作品
川越祭り
祭りは土日になった 合わされたんだ大人の都合で
昔は平日 小学校も休みになったのに今じゃ…いやそんなことはまあどうでもいいこと
ここ数年擦れ違いの日々 仕方ないんだ仕事の都合で
仕方ないのさ しょうがないよね 諦めることにかけてはプロだぜ もはや
蓮馨寺の境内には祭りの後のざわめきが残り
夕焼けチャイムが鳴る時間 広場で黄色い帽子の子供たちが走り回っていて
売店前のベンチには白髪の女性が座り芋アイスをつつきながら微笑んでいた
ここには祭りのたびにお化け屋敷が建てられて そのまわりを沢山の露店が囲い
多すぎる人手の吹き溜まりのようになっていたんだ 今もそうかな
誰かに聞けばいいのに 聞いてない まだこの街には友達が…少しだけいるのに
ここ数年擦れ違いの日々 祭りの日くらい休みたかったけど
忘れていただけさ しょうがないよね やらなきゃならないことが多いから みんな
道端にはゴミ袋が山のように積まれていて そこからむわんとソースのにおいがした
秋だというのになんだろうねこの気だるい空気は せっかくの休みなのに
昔から僕は完全燃焼という言葉と縁がないね きっと昨日の今頃はみんな…いやそんなことはまあどうでもいいこと
間の悪さは昔からさ しょうがない しょうがないよね それも僕だと笑えるさ
銀座通り商店街 今では大正浪漫夢通りなんて洒落 てないな とにかく変な名前になっちゃって
見た目もお洒落になっちゃって
この通りにボロボロのアーケードがあった頃その下の中華料理屋で食べたチャーハンが美味しかったな
つくられた美しさは自然の乱雑な美しさには永久に勝てまい
まるひろの袋を前カゴに詰め込んだ主婦の自転車に追い抜かされたよ 今
あの溢れかえる人ごみと むせかえるような熱気 秋だというのにあの
焼けるお好み焼きのにおい あこがれたスーパーファミコンの当たる かもしれない くじ
なけなしの小遣い使って 当たったのはサッカーのゲームソフトだった ファールすると必ずイエローカードが出る
黒マジックで「とおる」って名前 プラスチックに直接書いてあったっけ
同級生が引く山車についてまわった 僕の町会には山車がなかったから
そこかしこで遭遇する山車と山車 向かい合っての曳っかわせ これがなければ
ああ いつまでも耳に残る 江戸ばやしの響き 忘れられない
ただ思い出をなぞっただけ 終わった一日を背にして思っているんだ 今もそうだよ
クライマックスの山車揃いで興奮したい もう一度
ああ いつまでも耳に残る 江戸ばやしの響き もう一度聞きたい
忘れていただけさ しょうがないよね 来年はきっと行くよ
大好きだから この街が 大好きだからさ 川越祭り 来年こそはきっと行くよ
291-292 名前:川越祭り[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 02:55:50 ID:lhmLOHl6
【コメント】
306 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/02(木) 01:16:24 ID:mdbwsmeN
>>291-292 未整理な心のヒダを未整理なまま表現していて、それがリアルさ
を醸し出してて、雰囲気づくりは成功しています。シメの部分だけど、これだ
とほんとに思い出をなぞっただけになってるんで、ひと工夫したいところ。
311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02:07:21 ID:tcFsSSmX
>291 「川越祭り」 ふるさと。同窓会。懐かしい風景。社会人3年目。
871 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20:21:42 ID:wEjHcQmU
>291 川越祭り
いくつかあった祭の追憶に入ると思う。
散文調でユーモアと諦念を交えながら描かれた町の風景は懐かしかった。
最後がなんかものたりない。
894 名前:ねむい ◆yYGM98H44I [sage] 投稿日:2006/03/04(土) 02:37:38 ID:VkG10Ul0
審査員の方、寸評ありがとうございました。
「川越祭り」を書いたねむいです。
皆様のおっしゃるとおり、表面をなぞっただけで中身がないですね。耳が痛いです。
雰囲気作りまでは成功していると思いたいです。でも、ホントそれだけでした(-_-;)反省。
川越祭りはとても賑やかで歴史のあるお祭りなので、一生に一度は是非w
人混みは凄いですけど。
リーフレインさん優勝おめでとうございます。
895 名前: ◆jipx.wAXvs [sage] 投稿日:2006/03/04(土) 10:14:56 ID:hInC1rqh
あと私、現在川越市民なのでねむいさんの「川越祭り」はびっくりしました。
>まるひろの袋を前カゴ~ の部分は思わず「いるいる~」と笑いました。
899 名前:ねむい ◆yYGM98H44I [sage] 投稿日:2006/03/06(月) 02:20:26 ID:X/5b5b/b
>>895 ◆jipx.wAXvsさん
まさかこんなところで川越市民にお会いできるとは…。
個人的な思い入れが強いものを表現するのは難しいですね。
春祭り
神殿で奉納舞を舞う数え年11の巫女は生娘ではなかった
山桜満開の4月 とっぷりと暮れた夜に
十二単の装束の巫女が鈴鳴らして奉納石舞台へ登る
松明の炎 爛々と照りわたり
前髪を垂らし顔を隠した巫女が奉納の扇を広げた刹那 神殿の奥扉 開かれ
精霊宿る木々が憂いを含んだ露を散らす一陣の風が吹く
”我が怖いか?”
はい、主様 どうぞお見逃しください
”何故、そこで踊る”
はい、ちちははに打ち明けるのができませなんだ
”ほう、我より ちちははが怖いか”
はい
山桜満開の花びら頭上高くより降りしきる石舞台
顔のない笛が奏でられ 手に持たぬ鼓の甲高い音が響きわたる
白足袋の草履 ダン トン トン
銀鈴の杓 リン トン シャン
”いかずちもて打ちもうそうか 田を干上げてしまおうか 不埒な娘”
いかずちを どうか いかずちを
”娘、我がもとへこよ 髪をあげ 額をあけよ 其処にしるしを刻みつけようぞ ”
白地の扇 くうる くる はらり
ねっとりと湿った春の夜
山桜の花びらは嬉しそうに肌に吸い付き
木々は卑猥な笑い声を立てて白い露を飛ばす
十二単の端々から素肌をみせる巫女の踊りは 四股をふみ、腕を交え
そこにいない相方と睦みあっているような錯覚をもたらした
奉納の石舞台の中央に見たことも無い階段が地下へ向って開き
何によってか、金色にぼうっと明るい石壁の奥へ巫女が走り去っていく
祭りは絶頂を迎え松明が点される境内のそこここで、睦みあう影が見える
それらは人ではない 山桜の木の根元より妖艶な異形 立ち上がる 嬌声
石舞台に階段はない 祭りの夜、人々は禁足を守る
巫女は額に印をつけられて 祭りが終わる
293 名前:春祭り[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 11:19:28 ID:hErlyuh9
【コメント】
307 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/03/02(木) 01:29:11 ID:mdbwsmeN
>>293 情景描写がやや説明調になってしまって、技術的には今ひとつの感が
あるが、ヌシとの会話がなんとも魅力的。もうひとつ言うなら、十二単は脱が
さないと、踊れないと思います。
311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02:07:21 ID:tcFsSSmX
>293 「春祭り」 闇にうかぶ白い肌。張りつめた空気に響く鼓の音。
854 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/28(火) 20:20:48 ID:YSOlX39U
293 春祭り
優美な洒脱と、妖艶な娘が山桜の狂い咲きに囲まれた舞台の様子が絶品。
能楽に近い描き方と感じた。
能囃子の流れる中で、身振り手振り舞踊にて心を表現する、能楽の趣。
生娘ではない娘が付けた無表情で端麗な能面のような情が想像出来る。
幼かろうが女は女である。
額に印を付けられて、祭りは幕を閉じる。
いかづちの印は「オモテ」という面の側ではなく心に焼き付けられるものであると読んだ。
奇怪な能楽師の様、表現が狂言的で美しかった。
○貰ってもなんにもならないと思うけど素晴らしき舞台へ竹輪賞
871 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20:21:42 ID:wEjHcQmU
>293 春祭り
最初の一行に詩の生命がかかっている。これがなかったら殆ど意味がないと思うと、
どうもそのイメージだけによっかりすぎてやしないかとちょっといびつさを感じた。
(もっとのびやかさが欲しい。)
879 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/03(金) 11:20:06 ID:x3TFW6+Q
春祭りです。 審査の方、点くださった方ありがとうございます。
まとめてくださったななしさん、竹輪さんごくろうさまです。
>竹輪さん 竹輪賞ありがとうございます。そうです能舞台です。薪能あたりが
イメージになってるんですが、もっと山んなかかな。雰囲気が伝わったみたいで嬉しかった。
>カノープスさん、奉納用の舞台衣装の十二単というのは、襟だけ3重になってまして、
着物は12枚ではなくて4枚なんですよ。一番上は紗で、薄い羽のようなしろもんです。
打ち掛けの内側には白い襦袢のような着物と赤い袴をはきます。打ちかけ部分は帯締めませんが、
裏に紐がついてまして、簡単に開いてしまわないようになっています。着たままで踊ります。
詩の方では後半部分淫蕩な幻想にはいるので、そこでは打ち掛けの下は裸体をイメージしてみました。
882 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/03(金) 22:13:49 ID:Jh/t7Lzt
>>879 うむ。リーフさん、ぼくはそれは、「十二単という名の舞台衣装」と
いう認識でしたね。
【得点】 3点(チャンプ作品)
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
- 玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU:1点
- メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点
祭りの温度
あなたと私で祭りをしましょう
サイダーの泡の匂いを嗅ぎながら
金魚すくいと洒落込もう
頭の中で神輿が宙を舞っているのだ
白濁する雨と真っ赤な太陽
夜の暗さなど
豆電球の光で消してしまえる
夏の音色に踊らされて
ダダダン ダダダン
あなたと私の祭囃子
寒い日の思い出はもう箪笥の中へ
息が上がっても弱音を吐かず
焦りつつ夕暮れを受け止める
溶け合うパズルを感じながら
お祭り騒ぎは続いていく
三十八度の熱い湯を浴びて
汗にまみれて冷たい風に震えても
静かに祭りは続くのだ
294 名前:祭りの温度[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 16:07:48 ID:DOyeBn+w
【コメント】
311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02:07:21 ID:tcFsSSmX
>294 「祭りの温度」 重なり合う二つの鼓動。打ち付ける太鼓のオンド。
871 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20:21:42 ID:wEjHcQmU
>294 祭の温度
しましょうという語調と、のだという断定口調の混在にちょとめんくらった。
876 名前:し ◆FCXRNaWgHs [sage] 投稿日:2006/03/03(金) 02:13:00 ID:0P3+beTz
「祭りの温度」書きました
リーフレインさん評ありがとうございました
雰囲気で書いちゃったので口調まで考えなかったです
もっと寸評欲しかった……!
雪祭り
もうすぐ吹雪の前触れ
雪ん子は藁沓履いて歩き回るよ
かわいい声で近所に響く
ほんやらほんやらほーいほい
白いものが散る 雪像のライトアップ
遠くに冬の花火 夜なのに白い空に咲く
風はケムリを追いやって 大輪が浮かび上がる
大きなかまくらの中の明かり
頬の赤い雪ん子が駆け寄った
もうすぐ鳥追い 火柱が上がるよ
ほんやらほんやらほーいほい
295 名前:雪祭り[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 19:45:17 ID:oS8CnDEt
【コメント】
311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02:07:21 ID:tcFsSSmX
>295 「雪祭り」 雪国の子守唄。幼子に語る母の温もり。
871 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20:21:42 ID:wEjHcQmU
>295 雪祭り
1連目と3連目が好き。2連目の展開でちと失速。
(実は加点候補だった。)
880 名前: ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:2006/03/03(金) 15:02:09 ID:1LCIE5Xs
リーフさん、チャンプおめでとうデス!
私は雪祭りを書きました。
批評していただいた皆様、ありがとうございます。
自分の生まれ故郷の雪祭りに今年は
ダブルユーが来る予定だったのに
これなくなって大損害だったようです。
未成年の喫煙はいけませんよ!
水と平和
此処には全てと喜びが 大人も子供も百鬼夜行
さあ歩こう 歩いて見て廻ろう
揺れる胸と腰 褐色の肌 もろ肌の誘惑
胸を垂れる汗 ビートする太鼓と笛の咆哮
度肝を抜く情熱
南瓜頭に黒装束 甘いモノを求めて街角に立つ
ハシャギ 辻を練り歩き ねだりゆすり
山車に身を投げ ゴッドの下へ 狂喜の行進
行くところまかり通りところ 群れ群群れ
大河に身を沈めマイ・ゴッドの叫び 火と鐘の音と
牛の群れ 蹄の音 横を走るマチズモ
目指す場所はカタルシス
命かけて 明日も生きようと走る
焚き火の周りを怪しげなサークル
ゴーストダンス 呪いと邪悪なガンマンよ 去れ去れと
踊り狂い 嗚呼 いつだって狂人は隣にいる
囃子の音が混じり 背筋は伸び 懐かしい空気
人々は輪になって踊り 屋台の臭いに涎を垂らし
ハレ ケ 明日を祝い 今を祝い 昨日を流離い
おいしい水を飲んでいますか 我は我 人は人
坩堝に収まった情熱はミキサーに
嗚呼 今宵 今夜 イや 未来永劫 我等三千里
はるばる全てと我とを
これからもおいしい水は飲めますか
296-297 名前:水と平和[水と平和] 投稿日:2006/02/27(月) 20:35:08 ID:gMEvfBRv
【コメント】
311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02:07:21 ID:tcFsSSmX
>296 「水と平和」 異形なる者達の群れ。流れ落ちる汗。信仰。
872 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20:23:04 ID:wEjHcQmU
>296 水と平和
凄くよみづらい。ハロウィーンやら、山車やら、アフリカやら、牛追いやら、なんつかもうイメージが並列に
散乱してて、スーパーの野菜売り場の前にいるような気分になった。
メインテーマになっているらしい水とのつながりがないので詩全体も焦点を失っている。
2005/02/13
氷点下-5゜Cは体を芯からキンと冷やしていた
初めての雪祭りは予想以上の寒さだというのに
1年ぶりに会った道産子の彼女は平然としている
マコマナイという聞きなれない会場に彼女は僕を案内した
子供向けの雪像が多いけれどがっかりしないでね
彼女は地下鉄に乗りながら僕にそう言って
マコマナイの思い出を話してくれた
僕には聞きなれない会場名での思い出は
小さな頃に毎年家族全員でやってきたこと
大雪像の楽しい楽しい氷のすべりだいや
毎年買ってもらっていた缶バッチ
迷子になった事
ニコニコと笑って話してくれた
マコマナイには
確かに名前も知らない子供向けのキャラクターの雪像が
たくさん並んでいたが
どれもこれも精巧な立派なもので僕は目を見張った
巨大な雪像には彼女が話していた氷の滑り台が組み込まれていて
沢山の子供が雪の階段に列を作っていた
皆幸福そうに白い息を吐いていた
よかった喜んでくれて
彼女はほっとした様子でそう言った
今日でお祭り最終日でしょ
明日には全部雪像壊しちゃうんだ
勿体ない
と僕が言うと
彼女は
でも忘れないでしょ
と言った
ここに私がいてお祭りを見た事忘れないでしょ
この会場は今年で最後なのよ
だから私あなたとここに来たかった
彼女は悲しそうに笑った
彼女は多分僕の心の中も知っていたのだろう
祭りの翌日に脆く壊されてしまう雪像みたいな気持ち
今年もTVニュースは雪祭りの開催を伝えていた
僕は毎年2月になると彼女を思い出すのだろう
そうして最初で最後になったマコマナイを思い出すのだろう
忘れないでしょ と彼女は言っていた
僕はTVに写るあの街で彼女が幸せである事を願った
298-300 名前:2005/02/13[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 22:12:28 ID:a5US+wrp
【コメント】
311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02:07:21 ID:tcFsSSmX
>298 「2005/02/13」 時間+愛-距離=別れ。
872 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20:23:04 ID:wEjHcQmU
>298
これも、祭の追憶になるのだと思う。
雪祭りの情景が眼に浮かぶ。
873 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/03/02(木) 23:33:52 ID:3wfOyMRp
>>298-299 2005/02/13
彼女の《忘れないでしょ》の言葉が現れた途端、ぱぁーっと作品世界がひらけました。
コマーシャルで「モノより思い出」とゆーのがあったけれど、それに通じるものがありますね。
説明的とゆーのか、詩的な文章ではないと思いましたが、その地においての最後の祭り、取り壊される雪像など、移ろいゆくものを背景に記憶の力を描く内容に惹かれました。
《忘れないでしょ》の言葉が、記憶とゆー名の雪祭り会場の雪像のようです。
895 名前: ◆jipx.wAXvs [sage] 投稿日:2006/03/04(土) 10:14:56 ID:hInC1rqh
「2005/2/13」書きました。
審査員の皆さん乙&寸評ありがとうございました。
リーフレインさんおめでとうございます!
タイトルは、「マコマナイ」にすればよかったかなぁ、と思いつつ
去年のさっぽろ雪祭り最終日で真駒内(と書いてマコマナイです)会場最後の日。
真駒内会場って市民以外にはマイナーだと思うのですが
子供の頃大通(公園)会場よりも、真駒内会場ばっかり連れて行ってもらったので、
思い入れの深い会場でありました。
祭り(以外でもそうですが)の非日常な一日に付随していた記憶とか思い出の
特別さや印象深さ…という事を書きたかったので、
あぶくさんの感想は、とても嬉しかったです。
言いたい事を上手く文章にしていただいた感じでした。どうもありがとうございました。
あと私、現在川越市民なのでねむいさんの「川越祭り」はびっくりしました。
>まるひろの袋を前カゴ~ の部分は思わず「いるいる~」と笑いました。
祭:Fetes
あかるい
闇。
あしおとが
だけが
3分の4歩 すすみ
7ブン の5 ホ もど
るるるるるるるるるるるるる
光が
くらい光を駆逐しさらにあかるい光に
ステン! と 海岸から
丘をころがりのぼる
その
あしあと。
あしあと。あしあと。
あしあと。あしおと。あしあと。
リズム に のって
拍子木の驟雨がいっせいに光を穿ってそうだ森を抜けなければ
一対の蛾が螺旋をえがくよう…にからまり合う鱗粉のささやき
がどうしてもかの名前を思い出せない思い出そうとしない軽い
軍靴のステップ砂漠の色だそれは森の海の雲の色だそれはふざ
けてるんだやかましいくらいの嬌声が槌を砧をその奥で叩く。
あしあと。あしおと。あしあと。
あしあと。あしあと。
あしあと。
そうだ
森を
抜けなければ
あかるい
闇の
なかを。
301 名前:「祭:Fetes」[sage] 投稿日:2006/02/27(月) 23:44:12 ID:HSdoIMpz
【コメント】
311 名前:玉こんにゃく ◆IVVTBUqDhU [] 投稿日:2006/03/02(木) 02:07:21 ID:tcFsSSmX
>301 「祭:Fetes」 イコライザー。青白い炎。成仏できないでいる魂。メビウスの輪。
872 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/03/02(木) 20:23:04 ID:wEjHcQmU
>301 祭:Fetes
なんか、水の中だけに棲んでいた生命が陸地にあがってきたシーンが浮かんだ。
文字を使って演奏している音楽を聞かせてもらっているような気分ですごくよかった。
驟雨のような拍子木のリズムが祭りの高揚感にリンクする。生命の祭りカナ?とも思う。
882 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/03/03(金) 22:13:49 ID:Jh/t7Lzt
みなさん、乙&オメでございました。
『祭:Fetes』を書きました。寸評と点数いただきありがとうございました。
御指摘のとおり、この作品は音楽をイメージしています。ドビュッシーの
『二つのノクチュルヌ』より、『Fetes(祭)』を元に書き起こしたものです。
ぼくは20年前にこれを演奏したことがあって、3拍子を4等分したソロが
あったり変拍子の嵐で、結構トンデモない曲でした…。11だと『春の祭典』
になっちゃうんだよね、ちなみに。
とにかくインビジブルな祭にすることに心を砕きました。文章でもっと読者を
チャームさせたかったな、というのがちょっと心残りです。
【得点】 1点
- メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点
最終更新:2006年09月03日 21:29