作品
BEAUTIFUL DAYS
美は悪だ
612 名前:BEAUTIFUL DAYS 投稿日:2005/06/04(土) 14:56:39 ID:whbfooC8
【コメント】
858 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/09(木) 01:33:11 ID:Bgyv1WIY
>612 :BEAUTIFUL DAYS:2005/06/04(土) 14:56:39 ID:whbfooC8
うム。切れが悪い!
865 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2005/06/10(金) 22:36:14 ID:GeVIf0uW
【612 :BEAUTIFUL DAYS 】
――何故に!?
いや、その答えは巷に溢れているとは思うんだけど、
だからと言って、これだけをポンと出されても、ズルイように思われます。
悲命
嵐に巻き込まれ
あなたは飛んで行く
回転の中の逆回転は
角砂糖を粉雪に変えた
思い出の水時計の
碧色の液体は減ることしかできない
もういいかな
右手に残る空気の感触
イラつくブレーキ音と
最後の鉄の味に
気分は最悪になったけど
その悲鳴の命日だけは
美しいと思ってもいいかな
613 名前:悲命 投稿日:2005/06/04(土) 19:59:56 ID:Yz/Zi7or
【コメント】
858 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/09(木) 01:33:11 ID:Bgyv1WIY
>613 :悲命 :2005/06/04(土) 19:59:56 ID:Yz/Zi7or
ちょっと、読むのに辛いかなぁ……
865 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2005/06/10(金) 22:36:14 ID:GeVIf0uW
【613 :悲命 】
詩的表現と説明的な部分が混ざっているようで、なんだか散漫な印象です。
いよいよ美が
美しいものの洪水
美しいものの氾濫
美しいものが溢れかえって
どうやら世界は輝いているらしい
俺はずっと考えていたはずだ
美しいものとは
カラスの逆を言うのであろうと
信じ込んでいたはずだ
よく覚えてねぇんだけどさ…
ナパームの降る空
オレンジ色の服を着た
黄色いサルの芸者たちの大合唱
セックス・ピストルは
撃ち抜く的を知らなかったがゆえに
社会に尋ねたのだろう
「美しいこととは 本当のことかい?」
美しいものの洪水
いつしか俺は呑み込まれて
今、ふと気付けば
三流のポルノ雑誌を片手に ジャングルジムでオナニーしていたよ
614-615 名前:いよいよ美が 投稿日:2005/06/04(土) 22:55:59 ID:grDZ3nLQ
【コメント】
641 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/06/11(土) 01:11:32 ID:iSoqgaKc
「いよいよ美が」最後の行が活きて、アイロニーな作品として一応成功していると思います。
646 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA.. 投稿日:2005/06/11(土) 18:12:39 ID:HCEQRtjh
>>614-615:いよいよ美が
「黄色いサルの芸者たちの大合唱 」これがフツーに「黄色いサルの大合唱」だったら点を入れてないと思う。
よくわからないけど、詩ってそういうもんだろ?
859 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/09(木) 01:35:56 ID:Bgyv1WIY
>614 :いよいよ美が :2005/06/04(土) 22:55:59 ID:grDZ3nLQ
テーマがあいまいだったかな? なんとなくわかるが……
865 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2005/06/10(金) 22:36:14 ID:GeVIf0uW
【614-615:いよいよ美が 】
これも焦点がボヤケているように思えます。
あと余談だけれど、カラスの羽の色は美しいと思います。
【得点】 2点
- おしっこ ◆Ti0PcEbhdw:1点
- ヒゲルド ◆tuIUmOeA..:1点
うつくしいといいたい日には
目の前のおっぱいが
ジーンズのたるみみたいに見えちまう
夜は
化粧に飽きたおばさんと
処女を気遣うロック歌手を
抱きしめよう
クレオパトラに
唾を吐きかけたくなるような
雨の日は
時間を忘れたサラリーマンと
長靴を履いた不良達に
傘をさそう
みんな気だるい陽射しの中で
身をとろかして
「美」なんてものを真剣に口ずさんでいる
美が醜より醜くても
美が幻想でもファシズムでも何でもいい
うつくしいといいたい日には
退屈にのびきった爪をパチンときって
アカンベーをしよう
いつまでも死体の皮を剥ぐのをやめない醜女達に
どぶねずみみたいに美しく生きたい勇者様達に
616 名前:うつくしいといいたい日には 投稿日:2005/06/05(日) 16:48:44 ID:HdvrYFh8
【コメント】
859 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/09(木) 01:35:56 ID:Bgyv1WIY
>616 :うつくしいといいたい日には :2005/06/05(日) 16:48:44 ID:HdvrYFh8
サラリーマンの幸せな毎日? 楽しそうだが……。
865 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2005/06/10(金) 22:36:14 ID:GeVIf0uW
【616 :うつくしいといいたい日には 】
いいなぁ。殊更に美を探究しないでも、この人は当たり前に美しいものを見て、
美しいと言えるんだろうなぁと思われて、少し羨ましく思いました。
868 名前:葉土 [sage] 投稿日:2005/06/11(土) 23:28:29 ID:8ZO+a6OT
>616 :うつくしいといいたい日には
ちょとジャムった比喩が気持ちよかった。
逆説的に書いてあって、かえって美しいものを信じてるように読めたです.
【得点】 1点
老人はなぜ死ななければならなかったか
熟練工の手先でリズミカルに箆(へら)を使いながら
「ま、これも通過儀礼ってもんだ」
草むらで嘔吐する背中に声をかける
「非番を駆り出されて、この手当てじゃあ、合わないけどよ」
白髪まじりは大バサミで肉塊をつまみとると、清掃夫の手つきで
ビニール袋に入れた
――――――――――殺したのだ
緊急停止を告げるアナウンスが流れると、電車は傾き
人人は前のめりになる
車体が何かに乗り上げた
ガガガガガガガ――
異物が下を通過する振動
人身事故が発生しました
次の駅を告げるときと寸分違わぬ車掌のアナウンスの声
乗客の嘆声と舌打ちがさざ波のように広がる
――――――――――お前が殺したのだ
ただいま運転手が救出に向かっております。お客様はもうしばらくお待ちください
「わたくし、他人に迷惑をかける人って最低に思いますわ」
帽子に羽根をさした年配の婦人の金の前歯が光った
「ヤラレタ。これで二度めだよ」
「夕食まだなんだ。遅くなるけど作っといて」
「もう、やってらんねーから、車で迎えにきてくれよ」
携帯に向かって口口にぶちまける
――――――――――お前が、お前たちが殺したのだ
老人はずぶ濡れで立っていた
列車の接近を告げる警報機の音は、いつもより
ずいぶんと小さく聞こえた
一歩前に進める
なぜか足は震えていなかった
頭のがらんどうの中に言葉が紐に結ばれてぶら下がっていた
奴らから浴びせられた言葉
それが蝿でも飛ぶような不規則な動きで
弧を描いて飛んでいた
点灯するシグナルが無機質のように赤い
その光が再び感情に火を灯した
怒りでもなく悲哀でもない
いったい何と名づけたらよいか、まるで検討がつかなかった
とにかく、その感情をもう一度確かめねば
通過する電車の矢印に目をやって
老人は遮断機をくぐった
いま、ひとが死んだ
電車の床の下に、轢死体が転がっている
その紛れのない事実の上にあるこの空間で息を吸っている
死臭はまったくしない
――――――――――お前が殺した、お前が、お前が、お前が殺したのだ
殺したのだ、殺したのだ、殺したのだ、殺したのだ、殺したのだ、殺したのだ
お前が
僕は美しい詩を読みたくない
ましてや
美しいだけの詩など書きたくもない
617-621 名前:老人はなぜ死ななければならなかったか 投稿日:2005/06/05(日) 22:42:18 ID:MB3uOBoa
【コメント】
641 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/06/11(土) 01:11:32 ID:iSoqgaKc
「老人はなぜ死ななければならなかったか」老人が投身した理由は、事故後の車内の乗客たちによる身勝手な言葉や思いにある訳で、時間を反転させてる所が面白い。老人はそんな社会の空気に殺されたのか?お前が殺したのフレーズも活きている。
646 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA.. 投稿日:2005/06/11(土) 18:12:39 ID:HCEQRtjh
>>617-621:老人はなぜ死ななければならなかったか
1点にして「タンポポ」と差をつけようかと最後まで迷いましたが、この作品、
巧い。圧倒的とは言えないまでも相当巧すぎて、1点の他の作品と並べるのが憚られました。
導入部からこちらを詩の世界に引き込む構成力はダントツだと思います。
好みで言えば嫌いなタイプの詩ですが、この方は言葉がどうしたらより迫力と重みを持って
我々の前に呈示できるか、をよく知っている方のように思えます。多分。
859 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/09(木) 01:35:56 ID:Bgyv1WIY
>617 :老人はなぜ死ななければならなかったか 1/5:2005/06/05(日) 22:42:18 ID:MB3uOBoa
主張はよく理解できる。詩としては説明的な感じのする、情景?? ……かなぁ?
865 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2005/06/10(金) 22:36:14 ID:GeVIf0uW
【617-621:老人はなぜ死ななければならなかったか 】
長い前ふりの後に、その結論ですか。なるほど、説得力があります。
ただ個人的には、現実逃避のために美しいだけの詩を読みたくなる時もあります。
868 名前:葉土 [sage] 投稿日:2005/06/11(土) 23:28:29 ID:8ZO+a6OT
>617 老人はなぜ死ななければいけなかったのか
少し作りこみすぎという気がしました。
>僕は美しい詩を読みたくない
>ましてや
>美しいだけの詩など書きたくもない
ここがとても良かった、ここを書くためだけに老人の話を作ったんだろうなと思います。
870 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:2005/06/12(日) 17:58:21 ID:82tDpE6G
みなさん、お疲れ様。集計の「雨」さん、ゼッケンさんありがとう。
今回はいろんなことが重なって、ひとつの詩になりました。
私の祖父は自殺しています。首吊り自殺です。
最近、人身事故の列車に初めて乗り合わせました。そのとき、思った。
「(私たちが)ひとを殺した」と。飛び込み自殺で、私が運転してたわけじゃない
のはもちろんなんだけど、事実、私の電車がいま、ひとを轢いたのは事実なわけで、
そういう意味で「ひとを殺した」と。他の乗客の反応は詩の中にある通りで、
これも事実です。第1連と第4連は私の想像。
それと、もうひとつ。私の知人でK大学の哲学科でた奴がいて、そいつとひょんな
拍子で自殺の話になった。そいつはこう言い放った。
「自分で勝手に死ぬのだから、死なせておけばいい。自分には興味ない」
そんとき、私はそいつの胸倉つかんで殴ってやろうかと思った。
でもヘタレだから殴れんかった。
詩を書くときには、どこか心ん中で「コノヤロー」って気持ちがある。
ほんとは詩なんか書かなくて、殴りたいと思ったときは素直に殴れる人間
になりたい、という思いを強くしているこのごろです。
次回のお題は『カタカナ』。審査してくれるかた、詩を読むかたには、読みづらくって
大変だろうけれど、すいません。それと最近ずっと審査をサボって。たまにはと
思うんだけれど、気の乗らないときには、そんな気持ちが寸評に出てしまうのも
いやなので最近ご無沙汰してます。
872 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:2005/06/12(日) 22:53:06 ID:zp1Y/iRv
寸評、点を入れてくれた方のお礼を兼ねて、ちょっと一言。
>ななほしさん
説明、というか、描写が多いという難点についてのご指摘かと思います。
確かに、構成といい、表現方法といい、小説風で詩にあらず、と言われれば
その通り、というしかありません。
>シオンさん
以前「ストレート」な詩が好み、と言っていたかと思います。今回、ひねりも
何もなくて、ど真ん中のストレートすぎて、ポッカーんとホームランでも打たれた
かと思われ。
>おしっこ氏(「おしっこさん」より「おしっこ氏」の方はかっこいい)
「ガイコツ」の詩を書いたときの氏の寸評が確か、「ひとの痛み云々」というもの
だったように記憶しています。そこらへんの言葉もちょっとだけ頭の隅に置いて
今回書きました。
>ヒゲルトさん
今回は評価の予想は半信半疑でした。これまでこの詩より自信があったものが案外だったり
したものだから。意外な好評に少し当惑しています。技巧面を指摘してくれたのは
正直嬉しかった。でも、構成以外に凝ったところは、あんまりないように思うんだけれども。
>葉土さん
逆です。初めに人身事故の詩を書いて、それだけでいい、お題からはずれていて0点でも
いいかな、と最初は思いました。もちろんラスト2行の言葉も切実な思いから出たもの
ではありましたが。この詩はほとんど即興で書きました。推敲はしていません。
878 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/13(月) 00:16:27 ID:AQcuhq6K
チャンプ、準チャンプ おめ~
採点集計、乙枯れ様でした。
今回ひまがなくてシュウケイニサンカデキナカタデス。 ナナホシ。
>>872 :MUJINA ◆iXws.WGCLY :さん
>ななほしさん
文章技術的なコトはあまりよくわかっていません。
死ぬ気になれば何か出来る。と、思うような。アンチテーゼのレベルで、
殺した側の余裕と言うか。何もしないの?……と、磁石のような反発が、
創作された話の極性・立場がよくわかるだけに……自殺しそうな側の極性・立場、……まさに磁石ですね。反発してしまいました。
こんかい、私はテッペン山を書きました。
感想、批評くださった方々ありがとーございまーすッス。デシタ。
881 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:2005/06/13(月) 09:54:08 ID:VQsRxLfh
>MUJINAさん、ちゃんぷおめでとーー。
読み違いすまん。。で、補足ね、作りこみすぎって感じたのは、棒線でひっぱった
人殺しの部分(各連の最後のとこね)繰り返しが饒舌に感じたです。かえって逆効果を
もたらしたような気がする。(読者が”気づく”をとおりこしてしまってる)
情景描写のほうはよかった。
人の死って軽くて重いもんだと思ってる。あたしはあたしの感じられる範囲が狭いんで、
絵に描いたような死と、ずこーんと神経に響く死と両方があって、その両方が
同値であり異値でもあるように思います。コインの両面のようにくるくると変わる。
885 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [] 投稿日:2005/06/14(火) 00:56:33 ID:wwubQ9V2
>>881 リーフレインさん
了解しました。「繰り返しが饒舌」――そうかも。
自分の詩のクセっていうのかな、そんなのが見えてきたような気がする。
「泥臭さ」があるんだよなあ。それをブラッシュアップすんのが洗練、っていう
ものなんだけれど。そうすると、今度は面白くなくなっちゃう、ってか、自分の
詩らしくないような気がするし。でも、それ言うと、言い訳になっちゃうし。
結局、よくわかんないです。はい。
違う形で、泥臭さが残る詩、書けないかなあ。
【得点】 6点(チャンプ作品)
- ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
- シオン ◆poetsyov/2:1点
- おしっこ ◆Ti0PcEbhdw:2点
- ヒゲルド ◆tuIUmOeA..:2点
タンポポ
剥げた白色蛍光灯を
ひとつひとつとかぞえつつ
いつものように、列車のなかで
草むしまぶしい川岸で
人生にかかわることもなく
こいびとにわずらわされる
こともなく
ああなんて
くだらないうたを
かくれて口ずさみ
背もたれに寄りかかり
どこかでだれかの真似をする
そうこううんざり
クソわらい
僕は生きることを
さぼっているんだ
うごいていたとき
なにかだいじなことを
したかったんだけど
すっかりわすれた
痴呆の
太陽を眺めながら
目が血の気をなくして
だんだんと沈んでいく
あの感覚のなか
なにかだれかに
どうでもいいことを
教えたかったんだけど
さけびすぎて
もう喉がつぶれてしまって
黄金いろのような
だいじなことになってしまった
ホルダーの飲み残しから
こぼれた液体がズボンについて
だれか、のように輝いて
それら光のうずに埋もれて
ぼくは生きることをさぼっているんだ
ぶすな女をけとばして
ひとりになってすぎてゆく
季節は、そうだ
にげているんだ
どこへいこう
つまらないから
つまらないどっかへ行って
とおくなる景色にむかい
しまっていた笛をふいて
ぼくは
電磁の反響で分解してゆく
622-623 名前:タンポポ 投稿日:2005/06/06(月) 22:15:51 ID:YQZXzKiF
【コメント】
640 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. 投稿日:2005/06/11(土) 00:54:05 ID:7A4Kv1Lm
2点
>>622-623 『タンポポ』 文章の美しさがスゴいね。地味なことば遣いが、
確かにタンポポになっています。やや諦めが強い内容になってるので、抗いを
もう少し見せてもよかったかも。
646 名前:ヒゲルド ◆tuIUmOeA.. 投稿日:2005/06/11(土) 18:12:39 ID:HCEQRtjh
>>622-623:タンポポ
今回はこの作品が自分の中では少し抜けていて、一番感動させてくれたので3点です。
完全に言葉を手の内に入れて自由に遊んでいる、
内容の暗さ、重さも含めて平易な言葉の列なんだけど上手に折り込みながら遊べている。
「そうこううんざり」「だいじなことになってしまった 」
という独特のリズムを有すフレーズがアリかナシかで評価は分かれるところだと思うが
自分にとってはそれもまたこの詩の一番の魅力のように感じました。美しい、と。
改行が意外とワンパターンでやや単調な気もしますけどね。(人のこと言えんのかよ!)
良い作品を読ませてくれてありがとう。
859 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/09(木) 01:35:56 ID:Bgyv1WIY
>622 :タンポポ:甲:2005/06/06(月) 22:15:51 ID:YQZXzKiF
なんとなくわかるのだが……。ちょと読み辛いかなぁ?
865 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2005/06/10(金) 22:36:14 ID:GeVIf0uW
【622-623:タンポポ 】
イメージが曖昧な感じで、イマイチ繋がりませんでした。
868 名前:葉土 [sage] 投稿日:2005/06/11(土) 23:28:29 ID:8ZO+a6OT
>622 タンポポ
タンポポの綿帽子が飛んでゆく瞬間をスローモーションで見ているような気分でした。
【得点】 5点(準チャンプ作品)
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点
- ヒゲルド ◆tuIUmOeA..:3点
それを食べてはいけない
女の美しさはまやかしである。
世に陰茎のうごめきがなかったならば
それは幻として消失するものである。
女が女を美しいと思うことも同様
あくまでも陰茎がうごめきそうであるか
是と想定しうるものを美と認めるのである。
名勝の風景はつくりものである。
それはたとえ全き自然であっても自然でない。
なぜならそれらは既に人の頭によって切り抜かれてしまっている。
そこに発見はなくただ先人の手ほどきによって美の用意がなされている。
絵葉書の風景を美しいと呼ぶ者は美の本質を知らぬ。
美とはふいに出会うものである。
誰かによって用意されているものではない。
むしろ美は
名勝の陰の薄汚れたマンホールの上のたんぽぽにこそある
まぐわう気勢を奮い立たせるための女性のまやかしの美も
絵葉書にして売るための名勝のつくりものの美も
心を楽しませてくれる甚だよいものではある。
発見しようとするならそれらの中にも美の本質を見出だすこともできよう。
しかしそれら自体は美の本質とは掛け離れているものである。
美の本質とは何か?
それは人間と自然が調和する瞬間のあの感覚にある。
生きることに意味を求めてやまない人間と
人間に生きることの意味を用意してくれていない自然が
調和する奇跡的な瞬間に美は発生するのである。
それではここからが詩である。
俺のうんこが便器の壁をゆっくりと
滑り落ちる音を聞きながら
角のまろやかに蕩けた人参に
くちづけをしたくなった
カレーライスを食べた時には
見飽きた立方体であったあの人参が
黄金水に浮かぶ俺のうんこ
に菫の花が咲く
どの野の菫よりも綺麗だ
菫効果で俺のうんこが世界一綺麗だ
俺の中にこんなに綺麗なものがあったということに俺は感動する
どのように綺麗だったのかとかどのように感動したかなんて
聞くな
今は思い出すまにおそろしい
個室の中の悪食の悪夢だ
624-625 名前:それを食べてはいけない 投稿日:2005/06/07(火) 00:38:51 ID:C3PtLJVv
【コメント】
641 名前:おしっこ ◆Ti0PcEbhdw 投稿日:2005/06/11(土) 01:11:32 ID:iSoqgaKc
「それを食べてはいけない」陰茎が立つから女は美しい。笑うからハッピーになる。確かにそうだとも言えるし、そうでないとも言える。「生きることに意味を~美は発生するのである。」の美学は良いと思います。最後の詩は糞。
859 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2005/06/09(木) 01:35:56 ID:Bgyv1WIY
>624 :それを食べてはいけない(1/2):2005/06/07(火) 00:38:51 ID:C3PtLJVv
二節目の > 名勝の風景はつくりものである。
違和感がかすかに……。うん子はリア過ぎるかなぁ?
865 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2005/06/10(金) 22:36:14 ID:GeVIf0uW
【624-625:それを食べてはいけない 】
しまった。もの凄く納得してしまいました。
「悪女に騙されました」的なオチがいいですね。
868 名前:葉土 [sage] 投稿日:2005/06/11(土) 23:28:29 ID:8ZO+a6OT
>624 それを食べてはいけない
ま、最終的スカトロになっちゃうとこがなんともかんともなんだけど
うまいねえ、この流れは。。美の本質については異論ありそうです。。
887 名前:愛田谷善三 ◆K45XoPOb1Y [sage] 投稿日:2005/06/14(火) 12:39:21 ID:fKV3d/6C
「それを食べてはいけない」を書きました。
お読みいただきありがとうございました。
冒頭の美学論の前半は三島由紀夫「女神」に登場する
画家の台詞からのパクリみたいなもんですが、
後半は(たぶん)私のオリジナルです。
たとえばグラビアアイドルや風景の写真は
予め人間の好みに作られたものであって、
正直美ではあるとは思うんですけど、
美の本質とは掛け離れてしまったコンビニエンスな美だと思うんですね。
そこでは美少女の体内のうんこは匿され、美しい風景の脇のマンホールも除かれている。
「美」よりも「綺麗」という言葉のほうが似合うと思います。
潔癖症的な綺麗さ。
事実それは清潔な紙の向こうに隔離されているわけで。
とはいえグラビアの場合はその紙の向こうに美少女の生々しい部分を想像して使用するわけですが、
その使用するという点も美の本質から掛け離れたことだと思うのです。
美とは役に立たないもの、体験することはできてもけっして手の届かないもの、
手に入れたと思ったらたちまちその輝きを失ってしまうようなもの。
食べ物等に美を乗せて楽しむことは美の本質に対する無自覚を育てることです。
それを食べてはいけない。美が美でなくなってしまう。
しかしこう書きながら自分の主張が絶対だなどとは思いませんし、
なにより詩は主張ではなく「そのもの」だと思うので、
最初は夕陽が主人公を包み一体になるというような詩を書こうと思っていたのが
それではなんだか冒頭の美学論の主張証明みたいでつまらんなと思い、
気がつけばうんこの詩を書いていました。 orz
【得点】 3点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
- シオン ◆poetsyov/2:1点
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
最終更新:2006年10月25日 18:48