作品
中村仲蔵
蒔くからに負けぬ意気かな巻く煙
346 名前:中村仲蔵[(中村仲蔵は題名です・これは投稿作品です)] 投稿日:2007/02/14(水) 22:24:42 ID:z/1pmDH0
【コメント】
384 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:32:25 ID:YYY60V9C
>>346 中村仲蔵
落語ネタって、知らない人には意味不明かも。つかゴメン。
390 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/21(水) 07:42:23 ID:W6E3uGO5
>>346
今調べたんすけどね、江戸時代の名優だそうで。演出家としても凄かったそうで。
で、煙草との関係はそこのホームページに出てなかったので不明ですが、まく、まけ、まく、と
きれいにまとまってていいと思いました。すんませんね、あんまり書けなくて。
391 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/02/21(水) 07:42:34 ID:0mKI5poV
>>346 中村仲蔵
演出家としての中村仲蔵は面白い人物だね 落語のネタの何かなのでしょうか
役者としては粋なイメージですがわたくしはそれほど詳しくはございませんので真意を汲み取るにはいたりませんでした
820 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 04:38:52 ID:dWboxjAm
>>346 中村仲蔵
なんだか、物足りない感じがします。
どうせならこの形式のまま、もっと他の言葉で何作か作って頂いて、
それを組み合わせて一遍の”詩”となさったなら、それは面白いと思うのですが……。
確かに、長すぎるのはどうかと思いますが、短ければ短いだけ難易度が増します。
その難易度に見合うくらいこの文が充分な表現を持っていたか、
と考えると、どうも、惜しいのです。
この長さを維持するなら、もっと鮮烈なイメージを組み込んだ方が宜しいのでしょうし、
そうでないならば、この韻や形式に適切な長さが、もっと長いところで存在すると思うのです。
手紙
あたし退屈でたまらないんです
寂しくてたまらないんです
ホント夜がたまらないんです
だから貴方 貴方ばかりを
ヌメヌメのまま外に飛び出して
空を見上げながら猛ダッシュした
三日月が激しくスウィングしていた
星がバラバラ降って目に入ってきた
とても痛い
とても痛い
あたしのろしあげながら国道を
人間たった一人っきりで
闇でも赤い郵便ポスト
飛び跳ねながらあたし横切り
「あらかじめ登場人物は皆狂っていました」
ぽつり呟いて先を行ってしまう
また今宵も
“ガリガリに痩せた猫よ 今こそ死ね”
ビュウと風舞い金属音のハミング聞こえ
ズタボロになった老犬の遠吠え
鳴り止まない黒電話のようで
あたしたくさんの耳ひきずり
高く長くのろしをあげて
ケンパケンケンパ泣きながら
一番赤い郵便ポスト探し
今を漂う
みんな逃げてく
みんな逃げてく
354 名前:手紙 [] 投稿日:2007/02/15(木) 09:13:50 ID:bHtpDbyH
355 名前:手紙 [] 投稿日:2007/02/15(木) 09:14:27 ID:bHtpDbyH
【コメント】
384 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:32:25 ID:YYY60V9C
>>354-355 手紙
ごめん、内容がよく分からなかった。
387 名前:ゆうこ ◆TC/7PAHYPA [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 02:19:55 ID:Qj+xa8qM
「手紙」
…小綺麗にまとめているが、読み終えるまでずっとイライラした。
使い古された文句、表現、リズム。
スーパーの惣菜を石油トレイのまま並べたような感じ。
390 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/21(水) 07:42:23 ID:W6E3uGO5
>>354-355
一連を読むと恋する女の子なのかニコチン中毒の人が夜中煙草買いに行くのか、どっちかだと
思ったんですけど、その後の展開が私には意味不明で最初に謝っておきますけれども。
痛い、とか、みんな逃げてく、という繰り返しから想像するにかなり負の感情に満ちているのだとは
思いますが、煙草との関連なのか「のろし」が何度か上がりますけれども、のろしと言えば戦いの
合図なわけで、それにしては勇ましさがなく最初から敗者が逃走しているような弱々しさも感じて
しまってちょっと合点がいきません。悪い意味で詩みたいなフレーズも多すぎる気もいたします。
391 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/02/21(水) 07:42:34 ID:0mKI5poV
>>354-355 手紙
とても痛々しい手紙なのですが 狂気が半端なので煙草を吸って物思いな主人公が良くも悪くもぼやけてしまっているように思いました
のろしは煙草の煙として使用した言葉なのでしょうか 何かの合図としても理解しにくく浮いてしまっている
うーん何かが足りないと読みながら思ったのですが 独り言のような運びな故に手紙をどのような人宛て 対象
それが浮き上がってこないからモノローグとしても弱いと感じたのかも知れません
396 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/02/21(水) 14:10:03 ID:aZn2wNoX
2点
>354 -355:手紙
やけくそで笑えてせつない。
404 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sag] 投稿日:2007/02/23(金) 21:24:57 ID:xA6Kpa4R
>>354 「手紙」2点 意味不明だが剃刀で浅く指先を切ったような読後感が残る。
815 名前:心霊写真[sage] 投稿日:2007/02/24(土) 02:44:34 ID:g0Z075M4
お疲れさんです。手紙を書きました。
『登場人物は皆狂っていた』ってイベント見に行って
良い言葉~と思って丸まま使用しての投稿でした。
伝えたかったことは主に、存在の惨めさです。
あと、やけくそも。ゼッケンさんありがとう。
お題どこ行った~、てのは毎度です。
でも、のろしはまんま煙草の煙のことで
戦いじゃなく、私はココよ的合図。
不気味さやコミカルさも伝わる人には伝わって
それが嬉しかったです。
皆逃げてく×2で、喫煙者の寂しさも
しつこ目にあらわしてみました。
意味不明に思われてもしょうがないと思いました。
ゆうこさんにはイライラさせてすみません。
としか言えないです。。。
これに懲りずですね、審査員して欲しいです。。。
ありがとうございました☆
821 名前:アルペジオ ◆UfM5Clgw1I [sage] 投稿日:2007/02/24(土) 04:40:18 ID:dWboxjAm
>>354-355 手紙
物語の根幹のようなイメージ。
予感の領域が多く、良くも悪くも荒削りで、未完成のように見えます。
例えば、「貴方」とどういう関係でいるとこんなことになるのか、
”ガリガリに痩せた猫”は主人公とどう関連しているのか、
そして何よりも何故飛び跳ねるのか。
そういう、疑問が自ずと浮上してきます。
また、全体として、
人物や風景よりも「狂気」がさきにあって、
どこかのテーマパークの風船売りの人が持つ風船のように、
「狂気」だけが支点となり、他は思い思いの方向に伸びています。
この狂気の濃厚さが作品の持ち味となっていると感じるわけですが、
いかんせん、それだけの狂気を生むことへの説得力がない、
”何故か狂気が発生して、雑多なものが狂気の名の下に集められた”
という状態で、風景が完全に味気を無くしてしまっています。
構成・展開を工夫して、情景と共に迫っていく文章となれば、
読者に届くものもそれなりに大きくなるとは思うのですが……。
【得点】 4点
- ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:2点
- あばらや ◆61ynRipd12:2点
階下にて
階段は急すぎた
瞳孔の開ききった眼で頭上を仰ぐ
けぶる灰色の気体
踏み外した時の
膝小僧の青アザ
いつも無意識の中を遊泳している
中を満たす液体はヤニと薬の匂い
このイジメの犯人は自分自身
沸騰した意識は雪に埋めて冷やしている
冷えるはずはないのだが
日々の喧騒を通さない
窮屈でむせ返る歪んだ時間
此処から動けずにそれに溺れている
開かない窓をあける勇気
一から登り直す気力
無くしたものは二つ
そうしてただ虚空を見つめながら
掴んで投げた小石は
恐ろしく急なその階段の上を進んでいく
勢い陰り落ちたその地面は抜け
階下に佇む愚者の頭上に落下した
そこに階段はもう無かったのだ
357 名前:「階下にて」[] 投稿日:2007/02/15(木) 19:42:19 ID:4gH7pGSI
【コメント】
384 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:32:25 ID:YYY60V9C
>>357 「階下にて」
煙草というよりも大麻かなにかのような。
落下した後は、どうなったのだろう?
392 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/21(水) 09:40:14 ID:W6E3uGO5
>>357
このイメージの羅列はどうも陰惨で、特に6連までは退廃的で病的な薄気味悪さに溢れて
おります。これをどのように処理してくれるのかと期待して読み進めると、やっと小石を投げる
という能動的なアクションが現れて一瞬わくわくするのですが、最後でまた裏切られるような
結末。自分で投げたつもりの石が自分という愚者に当たって自業自得みたいなやりきれない
状況のまま終わってしまいます。煙草との関連を見れば禁煙できない自分への苛立ちなのか、
煙草を吸うことくらいしかすることがないアパシーに対する自嘲なのか、どう読んでもどんよりと
した陰惨さで全編が塗りつぶされているため、救いがない、という印象です。
397 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/02/22(木) 01:27:26 ID:7pB6n1Vh
>357 「階下にて」
煙草は大麻か ドラッグ常習者のなれ果てといった雰囲気にみちた悲壮感と佇まいです 自省からくる客観
無気力を書きたかったのだろうかと思いました 階段という高さと自分の立ち位置ともいうべき落差と“石”の表現に
惹き付けられて再読したわたくしがとらえたものは よからぬ負の感情なのですが 表現力かこの作品を書かせた
動機なのかは わからなかったのです しかし共感とは違ったものではありますが心に残りました
雰囲気というか 愚かさに価値というのも変かも知れませんが この作品を書いたことによって
浄化を作者様は行ったと読めたのです
821 名前:アルペジオ ◆UfM5Clgw1I [sage] 投稿日:2007/02/24(土) 04:40:18 ID:dWboxjAm
>>357 「階下にて」
階段・(侵された)自分自身・小石
の、シンボライズされた雰囲気は秀逸です。
しかしながら、前半部分、
主に「転落」について語っているこの部分を、もう少しスマートに出来ないものでしょうか。
この作品の力点は、
自分が登ろうとすることさえあきらめた階段をいとも軽々と上がっていく小石、
そしてそれが結局自分のいるところに堕ちてくる、というところにあると思うのですが、
そこに行き着くまでの展開が、いささか冗長なのです。
かえって、後半部の味を削いでしまっていて、もったいないのです。
前半が軽快なテンポを持つようになると、後半の鋭利さがもっと引き出されると思います。
小石の展開は、これは、好きですね。
【得点】 5点
- 螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2:2点
- アルペジオ ◆UfM5Clgw1I:3点
篠譜マカ
不完成を唇に岩眼を纏った意識のコーヒーを恋人聞いた聞いて消えてテスト終わったリラックス内緒ハアハア相変わらず早足早く
濃縮悲劇するとかみじめなハアハア這いだって肺から飛行機雲引いたりリアカーて里華とかのロボットだねノートだねアトムノーベル濃縮脳不完成膨らむ唇 五五五号
内緒の栽培満ちて贋大概夕日言い方濃縮悲劇みじめなハアハア這いだって煙は慈し這いだって試合仕掛けて式好かない隙精力剤飛行機雲久しぶりにもカードハイとか長谷川リアカーまずかったかも二次会日程不完成のファイズを見出だせば見返りもへじ
「希ガス統一トレイン煙の濃縮バーへようこそ」
360 名前:eng ◆gKCGnbBUZc [] 投稿日:2007/02/15(木) 22:05:34 ID:eL82lnXO
361 名前:eng ◆gKCGnbBUZc [] 投稿日:2007/02/15(木) 22:09:48 ID:eL82lnXO
【コメント】
384 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:32:25 ID:YYY60V9C
>>360-361 eng ◆gKCGnbBUZc
ごめん、意味が分からない。
392 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/21(水) 09:40:14 ID:W6E3uGO5
>>360-361
濃縮という単語とハアハアという息切れが繰り返される、まさに濃縮された息苦しいまでの文章
そのものに勢いはあります。電波スレに投稿すれば5点あげちゃいます。
397 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/02/22(木) 01:27:26 ID:7pB6n1Vh
>360-361
韻踏みの箇所と縺れたような言葉の絡み 意味不明さが素敵なのです
しかし 言葉としてではなく 感じるという不思議な そうだ煙に巻かれたような後味があったよ
大麻栽培のお話のような ぼんやりそのときある景色をなんとなく見上げているような
823 名前:アルペジオ ◆UfM5Clgw1I [sage] 投稿日:2007/02/24(土) 04:59:15 ID:dWboxjAm
>>360-361 篠譜マカ(?)
イメージを数珠繋ぎにしたようにも見えますし、
長い長い文章を不規則に縮めた(決して、要約、ではない)ようにも見えます。
ある種の実験性が見える作品であり、
可能性への挑戦、という意味では評価できるものではあります。
ですが、一個体の「作品」として捉えますと、
どうしてもその実験性があるゆえの、未完成ゆえの、拙さが露呈しているように思えます。
なんとなく、まだ読者とのパイプが繋がっていないように思えるのです。
作品として提出するには、もう1段階、必要だったのではないかなあ、と思います。
835 名前:eng ◆gKCGnbBUZc [] 投稿日:2007/02/25(日) 18:57:42 ID:uPTiK0OZ
評ありがとう。「煙草」の回に参加してました園児です。
ちょっと場違い感を醸し出してましたか。意味不明すぎて悪乗りだったかな。
にいちぇさんおめでとう!
今は散文とも定型詩ともつかない詩が詩板にみかけるようになりましたね。わたしはいいことだと思いました。最近、詩板でたけおっさんを見掛けない。
838 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/25(日) 22:42:29 ID:8lv/C1Ph
>>835
にーちぇじゃない、ってのに。でも俺も色んな形式あっていいと思うんだよね。
なんでもあり的なところが詩で遊ぶ醍醐味かな、と。
今週のハイライト
おれらにいつも声援送るオーディエンスのみんな!
おまえら全員死ぬよ?
This is HIGH-GUNS!
おれらのファンはもれなく低脳
弱虫ばかりのジコチューぞろい
意志薄弱! 意志薄弱!
世界的に見て失格
人生棒に振ったサッソク
劣等のレッテル 傑作に拘束
行き場なく低所得
低所得! 低所得!
スモーキングASAP
スモーキングASAP
副流煙でけむに巻く
ヴァァァァァっと
迷惑がられ けむたがれ
向こうに行けと追いやられ
ヘルシー世紀のアパルトヘイト
地で行くハイリスクノーリターン
絶滅推奨 ワシントン真逆条約
医療費圧迫 国民の迷惑かえりみず
はてはチューブにつながれ生ける生ゴミIQゼロ
おまえら生きてる資格なし
回線切らずに腹切ってシ
ドナドナドーナー ドナー同意書忘れるな
スモーキングSOS
スモーキングSOS
副流煙の罪に泣く
ヴェェェェェって
363 名前:今週のハイライト1/2[sage] 投稿日:2007/02/16(金) 02:57:19 ID:3hMHpJMb
364 名前:今週のハイライト2/2[sage] 投稿日:2007/02/16(金) 02:58:18 ID:3hMHpJMb
【コメント】
385 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:33:46 ID:YYY60V9C
>>363-364 今週のハイライト
ラップ調のノリがいいね。
386 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:36:00 ID:YYY60V9C
【1点】
>>363-364 今週のハイライト(ノリの良さに)
392 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/21(水) 09:40:14 ID:W6E3uGO5
>>363-364
ハイライトは安くていいよね、とまずタイトルを誉めるわけですが、内容も自虐的に喫煙者批判を
畳み掛けているように見えて、実は喫煙者批判をする人達の常套句を並べて皮肉るという高度な
アイロニーが読み取れます。ドナドナのくだりが一番笑えました。2点。
397 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/02/22(木) 01:27:26 ID:7pB6n1Vh
>363-364 今週のハイライト
リズムがよいのでさらりと読めるのですが皮肉が洒落ていますね タイトルもさらりと決まっているし
煙草という代物を好む人々を社会という枠で切り取って 尚且つ社会性ばりばりありまくりの煙草について
主張の歌に仕上がっている感じを受けました
402 名前: ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2007/02/23(金) 16:42:36 ID:fLYHaLqJ
>>363-364今週のハイライト
面白いなぁ。
形式きちんとしてるのに口調はすっげぇラフ。
やめられるもんならやめてーよ!とゆー、スモーカー心をくすぐりました。
404 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sag] 投稿日:2007/02/23(金) 21:24:57 ID:xA6Kpa4R
>>363ー364 「今週のハイライト」 爆笑。言葉の威力。
823 名前:アルペジオ ◆UfM5Clgw1I [sage] 投稿日:2007/02/24(土) 04:59:15 ID:dWboxjAm
>>363-364 今週のハイライト
ハイライトに口を持たせるとこうなるのか……(知ったかぶり;)
楽しませて頂きました。
確かに、作中の隅々にまでアイロニーが浸透していて、
かなり酷いことも言っている、その筈なのに、コメディックで面白い。
特に、
>ヘルシー世紀のアパルトヘイト
>地で行くハイリスクノーリターン
のくだりは巧いな、と直感しました。
こういうタイプの作品への出版社からの風当たりはあまり良い方ではない昨今ですが、
僕みたいな一般人としては、たまにはこういう作品もいいな、と思います。
多少強引過ぎるかな、というところもないわけではありませんが、
オーディエンスの心を掴むには充分だと思います。
827 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sag] 投稿日:2007/02/24(土) 05:56:17 ID:BXesa0wr
すいません、「今週のハイライト」に2点て書き込むの忘れてました。
集計結果には影響なくて良かったっす。
チャンプのまんこ将軍おめでとうございます。
あと天才君のキャラを真似ている人は特許侵害に注意しましょう。
828 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/02/24(土) 08:09:08 ID:hnzbserV
今週のハイライトを書きました。
【得点】 7点
- シオン ◆poetsyov/2:1点
- まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk:2点
- 螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2:1点
- ◆OPBYKkBBNQ:1点
- アルペジオ ◆UfM5Clgw1I:2点
みち
雨は
すでに黒い舗装路の上を叩き続けていた
あたたかい女まで数キロのみちを叩いていた
川の流れにそって冷たい風が流れていた
電柱に張り付いた新聞では
24人が亡くなった事故がペラペラ鳴いていた
いま、ケースから一本抜き火を付ける
肺に煙を吸い込み吐き出せば
目の前が霞む
ああ いま
煙を媒介に僕とみちが繋がった
雨が強く みちを叩いて輪郭を炙り出し
雨が強く 僕を叩いて輪郭を炙り出した
367 名前:みち[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 02:41:17 ID:EQEWE0Xx
【コメント】
385 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:33:46 ID:YYY60V9C
>>367 みち
みちを未知と読み替えて未来へ馳せる思いを…とか考えてみたけど、
どうも詩の情景がピンとこなかった。
392 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/21(水) 09:40:14 ID:W6E3uGO5
>>367
あたたかい女という表現から好きな女性に会いたい気持ちは伝わるのですが、なぜ煙草を一服
してからでないと踏ん切りがつかないのか、よくわかりませんでした。電柱に新聞紙が張り付く
ほどの強風、土砂崩れかなんかで24人も死亡するほどの集中豪雨、と考えるとこの状況はすこぶる
危険なのかもしれませんが、本当に会いたかったならば、私ならば躊躇せず、女の場所にずぶ濡れに
なって向かうと思います。あと、大雨強風の中で煙草に火がつくのか、というのも疑問点です。最終連
も、二行繰り返すのはくどく、すでに僕と道が繋がった、との記述があるので一行でまとめられれば、
もう少しすっきりしたかもしれません。
398 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/02/22(木) 01:49:26 ID:7pB6n1Vh
>367 みち
読み取ると雨が降っていて川の流れが見えるところに居る という出だしの情景から風の描写より
水面の描写のほうが自然かなと思ってしまったよ 寒い 冷たい雨の中 あたたかい女 この対比が
もう少し効果的に映える様に工夫するとよりよくなるような気がします 雨の中で煙草を吸う描写の
記述も雨風がある中ならば すんなり吸えるのは不自然じゃないかななんて思うんだ
女の人に会いに行く過程での出来事なら 景色に反映させる心情をもう少し書き足すと良くなりそうね
402 名前: ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2007/02/23(金) 16:42:36 ID:fLYHaLqJ
>>367みち
あたたかい女がいる世界はまた、「死」が当たり前に存在する世界。そんな世界で、とにもかくにも語り手は《みち》を見つけだしたようだ。
漠然としているけれど、なぜか心ひかれる作品でした。
824 名前:アルペジオ ◆UfM5Clgw1I [sage] 投稿日:2007/02/24(土) 05:00:37 ID:dWboxjAm
>>367 みち
雨と煙草に火がつくことのパラドクスがどうも目に付くのですが、
雨の日、それもかなり強い雨の日における情景描写は巧いなと思います。
ただ、細かいところ、およそ文の構造にあたるところに、不満が残ります。
例えば、最終連の「雨が強く」の繰り返しなどは、いささかくどいようにも思えます。
敢えてリピートするならば、「さらに」などで2文を繋ぐなどをした方が良いかと。
あと、全体的に若干の叙情が加わると良いかもしれません。
【得点】 1点
紫煙の行方
あの日の煙草はうまかった
今でもはっきり覚えてる
人生に分岐点というものが どれだけ仕込まれているかは知らない
それでも 少なくともふたつは すでに経験してきたように思えるけれども
ひとつは学校を辞めたとき―――退学届けを担任に手渡した帰り道 校章を毟り取って川に投げた
映画や小説の主人公になったような興奮で 初夏の日差しが例えようもない色で輝いていたんだ
川岸でショウリョウバッタがチチチチと飛び交う真ん中に座って いつまでも両膝を抱えて
とっくに消えた波紋の残像を ずっと眺めていたんだよ 水もきらきらして流れていたんだ
でも現実というものは厄介で 家に戻れば担任が待っていたり 父親もいつもより早く帰宅していたり
厄介な会議が始まって 厄介な親子喧嘩は何日も続いて 厄介な家庭訪問も何度も繰り返され
本当に退学できたのは数ヶ月もあとになってしまったのだけど
本当の分岐点はあの川辺で過ごした数時間だったんだ くゆらせたキャスターはほろ苦かったけども
ふたつめは女の子に告白したとき―――入り直した定時制で出会った彼女と遊園地に行って
コーヒーカップをぐるぐる回しすぎて彼女が酔ってしまったあとのこと 介抱しながらもチャンスを窺って
また映画や小説の主人公になって 閉園の近づいた夕暮れは啓示のように美しく燃えていたんだ
ペンキの剥げた赤のベンチでコーラフロートが溶けていって おでこの熱でほとんど溶けてしまって
そろそろ帰らなきゃ、と彼女が言うのでひどく焦って どもりながら君のことが好きだ、と言った
でも現実というのは映画でも小説でもなくて それは知っていたのに うまくいかないことに腹が立って
余計な捨て台詞を言って 余計に彼女の傷をえぐって 余計なことに彼女は登校しなくなって
登校拒否で学校を辞めた彼女は 今度の定時制も登校拒否になって
自分は昼間工場で働いた金でバイクを買って ショートホープにむせながら真夜中の住人になった
ある日
殴られて目の周りが腫れあがり 前歯を折られた血の味が むせ返るような嗚咽を呼び覚まし
人生なんて 軽くサイドキックで下水の側溝に蹴り落としたつもりが 皮靴の裏に砂利の混じった
ポイ捨てガムみたいにしつこく それは干からびて固まっていて 剥がそうとしても取れなくて
どこかの夜のシャッターにガシャンと音を立てて身体を埋めて それから
―――おもいっきり泣いた
泣いたのは幼少期を除けば初めてで 泣き方も止め方もわからなかったけれど
泣いているうちに演技してるような気分になったりして 意識的に呻いたりしてみると
やっぱり余計に上手く泣けたりして だんだん泣き方を覚えて 朝が白々しく曇ってくるまで
ずっと泣いたんだ 泣くことを楽しみながら 泣ける自分に驚きながら
そして疲れた頃に皮ジャンの内ポケットから くしゃくしゃに捻れたセブンスターを見つけて
いつのまにか寒くなっている空っぽの胸を両腕で隠すように 足元もそろえて小さくなって
よれよれのセッタを震える指でまっすぐにしてから 火をつけようと体中を探ったのだけれど
シルバーのジッポは見つからず 予備の100円ライターは親指の腹が擦れて痛くなるだけで
腰を上げて まだ駅の売店すら開いていない時刻の街並を見渡すと なぜか涙は乾いて
悔しさはすっかり消えていて 痛みもどこか心地良くて 颯爽とはいかなくても 歩いたんだ
まだ黄色が点滅してる信号をいくつも渡って 歩いていたら
どこかの店先で早起きのジイサンが ちりとり持って掃除なんかしてるものだから
すいませんとか声かけて ライター貸してくれ なんて言ってみて
顔がボコボコなのに同情してくれたのか その顔が怖がったのかは知らないけれども
薄っぺらいライター貸してくれて 持ってっていいとか言ってくれて
ちゃんと礼は言ったんだ それがまた気分良くなるきっかけのひとつだったけど
ようやくたどり着いた知らない公園のブランコに座って 煙草がやっと吸えたんだ
煙草はうまかった―――でもこの出来事は分岐点ではないんだ 分岐点とは分かれ道だから
学校をあのまま続けていたら 最初の彼女に酷いことを言わなかったら 違う道を歩いていただろうけど
結局はあの日の早朝の道に たどり着いたんだろう そして悔しさを隠すよりも素直に泣くことを覚えて
今 吸っているこのマイルドセブンのように 心からおいしいなあ と言えるようになるんだろう
そして映画や小説の主人公を気取るなら 煙草を使う演技がいかに大事か と知ることになるんだろう
泣いているんだ 今も 気持ちよく さっぱりと 泣いているんだ
368 名前:紫煙の行方 1[] 投稿日:2007/02/18(日) 01:53:31 ID:h0K4mMtG
369 名前:紫煙の行方 2[] 投稿日:2007/02/18(日) 01:57:36 ID:h0K4mMtG
【コメント】
385 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:33:46 ID:YYY60V9C
>>368-369 紫煙の行方
なんか清々しいね。ある日に何がおきたのか分からないから、
誤魔化されてる気がしないでもないけど。
そこを分岐点にしてしまわない所が、うん、いいなぁと。
386 名前:シオン ◆poetsyov/2 [sage] 投稿日:2007/02/21(水) 00:36:00 ID:YYY60V9C
【1点】
>>368-369 紫煙の行方 (潔い悟りに)
393 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/21(水) 10:43:29 ID:W6E3uGO5
>>368-369
内容はとても深いものを含んでいるとは思いますが、気になったのは早朝の商店街といっても、
今の時代コンビニのひとつくらいあるのではないか、そこでライター買えたのではないか、と。
396 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/02/21(水) 14:10:03 ID:aZn2wNoX
3点
>368 -369:紫煙の行方
自分を見つめる自分がつねにいるために
自分のやっていることすべてが演技のように気恥ずかしかった。
早朝の涙を流したとき、ようやくひとつに溶け合った。
すがすがしい読後感でした。
398 名前:螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2 [] 投稿日:2007/02/22(木) 01:49:26 ID:7pB6n1Vh
>368-369 紫煙の行方
私怨の行方という二層構造の物語で出来事をすっぱり省いて心境を順立てて描いている
一読で感じたのは男という生き物の成長過程というもので 自分らしさとはなんだろうの疑問に打ち当たった
時のあるひとコマを順良く辿って答えが見えた瞬間が主題だと思ったんだ
演技は非演技を覚えるまで自覚なしに続き 煙草を吸い 取り澄ますための道具としての効力さえ
自覚が芽生えたときには感情さえ偽れるといった大人が潔く自分を解放した瞬間の煙草だなと思いました
(今回の3点はぶっちぎりでこの作品に差し上げたいのですが 理由があり自粛いたします)
402 名前: ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2007/02/23(金) 16:42:36 ID:fLYHaLqJ
>>368-369紫煙の行方
もー感動ー!
なんか読んだり見たりして感銘を受けた時に、ぞわぞわっと手足に電気みたいなものが走る時ってありますよね?よね?よ!ね?
それでした。
ここでは、なぜに感動をもたらしたのかを書かにゃならん訳だが、それは野暮な気がする。
とまで思わせたほど感動したっ!おまえは小泉かっ!ああ、収拾がつかん。
受容の物語なんですよね、たぶんこれ。
人生なんてカッコいい事ばかりじゃなくて、むしろカッコ悪い事の方が多くて、だけど若い頃はそれがわからない。わかったつもりでも自分だけは違うと思ってる。
あめーんだよ。と私も今、煙草を吸いながらしみじみ書いております。
突っ張るのって気持ちよくもあり、また苦しくもある。苦しさを堪えられなくなったのが、《あの日の早朝の道》だったんだろうなぁ。泣くのってなんか負けた気がする。悲しかったら泣くのは当たり前なのにね。
最終連からは、自分と自分が傷つけた人達を含め、ままならぬ世界を受け入れる潔さとゆーか達観とゆーか、そんなものが感じられ感動ひとしおでした。
煙草の銘柄の変遷に語り手の心情を投影させているところとか、《人生なんて~》に代表される比喩とか、全体の語り口とか、ただただ巧いなぁ、と。
個人的に、荒みようをショートホープで現すのはポイント激高ですね。ぬはは。
まだまだ書き足りない気もするけど、うまくまとまらないんで、ひとまずこんなところで。
404 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sag] 投稿日:2007/02/23(金) 21:24:57 ID:xA6Kpa4R
>>368ー369 「紫煙の行方」2点 タバコの苦味が舌先に感じられる。お題の消化の仕方がダントツに上手い。
408 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/24(土) 03:43:44 ID:lRVdDU3H
セックスしてたので遅れましたが、紫煙の行方を書きました、まんこ将軍です。
読んでくれた方々、ありがとうごじゃいました。
>>385
ありがとうございます。もっと長く書けそうなテーマでしたがコンパクトにしたので確かに私も
書き足りなかった部分が多いと感じています。
>>396
そんな感じです。溶け合ったあとの変化をもっと書いてみたいものです。
>>398
やっぱ一緒に住んでるからな、しょうがないよな。♥
>>402
ビルドゥグスロマンみたいのを書いてみたかったので、伝わったようで凄ーく嬉しいどす。
ショートホープはうまいけど、確かに小道具としては荒れた時代っすよね。
>>404
紫煙と私怨をかけたところが自画自賛です。ありがとうございます。
>>405
もうね、山羊くんは消えちゃったけどね、アルペジオさんは審査にも参加してるし流石ですね。
審査しない奴は議論する資格ないからね。と、最後に毒吐きも忘れないまんこ将軍。
次のお題は次の投稿で発表します。期待して待て。いや、誰も待ってないだろうけど。
409 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/02/24(土) 04:00:36 ID:lRVdDU3H
>>406
お疲れ様でした。ありがとうです。
>>407
お疲れ様でした。ありがとうです。
さて、次のお題は 『 竹輪 』 でお願いいたします。
タイトル欄にも、つまり詩の題名にも「竹輪」の二文字を入れて欲しいというのが、私の希望であります。
竹輪はそのまま竹輪でもいいし、別に食べ物でなくても構いませんし、たけわと読んで竹の輪っかのこと
でも、竹輪という名前の旅館でも、とにかく作者なりの竹輪を書いてみて下さい。
タイトル一覧が竹輪で埋め尽くされて、私としては勝手に感動させてもらいたいと願っている次第です。
投稿の期間は、今から3月3日(土)の23時59分まで。
審査の期間は、3月4日(日)の0時00分から3月7日(水)の23時59分まで。
それではよろしくお願い致します。
824 名前:アルペジオ ◆UfM5Clgw1I [sage] 投稿日:2007/02/24(土) 05:00:37 ID:dWboxjAm
>>368-369 紫煙の行方
大作ですね……
ひとつめ、ふたつめの、
それぞれのエピソードが過不足なく描かれていて、好印象でした。
ただ、ひとつだけ、
殴られたときの記述がもう少し欲しいような感じが否めません。
その嗚咽から、その後の展開が広がるのだと思うのですが、
嗚咽とその後のバランスが、どうも後ろに寄ってしまっているように思えてなりません。
全体として、かなり高度に語りが成立し、完成された作品であるが故に、
かえって穴が目立ってしまっただけのようにも思えますが、
そこだけは。
それでも、この筆力は羨ましいです。
【得点】 11点
- シオン ◆poetsyov/2:1点
- ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:3点
- ◆OPBYKkBBNQ:3点
- あばらや ◆61ynRipd12:2点
- アルペジオ ◆UfM5Clgw1I:2点
最終更新:2007年02月27日 20:26