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作品





静かな季節



315 名前:静かな季節 [] 投稿日:04/01/23(金) 07:26 ID:+80ceEEt
ぽとん

雨の音 しずく 右
ほほを濡らす 

それは夜の事ですか?
昨日の季節が冬でした

暖かい風と後ろ 歩いた
それは どこから行く道

すちゃ

どこかでありがちな
砂を殺す音が鳴る

右 左 向こうから見た今日が やけに涼しくて
2回目の秋はもうすぐそこなのに

気づいた頃 僕は春の目の前にいた



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Magllo



316 名前:Magllo [] 投稿日:04/01/23(金) 20:41 ID:Ck4pH7+v
墨汁の中満月の夜
女は笑顔だった
さっきまで落ちてきていた
キラキラと光る宝石のような滴が
女にコートに残り
まるでパーティにでも行くみたいな

新しい瞬きで新しい宝石が
崩れ落ちて
もうシャッターの閉まってしまった
商店街の初霜の白い絨毯に落ちたけど
彼らはもう眠ってしまっていて

帰ったら紅茶を飲もう
そう小さくつぶやいて
不老不死を望んだ
女と手錠をかけられた詩人は
ゆっくりと薬を渡した

これで永らえられるよ

その薬は甘い蜂蜜のような匂いがして
だけどそれは事実蜂蜜にすぎない
墨汁の中満月の夜
それを飲み干した女は
鮪の人生で
変わらぬ笑顔で
男がくたばっちまっても尚



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月光



317 名前:月光 [] 投稿日:04/01/24(土) 00:00 ID:IIpS5daK
凍った道の
センターラインを越え
轢かれる直前に

甲高く笑う

彼女は
あなたの
中に澄む




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笹舟



318 名前:笹舟 [sage] 投稿日:04/01/24(土) 00:39 ID:bK5srAUe
さやや さやさや 笹舟渡る
清かにたゆたう川の上
静かに流れる暗渠の上に
澄ました顔の地蔵尊
涼しい木陰にお宮は眠る
サイダー香る午後の町

するり するする 笹の舟
滑るがごとく川を行く
蝉鳴き止まぬ里山越えて
少年駆ける畦道くぐり
笹舟運ぶ小川はやがて
潮騒香る河に出る




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日は長くやわらかく



320 名前:日は長くやわらかく [sage] 投稿日:04/01/24(土) 21:44 ID:uACkNa1k

太陽が小さな目玉になって
こっちを見ていても
赤い花を立ち上げたアロエは
知らん顔をしている

誰も何も言ってくれない
いつのまにか髪の毛が伸びて
ゆるくうねりながら蔦のように
首を絞めているのに

竜舌蘭がアスファルトの粉を吹いて揺れる
私の影はこんなに長かっただろうか
太陽が昇り月が沈む
その間に何が起きたのか

視界の端をかすめて行く何か
私の名を呼びながら

ただの風におびえるのはやめよう
気付かないうちに起きる変化が
そのせいだったとしても
通り過ぎるだけじゃないか



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白い夢



321 名前:白い夢 [] 投稿日:04/01/24(土) 22:27 ID:Uh2U9aNV



銀の空から天使たちが降りてくる

柔らかな羽根をかすかに揺らしながら

気付かれないように降りてくる

どこかの街に

だれかの肩に

わずかな想いを

残して消えた






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警報鳴らして



323 名前:警報鳴らして [sage] 投稿日:04/01/24(土) 23:28 ID:g8Fuylqf
滑り落ちた瑠璃色ビンを集めて転がしたような水曜日

ボールペンの角が取れていなくなった
消しゴムが勝手にインクを撒き散らし絵を描いていく
眠くなるような騒音も左肩からやり過ごされていく
右手の痛いそんな読書日和

封筒焦がして上から書き込んだ宛名
蜜柑の皮でなぞって嘘を書き写していくだけの週末から
猫と犬は靴を履き替えて塩化カリウムを撒きます
明日のために眺めていくだけの道路たち

  警報鳴らして猛スピードで通り過ぎていく自転車
  ゆっくり姿勢を正して歩いていく彼の前で
  天気予報がスパイクタイヤの将来を予言する

マンホールのふたの上で倒れている傘と
いつの間にか黒く光り輝く横断歩道のない部分
靴跡の先に何条もの引っかき跡があって
赤いライトが重なって見えていく あれも時々点滅する

坂道の下りの緩やかなS字カーブの出口付近で
操り人形と劇場のスローモーションで目玉が動く
そして次の瞬間から時間が勝手に巻き戻されたような
一生の風景をコマ送りで見せられる 止まったときが終末のおわり方

  音がして何があったのだろうと野次馬根性で被害者のふりをした
  アリの群れが出てきてもしらんぷりか愛想笑いで過ごして行く
  そしてため息ばかり忘れてしまう

滑り落ちたガードレールの向こう側には川しかなかった水曜日
警報鳴らして電話が通じなくても車は動かない



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■▲▼


ちんぽの歌



324 名前:ちんぽの歌 [] 投稿日:04/01/24(土) 23:30 ID:A8ltJbDN
春ちんぽ
  もうすぐ立つよ
      土筆の子

夏ちんぽ
  ムレ解き放つ
      大向日葵

秋ちんぽ
  嫁に食わすな
      母が食え

冬ちんぽ
  雪割草か
      ふきのとう



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最終更新:2006年09月10日 23:53