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作品





砂風呂



砂風呂と言えば鹿児島は指宿
好き好き指宿
発刊作用で老廃物を流しだし
若返ったあなたに再会しましょう

お客様砂風呂へ ごあんなーい
ささ其処へ寝て ささ其処へ寝て
砂浜に横になっててくださいね

鹿児島と言えば薩摩は黒ぶたさん
スコップ担いで参上
ざぅざぅざぅざぅ
こんもりと山盛り
もうピクリとも身動きとれません

スコップは正眼から蜻蛉の構えへ
手の内を絞ってえ Chestぉぉぉー!!
うひゃ、ど迫力!!
ぺったんぺったん

じんわりと茹だってきました
空が赤茶けて来ませんか
そう、ここは火星
お客様火星へ ごあんなーい

何ふうふう言ってるんです
まだまだまだ
最近の方は年齢性別問わず根性が足りません
砂風呂の真髄とくと味わって下さい
まだまだまだ

はい!黒ぶたさん掘り起こしてあげて
汗たっぷり 絞りきった雑巾ですね
お肌すべすべ お羨ましい限り
シャワー浴びて砂落としてください

いかがでしたか? 
汗に冷たいものも混じったようです
でも良い物でしょう
また砂風呂に指宿に鹿児島に 
是非お越しくださいませ



34 名前:砂風呂[sage] 投稿日:2007/04/10(火) 23:54:36 ID:+O7vYyHw


【コメント】

52 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 03:45:01 ID:ZmBzTBdH
>>34
砂風呂の様子をコミカルに描いておりますが、火星の箇所などでギャグが滑っているので大して
面白くはないです。豚さんが出てきて冷や汗で老廃物排泄というだけのアイデアでこの分量を
保つとしたら、もっとギャグの切れ味と量、そして暴走感が必要だと思います。

66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01:25:56 ID:9AWEr/b8
>>34 書いた人はこの作品のどこを読ませたくて何を伝えたかったのだろう。面白いと思える部分がほとんど無かった。

75 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22:36:10 ID:2anZ0Zg3
>>34「砂風呂」
誤字は脳内処理します。Chestってウケるw
ネタ的にも内容的にもいろいろ足りません。

82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11:11:37 ID:X+nZTgnc
>34 ぶたさんに砂浴びしてもらった方が良かったですね。お題は難しかったデス。

339 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 19:52:29 ID:OHY6/tDL
まだ審査中ですが。とり急ぎお礼まで。審査員の皆様お疲れ様デス。
「砂風呂」書きました
まんこ将軍様、ありがとうございます。ご高覧頂くにはギャグの修行が足りませんでした。
ナナシー様、ありがとうございます。砂+ぶたさんで一遍仕上げるには無理がありました。

340 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22:44:57 ID:hxcCdFBg
やさしいあくまさんも、ありがとうございます。武術ネタも入れてみたんですけどね。
誤字まであったんじゃあ、練り込み不足でした。

344 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [] 投稿日:2007/04/21(土) 23:15:53 ID:OxXdMLCZ
 >ノートさん
やっぱりNoteさんだったか。今回は不調だったみたいですね。
いつも面白い作品を書くので名前をみつけると目で追ってしまいます。
ストーカーではありません。





さらさらら



息が楽ですとても滑らかで
このすべすべした粒子それぞれに
私の重みが吸われて行きます

息日は滑らかに
この身を継いで
逝く火は清らに
無限の地平を
遠く帰り行く
鳥たちを送る

どうかどうか
地上の誰もが
この地に続く苦しさの果て
少しでも息ができますように
明けの空に小さく眠る
生まれた星に遭えますように

どうかどうか
さらさらと願い


35 名前:さらさらら[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 13:14:52 ID:UicLjP+h


【コメント】

53 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 04:43:02 ID:ZmBzTBdH
>>35
さらさらら、という砂から連想したと思われる擬音がとてつもなく清浄感溢れる感傷と結びつくと、
砂の持つイメージそのものの純度が高く美しく見えてくるから不思議です。その意味で発想としては
満点に近い、良い意味での飛躍を含んでいると感じました。しかし「地上の誰もが」などに見られる
ように、あまりに清潔すぎて抹香臭くなっている感も否めません。もちろんそのような気分になること
は、私のようなへそ曲がりにすらあることなので否定などしませんが、何かの連作の一部だったり、
組曲形式の部分だったりするのであればともかく、この感慨だけを単品として読むと、どうしても、
前述の清潔すぎる無菌状態が気になってしまいます。

58 名前: ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2007/04/16(月) 23:59:43 ID:cc3qF9ir
>>35さらさらら:1点

美しい祈りですね。
悠久をおおう砂のイメージでした。

66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01:25:56 ID:9AWEr/b8
>>35 砂に込めたささやかな祈りがそっと心に触れる。静かに零れ落ちていく言葉の感触が砂に似て、悲しく綺麗だ。 2点

72 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 23:22:34 ID:hr3LSwWK
>>23「さらさらら」/3点
自分が長文癖なだけにみんなよくこの分量で書ききれるな、て感心します。
「私の重み」に興味が沸きました。わー…これは悲しい詩だなあ。
全体的に滑らかな言葉表現、雰囲気にあっていました。
1連、砂の「すべすべした」という表現が他にみない表現で、いい感性だなと思った。
「この身を継いで/逝く火が清らかに」の表現がなんともいえない表現で、それにつづく「無限の~鳥達を送る」
このイメージが読者が抱くなんとも言えない想いをはっきりさせてくれる。
ただ情景なのか心象風景なのかが曖昧。というのもイメージが先に来て、あまり情景描写を感じさせてくれないところにあるとおもう。
「息ができますように」は、自分にもいえて、その例えた小さな星にも願いを込めていて、
ともかく「寂しい」よりも、切ない、悲しい内容に喉がつまります。内容に感動しました。
このセッティングはずるいよう!
内容以外では、用意周到な「息」の使われ方や2連の表現力、イメージ描写は秀逸でした。
痛み自体はもう少し露出させてもいいかと思った。
お題については、心情を表していて、1連では誤解されそうですが
、失ってから時間経過による落ち着きなどがよくわかり、状態なども受け取れる使い方でした。

79 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [age] 投稿日:2007/04/21(土) 01:53:42 ID:d0jtZ5sj
>>35 「さらさらら」

この作品の凄いところは、核となる3連目だけを読んだら大した事を言ってないのに、
最初から読み通して3連目に至ると、心を静かにゆっくりと真綿で締め付けられるような息苦しさを覚えてしまう。
読み手をしっかりと3連目に連れてくる構成力と確かな筆力。見事だ。
ストーリー仕立てでは無いけれど起承転結もしっかりしていて、詩のお手本のようだけどあざとさは無い。
言葉少なな一連目でどうしてここまで読み手を吸引できるのだろう。
作品を通して砂という言葉を一度も用いていないのに砂の大地に体重を預け地球に寝そべった自分が見える。
特別な言葉を使わなくても特別な作品を書く事が出来る。その見本のようだ。
3点

84 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 19:09:54 ID:LvGoHd34
>>35 綺麗な祈りの言葉でありますね。風に吹かれる砂に想いを乗せるような感じ。
!?「砂」というか、「風」の詩っぽいデス。何でかっていうと、この想いは遠くまで
とんで行かなくてはならないからです。テーマはいいですね。なかなか、自分自身から
テーマをひろげるというのは難しいものです。
  2点

86 名前:長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 20:46:59 ID:HZX9mecF
>>35
この真率さは美しい。美しい詩でござるなあ。
卓越したイメージ力が、この作品の一途さを支えておる。
お見事でござる。

…この決戦投票を行う者は、みな迷うのではないかのう。
23と35、どちらを上とすべきか、ということで。
拙者には選べぬ。選べぬのだが…点数の経緯を見れば、選ばねばなるまい。
拙者は、この作品のリズムとイメージの質に、ほんのわずか、ごくわずかな
物足りなさを感じたでござる。
ほんの少し、あっさりしすぎておる、という気がいたした。
1点

88 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg [] 投稿日:2007/04/22(日) 02:21:10 ID:QPVdnN95
>>35 さらさらら
を書きました。皆様ありがとうございました。


次のお題は「ギフト」でお願いします。

投稿〆切 4月25日(水)いっぱい
審査〆切 4月29日(日)いっぱい で。

347 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg [sage] 投稿日:2007/04/22(日) 03:13:39 ID:QPVdnN95
事情でしばらく携帯からです。
失礼ながらまとめて、評を下さった皆様、ありがとうございました。

さてまずくどくど書きます。
ご指摘の部分は大体同意しながら読んだのですが
「風」の連想は無かったかも。新鮮な読みですね。

中身はまあアレなので書いた流れを言いますと、
感覚的に連想したタイトルから書いて、
次に作者は、当時どうにも楽じゃない身の上だったもんですから
逆に砂って楽そう・・・と筆を置いて見て、そこから書き広げて行きました。

いつもわたしの場合は、降って沸いた物をいちどきにドンと下ろす感じで
非常~に感覚的に書いてるんで、アラは多いし、
構成だとか計算だとかの解説も自分でも難しいのですが、
一個だけ考えたのが
(砂の詩なんだから読んだ感じも砂っぽくないとなあ)
と言う事・・くらいですね。


ギフトのお題ですが、
ちょうど小さくて大きなギフトを貰ったばかりで、
体も軽く、明日シャバに帰る予定であります。
そう言う事情で今回は大変記念になった優勝です。嬉しい。

ずっと忘れないだろうな。こんな時に携帯でレス入れてた事を。

ありがとうございました。

348 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [] 投稿日:2007/04/22(日) 06:34:32 ID:TIftOPCk
Cレールさんおめでとう!
なんかいろいろあるようですが、詩作は僕もそんな感じです。
書きはじめから言葉を広げていく場合もあるし、頭んなかでイメージや粗筋をたててから書いたり。
お笑いみたいなのは、まずネタづくりですね。

354 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/23(月) 09:14:55 ID:L6xmCWGk
>>347
こっちがあぶくさんかと思ってた、実は。
感覚的に詩を書くのが一番正しくそして難しいと思います。
伝えたい情念が無いまま筆を持っても表現ばかり着飾ったゴミみたいな作品しか生み出せない。例えば>>27-28とか。
僕もインド辺りに旅しに行ったらこんな詩が書けるようになるかなぁ。
「インドに行けば」という安直で他人任せな発想している限り一生無理か。
作品についてはさんざん評で書いたので触れません。
チャンピオンおめでとうございます。


【得点】 4点
  • まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk:1点
  • ◆OPBYKkBBNQ:1点
  • ナナシー ◆zMYfgmhp9w:2点

【得点(決選投票)】 9点
  • やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ:3点
  • ナナシー ◆zMYfgmhp9w:3点
  • ◆notePDkbPQ:2点
  • 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6:1点





浜辺の情景



夏の日、鼻に汗を浮かべて自転車をこぐ
蝉が騒がす小道を抜けて
涼む木陰を渡って
うだる暑さの中、歪んだアスファルトを乗り越えると
突然の青
いたるところが徹底して青
黒く溜まり、白く喰いかかる
気の遠くなるほどの年月の、彼方が揺れて生じた生命のうなり
海は広いのだ
びゅんびゅん抜ける風が、私を一人にした
あまりに小さい私は一時座標を見失う
築き上げた認識の檻は
隙間が狭まり
もうじき箱になるのだろう
しかしまだ
かろうじて光は差したのだ
心の間隙に色が重なる
熱を宿す指先は
きっと貴女に触れるだろう
そして

/あぁ汚れてしまった 砂だらけだ
はらって はらって、はらって
綺麗になった
これが私よ
これが私
白い肌
風が吹き抜ける黒髪
遠くを見つめる目
蒸発する声
一つとして欠けてはならない
一つとして余分であってはならない

死ね死ね死ね死ね

死んだ動物は等しい
止まれ、絶えろ 潰された四肢

眠れる本能が
ザラつく感触が不快だ
はらわなくては


36 名前:「浜辺の情景」[] 投稿日:2007/04/12(木) 20:20:49 ID:tnNgsU5x


【コメント】

53 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 04:43:02 ID:ZmBzTBdH
>>36
一連は「座標」や「認識」という雰囲気に似合わない単語さえ無視すれば的確な夏と海の描写が
心地良く、期待感を抱かせるのですが、その後の連がことごとく文体にも内容にも統一感がない
ように感じられて、イメージは分裂したまま焦点を結びません。一連の「貴女」は「海」なのだとは
思いますが、その後「海」が出てこないように読めてしまうのもマイナス要素です。二連の「私」が
「私よ」と女言葉になっているのは狙いなのかもしれませんが、一瞬だけなので効果的とも思え
ません。砂が汚らわしいものとして扱われているのは海が運ぶ生物たちの死骸の粉末のような
イメージなのでしょうか。しかしそれならばなぜ「死ね死ね死ね」の連呼が現れるのかわからない
ですし、何よりも一連で描かれた清涼感を伴なったイメージが飛躍を重ねて不吉なものへと収束
していく構成が、作品全体の尻すぼみと相似形を成しているようにすら感じ取れます。

66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01:25:56 ID:9AWEr/b8
>>36 1連目とそれ以降の落差が命の作品なんだから、もっと「こん畜生」感を出して欲しい。盛り上げ方が下手でコントラストが今一つ際立っていない。 1点

75 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22:36:10 ID:2anZ0Zg3
>>36「浜辺の風景」
前半の描写が丁寧。人間の表裏をみた。
海から展開していくつなぐはいいとして、後半では導入部をなくしすぎていいる。
後半メインなら導入部の冗長な分量を減らして後ろに力を置いても。

77 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 23:02:12 ID:2anZ0Zg3
すいません。>>75に誤字。
>>36の評文に誤りがありました。
×つなぐはいいとして
〇つなぎはいいとして
でした。

82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11:11:37 ID:X+nZTgnc
>36 転調しますね。浜辺の情景からどんどんと。混乱してついていけなくなります。
テーマがわかりません

350 名前:「浜辺の情景」[] 投稿日:2007/04/22(日) 20:53:54 ID:cORjEy5V
cレールさんおめでと!審査員の方々もおつかれさまです!

改めまして、こんばんわ!「浜辺の情景」書いたものです。ぺーぺーの新米コテです、

今回は長めにしたいと思いまして、後から色々と肉を付けてみました。
脂肪になっちまいましたが。
最近、純粋に感動するってことがないんです。泣けないんです、ひねくれたのかな?
まだ若いのにぃ…

ご指摘の通り調子にのって頭でっかちになりました前半の部分は、
確かな感触が残ってる映像であります。感動なんて言葉が、難しかった時期のです。
後半の女は、社会の一部分になった、つまり、いたって普通の人間です。
女は広いところに出たいのですが、どうにもならなく、広いところにいるやつに
嫉妬しちまうんですね~みっともないですね!

353 名前:生ハムメロン ◆7hqormHtuw [] 投稿日:2007/04/23(月) 07:48:14 ID:xUQmta0k
>>350は私です、間違えた~

355 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/23(月) 09:15:26 ID:L6xmCWGk
>>350
後半にもっと爆発力があれば面白かったんだけどねぇ。
前半の表現に秀逸なものがいくつもあったので加点しました。


【得点】 1点
  • ナナシー ◆zMYfgmhp9w:1点





群集



舞い上がり吹かれ 散り積もり また繰り返し

名前は無いさ 見分けもつかないだろう それでも 此処にあって
水底から 山頂から 砂漠から 隣の家から 
なあ 名前は無いさ 見分けもつかないだろう 
皆 同じ様に此処にある

幾年経てば 変わる 一瞬で変わる 記憶に留めたのは過去
記憶に留められるのは過去 ああ また吹かれ 何処へ?

舞い上がり 空へ 降り注ぎ 散り積もり また繰り返し
幾つの国を見た? どれだけの人に踏まれた? 
幾年を経れば終る? 磨り減って失われる時は何時だ?

名前は無いさ 埋没して忘れた 匿名の景色のように
砂漠なら楽だ らくだ行く砂丘でもいいさ

困るのは君の指の上一つ 見つめられる事だ

もう名前は無いさ 埋没して幾年が経った
今更誰かに見つめられるなんて 思ってもいやしなかった



37 名前:群集[] 投稿日:2007/04/12(木) 21:40:28 ID:1F3PVsN6


【コメント】

53 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 04:43:02 ID:ZmBzTBdH
>>37
砂の一粒が語るという形式が無条件に面白いのですが、四連の「?」の連打が自問自答なのか
「君」への語りかけなのか少しわかりづらいのが惜しいところです。しかしタイトルと重ね合わせると
この内容は群集という言葉のイメージの転覆を謀っているようで、自我を滅却することが即ち群集
への埋没というパラダイム変換が砂粒の言葉に溢れていて楽しいのです。もちろん最後は指先に
掬い上げられて戸惑っているのがまた奥深く、この砂粒くんは群集に戻ることを選択するのか、
もう一度自我を取り戻すのか、とても興味深いラストでした。

66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01:25:56 ID:9AWEr/b8
>>37 自分を砂に例えるのは平凡だけど、作品全体を通して徹底させたのは偉い。だけどもう一つオリジナルなパンチが欲しかった。
あと砂に例えた世界で「君」だけが変に肉感的で、なんかお釈迦様とその掌の上の孫悟空みたいなアンバランスな対比になっている感じがした。

75 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22:36:10 ID:2anZ0Zg3
>>37「群集」
群集を砂に例え、埋もれゆく現状。ネット上を想起させる着眼点が面白い。
ただ「匿名」ってあからさまでいらなかった。

82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11:11:37 ID:X+nZTgnc
>37 さり気無く洒落もはいってますね。2、3連は内容がほかと重複してるからいらないかも。
最後は、「君」にみつけられる。良い〆だと思います・


【得点】 2点
  • まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk:2点





砂の詩



真っ暗な駅でひとり
白く浮かんだ花束

頭に入れた考えが同じ考えをはじきだす
千円札を入れてキップを買うように
お釣りはパラパラと崩れ落ち
底の見えない所まで落ちて行く


「同じ考え管理局よりお知らせです

  18時3分発 同じ考え行き 同じ考え便 同じ考え 同じ考え号が到着いたします」


「同じ考え管理局よりお知らせです

  先ほどの放送で、同じ考えが一つ多かったことを訂正しお詫びいたします」


脳髄に鉄線
幾億本、遊んでる
どれもこれも同じ場所
どれもこれも同じ匂い
同じ場所へ同じ匂いを運ぶ

違う考えと同じ考えが浮かんで同じ考えが勝つ
違う考えはたまにそばによってきてなだめてくれる
違う考えはすごく優しいけれど同じ考えには弱い
違う考えのことをひそかに好きだったのに同じ考えと付き合ってることを知らされる
違う考えは今も優しくしてくれる
違う考えは今も抱き合っている


「同じ考え管理局よりお知らせです

  18時3分発 同じ考え行き 同じ考え便 同じ考え 同じ考え号が発車いたします」


『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』
やめろやめさせろおおえええええうご、うじゅ、じゅご、コーーーーーーーーーー
 ーーーーーーーーーーーーーーもうやめろもうやめろもうやめてくれやめてくれ
たのむからやめてくれよおおおおえええええええ
『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』
もうやめてください
もうやめてください
『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』
もうたえられませんからだは
『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』
もうあそぶのはやめてください
『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』
おねがいしますおねがいしめあすおねがいしますおねがいいます
『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』
『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』
『ガターン、ガターン、ガターン、ガターン、ガターン』

不安だ不安だ不安だどうしようからだがこきざみに震えてくる
気分がわるいはきそうだ髪の毛がうごいてるもぞもぞもぞもぞうごいてるきもち悪い吐き気がする
いろんな考えが浮かんでいろんな考えが消えるまた同じ考えが浮かぶ
背が丸くなる胃が圧迫される足の爪が伸びてる同じ考えが浮かぶ押し潰される
あの子の頭を覗いてみようあの子の形を変えてみようあの子の無邪気を食べてみよう
爪先から二つに割ってうまくむけたら食べやすい大きさまで切り刻もう
ああ何度も何度もなんどもなんどもあの売り子は行ったり来たりしてやがる
こちらに来ると思って横によけてやってたのに向こうに行きやがる
いきなりトンネル俺の顔がうつってるマヌケな顔でうつってる
継ぎ目がこわい継ぎ目がやってくる継ぎ目から逃げられない
継ぎ目の無いところまで、ずっと続くところまで、到着しないところまで
行ってくれ、行ってくれ、行ってくれ、行ってくれ、行ってくれ、行ってくれ


「同じ考え管理局が同じ考え到着をお知らせいたします

  あ、、、、、あんふ、、、あんず、、、あーーーんず!
  あーーーーーーーーーーーーんず!!!!!!!
  つかーーーーーーーーーーーーんず!!!!!!!!!
  ちゅっつかーーーーーーーーーーーーーーーんず!!!!!!
  ちゅっつっっっっかーーーーーーーーーーーーーーーーんず!!!!!
  だーーんず、めけーんず、つーふむーん、むーふ、ふふむるふーん

  めけーんず    めけーーーーんず!

  さっき、めけーーーーーーーーーんずううう!!!!!

  にゅーん、へきょーん、くぁかーん、

  ぷるーん!ぽちゅーん!!わわーん!!!ぜせっ」









漠然として
滑稽な場所



ここは
綺麗な場所だ



明滅する、
点滅する、



継ぎ目のない
いい場所



明滅する、
点滅する、



ここは
清浄な場所だ



点滅する、
消滅する、











真っ暗な駅でひとり
白く浮かんだ花束


頭に入れた考えが同じ考えをはじきだす
千円札を入れてキップを買うように
お釣りはパラパラと崩れ落ち
底の見えない所まで落ちて行く


38 名前:砂の詩 1/4[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 21:49:57 ID:U9IhJfo1
39 名前:砂の詩 2/4[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 21:51:02 ID:U9IhJfo1
40 名前:砂の詩 3/4[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 21:51:32 ID:U9IhJfo1
41 名前:砂の詩 4/4[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 21:52:40 ID:U9IhJfo1


【コメント】

54 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 05:57:19 ID:ZmBzTBdH
>>38-41
なんか私とちくわの竹輪電車の話に登場するアイデアをパクられたような印象を受けましたが、
それは表層的なことだとは思うので内容を追っていくと、あまりにも内容が薄いのでがっかりして
しまいました。「同じ考え」を無意識にでも選んでしまう衆愚批判のようなものが核になっている
とは思いますが、それを表現するのに無意味だったり雑だったりする文章が多すぎるのです。
そのため、内容を膨らますどころか無理に水増しした分、密度が薄くなってしまっているようです。
「ガターン、ガターン」の電車の擬音や三投稿目の子供っぽい擬音などが冗長で、しかも面白くない
ために笑うこともできず、暴力的なエネルギーすら感じ取ることはできないのが致命的です。
もっとも四つ目の投稿で一気にトーンダウンして、抵抗むなしく同じ考えにたどり着いてしまい、洗脳
されたあとの人間のような虚ろな静寂を表現することには成功しています。しかしここでも一連の
冒頭の記述を安易に繰り返してしまったために、やはり薄まってしまっている。もう少し筆力をつけて
からでないと、この分量をもたせる緊張感や深みのようなものは醸し出せないと感じました。

58 名前: ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2007/04/16(月) 23:59:43 ID:cc3qF9ir
>>38-41砂の詩:2点

最初読んだ時は《『ガターン、~』》から《「~ぜせっ!」》までは、ちよっとやりすぎなんじゃないの?と思ったのですが、再読しているうちにハマってしまいました。
迫力あるなぁ。
思考がひとつの事にとらわれて頭から離れない様子でしょうか。
ラストの静寂も、砕かれ果てた砂の面持ちで、少し恐怖でした。

66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01:25:56 ID:9AWEr/b8
>>38-41 長距離を走り抜けて疲労感しか残らない。途中からのぶっとび展開は飛躍と言うより自己満足な言葉遊び。作品全体を纏め上げるだけの構成力が必要。

75 名前:やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ [sage] 投稿日:2007/04/20(金) 22:36:10 ID:2anZ0Zg3
>>38-41「砂の詩」/
あまり明確な表現ではないです。中盤の中弛みが苦痛でした。
土台になる、同じ考え、違う考え、の主張を明確にして、軸をしっかりさせないと、崩していく段階で余計に中身のなさを露呈するものだとおもう。
物語のメリハリ依然に、主題をはっきりと濃くすることが課題だと思います。無念。

82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11:11:37 ID:X+nZTgnc
>38-41 何かの不安な感情は描けています。テーマとかはピンときませんでした。

352 名前:快楽童子 ◆plhXCa4.HY [sage] 投稿日:2007/04/22(日) 23:13:00 ID:7qi6PMbR
みなさんお疲れ様でした。
今回は本スレ38-41の「砂の詩」を書きました。

お題「砂」を莫大に広がる砂粒と思考とを絡み合わせて、
いつまでも続く同じ景色に崩壊し、また再生する様を詩全体で表現してみました。
うんざりするようで、「もういいよ、読みたくない」という構成は、もちろんわざとです。
あぶくさんにはそこからもう一歩踏み込んで、映る景色まで読み取ってもらい、
さらに点までいただけて、うれしいです。

チャンプ、準チャンプの方々おめでとうございます。

355 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/23(月) 09:15:26 ID:L6xmCWGk
>>352 
作為を読み取ってあげれなくてゴメン。マジでゴメン。
確かにこの作品は砂だ。
作品内だけでなく一旦そこから視点を離して全体を見通せばそれは分かったはずだ。
相当な実験作であり僕の指摘部分が見当違いとは思わないけど、
作為を理解もせずに形だけを見て評を書いてしまった事は済まないと思う。
今更だけど加点対象に値する作品では合ったと思う。

359 名前:快楽童子 ◆plhXCa4.HY [sage] 投稿日:2007/04/24(火) 00:12:27 ID:gpDiY41g
>>355
 >相当な実験作であり僕の指摘部分が見当違いとは思わないけど、

もちろん、指摘通りです。
そうなるように書いたから(快∀楽)

またの審査を楽しみにしています。


【得点】 2点
  • ◆OPBYKkBBNQ:2点





黄砂楼



明日の国から昨日の砂が降ってきて
今日綺麗に磨いたフロントガラスに汚く降り積もり
もう存在しない恒星の光に照らされて
僕の視界を遮る
青空とは呼べない青い空

要らぬことを言いました
あなたを傷つけてしまいました
謝ろうと思いましたが
僕もあなたもまだまだ子供だったから

明日の国から降ってきた昨日の砂を
ウォッシャー液で洗い流し
今日届いた恒星の光に導かれて
僕の視界が少しだけ開けました

昨日のことは水に流しませんかって
おどけて言ったらまた怒るでしょうね
メールありがとう
先に言われて
先に言わせたみたいで
自分がまた嫌になりました

青い空
青空とは呼べない青い空


42 名前:黄砂楼[] 投稿日:2007/04/12(木) 22:41:10 ID:Oh8S4Dej


【コメント】

54 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 05:57:19 ID:ZmBzTBdH
>>42
ちょっと作者の真意は掴みかねる作品ですが、私の読み方では、これは中華人民共和国と我が国の
関係を描いているようにしか感じ取れませんでした。明日の国というほど楽観的な国家ではないはず
ですし、水に流してほしいような脛の傷など私は一切感じませんので、作品に入り込むことができない
ままです。「自分がまた嫌になりました」の一文からは自虐的な香りすら漂ってくるので、本当にこれが
日中関係を背景にしているのだとしたら私としては不快なだけで終わっています。そこで違う読み方を
探してみたのですが、黄砂と言えば中共のなりふり構わぬ乱開発と古代からの自然破壊を続けてきた
大陸文化の歪みしか思い浮かばず、私としてはギブアップです。

66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01:25:56 ID:9AWEr/b8
>>42 それらしい言葉が並んでいるけど、僕はこの詩が薄っぺらに感じる。言葉の並びに本気の想像力を感じないんだ。

82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11:11:37 ID:X+nZTgnc
>42 砂と青空の連、僕とあなたの連が内容的に乖離しています。切り離しても、意味が
通ってしまいます。





すな




おなじすなをさわってる
別の数を言うから
涙がでてくるだけ
目を凝らしてごらんよ それか
目を潰してごらんなさい
見渡す限りの砂場で
雨が降って
いたとしても
同じところにいる,
それだけで
掘ったり 固めたり 掬ったり 崩したり
ぜんぶ簡単に
金色になる

ねぇ
素敵な「つの」でしょう
素敵なトンネルでしょう
こことここがつながってるの
この穴は窓だよ
さよなら

太い鉄が地面からはえている,
かばがいる,
うまがいる,
誰もすわっていないぶらんこがゆれる,
あのベンチにすわったことがある,
ジャングルジムがさびている,
靴の底にすながついていた,






43 名前:すな[sage] 投稿日:2007/04/12(木) 23:46:57 ID:PFajfn70


【コメント】

54 名前:まんこ└将軍 ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2007/04/14(土) 05:57:19 ID:ZmBzTBdH
>>43
幼き日の砂遊びの情景を「現在」の風景とオーバーラップさせた心象か何かなのでしょうか。
群盲、象を撫でる、のようなイメージが浮かびましたが、それ以上は伝わらない部分が多かった
ようです。意味ありげなフレーズの他に、芯となる文章をどこかできっちり示して欲しい気がします。

66 名前:ナナシー ◆zMYfgmhp9w [sage] 投稿日:2007/04/19(木) 01:25:56 ID:9AWEr/b8
>>43 良い事を言っている予感はするけど漠然としすぎ。輪郭が明瞭でなく言葉がどこへも収束しない。一体どこに視点を合わせてこの作品を書いたんだろう。

82 名前: ◆notePDkbPQ [sage] 投稿日:2007/04/21(土) 11:11:37 ID:X+nZTgnc
>43 3連は脱力して良い感じです。1、2連は力こもりすぎて抽象的になりすぎ。全体的には
意味が良くわかりません。



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最終更新:2007年04月27日 02:48