょう。いえーい。




ページ:1 2 3


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2006年09月03日 20:10