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作品





声のない歌手



529 名前:声のない歌手[] 投稿日:02/11/26 13:16 ID:b0mKpcth
声を失った歌手
頭上の月に
手を延ばし
両手をまわし
メロディを
たぐり寄せる
月光の糸を

金色のメロディは
確かに胸の内にある
それなのに
たぐり寄せられては
こない
こない
ああ
でも
歌いたいと
歌いたいと
それを
歌いたいと
喉まで
塞がれた喉までは
声がやってきている


530 名前:_[] 投稿日:02/11/26 13:17 ID:b0mKpcth
あこがれの声を
その歌を
響かせたいと
今日も
ピアノが鳴る
その指は歌い
その声なき歌を
耳にしたいと
耳にしたいと
欲し
聴きたいと
彼女のお客が
店にやってくる




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☆☆アコガレート☆☆



533 名前:☆☆アコガレート☆☆1[sage] 投稿日:02/11/27 20:59 ID:l3TlYzLd
【アコガレートって何?】
未来のカカオマスに、幸せのココアバターを加え、透明な砂糖
で味を整え、くじけそうな過去の想いに、元気の素を混ぜ入れ
ると、アコガレートの出来上がりです。
チョコレートのように甘く、ほろ苦く、さまざまな形がありま
すが、目には見えません。それでもなんとなく、色はわかるも
のです。
ミルクを加えたミルク・アコガレート、これは十七歳の少女の
恋心の色。生クリームで溶いたガナッシュ、これは愛を知り始
めた淑女のとまどいの色。砂糖控えめのビター、大人の男性の
優しい笑顔の色。カカオマスを使わないホワイト・アコガレー
トは、嫌う方も多いけれど、少女漫画雑誌のようにふわふわと、
責任感のない自由な色をしています。

【アコガレートの効能】
人生のポリフェノールを多量に含むアコガレートは、頭が固く
なって人間的に老化するのを予防してくれます。できれば食べ
る時間を決めて、毎日食べましょう。

【アコガレートの味】
ミルク・アコガレートやビター・アコガレート、ガナッシュや
ホワイト・アコガレートと、種類はさまざまですが、その味は
共通してあかるく、大空に向かって開かれた味をしています。
口に入れると食べた人の体が溶け、前向きな心だけが残って、
天使たちが祝福する世界へ上昇して行くのを見るでしょう。


534 名前:☆☆アコガレート☆☆2[sage] 投稿日:02/11/27 21:02 ID:l3TlYzLd
【アコガレートに関する迷信】
◎アコガレートを食べると鼻血が出る
  何でも栄養の摂りすぎは鼻血ブーに繋がるものです。アコ
  ガレートに限ったことではありません。ただ食べすぎると
  失神することがある、というのは本当です。

◎アコガレートを食べると太る
  食物は何でも摂りすぎると肥満に繋がるものです。これも
  アコガレートに限ったことではありません。そして肥満の
  主となる理由は運動不足です。アコガレートを食べると、
  ぼうっ、となりますが、恍惚としたままにならず、運動を
  怠らないことをお勧めします。

◎アコガレートは麻薬だ
  麻薬ではありません。覚醒剤です。アコガレートを食べる
  と、自分が鳥になったように感じたりすることもあるので、
  屋上等高い場所では召し上がらないように気をつけましょ
  う。もちろん合法ドラッグの扱いになっています。


535 名前:☆☆アコガレート☆☆3[age] 投稿日:02/11/27 21:03 ID:l3TlYzLd
【アコガレートのある風景】
白い帽子が風に飛んでいった。慌てて追いかけたその日の
少女は、草原の見た夢だったかのように、今はどこにもい
ない。ただ、草だけが揺れている。私はそこで一枚のアコ
ガレートを拾った。もう腐っているだろう、と思いながら
銀紙をはがす。風が銀紙を飛ばしていった。夏は猛暑にさ
らされ、冬は雪に埋もれて、すっかり粉を噴いてはいたが、
あの日の想いを板状にしたようなアコガレートは、確かに
まだ生きていた。目を細めて一口噛ると、暮れかかった空
を無数の天使が翔けて、私は天使たちを目で追いかけて、
その場でくるくるとまわった。天使たちが向こうの空へ消
えてしまって、ふと足元を見ると、それまでよりも鮮明に
「今」が、私を見上げてあかるく微笑んでいた。

【アコガレートでトリップされる時の注意】
鏡を見ないようにしましょう。鏡を見ながらアコガレートを食
べることのできる方は上級者です。なるべく漫画や映画、小説
や詩を鑑賞しながらお召し上がりください。
また、アコガレートを食べると自分ではない別人になってしま
うこともよくあります。それは人生に大きな活力をもたらして
くれるものではありますが、くれぐれもご自分の名前を忘れな
いように。




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無題



536 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/11/27 21:42 ID:ejTuy0kv
憧れは突然やって来て
僕をとりこにしてしまった
いつものような何気ない会話から
知らない顔の君が見えた

色彩が動き出した
街を染めて僕を染めて

僕の自転車の後に乗りなよ
新しい景色を見せてあげる

一緒に遠くを見ようよ
もっと遠くを




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【得点】 0点





青の憧れ



537 名前:青の憧れ[] 投稿日:02/11/27 21:57 ID:/QP7WMwi
世界は青の要素でできている
幼いころ思っていた
空と海がすべてを占める世界は
青と青がすべて
それを見ていた私も
青の要素でできているはずだった

私が私を見たときに
青に染まらない私を知った
青の要素でできている私は
憧れの虚像にすぎないことを

私は青に染まった私を想う
塵ほどに細かく砕かれた
私の骨は海に溶け
微小の生物たちと戯れながら
薄く薄く青の要素に
まみれて消える

想像に憧れて折ったあばらを
砕きながら涙をながす
依然と残る青に疎外された体
私は憧れの一端だけを抱えて
あばらを砕き続ける




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【得点】 0点





あお 山 みどり 山 みどり 山 あお



539 名前:あお 山 みどり 山 みどり 山 あお[] 投稿日:02/11/27 22:05 ID:trW3Kpkq

あおい
山山山
てん
によけて
かぜ
となじみ
はれ
でひかり

すけて

つらなり
ながれ
かたる
山山山
あおさ
のおしろいばっちり
ほどこして

青二才?

ダメな詩しか
よめて
ないからそのことづて
かんじて

はなれなくて


540 名前:                              2[] 投稿日:02/11/27 22:06 ID:trW3Kpkq

山山山
あおあお
とれても
山山山
みどりみどり
はいつもそのなか

なんとなくあるいて

いっぽ
にひゃっぽ
さんまんぽ

足くじいて
じめんすわりこんでしまって

やさしく目とじてしんこきゅう
ひとつ
ふたつ
みっつ

きびしく目あけて

みどり
の葉っぱっぱめいっぱい
そだて
すだち
うんで

はやして


541 名前:                              end[] 投稿日:02/11/27 22:08 ID:trW3Kpkq

やまなかみどり

やっぱりなまえと似て
いて
じぶんかさね見て
山山山
のおく

ただそれだけって
いう

いつの日か
このチカラぜったい手
にもて
るって

むねひめて




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病名:憧憬



545 名前:[病名:  憧憬      ][sage] 投稿日:02/11/27 22:40 ID:dLCNzDRA

イデアの幻をみた音叉の
回帰衝動に似た咆哮
波動に混じる金粉を集めれば  それが憧

マグネシウムのように燃焼し
白熱が暗部を滅す
現実の裏打ちを無くした像は妄想ごしらえの狂気

集団入水するねずみだ
みなもの反射光だけを信じ 嬉々として水に殺されにゆく
到達もできず肉と轢かれてもひしゃげた角膜にまだ朧を

  焼きついたなら 消えないのだ


虚構に生きて夢の中で渡る
熱に浮かされた体をひきずり
  共鳴が止まないのだ
叫び返し続けることで在る

気付いてはいてもまだ煌くのだ  堪えようがないほど
涙で目が潰れようとも
灼かれ囚われて離れられない
遠すぎる望みの 微笑




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憧れ



546 名前:憧れ[] 投稿日:02/11/27 22:44 ID:EcD3Tiws
私が憧れるものは
とても綺麗なガラス細工
窓の光を透かして眺めていると
涼しげなブルーや燃えるような紅や
可愛らしいピンク色に世界を染めてくれる

私が憧れたあの人は
とても綺麗な眼差しだった
私はあの人の姿を眺めているだけで
ほんのひとときだけ
あの人が心に想い描く
美しい風景になってしまったかのようだ





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遠く



547 名前:遠く 1[sage] 投稿日:02/11/27 23:46 ID:ec0j1yjg
あの背中は偽ものなのか
はたまた
本物なのか
かつての威厳を失われた
その空気を貴方は
私に薦めようというのか
ああ 貴方が
どれほど私を魅了し続けていたのか
それさえ解りはしないのだろう
私はどんなに貴方を
愛し慈しみ称えてきたのか
貴方は知りもしないのだろう
そうだ たった今
私の目の前にいる貴方は
かつての威厳より遠く遠く
遥かに遠くなってしまった
ごめんなさい
私は貴方を愛している
その想いだけは変わらずに残っている
だがしかし私は貴方を
もう遠い存在と見てしまっている


548 名前:遠く 2[sage] 投稿日:02/11/27 23:47 ID:ec0j1yjg
貴方は知っているのだ
私が貴方を貴方としてもう見てない事を
既に同情の念だけで
私が貴方を愛している事を
ああ 憧れという歳月は
花を散らすように過ぎ去ってしまった
さようなら
愛しい人よ
貴方は貴方で
私は私だった
その証はこの想いが去っても
残してゆくつもりだ
さようなら
愛しい人よ
私はこの気持ちを胸に
貴方に別れを告げる為に
涙を流す事も忘れて
私を密かに
棄てにゆく




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無題



553 名前:くー[] 投稿日:02/11/28 00:15 ID:5RhDKMsQ
たとえば目を閉じて
こんなふうに両腕を肩の高さまで上げて
鳥のようにはばたくことをイメージした瞬間に
たとえば昨日見た夢のように
足元に何もない空間に浮かんでいたとしたら
鳥ではない私は必ず急に落下してしまうだろう
それでも空に浮遊してみたいという憧れは止まない

たとえば大きく息を吸って
こんなふうにお腹をふくらませ
音楽のように歌うことをイメージした瞬間に
たとえば未来に見る夢のように
音が震える大気に生まれかわるとしたら
音楽ではない私は作り出すことなどできなくなってしまった自分に涙するのでしょう
それでも旋律になりたいという憧れは止まない




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最終更新:2006年11月05日 10:20