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作品
内側
549 名前:内側 [sage] 投稿日:03/05/17(土) 14:36 ID:Uxl8kMH/
内側から突き上げてくるものは何でしょう
人々の視線に日々怯えながら
内側から突き上げてくるものは何でしょう
もうそれ以上言わないで
内側から突き上げてくるものは何でしょう
怖い怖い怖いコワイコワイ
内側から突き上げてくるものは何でしょう
痛い 痛 い イタ
内側から突き上げてくるものは何でしょう
それはすっぱい液体 赤くどろどろしたもの
後悔
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中なかなか
550 名前:中なかなか [age] 投稿日:03/05/17(土) 22:49 ID:Bb7MZh8x
内の対は外ですが
中の対はなんでしょう
上中下というくらいなので
中の対はないのでしょうか
これは、内や上をプラス、外や下をマイナスとしたとき
中はゼロであるということでしょうか
また「中国」という国名が世界の中心であるということに由来するということ
などを鑑みれば、やはり中=ゼロ=中心(例えば数直線上においても)と言えるとおもいます
はて中心とはなんでしょう(なかなか良さげな言葉です)
中心:1まんなか 2ひじょうにたいせつな・こと(ところ) 3ものごとの集まるところ
By 三省堂国語辞典第四版
(この辞典は僕が高校生のころに終業式の三日くらい後に学校に荷物を取りにいったら自分の辞典がなくなっていて代わりに担任の先生が図書室から取ってきてくれたものです)
ゼロは最強の数です
「おれ、49146までいった」
「おれはまだ三万までいかんわ」
「お前らレベル低い争いしてんじゃねぇよ、まず十万いこうぜ、なっ」
などという奴らもゼロに交わればゼロなのです
551 名前:中なかなか [age] 投稿日:03/05/17(土) 22:49 ID:Bb7MZh8x
中心とは無視できない存在です
「おれ、ちょっとマイナスいってくるわ」
「あいつん家プラスなんだよな、かったりぃ」
「じゃあ、まん中で待ち合わせね」
と人々は中心を中心に生活しているのです
ああ、交わりたい
孤高でありたい
内にも外にも居れない僕は
世界の中の中でありたい
なのに東京は
ひとが多すぎる!
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中とは
552 名前:中とは [] 投稿日:03/05/17(土) 23:10 ID:8znh+9qi
上では奢る
下では失礼
だから中が丁度良いのだ
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葡萄の季節
555 名前:葡萄の季節 [] 投稿日:03/05/18(日) 03:48 ID:yNezqLr3
初めて葡萄がなりました。
濃い紫色のぷっくりとした葡萄です。
だけど一粒食べたらすっぱかったんです。
それでも、それがおいしかったんです。
だれもこの葡萄をおいしいとは言いません。
ただひとり、僕だけが、
おいしいおいしいといって食べているのです。
それでも、葡萄の枯れる季節がくるんです。
僕の葡萄が枯れる季節が来るんです。
僕はあんまりにも葡萄が愛らしくて、
葡萄の皮を取っておいてありました。
自分の部屋の壁一面に張り、
僕の部屋は濃い紫色でした。
僕は壁から、葡萄の皮を引っぺがし、
僕の体に張り付けて、
地球の中にもぐりこみ、
葡萄の季節を待つんです。
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無題
557 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:03/05/18(日) 18:42 ID:w6PZA5Gd
中々皆と仲良しになりたくともなれないで中立的立場を保つ自分がいてその心
の中にまた仲良くなりたい自分と仲良くなりたくない自分と中立的な立場の自
分がいてその中立的立場にいる自分が仲良くなりたい自分と仲良くなりたくな
い自分の真ん中で見ていてまたさらにその中に仲良くなりたいのかなりたくな
いのかよくわからない自分がいるのでこれまた中々どうにもならずに仕方なく
仲本工事の体操演技でもビデオで見ながら悶々と家の中にいるのでした。
558 名前:名前はいらない [] 投稿日:03/05/19(月) 00:13 ID:w4TtduGG
「中」というお題は、人体(の中)とか、生命の……イメージが強いんですね。
ちゅんはマージャン一発で、積もれないのが、つらいところですね。
山の中だったのかな?
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鳥が空を飛んでみたら。
563 名前:鳥が空を飛んでみたら。~1~ [] 投稿日:03/05/19(月) 18:09 ID:WwsWhSDS
「自由になりたいんだ。」
その小鳥は思う
「出来るなら
毎日窓の外の青い空を
自由自在に
どこまで求んで行きたいんだ。」
小鳥は思う
ある暑い夏の日
その日は風が強かった
部屋の中を吹き抜ける風とともに
小鳥のカゴはゴトンっと倒れた
564 名前:鳥が空を飛んでみたら。~2~ [] 投稿日:03/05/19(月) 18:13 ID:WwsWhSDS
小鳥の視界には
加護のわずかな脱出口が見えた
その穴が小鳥にどう見えたかは知らないが
鳥は飛び立った
まだ見ぬ希望へと向かって。
燃え尽きることのない太陽
果ての見えることのない大地
どこまでも青かった空
小鳥には全てが新しく見えた
565 名前:鳥が空を飛んでみたら。~3~ [] 投稿日:03/05/19(月) 18:17 ID:WwsWhSDS
小鳥は飛んだ
そりゃもう自由奔放に
そのうちドコからか
「アイツどこの野郎だよ?」
「見たことねぇなぁ」
「何ぃ?ダッサ~」
こんな様な話し声がちらほら小鳥の耳に
小鳥は耐え切れなくなり
また戻った
自分の居場所に
束縛から自由を求めた小鳥
小鳥の目に自由はどう映ったのか
小鳥はそれからカゴから出てない
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六年間の呼吸
566 名前:六年間の呼吸 [] 投稿日:03/05/19(月) 22:30 ID:iiY0uxpx
この錆び付いた鉄棒を握った 数え切れない腕
この渇いたグラウンドを駆けた 数え切れない脚
この色褪せた風景を映した 数え切れない目
きっとあの頃は最も愚かで 最も研ぎ澄まされていました
なにもかもがたいてい形を変えていきました
世界の中心とその広さの定義を 何度も塗り替えては 何度も塗り替えていました
それは空気のように柔らかくて いつでも満ち溢れています
けれど誰が 己の呼吸などを意識することでしょうか
ほとんど気にもせず 少しづつ世界を吸い込み 取り入れては
また 少しづつ吐いては 世界に混ざっていくのです
今のわたしには 今の生活があります
「絶対に、自分とは絶対でありたい」
頑なに線を引き 寸々になるまで身を引かなかったあの頃
きっと裏切られたと思うかもしれません
ただ それでもすこし 許してくれるような気がするのは
今でもすこし わたしのなかに あの頃のわたしが残っているからでしょうか
真夜中に忍び込んだ見慣れたはずの校舎は
もう朝を迎えないかのように いちだんと静まり返っています
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六月の旅人
567 名前:六月の旅人 [sage] 投稿日:03/05/19(月) 22:39 ID:rKJRv3Gg
雨がやんだら
屋根を強くたたくこの雨がやんだら
彼方にけむる荒野をめざして
歩いていこうと心に決めていた
雨の中の山小屋はぼくの城で
ぼくは(ひとりで)すべてを築きあげた
ぼくのあらゆる理想や夢や欲望や
あきらめや妥協がそこには詰まっていて
それはそれで ぼくは快適だった
雨がやんだら
屋根を強くたたくこの雨がやんだら
彼方にけむる荒野をめざして
歩いていこうと心に決めていた
ぼくの城は ほどよく強固であり ほどよい広さであった
ほどよい湿気をたもち ほどよく友の訪れがあった
ほどよく幸福な幼年時代を過ごし
肉親の愛情を都合よくもまだ覚えていた
ほどよく不自由のない経済状況で
ほどよい友情や愛を確かめあい
若干の恥や挫折や苦痛を味わって
ほどよい位置で卒業写真におさまった
暇を持て余しては 何か面白いことない?
と言って 皆で笑いさんざめいていた
568 名前:六月の旅人:続き [sage] 投稿日:03/05/19(月) 22:40 ID:rKJRv3Gg
雨がやんだら
小屋の屋根を強くたたく この雨さえやめば
雨に遠くけむる 山のむこう 海のむこうへ
今度こそ 歩いていこうと心に決めていた
そう
いつの間にかぼくの体は大きくなって
頭はすっかり天井を越えて
小屋を壊すまいと必死に身を縮める
降り続く雨に屋根はすっかり腐って
ずぶぬれで洟をすすりながら
ぼくは まだ
ここにいる
雨がやんだら
屋根を強くたたく この雨さえやめば
彼方にけむる荒野をめざして
歩いていこうと 心に決めていたのに
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最終更新:2006年10月25日 18:32