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作品





SM



ストイックマジソウル見つめてすてきメ~ン

おれなんか、おれなんか、どーせ、どーせ、

オレオレぉれオレオレおれオレオレおレォれオレおれ
オレオレオレおレオレオレぉれォれオレおれオレおれ
オレおレオレオレオレおれオレオレオレおれぉれォれ

ビィィィィィィム

みょうごにちに向けて放つ熱視線 春になりゃ濡れる雪だるま御開帳観音地獄開き マッハ山手線出口なし

薄き壁一枚乗り越えて おうおうと吹くジェット気流に身をさらせばたちまち粉砕さる さらば、我が細胞の結合
雪となりて降り ふと見上げたあなたの睫毛にひとひらとなりて乗り 許しを乞うには近すぎ 
愛をささやくには軽すぎ ただただあなたが不思議そうな顔をして 
おれはすこし溶けて

繰り返すひとりサディズム 堂々と受けて立つかまえのおれは恥じらいに頬染めた仁王のごとし

夕陽しずむ水平線をのぞむ砂浜 振り返れば宇宙へと透きとおりはじめた空 寄せては返す波の音に暮れ、なみだ頬濡らすおれは 

ニ↑オ→ウ↓ の ご☆と★し?

ねぇ、ニオウノゴトシ?

ねぇ、

ねぇ


742 名前:「SM」[sage] 投稿日:2006/01/10(火) 18:14:55 ID:BbYsOspo


【コメント】

769 名前:  ◆UnderDv67M [  ] 投稿日:2006/01/13(金) 21:07:12 ID:DpHptp3T
>742:「SM」:ID:BbYsOspo氏  ---ゴミ

774 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/01/14(土) 00:38:24 ID:XSabuoN3
>>742
書き慣れているし上手い作者なんだと思います。
詩風というか芸風も確立してるっぽいですね。
ただ、この詩じたいは凡作かと。

786 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/15(日) 21:19:10 ID:YRC/w7Ep
>>742 「SM」
これ中盤部分、なにげに美しい。。この美しさをしっちゃかめっちゃかの詩形の中に
埋め込んじゃうとこが凄いね、、バランスも絶品。やってくれますよ。。
いや楽しくて素敵でした。

93 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/01/16(月) 15:35:08 ID:RHR5ZOr8
「SM」書きました。
みなさん、読んでもらって感謝です。


【得点】 1点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点





新年の朝



暴力の歴史を綴れば世界史になるとか

そんな私たちにも新年の朝はやってきて
雲たなびく空に
なにやらまっさらな子供の気分で
つつがなく、つつがなくと
祈りではなく呪文のようにつぶやいてみる

あの国の正義くんもこの国の正義くんも
世界中の正義くんの母親はおんなじなのに
腕力や体格や気質のちがいが
わんぱく坊主とよわむし坊やにしてしまう

正義くんは母親を振り返ることなどしないから
兄弟喧嘩はこれからもつづくのだろう

殴られたら痛いのに
殴りつづけるわんぱく坊主は
《人の痛いは百年堪える》を
大人の狡さでうたってる

世には
痛覚をもたない人がいて
痛みを知りたいために
人傷つけることもあるという
痛いと言ってもやめてくれない
そんな話を思い出す

相手に伝わらない恐怖は
なんと底知れない恐怖なのだろう!

――けれど
どれもこれも
私たちの正義くんで
正義くんの母親も私たちだから
まっさらな子供の気分で
つつがなく、つつがなくと
祈りではなく呪文のようにつぶやくのだ

新年の朝
雲たなびく空に
そして
雲の果ての見えない空に


744-745 名前:新年の朝[sage] 投稿日:2006/01/10(火) 22:47:11 ID:2bvx37XK


【コメント】

769 名前:  ◆UnderDv67M [  ] 投稿日:2006/01/13(金) 21:07:12 ID:DpHptp3T
>744-745:新年の朝:ID:2bvx37XK氏 ---凡作

775 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/01/14(土) 00:40:50 ID:XSabuoN3
>>744-745
非常に真面目な思想の真面目な詩。作詩法も手堅い。

ただ、「いかにも正月の新聞の詩欄に載ってそう」というか
授業中に書いた詩、という感じが、少しします。
詩のどこかに、破綻してもいいから、飛躍する言葉やイメージを
入れてみてはどうでしょうか。

786 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/15(日) 21:19:10 ID:YRC/w7Ep
>>744-745 新年の朝
>つつがなく、つつがなくと
というのがいいですね
まあ、心配は耐えないんですよ。
自分が母のせいか、妙に母親を好意的にみてるとこが気になっちゃいました。

94 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2006/01/16(月) 18:41:53 ID:QYCPoaSw
審査員の皆さま、お疲れ&ありがとうございました。
『新年の朝』書きました。
いきなり、いつもと趣の違う評から始まってワクワクしました。
長介ジュニアさん、批評は的を射ている部分が多いのではないでしょうか?私の詩に対する評も、私自身が納得しています。たしかにそんな感じ。
ベースは、争いも差別もなくならんし、祈りなんて何の役にもたたねーよ、だったのですが、クソマジメなものになってしまいました~。
リーフレインさんの評を読むと、《母親》が、文字通りの母親と受けとられているようで…。当方、比喩でつかったのですが、わかりにくかったかなぁ。

ありがとうございました。





殺意について



3ラウンド開始早々
挑戦者の右まぶた上から血が流れだす
12月17日の後楽園ホール
ライトフライ級 第7試合
俺はひとりB-7席に腰掛けて
一個の便器を頭に思い描いていた
便器の中では
鮮血の赤と精液の白が
混ざり合わずに澱んでいることだろう
その傍らでは
剃刀を握りしめ立ちすくむ 俺の姿が見えることだろう
俺は日当9000円のブルーワーカーだから
欲情を水銀のように垂れ流しには出来ない
終業のチャイムが鳴ったとしても憎悪のラインスピードは変動出来ない
リング上では
残り60秒の合図と共にラッシュが始まる
なるほど 人を殴り殺すのもなかなか容易なことじゃない
徐々に高まる嗚咽に気がついて 思わず俺は両目を見開く
するとチャンピョンの左ストレートが
挑戦者の顔面を的確に捉え
それと同時に危険な角度で挑戦者の顎が上がるのが見えた
「もう堪えられない」
誰かが叫んだ あるいは俺が叫んだのかも知れない
3ラウンド2分33秒レフェリーストップ
興奮と疲労感の残滓が後楽園ホールを包みこみ始めると
俺は急いでリング近くまで駆け寄った
気を失った挑戦者の だらしなく歪んで垂れ流された
恍惚にも似たその醜悪な表情を見ていたら
彼に対して得体の知れない殺意を
どうしても押さえることが出来なかったのだ


746 名前:殺意について[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 06:34:42 ID:+I+ELpF9


【コメント】

769 名前:  ◆UnderDv67M [  ] 投稿日:2006/01/13(金) 21:07:12 ID:DpHptp3T
>746:殺意について:ID:+I+ELpF9氏  ---普通

775 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/01/14(土) 00:40:50 ID:XSabuoN3
>>746
こういうふうにタイトに言葉を連ねていくスタイルは、私の好みです。
長谷川龍生っぽい感じで好きですね。
作者の方は力があると思います。
でも、この詩に関していえば不完全燃焼で
もっといいものが書ける方だと思います。

786 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/15(日) 21:19:10 ID:YRC/w7Ep
>>746 殺意について
緊張感のある文章です
ただ、なんというか最後の殺意が何故起こるのかが気持ちを合わせられなかったです。

784 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/15(日) 19:33:50 ID:EWCaDuGB
>>746:殺意について:ID:+I+ELpF9氏
濃厚な、過剰に濃厚な痛みへの憧れ。


【得点】 1点
  • ◆L4LyBSss3w:1点







くすんだ空の色は後ろめたさの混濁で
大きな三角柱の輪郭線がいつものように浮かび上がって
捕まえた鼠の檻を作る
三角柱の4つの角はバランスがとれていなくて
通り抜ける音がハウリングしていた

風が通り過ぎていった道で
忘れ去られた少年が半ば道に埋まったまま腐り
串刺しになった小学生のランドセルが
防犯用の警官看板にかけられて
ゆらゆらと、ゆらゆらと
”参加募集中”と書かれたビラが
その看板の前を舞っていく

窓辺でピンクの飴をとりあげられた少女が
乾いた唇のままに 叶えられない約束を知り
凍った涙の壜詰めを売りだした
かさかさとかさつく 泥まじりの雪が
なにもかもを さえぎって 砂を噛むように
色を失って 物語がめりはりをなくし 安い値段をつけられて

どんつくどんつく、経文を唱える太鼓の音が
いやまして 大きく
陳腐な、どうしようもなく古臭い、すえたジャガイモのような
太鼓の音が
耳の中に

居座ってしまった


747 名前:冬[sage] 投稿日:2006/01/11(水) 11:07:15 ID:NO0zDp8V


【コメント】

769 名前:  ◆UnderDv67M [  ] 投稿日:2006/01/13(金) 21:07:12 ID:DpHptp3T
>747:冬:ID:NO0zDp8V氏 ---駄作

775 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/01/14(土) 00:40:50 ID:XSabuoN3
>>747
質が高い詩だと感じました。イメージの喚起力はそうとうなものです。
日本の風景が持ってるみすぼらしさとか荒廃感とかがよく出てる。
ただ、作品としてみると、小さな傷があると思います。
それは最後のあたりで、耳という言葉が出現し
作者本人の影が出てきてしまっていること。
それまで徹底的に、風景を描いていたわけですから
最後まで、そのスタイルを貫いたほうがベターではなかったかと。
少なくとも、作品に余韻は出た気がします。

786 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/15(日) 21:19:10 ID:YRC/w7Ep
>>747
最後の改行2つ、いらないです。

784 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/15(日) 19:33:50 ID:EWCaDuGB
>>747:冬:ID:NO0zDp8V氏
最後の一行に賛否両論が有るかも。

92 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/16(月) 10:01:41 ID:7vlRxP63
「冬」書きました。毎度ながら地味です。

コメントありがとうございました。嬉しいです。
耳は多分いるんじゃないかなあ、分かれるとこかもしれないんだけど、
お題は「痛み」だったんで、やっぱしどこかで作者に還ってくるもんがないと
痛みの響きが浅くなるんじゃないかと思うんですよ。。詩としてどっちがいいかってと悩むとこですが。


【得点】 2点
  • 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6:1点
  • ◆L4LyBSss3w:1点





12時のタモリ



どうしようもなく切ない
テレビドラマで犬が死んで泣く
何が死んでも悲しい全ての死が君に直結して
道端で名も無い君が死んでは積み重なる

夜に(かの)君を思って泣くけど私は絶対死なない
名誉が欲しいお金が欲しい愛して欲しい愛したい
君は私を「まったく油っこいなぁ」と言ったけれど
愛無しでは生きられない

でも愛にがっかりしてきたこれからもがっかりしてやる
君にも正直がっかりしている私はこんなにも
いつも通りに悲しくにこにこと笑いながら頭の中で悪態をつく
知らない人に笑顔で会釈して「良い天気ですね」と話しかけて
「昨日は寒かったですけれどね」と背中に聞きながらあかんべーをする
スポーツクラブに行って隣り合ったおじさんに
「お姉ちゃん痩せてきて綺麗になってきたね~。」と言われて
「本当ですか~。目が悪くなってきたんじゃないですか~」と答える
バーカバーカと声を大にして泣きながら完璧なエアロビをしたい

悲しい夜は決まって夜驚症だった弟に会いたい
もしも全ての言葉が文字通りで済むならば
夜に驚くなんて、なんて可愛いんだろう

大丈夫よ明日も夜は来るの
慣れるしかないのよ

   @ノハ@ 
   (∩・д・)つ  <頑張れ!弟!
  (.( (   (⌒) ))   
    (_ノ

飛行機事故で一人助かったメリケン人がひどいブス
あなた一人助かってたまるかよ
テレビ画面に向かって罵る
激しい怒りしか出てこない日は
テレビなんか見ないにこした事は無いけど
テレビくらいしか話しかける相手もいない

助けてくださいと12時のタモリに言ってみる
いいともって言ってくれないだろうか
でも誰も手を差し伸べてはくれないし
くれたところで手を振り払っちゃう
さあさあ今日も振り払おうぞ
私はまさに千手観音
しゅぱっ
しゅぱっ

どうか助けてください
どうか助けてください
どうか助けてください

熱弁を奮いながらストリップ始める私の肌色ストッキングにADが万札を捻じ込む
テレフォンショッキングデビューは出演三十秒で中断されタモリが客席に叫ぶ

誰か次のお友達を!

(私、まだキーホルダー貰っていないのに!)

ふにゃぁ完全な鬱だぁにゃあ
と思っていたら血ぃ出た

お母さんあたち血ぃ出た
どこも痛くないのに血が出るのは
妙な気がずぅっとちているよ

生理が終わったらセックスしよう
そして数えるフォアダイス
 ・・・の前にメールチェック

先日はかわゆいイラスト送ってくれてありがとう
君みたいにかわゆいね
君の○○を○○して○○して○○したい
しても良いかな?良いかな?

○○の○○って何言ってんのあんた
これ仕事でしょう?
デザイナーってこうなの?
何をデザインしているの?
かわゆいって言う人久しぶりに見たわ
しかしまたかよ
またなのかよ全く
私変態臭でも出してます?

件名 Re:君の○○を○○しても良いかな

本文 いいとも♪


748-750 名前:12時のタモリ[sage] 投稿日:2006/01/12(木) 00:59:40 ID:Jezt3x2z


【コメント】

766 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/01/13(金) 20:00:14 ID:zWfIy1AV
>>748-750
やられた(笑)三十路超えた窓際独身女の切なさがでております。かわいこぶってみたり、私も
女なんだからといってみるが、現状はそれを許してくれない。お世辞をのんきにふりまく周りに
疲れ気味。良いよ。

一点 >>723-728 12時のタモリ

血の出るような叫び、痛み、そういうのを感じさせてくれる作品がなかったが、
あえて点数を与えるなら、上記の作品しかないと思う。ということで、一点。

769 名前:  ◆UnderDv67M [  ] 投稿日:2006/01/13(金) 21:07:12 ID:DpHptp3T
>748-750:12時のタモリ:ID:Jezt3x2z氏  --- Bランク1点

775 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/01/14(土) 00:40:50 ID:XSabuoN3
>>748-750
いいですねえ。洒脱で面白悲しくて。
素直に脱帽です。
技術論なんか、ぶってる場合じゃないほどいい詩だと思いますが
テクニカルな面でもすばらしいですね。

782 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/14(土) 23:36:01 ID:VjAYKKy3
>>748-750 12時のタモリ
やっぱ日常ではぼくらは痛みを回避しながら生きようとしていて、それでも襲
ってくる痛みってのは、こんな類の痛みなんだろうなあ。「分っとるぞ、演じ
ているぞ」的なスタンスは気に食わないけど、まあそれは些末事で、共感を覚
えました。…それにしてもフォアダイスを知ってるとは、タダモノじゃない。

784 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/15(日) 19:33:50 ID:EWCaDuGB
>>748-750:12時のタモリ:ID:Jezt3x2z氏
この渦巻く情緒不安定は、只事では無いですね。
ちょっと弱ってる時に読んでしまったので、こちらの現実まで
嘔吐を誘うかたちに揺らぎそうでした。

787 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/15(日) 21:20:55 ID:YRC/w7Ep
>>748-750 12時のタモリ
いやもう、心の叫び?なんて軽々しく言っちゃいけないんだろうと。。
いい。 (涙。。。

793 名前:心霊写真 ◆Mummy.hmy6 [sage] 投稿日:2006/01/16(月) 02:50:02 ID:3Wo6ptHG
ひとまず、>>748-750 「12時のタモリ」書きました。ありがとうです。

89 名前:心霊写真 ◆Mummy.hmy6 [sage] 投稿日:2006/01/16(月) 02:49:04 ID:3Wo6ptHG
「12時のタモリ」書きました。
ikaikaさんのコメントが読んでて切なくなりました。。。
canopusさんにタダモノじゃない、とそこで言われても返す言葉も無いのであった。。。
アンダーバーさん、長介さん、リーフさん、雨っち、ありがとうです。
審査の皆様、お疲れ様~&ありがとうございました。

90 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/01/16(月) 02:53:48 ID:tbBm765A
>>89
あららw長介さんか心霊さんだと踏んでたけど、ビンゴかー。

※ちなみにikaikaも点数入れてただよ。

91 名前:心霊写真 ◆Mummy.hmy6 [sage] 投稿日:2006/01/16(月) 02:59:02 ID:3Wo6ptHG
あーーー。>>90どうもです。
ビンゴなのよ。解りやすいかね?
ikaikaさんありがとうございました。
canopusさんもありがとうです。
感謝をまとめちゃいかんかったですね。

92 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/16(月) 10:01:41 ID:7vlRxP63
>心霊写真さん 
おめでとうございます、、圧勝ですねい。。へへあたしも心霊さんじゃないかって
思ってました、某すれのお花畑に印象が似てたヨ!

93 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/01/16(月) 15:35:08 ID:RHR5ZOr8
タモリのは心霊さんかあ。納得です。おめでとうございます。

94 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2006/01/16(月) 18:41:53 ID:QYCPoaSw
心霊写真さん、チャンプおめでとうございます。怒りの表現に心うばわれました。


【得点】 10点
  • ikaika ◆YffIGX9Bno:1点
  •   ◆UnderDv67M:1点
  • 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6:2点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点
  • ◆L4LyBSss3w:2点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w:2点





銀針



光まどろむ昼過ぎに
左手に刺さる銀の針
後ろに立てる少女の持てる
無垢な笑顔の意のままに

一条の血が流れ出る
痛みはあれど傷はなく
ただ驚きも理解も出来ず
冷たい空気を流しつつ

されど目立てる金属針が
このまま刺さるも納得いかぬ
抜かんと触れた刹那に走る
電撃に似た刺激痛

後ろを向きて少女に問うは
「これは恨みか呪える意思か」
喜び満つる顔で答える
「なんでもない」と唯6字

途方にくれて針を見る
銀色の満つ細き色合い
どこかで見たと記憶をゆけば
左手の指 薬指

違う少女を忘れ去り
誓うは愛と約束の針
共通のもの 銀の輝き
一年前の白き日に


夢より醒めて25時
隣に眠る かの少女
誓いの記念 花束を
忘れてならぬと刻み寝ぬ


751-752 名前:銀針[] 投稿日:2006/01/12(木) 18:53:57 ID:tkunJKN+


【コメント】

769 名前:  ◆UnderDv67M [  ] 投稿日:2006/01/13(金) 21:07:12 ID:DpHptp3T
>751-752:銀針:ID:tkunJKN+氏  ---凡作

776 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/01/14(土) 00:42:39 ID:XSabuoN3
>>751-752
文語調を用いた試みは面白く、内容もきちんとオチがあっていい感じ。
しかし文語調を現代人が使うのは難しく
この詩もさほどこなれてはいないなあ、と思います。
七五調にこだわりすぎるあまり、八語の部分が浮いてしまっている。
特に二行目。「左手に刺さる銀の針」で、読者は七五調から一瞬頭が離れる。
詩の早い段階でそれが起きるので、詩全体のリズムに影響を与えてしまっています。
かといってここは、どうしても左手でなくてはならない。難しいですね。
「左手を刺す銀の針」とすべきだったのかもしれませんし、そもそも
七五調をもっと積極的にブレイクすべきだったのかもしれません。

あと、数字を英数で表記してるのはどうかと。
細かいことですが…。

787 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/15(日) 21:20:55 ID:YRC/w7Ep
>>751-752 銀針
微妙に擬古文がなりきってないので違和感を。。。具体的にあげれば、
「なんでもない」 納得いかぬ ”どこかで見た” ”違う少女” 
”共通のもの” ”忘れてならぬ”あたりがちと流れが止まります。
ストーリーはオリジナリティがあると思いました。(ちょっとゴスロリっぽいけど)

123 名前:b4 ◆2WgbgFgdIs [sage] 投稿日:2006/01/18(水) 01:13:19 ID:o1wysZek
だいぶ遅れましたが「銀針」書きました。
見直しもせず期限に間に合わせようとだけして
破調・誤用・文体不明確になってしまったことを痛感しています。
駄作でしたがそれを駄作であるときっちり指摘してくださった審査員の方々に
礼を述べたいです、そしてお疲れ様でした。
そろそろ力量不足を感じてきたので梁山泊への投稿は控えると思いますが
また精進していつか帰って来たいと思います。では。





ねじれ



鎖骨の方から、子猫が鳴くようなさみしい音がして目が覚めた
気管支喘息のせいで、私は寒さの厳しいこの時期、あまり深い眠りに誘われることが
ない

半ば無意識のうちに唸り声をあげながら寝返りを打つと
隣で寝ていたはずの彼が、部屋の中央に置かれた低いテーブルの前で、煙草を吸っているのが見えた
電気ストーブにぼんやりと照らされた上半身は、半そでのTシャツを一枚着ているだけだった

「そんな格好でいたら」
風邪を引く、といい終える前に
私の喉に住む猫が、痛々しさを感じるほどの声をあげて鳴いた

すっかり咳き込んでいる私の方を、彼はゆっくりと向く

「お前、薬飲んだら」
全ての語句を同じ調子の低い声で言うものだから
私はその言葉の意味を理解するのにしばらくかかった

音もなく吐き出された煙が、橙に溶けていく

「ごめん、うるさかった?」
私が喉を擦りながら起き上がりそういうと
彼はそんなことはないと、やはり先ほどと同じ、抑揚の感じられない調子で言った

彼は普段から感情を表に出すことがほとんどないため、
何を考えているか私にもよくわからないことが多い

同棲して半年になる今だって、私は彼のことがいまだほとんど理解することができて
いない

 ************

女が喉を掻き毟るようにして起き上がると、
羽毛布団がやけに乾いた音をたてた

ヒューヒューと虫の鳴くような音が、ワンルームマンションの俺の部屋全体に響き渡って、
女がこちらを凝視しているのがわかる

「なにかんがえてたの?」
「なにも」
女はよく俺にそう訝しげに聞くが、俺は今、本当になにを考えていたわけでもなかった
例えなにかを考えていたとしても、それは口にする程の内容もない話や、
軽々しい言葉に収まるようなものではない事柄だったりして、
俺が女の期待にこたえることは、ほとんどなかった

「そう」
女がまだなにか言いたそうにしているのが月夜に照らされ、俺の眼球に伝わる
けれど女は音にもならない程度に唇を小さく歪ませただけだった
「腹、減ったかも」
厄介ごとを避けるように俺が煙草を灰皿に押し付けながらそう言うと、
女は妙に明るい声で
「あるもので何か作るよ」
と立ち上がった


「お前は?」
冷蔵庫の中を覗く女に俺は言う

女は俺と食事をするのを普段から極力避けて生活していた

「え、私はいいよ」
「なんで」
「なんでって・・・。
ほら、こんな夜遅くに食べたら太っちゃうでしょ?いいよね、太らない体質の人はさー」
微塵も羨ましさなど感じられない口調で女は勝手許の電気をつけた

「なんで」
女はフライパンを持ち上げた格好のままで、はたと動きを止めた
「なんで俺と飯食わないの」

大分遠のいた虫の音が、回転させた電気ストーブの鈍い音と重なっていく

 ************

「え、だからダイエット中だし」
「そうじゃなくて」
早口になってしまった私の言葉を、遮るようにした彼の言葉に冷静さは失われてなかったが、
その中には普段にはない怒りのようなものがあるのを私は微かに感じた

「なんでいつも俺と飯を食おうとしないんだ
お前、家にいてもなんかしら理由つけて、時間ずらして食ってるだろ」

正直それは、私が一番突かれたくない部分だった

私は一人っ子で、両親が共働きだったために、幼い頃から人と食事を摂るという習慣がなかった
そのためか、私は食というひとつの生活の基盤でもある部分に、自然と他人との距離を置くようになっていた
それは友人、家族、恋人ですら例外ではなく、
人と食事をするのを極力避けるようにして生きてきたし、
たまの外食なんかでどうしても一緒に食べなければならないときはドリンクバー一杯で過ごし、
友人が無理矢理頼んだ自分の分のメニューが運ばれてきても、箸さえつけなかったこともある
「人と食べたくないの、ご飯」
彼は眉間にしわを寄せ、途端に怪訝そうな表情を浮かべた
「他人がいるというだけで、今まで当たり前にしてきたことなのに、いつもの部屋なのに 、
急に居心地が悪くなって、どうしたらいいかわからなくなるの」

けれど彼と生活するようになってひとつだけ変わったのは、
他人の食事をみるのが今まで程苦にならなくなったということ

私はフライパンを妙な体勢で持ち上げたまま彼の言葉を待った



どれほどの時間が流れたのだろう
彼が口にしたのは私が予想もしていなかった一言だった

「俺、たまにお前の寝顔みてると首絞めたくなるんだ」

 ************


「どういう意味?」
フライパンをゆったりとした仕草で置きながら女は言い、
俺は煙草に火をつけながらそれを聞いた

「たまにどうしようもなく大切な物を壊したい感情にかられることあったろ。小さい頃とか。
あれによく似ている気がするけど、もしかしたらもっと悪意のこもったものかもしれないし、わからない」
俺は本当に度々襲ってくるあの感情の実態がわからなかった
けれどそれを今まで女にも他の親しい人間にも話したこともなかったし、
これから先も口にするつもりはなかった

なのになぜ、今言葉として外に出てしまったのだろう

女は無表情で俺のあぐらをかいた足元を見てから
「いいよ」

「締めていいよ、私の首」
まるで子供のように汚れのない微笑みで女は確かにそう言った


俺は深く吸い込んだ煙を、ゆっくりと吐き出し、
虫の音が消えたことを確かめる


「じゃあ、飯。その飯、一緒に食おう。
それからにしよう」

女は俺が首を締めたいと言ったときの何倍も驚いたという顔で俺の顔を長いこと見つめてから、
無言でコンロに火をつけた


油がはねる音を聞きながら、
恐らく俺がこの女の首に、本当に手をかけることは生涯訪れないのだろうと考えていた


753-759 名前:ねじれ[sage] 投稿日:2006/01/12(木) 23:24:45 ID:AIMySsJl


【コメント】

769 名前:  ◆UnderDv67M [  ] 投稿日:2006/01/13(金) 21:07:12 ID:DpHptp3T
>753-759:ねじれ:ID:AIMySsJl氏(>761で修正) どーしてお前らはテーマをそのままに尊重せんのだナス

776 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/01/14(土) 00:42:39 ID:XSabuoN3
>>753-759
この文体、この作品の密度は、詩のそれではないと思います。
あきらかに小説の文体であり、小説の密度です。
詩としてみれば、内容と比べてものすごく長すぎる。
率直に言うと、こういうスタイルの書き手は、なにも
ムリに詩を書かなくても、という気がします。

787 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/15(日) 21:20:55 ID:YRC/w7Ep
>>753-757 ねじれ
女性が何故食事を一緒にとらないかの説明が彼に対して少ないので(地の文によって
読者は理解できるけれども、)彼氏のほうはきっとわかんないんじゃないかな
なのにかなり気持ちにそっているのでちょっとごまかされてしまった気になる。
話者の交代というのが一つの手法になってるんだけど、どうもこれは男性視点で
書ききったほうがいいような気がする、というのは話者の交代によって読者は
神の視点を有しているのだけど、最終場面で女性の心の内をあえてカットしてあるため、
そのメリットが少々なくなっている、これは男性視点によって女性の「首を差し出す
聖性」のようなものが理想化されポエジーを形成しているため、あえて女性側の心理が
カットしてあるのだと思う。だったらいっそ全部男性視点で書ききったほうが感情移入がしやすい。





いたい



林檎を剥いていたら
指先が切れた
ぷくっと血の玉が浮かぶ

指が いたい
忘れるほど かすかに いたい
いたい

血の玉を舐め取って


また林檎を剥き始める
こわごわと

いたい より
こわい の ほうが いたい。


760 名前:いたい[] 投稿日:2006/01/12(木) 23:58:06 ID:9gDQJoUF


【コメント】

762 名前:いたい[] 投稿日:2006/01/13(金) 00:13:31 ID:ad3NocYN
はい、締切りですよぅ。

 :
 :
  ____
 /...... γ''"""ヽ
 ||::: / / ゚ ▼)
 | ̄\ ( ゚Д゚)\<では審査開始ですよぅ。
 |   |: ̄U U ̄:|

763 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/13(金) 00:17:21 ID:ad3NocYN
…!!!

…はい、>>760は失格でお願いします。

⊂⌒~⊃。Д。)⊃.。oO(…ヤッチャッター)

764 名前:名前はいらない[] 投稿日:2006/01/13(金) 00:40:03 ID:MAUDRA8K
760さん(笑)のコテばれは初回でしょ?
初回ならばセーフなのでは。

769 名前:  ◆UnderDv67M [  ] 投稿日:2006/01/13(金) 21:07:12 ID:DpHptp3T
>760:いたい:ID:9gDQJoUF氏 ---普通

776 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2006/01/14(土) 00:42:39 ID:XSabuoN3
>>760
小味の効いた詩で、私は好きです。言葉に過不足がない。
たぶんこういうコンペでは不利なタイプの詩ですが
こういう詩がすっと書ける人はうらやましい。

787 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/15(日) 21:20:55 ID:YRC/w7Ep
>>758 雨さんのいたい
いつもお疲れさまです。。。これはもう事故ですね、そもそも面倒見の良い人だから
おきたんですよ。。ありがとうございます。
痛みの記憶がもたらす イタサ ですね。
最後の一行 もう少し工夫欲しいとこです。。。


(編集人註:コテばれ理由で、本人が参加辞退しています)




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最終更新:2006年09月04日 09:47