作品
of
君の世界と僕の世界
一度死んだ後の夢
木は逞しく生えている
その実は腐って土に還る
透明な空気と汚れた空がよく似合う
排気ガスが胸に広がれば鳥たちもよく泣いた
僕はドアをノックした
相手は誰だろうと考えた
彼にとって僕は意外な人物だった
そして物語を終わらせたがる彼は歓迎した
一つだけの星空はまるでプラネタリウムみたいだけど輝いている
毒入りのリンゴを配るばあさんとも仲良くなったし
そろそろ山に登ってもいいかと思う
君が手首切っても僕はすぐ慣れる
熊が現れてウサギを食べる
蛇はいつも一人きりで泣いている
君の頭の片隅の
消えない記憶を少し分けてほしいと僕は願う
335-336,342 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/05(日) 22:34:36 ID:KpG0q1zM
【コメント】
383 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/13(月) 20:35:17 ID:WQln24et
>>335 君、僕、唐突に現れる彼の関係が著しく不鮮明で、童話や創世記が少
しだけ見え隠れするバックグラウンドも手伝い、すごく分りにくい。美しい世
界だとは思うけど。
916 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15:04:26 ID:KpAnY5f1
>>335 of
最終連が最も強調したかったもので 話の集約を担うヶ所と読む
君 僕 彼 の関連と相反する語句同士が 不明瞭で整理されていないなと感じてしまった
「OF」=「の」という世界だとして一行づつ読みとくと
葛藤し彷徨えるマイナス感情が震えているような感じを受けた
夢を見ているような断片の連続光景で 楽しげな夢じゃなく不安な夢
断片的な表現であるなら語句の配置と文体の統一感は必要無いかも知れないけど
すこぉし抽象的すぎて言いたいことがぼやけて損をしている気がしたな
もしかしたら体言止めの形式の方がこの作品にある断片的な表現には合うかもとも思った
でも言わんとしている塊みたいな不安は伝わってきた
926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:47:48 ID:5YyDiLlb
>335 of
この題なんだけど、実際に英語にしてみた?
多分
”君の頭の片隅の消えない記憶” を英語して、”の”を ”of” に置き換えたと思うんだけど
実際に英語にしてみると、in(内部) と your(所有格)なんじゃあなかろうか?
日本語の所有格相当の助詞 ”の” は英語の ”of” には殆どマッチしないかもしれない。
野風の笛
表がわから内部へと
あらゆる欠陥のひびわれが
風雨にうたれるたびに
鍛えられもせず
伏線となるように
進行していくのは
けっして病ではなく
静寂にうみつけられた
虫の卵というべきか
おれは砂岩の中に
固着する石灰質をふくみながら
辛うじて分解せずにたもったこの身を
もはやこれまでと諦めて
石仏になろうときめたのだ
まるくなってはまた削られて
相も変わらずふきつける風雨を
これは俺を鍛えるものか
それとも壊すしろものか
考えながら
悠久のはてに生えた苔が
おれの体を覆うにいたり
ほんのわずかに思い出したのは
俺は相当の昔には海の底にいて
嵐よりかは伝導しやすく
密度の高い海流をうけ
野風の笛を吹きながら
ぶつかる音がきこえぬほどに
やかましい歌をうたっていたのだ
339 名前:野風の笛[] 投稿日:2006/03/06(月) 00:27:24 ID:9JrOZRpT
【コメント】
388 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/03/14(火) 18:08:50 ID:xzyBHP1k
>>339
他の詩とレベルが違う。じゃぁ、私も感想で作品と競い合おう。
これこそが、感想、評の楽しみだ。
多くの深刻な病、例えば、ガンであるとか、エイズであるとかそういいったものは、
潜伏期間を持っている。知らぬ間に自らの体の中を、血液の中を、細胞の中を、
ゆっくりと進行し、最後には、痛みとなって、現れる。まさに、そのような世界だ。
内省によって、自己の内部にいくつもの欠陥が見受けられ、それが、徐々に、大きな
ものへと変貌してく。ここで、重要なのは、欠陥という言葉で語られていることだ。障害、
でもなく、欠落でもなく、欠陥なのだ。このことについては、読み手に考えてもらうとして、
自らのうちに、虫の卵のような欠陥を見出し、そこから言葉上描かれてはいないが、他者が
想定されている。欠陥を見出したものが、その欠陥によって、何かしらの損害を他者に与える
と考えるからこそ、石仏になろうというのだ。
仏というのは、日本では、死ねば皆仏になるわけだが、言うなれば、聖なるものだ。
敬うものである。内部に欠陥をもったものが、なぜ石仏、つまりは聖なるものへ変貌できるのか。
389 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/03/14(火) 18:21:33 ID:xzyBHP1k
ここで、問われるのは聖性だ。
内部に欠陥を見出したものが、他者に対して迷惑をかけないように、自らの未来や
可能性をすべて捨て去り石仏になるということが聖性なのだ。
分解し、それが悪となる前に、自らの未来や可能性を犠牲にし、石仏となること、まさに
他者に対する愛じゃないか。愛や優しさというのは、本来厳しいものなのだ。この詩には、
厳しい優しさがある。
ところで、石仏になり思い出したことは、自らの欠陥をただただ泣き叫んで、外に向かって、
それは、誰かに届くものではなく、ただただ、そう、私のイメージでいえば、荒波の中、一つの
岩の上で、雨風に打たれながら大声を叫んでいた昔の自分のことなのではないのだろうか。
欠陥を抱えながらも、いやそれは、その時は見出されていたかもわからないが、とにかく、泣き叫ぶ
しかなかった時の、まさに、自分以外のすべてのものとの戦いとでもいうようなところから、徐々に
波は落ち着き、泣き叫び疲れ、欠陥を受け入れ、ならば、私は世界に戦いを挑むのではなくて、世界を
受け入れようと決心し、石仏となった厳しい優しさや愛が私には見える。
私には見える。静まり返った海を見つめる石仏の姿が、そして、その石仏の前に、花が添えられている光景が。
917 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15:12:09 ID:KpAnY5f1
>>339 野風の笛
風化 自然が織り成す人間が見て取ると美に違いない
「自然が造り上げる天然の創造物」について見つめた視点と表現が美しい
自然現象に逆らわずそのままで本来石は石に生まれ何になるかなど思案したりもせず
しかしその事柄に着目して風を感じれば 目覚めのような気付きがあるのだろう
「の」は風 音 そして変化を余儀なく ありのまま受ける自然の一部 心が洗われるような世界観だ
926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:47:48 ID:5YyDiLlb
>339 野風の笛
石の記憶というのかな。とても良かった。
石の硬質さが緊張感のある硬い文体とよくマッチしていて、
どこか男性的で、時の流れと、風化したような感傷が伝わってきた。
【得点】 2点
- ikaika ◆YffIGX9Bno:1点
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
現代ノ現代詩
くろひふくきた
をんなノくちノ
あかくかゞやく
きんいろノ
すゞねノうそこそ
きいてゐたひ
340 名前:現代ノ現代詩[] 投稿日:2006/03/06(月) 01:35:43 ID:haXPQRth
【コメント】
917 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15:12:09 ID:KpAnY5f1
>>340 現代ノ現代詩
「ノ」→「の」に置き換えてしまうと風味が削げると思われる
意図的に「ノ」を使って現代詩を表現したのだろうか 現代っていったっていつかは過去になるんだし
新しくもその時代時代で語句に含まれるものの解釈なんてのも定まったものではない
そんな魅力がある この作品にはガラスケースに入った言葉のような美しさ
けど「の」が一番の主題にはなっていない気がした
こういった明度の鮮やかな作品は好きだけど
何故か読めば読むほどに「の」からは遠退いていく
魅力を感じるのは 多分色の語句の掛かり受けが妙に光っているからだと思う
926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:47:48 ID:5YyDiLlb
>340 現代ノ現代詩
のはノになることで時代がかったハイカラな光を帯びて、
堀口大學か、金子光春か、西条八十か 、いやいやあれは竹久夢二じゃあなかろうかと
しばし、大正ロマンに浸るのでありました。
>すゞねノうそこそ
いいですねえ。
21 名前:ユリーカ[] 投稿日:2006/03/16(木) 22:56:48 ID:st2FJAJx
>>340 現代ノ現代詩
>>354 東西!
>>356 ダス・コンリクランダマ・ヂングス・シンガッケン
以上、三作投稿しました、ユリーカです。
本スレ 375氏よりご指摘あったように、すべて私の投稿ですのでルール違反で御座いました。
他意はありませんでしたが、お騒がせしたことをお詫び致します。ゴメンナサイ。
御審査戴いた皆様方、ありがたうございます。
取り急ぎ用件まで。
はるよい
なめらかな はだか
はらんだ おなか
しーつの しわ
わが つまの
うつくしき
ねむりの
かたち
343 名前:はるよい[] 投稿日:2006/03/06(月) 22:41:41 ID:w01/T6Mp
【コメント】
915 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/13(月) 13:59:01 ID:CC0TbxFf
343「はるよい」
描かれている主人公は「つま」だし
背景にも作者は登場していないのに
この詩を 見て 僕は作者の方のイメージがわいた。
やさしい詩、素敵な題だと思います。
ありがとうございました。
917 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 15:12:09 ID:KpAnY5f1
>>343 はるよい
タイトルの美しさと文字の配列にも気を配り
「の」を愛するものに重ね 見て取る幸せな形だ
でもこの語句 私は引っ掛かったんだ >はらんだ
孕むという同義語に 身籠る 宿すがあるのだけど
おなか と続くのであればなんとなく私の感覚なのだけれど
はらんだ よりも優しげな雰囲気で身重を告げるならばちょいとやわらかな選択
別な語句に当て代える事もできたかもなと思ってしまった 私だけかもしれないが
でも 対象に愛情を持ち「の」を表現しているのに変わり無い
>しーつのしわ この一行があるから美しいものに仕上がっている
この一行がなければきっとバランスが崩れる
奥様をやさしい眼差しで見ている純粋さがあり また上手いし巧みだ
926 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:47:48 ID:5YyDiLlb
>343 はるよい
短いが良い詩
慎重に選んだ言葉が 柔らかく、なまめかしく、暖かい。
のの質
女の子はときどきいじわるになる
好きな男の子が怒るような話を
わざとしたり
確実に
その柔らかい足の裏で
恋人を蹴ったりする
男の子は
肝に銘じておかなくてはならない!
一刻も早く強く抱きしめたいんだ
女心を
ひ弱な部屋に傾いた笑顔を
燃える
ライオンのたてがみみたいに!
綿毛でやさしく包み込む
さみしい世界さ!
あー固い包容に
爆発する!
くだらなくもこぼれ落ちていくのさ
ああ愛が尖り、消え去ろうとしている!吸い取られようとしている
かなたの遠く遠くに
そしていっさいはなくなったいびつな円を描きながら
344-345 名前:のの質[] 投稿日:2006/03/07(火) 00:42:18 ID:6FxNl/KN
【コメント】
918 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:37:13 ID:KpAnY5f1
>>344-345 のの質
>女の子はときどきいじわるになる
うんうん 時々モノノケに憑かれたように意地悪くなる なる 可愛くねーと思いつつ相手しちゃうんだなぁ
>好きな男の子が怒るような話を
>わざとしたり
気を引きたい一心でがエスカレートするんだよね
試されてんのムカァ~っとくるけど惚れたらしかたあるまい
>その柔らかい足の裏で
>恋人を蹴ったりする
そのやわらかい足の裏には「の」の字があったのか?
蹴り合いはこたつの中の喧嘩ならわかるけど蹴る子は足が丈夫そうだな
肝に銘じておかなくてはならない事が文面から探し抜き出せないまま最後まで読みました
「の」は放出されたのかしら?
のの質は生きていますね
せっかちに思えたのだけどのの字を描きながら 爆発し 吸い取られるのでしょうか
急速に立ち上がり性急に放出爆破し消えゆくはかなさは感じましたが
妙な魅力がせっかちな「の」の質と化している分
どこかに「肝に命じておく名言」をちりばめてあれば面白いものになると思う のの質入れ慎重に確実にとか(質入れしちゃったら身を固めるしかない「の」だけど)
927 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:48:28 ID:5YyDiLlb
>344 のの質
>そしていっさいはなくなったいびつな円を描きながら
これがお題 ”の”なわけだけど。前半のすごくほほえましい詩は実は殆どどんな内容でも成立するなあと
ちょっと思ったりなんかして。
んでも良かった。
(*の_の)< Kowloon Shock
屋外プールに半身を沈めた月 小石を投げ入れて砕いた
ステンの煌めきで プールサイドの縁が幾分浮き上がり
その光に掬われて月の代わりに 揺らめいて 空に消え 俺は眠りにつくんだ
身を伏せた九龍の夜空が遠景の火種
反射して街を浮き立たせる夜
街明かり散々揺るがせ流れる
それが川などと信じがたい嘘のような流れで
幻を目に垂らし込まれているような倦怠
(*の_の)ノ<Hong Kong,Kowloon
Hotel“InterーContinental” Hello Hello
日中 ジムにてほんの少し肉体の衰えを知った
熱く痛む膝の内を殴りエレベーター内でよろめく
半年ぶりにチェックインした部屋も偶然に同じで
丁度空室がないシングルの時期なのか
滞在八日 ツインのソファー脇
可憐な房をもたげ首の細い白百合とめずらしい色の薔薇
赤みがほんの少し混じったココア色の薔薇が
抱くのに程よい壺花瓶にふんだんに咲き誇る
吸い殻ばかり増えていくのも馬鹿馬鹿しい
ビジネスステイリーマンフライト旅烏なら未だしも
硝子の細工を鎧に 三十代
仕事以外の目的が素直に言いだせなく
迂闊さをひっそり見せられる人を選ぶように
倦怠つの立つ割りと澄んだ風 窓越しに
多分 幸せだ 俺
でもな 近頃頭が痛いんだ 仕事のし過ぎか知らないが
頭痛が止まらない
綺麗なものを見ると尚更
緊張が一気に解れて分解しそう なんだ
春華と会えることを楽しみに訪れた九龍 まるっきり電話をかける気配のない俺で三日過ごして
ジムで必要以上に足腰を鍛え ジェスチャーを大きめに大袈裟にやりぬいて
観光客とは異質な眼差しでビジネス以外はジムにいた
馬鹿か俺
部屋にいるとココア色の薔薇をじっと見つめて過ごすだけの
ステイになってしまいそうだから
何でかんでジムで下半身を強化したかった
(*の_の) ←こいつが春華なのだ
Eメールの中の話で
Eメールではほぼ毎日話を交わしているのに
実際は直ぐ様会う気持ちにはなれなくて
大声を張り上げて喧嘩をする気力もなければ
激しい恋しさも覚えない
なぜなら(*の_の)はいつも俺のPCやモバイルに侵入してきたし 何より
「いつも一緒だった」
滞在ホテルは事前にEメールにて知らせてあるのも手伝って
俺は(*の_の)に敢えて連絡をせずに
今回の俺はTsim Sha Tusi界隈
気紛れに地下巡り潜伏迷子にもなるきもなかったし
(*の_の)に何回も歩きながら相づちを求めるつもりもなかったから
「(*の_の)はいつも俺の傍にいる」
だから会いたくなかったし
会うという意志にも繋がらなかったんだと
屋外プールの真前でホテルを背に石を投げ月を壊してきたんだ
それに気が付いてから三十分も経たない
馬鹿か俺
部屋に一人ツインのくつろぎをカマす俺
虚ろに(*の_の)の送り付けてきた無数の 何の意味もないメールを思い出して
みても 記憶に 無い
けれど何気ないこと過ぎて当たり前になっていた日常だった
離れて暮らすのに疲れないように無くさないようにと
俺はツインのくつろぎをベッドに横たえ 何もかも滲んで見えなくなりそうだった
順調な日常に平穏な毎日
嘘なのか真なのかわからなくなりそうだ ああ
まずデスクに備え付けてあるルームランプが「の」の字に光りだした
プラグも「の」型になっている始末で PCの電源もコンセントの「の」形に無理矢理差し込んでみたが
ディスプレイからいとも簡単に(*の_の)は消えてしまった
ジムで流した汗の結晶の付着がシャツに擦れてこれも「の」の字に漂う
シャワーを浴びようとユニットバスにもたれかかるも
「の」のシャワー口から出る水流の圧迫が胸に真っ赤な跡を残し
挙げ句の果てにココア色の薔薇も「の」の字に咲いて窓の明かりを見ているではないか
本当は(*の_の)に今すぐ会いたいのだ(*の_の)に今すぐ会いたいのだ
ブランクがあったから気恥ずかしく
俺は「の」の字を掌に書いて一つ飲み込んだ後
ベッド脇の白い受話器を掴んで電話機を横に抱え
最後のナンバー「9」を大切にしっかり押す
鍛えた下半身 力をすうっと抜くように
九龍ステイあと三日の晩
月はのの字に照れて(*の_の)繋がるコールカウント フォー「の」以心伝心
346-348 名前:(*の_の)< Kowloon Shock[] 投稿日:2006/03/08(水) 03:05:27 ID:gOoUZJY4
【コメント】
384 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:17:26 ID:YRV2dpRh
>>346-348(*の_の)< Kowloon Shock
なんてカワイイ顔文字なんでしょ。そんでもって送信者は春華ちゃん。カワイイなんていったもんじゃない。
がっ、受信者は三十代のオッサン(すまん)。なんでか無闇に下半身鍛えてる、ちぃーと疲れ気味のオッサン。
顔文字だけの春華ちゃんと、肉体感十分の語り手とのコントラストがみょーに可笑しい。
二人の関係の深浅がイマイチよくわからないながらも、語り手の、焦躁苛つき身の置きどころの無さにコーティングされた期待感がおもしろかったです。
で、滞在ホテルを知っている春華ちゃんのあまりのそっけなさに、シロートさんよね、まさかね、三十代ともなると足腰鍛えなきゃね、《コールカウント フォー》って呼出し音四回目ってことよね、レイザーラモンじゃないよね、と思った私はエロいですか?
927 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:48:28 ID:5YyDiLlb
>346 (*の_の)< Kowloon Shock
選んでいる語句が非常にセンスがいい。次の一行を期待にわくわくしながら読み進めてしまった。
顔文字に象徴される暖かさと微妙に情けない主人公の描写がなんともハイセンスな詩文と
平行してほのぼのした雰囲気をかもし出していた。両者が両者を引き立てているように思う。
若干冗長さが残る。特に
倦怠つの立つ割りと澄んだ風 窓越しに
多分 幸せだ 俺
でもな 近頃頭が痛いんだ 仕事のし過ぎか知らないが
頭痛が止まらない
綺麗なものを見ると尚更
緊張が一気に解れて分解しそう なんだ
このあたり、だれたように思う。
>月はのの字に照れて(*の_の)繋がるコールカウント フォー「の」以心伝心
この最終行はまるでキャッチコピーのようによくできている。
6 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/15(水) 01:00:53 ID:TFAh5czP
346-348(*の_の)< Kowloon Shock
書きました竹輪です
カノープスさん あぶくさん いかいかさん リーフレインさん
審査お疲れさまです
評&点数 読んで下さってありがとうございましたm(_”_)m
作者さんもお疲れさまでした
初めは「の」をキーにして九龍城砦の話を書こうと思っていたけど
思案の段階で「の」のテーマから外れてきたので取り止めて
そのままするっと書き落とせたものでした
今までの作品の中で一番短時間でスムーズに書き上げられた話で
不思議だったし自分でも気に入っています
読んで下さってありがとう(*の_の)ノシ
7 名前:穢土 ◆KJXrENozYs [穢土] 投稿日:2006/03/15(水) 01:11:28 ID:O84yPu+r
竹輪さん チャンピオン おめでとうございます♪
15 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/15(水) 18:46:38 ID:iq2mgI05
あ、言い忘れてたっ!
竹輪さん、チャンプおめでとうございます。
それと、全作品評価、お疲れ&ありがとうございました。
今回は読めないと思ってたので嬉しかったです~。
【得点】 3点(チャンプ作品)
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
- あぶく ◆OPBYKkBBNQ:1点
- ikaika ◆YffIGX9Bno:1点
神の手
大きな手が地球を撫でている
風が起こる 私は風を感じる
この風は何処から来たのだろう
私にはわからない
大きな手が人々の思いを摘む
手は両手があるから
人々の思いは二つにわかれる
思いと思いが衝突して
命が沢山失われる
いいや 命は
その大きな手の指先で弾き飛ばされているのかもしれない
まるでピアノを弾くように
大きな手の指が命を弾き飛ばしながら
互いに前へ前へと進んで
そのまま握手をできるならうれしいね
だけれど握手はなかなか難しい
あなたの右手と左手で
握手をしてごらん
手首が痛くなっちゃいそう
どちらかの手がどちらかの手を覆うことになる
大きなその手は雲の上から伸びているのかな
それとも地面の下から生えてきているのかな
誰かはその手を運命と呼ぶ 私はその手を神の手と呼ぶ
だって神様を信じたいもの
349,351 名前:神の手[sage] 投稿日:2006/03/08(水) 23:39:19 ID:ZchOsT2r
【コメント】
918 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:37:13 ID:KpAnY5f1
>>349 神の手
「の」がメインテーマではなく「手」がメインになっているという読感
神が撫でる地球とはきっとやさしい微風のゆるやかさで 「の」の字を描いて撫でそうだとイメージがわいてくる 順を追ってゆっくり手について空側から見て書いていて丁寧だけれど
神様を信じたく タイトルが神の手ならやはりテーマは「の」より手にスポットを当てた感が強い でも 心地よい手を描いていると思ったよ
927 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 19:48:28 ID:5YyDiLlb
>349 神の手
少々イメージの散漫さを感じた。
神の手の残虐さを述べながら、神への期待をいいつのり、それが難しいと断じ、神を信じたいと言う。
期待とか、断定とかしちゃあまずくないか?神様なのだから。
ハル
の
野原を歩く スカートのような
の
ああ 周りがどんどん
幸せになっていく
春色に
まぶしさは大地から蒸し上がり
しっかり閉じ込めた筋と
ふんわりかぶさった
の
ふっくらの雪がはがれて
ゼンマイ仕掛けのおもちゃが
のびあがって
の
緑で埋め尽される
の
冬枯れのりこえて
翼を広げる
包み込む
みどりのふわり漂う春は
の
350 名前: ハル ◆XFYccLexQM [] 投稿日:2006/03/09(木) 02:18:21 ID:6nRlmMs8
【コメント】
918 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/03/13(月) 21:37:13 ID:KpAnY5f1
>>350 ハル
詩らしい詩という表現はあまり使いたくないのだが 「の」の扱い方が最も詩的に取り扱っている気がした
春に漂う「の」生命の勢いすら感じる 「の」を独立した固体として一段落に配し
前後の文章との関わりによって「の」が少しづつ違う質を持つ でもどれも同じ「の」に違いない
詩的表現という中の「の」というものは 受け関わり合う文脈によって表情を変えるものなのだね
「の」は見つけて春の中に置き 放つと 春と躍動して意味を持たぬまま
「の」の風合いが美しくそのまま醸されるという技法 これも何げに発見ありだな
928 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20:08:42 ID:5YyDiLlb
>350 ハル
”のは野原の”
の というアクセント が非常に効果的だった。
の という空間が入るたびに、緑なる春の野原が目の前に広がった。
ところで、トリップはまずいかも、次回から気つけてくだされ。
[No]
あずさは言った
あからさまに言った
言ってはいけない何かを言った
そしてどこかに消えてった
モラトリアムを定理に起こしてみた
それNoなにがいつどこで誰の役に立つかなんて
僕に聞かれてマチコ先生に聞かれても
誰も答えられないし誰にも答える義務はない
ふざけてしまってるのは
○○の●●なんて言葉だから
黄色の連絡帳
パンダの行列
石鹸のスメル
狭い脳味噌をゴウンゴウンと洗濯機で回したら
きっともっと一杯出てくる[No]
一言じゃ言いたいことの10%も言えないから[No]でいつまで続けて呆れられる
352 名前:[No][sage] 投稿日:2006/03/09(木) 06:41:48 ID:EhAzdJim
【コメント】
919 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [sage] 投稿日:2006/03/13(月) 23:09:34 ID:KpAnY5f1
>>352 [No]
NOが「の」なのだと思う
脳味噌を洗濯してNOがたくさんでてくるイメージはわかるような気がする
イメージのみで「の」という核心は >一言じゃ言いたいことの10%も言えないから[No]でいつまで続けて呆れられる
上部の文章との兼ね合いはあまり効果が余韻としてもあまり残らない
そしてNOで続けて呆れられる「言いたいことの代替え的な」NO で の であると言うことなのだろうか
感じるに撤しても 脳の記憶の中に無いのか 表現されている映像の類は私にはイメージしにくい
けど欝憤の蓄積みたいなものに触れたようなやるせないNOだ
928 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20:08:42 ID:5YyDiLlb
>352 [No]
No と の の重ね合わせ。
なんとなく散漫。
のののとののの
のは、のについてののののとのののに関するの。
のにはのがあるため、のがのにつきのをのすると、
のはのにつきのとのするのができないのののをのするのができなくなるのから、
のののをのするのに、のからのするのができるのにのをのするのが
のとなる(の)。そして、のにのするのをのし、のののをのするのののが、
のののとののの。
のののとは、のがあれば必ずのにのするのやのののにおいてもの
(のやの)をのしなければならないとするの。
のののはのたるのののがない限りのののものされていないであろうという
の的なのをのするの。
のののとは、のにのするのがのしないにも関わらず、のをのしてのをしたのをのして、
のにのがのしたのとのののをのしようとするの。
のは、のにのするのがのするであろうというの的なのをのするの。
なお、のののは、のにおいてはのを、のにおいてはのをのするのによって、
のをのにのするのができるとして、のをのするのに、のののをのし
(の、の)、さらに、のについては、のがきわめてのにのされるのから、
のをのするのが大きいため、のののがのされている(の)。
353 名前:のののとののの[] 投稿日:2006/03/09(木) 08:17:30 ID:D3sRtL8S
【コメント】
919 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [sage] 投稿日:2006/03/13(月) 23:09:34 ID:KpAnY5f1
>>353 のののとののの
印刷してまで朗読に耽り挙げ句の果てには
「の」の上を赤ペン緑ペンで色分けして読み耽り
頭の中が「の」パニックしてのだらけになり
音読すればするほどどつぼに填まって「の」の「ののの」について考えてしまえた無心に
この作品やたら極め付けな「の」の連結
こーゆー文章書ける人とは発想できる人とはと興味を持ってしまったのと
国語について改めて学習し直さなければ「仮名一文字でパニック」する脳退化が目に見えてしまった
なんだこりゃと思う反面
おそろしやと「のののとののの」の羅列とつっぱしりを読んで驚愕し
本当なら印刷までして「の」に色をぬってまで朗読して解明しようとした
私の馬鹿さかげんを添付したいところなのだけど 恥ずかしいのでやめておきます
この作品の意図はきっと未知なる「の」遭遇等も含まれている
今回の作品の中で最も「の」を暴走させていると思う 頭がのののになりそうだった
928 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20:08:42 ID:5YyDiLlb
>353 のののとののの
数学の定理の文章で、動詞と名詞を全てのに置き換えたようなかんじだった。
パズルみたいで面白いのだが、答えに接続するヒントが一切ないとこがなんとも寂しい。(涙
20 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/03/16(木) 03:32:41 ID:6Di6eei3
審査員の皆様おつかれさまです。
「のののとののの」を送信させていただきました。
この作品はリーフレインさんの言われるとおり
とある既存テキストのすべての名詞ないし動詞の
名詞的一部を「の」に置換し「~である」をすべて
とっぱらった結果女性口調となったものです。
プリントアウトまでしてくださった竹輪さんの
「なんだこりゃ」というコメントはうれしかった。
論理性という名のがんじがらめをかるく憎むが
ごとく「の」を連打ちしてよかった。
Canopusさんは点を下さった。
どうもありがとうございました。
【得点】 1点
東西!
えっと、えっと、
「レリインフ」
作者です。
えっと、えっと、えっと、
ああぁ。。。おありがと。。。ござい。。。ます
えええっと、えっと、
出すの
はじめて します
「レフリイン」です。
お題
”◎”
ええええっと、えっと、えっと、
もしかして ひらがな カナ?
出すの カナ?
出すのして
お願い。
して いっぱい お願い。
いいいっぱい いっぱい いっぱい お願い。
出す期間 午前零時まで カナ?
いっぱいウレシイ。。 いっぱいウレシイ。。
出すのです
えっと、えっと、ええええっと、
もしかして出すの はじめて。。 カナ?
ウレシイ。。 ウレシイ。。 えええっと、ウレシイ。。
お願い。
して
午前零時まで いっぱい 出して
354 名前:東西![age] 投稿日:2006/03/09(木) 18:55:42 ID:Iv+D75V4
【コメント】
919 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [sage] 投稿日:2006/03/13(月) 23:09:34 ID:KpAnY5f1
>>354 東西!
カットアップの仕方が慣れている お題「◎」から「の」がいっぱいでてくるイメージに仕上がっている
「作品名と日付 等」は抜いてカットアップしている所を見ると
文章のみに焦点を当てて配列を変え 構成する楽しみのみ純粋に追求したのだと感じた
928 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/14(火) 20:08:42 ID:5YyDiLlb
>354 東西!
こんな風に見えるんだなあとかなり反省しました。はい。すみません。
21 名前:ユリーカ[] 投稿日:2006/03/16(木) 22:56:48 ID:st2FJAJx
>>340 現代ノ現代詩
>>354 東西!
>>356 ダス・コンリクランダマ・ヂングス・シンガッケン
以上、三作投稿しました、ユリーカです。
本スレ 375氏よりご指摘あったように、すべて私の投稿ですのでルール違反で御座いました。
他意はありませんでしたが、お騒がせしたことをお詫び致します。ゴメンナサイ。
御審査戴いた皆様方、ありがたうございます。
取り急ぎ用件まで。
最終更新:2006年09月03日 21:16