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作品





おめでとう



29 名前:おめでとう [sage] 投稿日:03/06/10(火) 21:36 ID:lrmU3Df8
おめでとう
おめでとう

今は心から言える

私の思いが自然に消えるまで
10年もかかった事をあなた達は知っている
それでもあなた達は
いつだって
私を友と呼んでくれていた

おめでとう
おめでとう

あなたから最初に聞いた時
心の底からうれしいと思った

切なき想い出は空に解き放った
だから安心して言える

おめでとう
おめでとう
ありがとう



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黄昏の国境にてあなたが発した言葉



30 名前:黄昏の国境にてあなたが発した言葉 [] 投稿日:03/06/10(火) 22:51 ID:cERvo/5r
目を閉じたあなたの意識がずっと見ていたのは
滅びゆく帝国の涯(きわ) 黄昏の白い砂漠に
鮮烈であったはずの光をうけて迷子のようにたたずむ
あなた自身の裸足の後ろ姿だった

白い砂だと思っていたのは無数の骨の欠片で
それはあなたが殺戮した四千の日と夜の
またはあなたが知らない四千億の日と夜のなれの果てで
風も歌もとうの昔に消えてしまって
舌を抜かれた小鳥のコラージュがはらはらと舞い落ちて
あなたの指先はいつまでも赤黒い血で濡れていた

耐えきれずに目を伏せたあなたの意識が
ずっと聴いていたのは ずっと記憶していたのは
あなたが一篇の詩を紡ぐために殺した幾多のもの言わぬ叫び
あなたが一枚の毛布にじっとくるまって待ち望んでいた
たったひとつのことば
肩にとまっていた小動物を抱くように裸の背中をふるわせて
あなたはそれにいとおしく頬をよせた

もうそれも死んでいるのに と
どうしてもあなたは言い出せなくて

四千の日と夜の屍を踏みしめてあなたは
あなたの絶望の旅立ちに秘やかな祝福のことばを喚げた
そのことばさえ そのことばさえもが
組換えに失敗した出来損ないの遺伝子のように
あっという間に黄昏の光に砕け散って
白い砂漠の骨に音もなく溶けていった



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多分じぶんの・もしくはキミ 素直すぎる詩



31 名前:M,M [sage] 投稿日:03/06/10(火) 23:01 ID:N4DjKc3c
『多分じぶんの・もしくはキミ 素直すぎる詩』

俗な人間とは関わりたくなんか無い
だってそれじゃあボクはつまらない歌謡曲ばっか聞いて
ROCKなんかブルハみたいなモンばっか聞く
そんな低俗な野浪と同属じゃないか!”

ボクはボク キミはキミ
宇宙とTシャツ ぐらい違う
ボクはキミ キミはボク
パンツの穴 とブラックホール並に違う

「ただ・・・ただただそれだけ」だと悲しい孤独みたいな事を演じやがって!
それだけじゃないだろう?お前はエロなんだろ?
神様なんだろう?お前は歩く雑学大事典なんだろう?
何千時間も費やしてるお前の時間を
ココで吐き出せよ!”吐き出すなんて
低俗なバカどもにデキナイよ!

俗っぽい詩しかか書けない クソッタレの板に書くものか!書くものか!”
風だとか愛だとか 笑わせるんじゃないよ!”
一人の世界が無限なものか 脳味噌が固まってなにも受け入れられない話せないぃ!”
ボクは天才 それがボクの言い分
ボクは天才 だってみんなの知らない事いっぱい知っているから
それだけがボクの言い分
だから近寄らないで下さいセニョリータオレは天才なのだから
天才なのだから・・・・天才だぁ!!!!!!




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半笑い達



33 名前:半笑い達 1 [] 投稿日:03/06/11(水) 02:38 ID:/ssmq3et
就職戦争の終わりを告げる電話の後で
召集をかけました
俺はやったぞ、集まってくれ

おまえたちはなんだ
コングラッチュレーションとかないのか
これ、いつもの飲み会じゃないか
俺中心、俺中心、俺中心の…
え、また俺に飲ますの?
「えー、この度ワタクシも無事内定を頂く事が出来…」
涙の演説とかしてさ、みんなが祝福したりしてさ
「よかったなあ、よかったなあ」
って言ってもらったりして夜がふけていく
そんな俺の筋書きが
戦後の教科書みたいに塗りつぶされていく
はて、戦後。んーなるほど
「裏口入学みたせんなや」
俺は頑張った!間違いない!実力だ!
自分に言い聞かせてないと
結局この夜は何の宴かわからなくなる




34 名前:半笑い達 2 [] 投稿日:03/06/11(水) 02:39 ID:/ssmq3et
時計の針が回るに連れて
酒もこれまたまわってきました
隣人もそうしているであろう顔で
俺も横になりました
「あっ、主役が寝よったで」
はいはい、俺は主役のようでその実
ただの飲み会のきっかけに過ぎんのですわ
「でも、よかったなあ。これでまた遊べるな」
不意打ちの涙、ここで来るとは思わなかった
夏が来る
学生最後の夏が来る
「こいつ寝ながら泣きよるわ。気持ち悪っ」

海、行こか



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小瓶



37 名前:小瓶  [sage] 投稿日:03/06/12(木) 00:26 ID:QJYzvAnv
 -え~い やっさ
 -え~い やっさ
 -ふぅね こぎぃ なぁみ あびぃ
 -え~い やっさ
 -え~い やっさ
 -おらんくぅにぃ~

おととし 今年と
とと死に かか死に
浦なし わらじに
編む手の さびれ
のぞき目 ふし目
たしなむ いろ目
見返り浦島 女郎のほつれ

祝されていたのでしょうか
この名もわからなき
てあぶらでくすんだ
ちいさき びんは

一通をよせられ
伝えたきことなど
そして水にながされ
うかんで

小瓶の気持ちなど だれが考えるでしょうか

 -ととととと とん とん とん
ツテテテテテテテテテ・・・
 -どん

38 名前:小瓶  [sage] 投稿日:03/06/12(木) 00:32 ID:QJYzvAnv
たちまち 数年
ころびて てがわれ
うらびれ 浜辺に
錦の いおり
しおかぜしみて
わたしの ここ よ
しゃがんでひろう ちいさな すきま

 -幾度のしぶきの影おもい
 -すきまにしみるは風のおと
 -ぬぐいきれないその穴から

「あつい こ え」


ひろった肴は
くびふるための
ものでした

もたれた はしらは
しがみついても
しがみついても
なにもいってはくれませんでした

 -え~い やっさ
 -え~い やっさ
 -ふぅね こぉぎ なぁみ あびぃ
 -え~い やっさ
 -え~い やっさ
 -おらんくぅにぃ~



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祝☆なっちソロデビュー決定☆福



40 名前:祝☆なっちソロデビュー決定☆服 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 02:43 ID:vdmocGFi
ひなたの白い壁に君の微笑みを飾っているよ
ちっちゃな君の歌声はおっきな感動を与えているから
いちばんに君に言いたい、ありがとうの一言
たおやかに ゆるやかに 繋がっているよう
きめの細かい肌は美しく、ふりむく仕草かわいい
うでまくりしてはりきる君は無邪気な気まぐれ屋
あと少しで感じられるんだね 22歳の君の歌声を
そう、新たなステージで君は一層輝くのだから・・・



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ひょっとこのお面



45 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:28 ID:4ZxcoRMp
午後5時半
市役所に勤める私は 早々に仕事を切り上げて
車の運転席に座り込んでいた
別に急ぐ用事があるわけではないのだが
それと同じように
残業するほどの仕事もない

キーを回すと
キュルキュルルと音がするだけで
一向にエンジンが掛からない
何度も回してみたが 掛からない

私のため息がハンドルに圧し掛かり
車内には静寂が垂れこめた
フロントガラスに訪れる夕暮れが眩しくて

魔が差した

クラクションに頭をぶつけ
割れるような音の中で
「ちくしょう」とつぶやき

私は苛立ちを抑えて車を降り
電車で帰ることにした


46 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:30 ID:4ZxcoRMp
午後六時
ホームに着く
ホームはラッシュ時で人が溢れかえっていた
家路を急ぐ会社員や部活帰りの学生たち
ひさしぶりに立ったホームは
居心地が悪かった
それが「慣れ」の問題なのかどうかはわからないが
ヒトゴミの中の私は
いっそう際立っていたような気がする

笑いあっている人々が 目に付く

座席に座り
目を瞑る
うとうとしてきて
私は眠りに落ちた

午後6時半
車内放送で目が醒める
周りの客はほとんどいなくなっていた
私が降りる駅は、ここから数えて4つだ
冴えきらない感覚に
また眠りに落ちては駄目だと言い聞かせ
私は外の景色を眺めていた
左から右へ引き伸ばされて流れる青の風景

青白い畑が広がってそのところどころに
火の玉が揺れている

今日はお祭りらしい

47 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:30 ID:4ZxcoRMp
電車が短いトンネルを通過したため
景色は一瞬 幕が下りた映画館のように真っ暗になったが
トンネルを抜けても
やはり畑が広がっている

午後六時四十五分
電車が薬師前駅に到着し 私は下車した
私の最寄駅は 次の「嵐ヶ丘」なのだが
なんとなく降りてみた

駅を出ると
駅から山のふもとの鳥居まで
夜店が出ていた
やはり 今日はなにかのお祭りらしかった

夏でもないのに蒸し暑い

祭り特有の騒々しさが
焼きとおもろこしの弾ける音が
綿菓子の甘い香りが
風呂上りの子供達がヨーヨーをしている姿が
懐かしい

客のいないお面屋で
ひょっとこのお面を買い
ショルダーバックにしまいこんだ時

48 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:32 ID:4ZxcoRMp
ほくほくした顔つきの人々の間に
見覚えのある背中を
見つけた
(すこし大柄な女性、浴衣すがたが良く似合うその背中、間違いなかった)

「おかあさん!」
それは私の母だった
去年の4月に肺がんで死んだ母だ

「なにやってるんだよ!?元気か?」と私が尋ねると。

「あら、健ちゃん、今日はお祭りよ。」と母。

「そうみたいだね。お祭りがあるなんて知らなかったよ。」と私。

「何を言っているの?あなたのためのお祭りよ。」と、
口元に優しい笑みを浮かべてそう言った母は
私にうちわを渡して 人ごみの中へ消えていった

「待ってよおかあさん。なにをお祝いしてくれるんだ?」と呼びかけたが

まるで返事がない

49 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:32 ID:4ZxcoRMp
肩を落として座り込んでいる私に
通りがかる人が優しく声をかけていく

「おめでとう。」 と

ひゅるるる~~           どーーーーーーーーーん<BR>

花火が打ちあがる

人々の足は止まり
顔を上げて
花火を見あげている

それでも顔を上げられない私の腕をわっしと掴んだ
ゴツゴツした手

それは私が小学校2年生の頃、海に攫われて死んだ父の手
「さ、立て、よく見ろ。皆おまえのために祝ってくれている。男だろ。」

哀しみの涙は
嬉し涙に変わった

「みんな俺のことを祝ってくれているんだ。。。
なんなんだこの感覚は、嬉しくてたまらない。嬉しくてたまらないよ。
さぁ、一緒に踊ってくれ!」と私は、嬉しさに満ち溢れて起き上がり
なつかしい人々の輪に入った

太鼓と笛の音色に載せて
踊っていた


50 名前:ひょっとこのお面 [sage] 投稿日:03/06/12(木) 23:39 ID:4ZxcoRMp
夜の帳が下りて
祭りの後
母を捜していると
木陰に隠れた母が
サっと森の中に消えた気がする
その曖昧になった影を追いかけて森に入った
その瞬間

私は電車の中で目を醒ました

外を見回してみたが
青白く広がる畑だけで
火の玉はどこにも見当たらない

夢だったのだ
母の姿も父の姿も夢だった

でも、本当にいい夢だった
生きる力が湧いてきたよ
お母さん、お父さんありがとう。
でも、僕の何を祝ってくれたんだろうか?
いや、なんだっていいや。なんだっていい。
ありがとう。

午後6時46分
電車が「嵐ヶ丘」駅に到着する
私は 気持ちよく電車を降りて
夏前のまだ涼しい風を感じながら家に向かったのだった

ショルダーバッグの「ひょっとこ」の存在は
まだ気がついていないのだが



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TOP OF THE WORLD



52 名前:TOP OF THE WORLD [] 投稿日:03/06/13(金) 07:44 ID:AM/8f/uv
「何考えてた?」
「そっちこそ」
「先に言えって」
「じゃぁ 3・2・1 ゼロで 同時に ね」
「おぉ」

信号待ちの 朝の隙間 
幸せな回答を唇で塞いで
赤い信号がずっと変わらなければいいのに
思いながら 開いた目が合う

そんな 男の妄想を
どこか見透かされているみたいで
「やっぱり秘密」
と笑って 
青いシグナルの下を
ゆっくりとくぐり抜ける

あんなにも 朝日は赤い
だんだんとあれは
高く 明るく
そうしてやがて
眩しくなり
真っ直ぐに見れなくなるのだ

53 名前:TOP OF THE WORLD [] 投稿日:03/06/13(金) 07:45 ID:AM/8f/uv
カーペンターズが好きだと言うから
無意識に僕は
いつもおんなじMDを流してる
まだ知らずにい合う色々を
少しづつ交換していけたらいいのだけれど
どうもこの星は 時の経つのがやけに速いみたいだ

ほら
もうあの角を曲がれば
少しの間
少しの距離を二人で挟み合うことになる
せめて進んでいるこの道の方向は
地球の自転よりも真っ直ぐだろうか?

「バイバイ」と動いた
唇が通り過ぎて
あの曲は知ってるか 気になった 
今でも十分きれいだけれど
また春が来たら
きみはきれいになったと
そう思うようになるのかな 

めずらしく 今朝は晴れているから
さっき通り過ぎた信号も
風に揺れて 笑っているみたいだ



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蛸足



54 名前:蛸足 [] 投稿日:03/06/13(金) 14:34 ID:KIC+orB9
昨日 君を 祝おうと思って 若狭湾へ 海釣りに
行った もちろん鯛を 釣ろうと 思って

めでたい めでたい めでたいな って 君を
祝うため だったけど どんぶり勘定の イカの足では 隊列は 組めない
って 思い知らされた

波打ち際に ヒトデを投げ捨てて ひとでなしに なり腐った
僕は 外道になりかかって うっとりした
でもとても 怒っていたんだ イカの足が 思い通りに
干からびて いかないから 君を まだ 祝えない
10本 あっても 鯛は 釣れない いくじなしだ この足は

どうして 邪魔ばかりするの 僕はただ ありがとうを したいだけ なのに
お父さん



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最終更新:2006年10月17日 10:18