主なキャラクターのプロフィールと、シナリオ等における問題点・P3P女性主人公関連の被害一覧です。
ペルソナ使い
怪盗団
P5主人公
怪盗団のリーダー。ペルソナを付け替えることができる“ワイルド”の素養をもっている。コードネームは『ジョーカー』。
今作における被害者トップ3に食い込む人物。PQ2のメインである『ペルソナ5』の主人公であるにも関わらず、見せ場はP3P女性主人公に奪われ、これといった活躍は無い。また、選択肢次第では相手が誰であれ不遜な言動を取れるキャラクターであり、P4主人公に対しても「足を引っ張るなよ」というきつい選択肢があるが、P3P女性主人公に対してだけは終始優しい台詞ばかり。
それだけならいいのだが、何かとP3P女性主人公を持ち上げる筆頭にされ、あろうことか彼女を褒める際に「P3主人公でもできない」という過去作主人公をsageる選択肢を出されてしまう。
また、自称特別捜査隊、特別課外活動部が加入しても各リーダーから「君が総リーダーになってくれ」と頼まれ、雰囲気的にも断れず強制的にトップにされる。チームの同調圧力の犠牲になりながら、敵の同調圧力と価値観を否定し、他者のコミュニティを土足で踏み荒らし、28人という数の差で周りをねじ伏せるダブスタ軍団のリーダーとして祭り上げられた、作中もっとも哀れなキャラクター。
坂本竜司
怪盗団の切り込み隊長。粗い言動も目立つが、情には厚い。
出会ったばかりのP3P女性主人公の事を「(P5主人公)と気が合いそう」と評する。
高巻杏
アメリカ系クォーターの帰国子女。天真爛漫で素直な性格。
元々怪盗団の中でも飛び抜けて頭のいい人物というわけでもないが、今作ではティラノサウルスの名前を出せずに「ティラミス」と口走り、P3P女性主人公に訂正されるレベルの頭脳にされた。
モルガナ
存在そのものが謎の黒猫(?)。オタカラ好きで、心は怪盗そのもの。
映画館で出会ったひかりの事はしばらく警戒を続けていたが、P3P女性主人公から怪盗団への一時的な加入を頼まれれば快諾し、その後も何かと「それでこそ怪盗団だ」と彼女を持ち上げる役目を負わされる。
喜多川祐介
怪盗団のアート担当。独特な感性をもち、やや浮世離れしている。
P3P女性主人公の事を「俺たちには不足しがちな陽のパワーを感じる」と評する。
“贋作”に関わる事件に巻き込まれた被害者であり、贋作物を嫌う芸術家でありながら、今作では仲間の救出のためとはいえカモシダーマン像の贋作の制作に協力してしまう。
新島真
生徒会長。頭脳明晰で品行方正、さらに冷静沈着という生粋の優等生気質だが、抜けた一面もある。
第1シアターでは早々に春と共に敵の手に落ち、鴨志田と同じ姿をしたボス相手に今回も何もできずに終わった。
佐倉双葉
人間離れした頭脳と天才的なプログラミング能力を活かして、怪盗団ではナビを担当する。
今作では自分と同じ人見知りなひかりを気にかけ、寄り添う姿を見せる。
過去に起きたとある事件のせいで引きこもっていた時期があり、他者に対して臆病な一面があるが、P3P女性主人公にヘッドフォンの話題を出されると即座に心を開いた。
また、第3シアターではロボットのリボンを救うために奮闘し、「リボンの個性を否定する基準や価値観は全部ぶっ壊す」と発言。リボンの暮らす世界の秩序を気にもかけない台詞を吐く過激派と化した。
奥村春
大手外食会社の社長令嬢。おっとりした外見で上品だが、ちょっぴり世間知らず。
コーヒーに興味を持っており、本編では動物の糞から採れる豆を使った「コピ・ルアク」というコーヒーをP5主人公にご馳走したが、今作では「恐竜の糞を料理に使えるかも」と口走るキャラにされた。
明智吾郎
現役高校生にして名探偵。怪盗団でもその推理力をいかんなく発揮する。
自称特別捜査隊
P4主人公
八十稲羽に引っ越して来た高校2年生。町で起きた連続殺人事件の謎を追っている。“ワイルド”の素養をもつ1人で、“自称特別捜査隊”のリーダー。ファンからは「番長」の愛称で呼ばれる。
落ち着いた性格で仲間から頼りにされている人物だが、第2迷宮ではいきなり怪盗団に襲い掛かり、P5主人公に何度も斬りつける通り魔と化した。そうした理由は、「威嚇のつもりだった」との事。→
問題発言・シーンまとめ参照
大事な従妹である堂島菜々子を「姪」と呼び間違えてしまう。→
設定面の食い違い参照
花村陽介
陽気な性格のムードメーカー。大型ショッピングモール“ジュネス八十稲羽店”の店長の息子。
天城雪子
八十稲羽の老舗“天城屋旅館”のひとり娘。学業の合間に家の手伝いをしている。
里中千枝
八十稲羽で生まれ育ち、雪子とは親友の関係。肉とカンフーを愛する少女。
久慈川りせ
“りせちー”の愛称で知られる、人気絶頂のアイドル。とある理由で、P4主人公たちが通う八十神高校へ転入してきた。特捜隊のナビ担当。
巽完二
漢気あふれる硬派な八十神高校1年生。実はかわいいものに目がないらしい。
白鐘直斗
探偵一家“白鐘家”の5代目。高校生ながら数々の難事件を解決しており、“探偵王子”の異名をもつ。
クマ
テレビの中の異世界で暮らしていた謎の存在。
今作では怪盗団を襲ったP4主人公に続き、「どかないとペルソナでやっちゃうクマよ」という脅しの台詞を吐く役回りに。
特別課外活動部
P3主人公
月光館学園に転入してきた高校2年生。シャドウに襲われたことがきっかけで、ペルソナ能力に目覚めた。“ワイルド”の素養をもつ、特別課外活動部(S.E.E.S.)の現場リーダー。ファンからは「キタロー」の愛称で呼ばれる。
今作における被害者の一人。パーティ加入が一番遅く、第3シアターの中盤で合流する。
『ペルソナ3』の唯一無二の主人公であり、特別課外活動部の不動のリーダー…のはずだったが、今作ではP3P女性主人公と並ぶW主人公扱いにされ、「自分の世界とは異なるパラレルワールドで、本来の自分の位置に全くの別人が存在し、特別課外活動部のリーダーを務めている」という事にされた。
P3P女性主人公の事を「会ったこともないのに知っている気がする」と表現し、「僕は君で、君は僕?」という台詞を言う。
タルタロスの探索中に仲間と共に第3シアターに飛ばされ、仲間とはぐれ、召喚器を落とし、アイギスに守られながら迷宮内を逃げ回った末に怪盗団一行と合流を果たす。
部の仲間が全員P3P女性主人公のフォローに回ったり、彼女と絆を深めたりしているので、必然的にP3主人公は放置を食らう事になる。メインシナリオでは最初から最後までいいとこ無しの空気と化し、P3P女性主人公とは会話らしい会話もない。
ラスボスを倒し、別れの時になってからP3P女性主人公に「君に会えてよかった」と握手を求めて彼女をageるだけの役回りだった。
P3P女性主人公は特別課外活動部メンバー全員とのユニゾンがあるが、彼のユニゾン相手はP4主人公とP5主人公とのコンビ技とワイルド4人の合体技のみ。ついでに転生ペルソナは前作の“メサイア”ではなく“オルフェウス改”になり、自分と同じ顔をした彼固有のペルソナである“メサイア”はP3P女性主人公の転生ペルソナとなった。
彼からしてみればよく分からない内に迷宮に飛ばされ、その先でP3P女性主人公に特別課外活動部リーダーの肩書きも自分の仲間も転生ペルソナも奪われただけ。P5主人公とはまた違う方向性の煽りを食らった不憫極まりないキャラクターである。
岳羽ゆかり
P3主人公のクラスメイトで、同じ寮に住む少女。明るく勝ち気な性格。
その性格から、順平と共にP3P女性主人公を積極的にフォローする事が多い。自分の趣味嗜好を知り尽くし、それを遠慮なく怪盗団達の前で暴露するP3P女性主人公にも最初は驚いていたが、すぐに打ち解ける。
伊織順平
主人公とゆかりのクラスメイト。やはり同じ寮に住む。明るくお調子者。
普段からムードメーカー役として立ち回っているため、P3P女性主人公に何かと気を遣うシーンが目立つ。「順平はどこの世界でもしょーもない事しか言わない」とP3P女性主人公にdisられても怒りもしない、聖人のような心の持ち主。
…が、P3P女性主人公のフォローに回りすぎるがあまり、結果的にP3主人公を蔑ろにしてしまう事も。
真田明彦
月光館学園高等部の3年生。ボクシング部の主将を務めている。好きなものはトレーニングとプロテイン。
理知的な面も持つ人物だが、前作に引き続き戦闘馬鹿にされた上、今作では荒垣とやたらめったらいがみ合い、P3P女性主人公に手綱を取られるという露骨な踏み台にされている。
桐条美鶴
月光館学園高等部3年生で、凛とした性格の生徒会長。大企業“桐条グループ”創業家の令嬢でもある。
特別課外活動部の創設メンバーの一人であり、部長を務める。
自分の仲間を初対面時から侮辱しまくるP3P女性主人公を咎めず、「皆に勇気を与える戦いぶりだった」「とっくに君への信頼は充分だと判断している」「頼りにしている」というage台詞を頻繁に言わされる。
山岸風花
月光館学園高等部2年生。引っ込み思案な性格。ナビ能力で皆を支援する。
今作ではP3P女性主人公に初対面で料理に関わるコンプレックスを暴露され、「(自分の世界の風花も料理の腕は)殺人事件が起きるレベル」と侮辱されても怒りもせず、こちらに対して壁を感じているP3P女性主人公のためにプレゼントを贈る心優しい一面を見せた。
アイギス
シャドウを制圧するために作られた人型兵器。
過去に自分がデスを封印したP3主人公に対して特別な感情を抱き、彼を守る事を使命としているが、P3P女性主人公に対してもP3主人公と同じものを感じ、「(P3P女性主人公)さんもわたしの大切であります」と発言した。
機械の乙女でありながら心をもち、P3主人公を大切に想い、特別課外活動部と絆を育んでいた人外の存在は、今作において単なるデス探知機と相成った。
天田乾
月光館学園初等科5年生。幼いながらも、ペルソナ使いとしての適性をもつ。
怪盗団に憧れたり、とある共通点がある明智に複雑な感情を向けたりもするも、P3P女性主人公と関わるとコロマルとニコイチで彼女の持ち上げ役になる。
P3P女性主人公からは、彼が普段ブラックコーヒーを頑張って飲んでいる事を暴露された。
コロマル
ペルソナ能力をもつ犬。主人を事故で失ったあと、長らく野良犬として暮らしていた。
恩義を忘れない賢い忠犬だが、彼もまた人外の立場から、P3P女性主人公に不思議なものを感じると主張した。
荒垣真次郎
月光館学園高等部3年生だが、とある理由で現在は休学中。真田とは旧知の仲。
近寄りがたい外見と雰囲気でありながら、実は料理が得意で面倒見がいい人物である事を初対面時にP3P女性主人公から暴露される。また、動物好きの一面も勝手にバラされた。
ペルソナ3ポータブル勢
P3P女性主人公
月光館学園に転入してきた高校2年生。“ワイルド”の素養をもつ。『ペルソナ3 ポータブル』で選択できるもう1人の主人公。ファンからは「ハム子」の愛称で呼ばれる。
今作における
真の主人公と言ってもいい。
ずけずけとものを言う性格、ピンクのイメージカラー、親を亡くしているが普段はそれを感じさせない明るさと、はっきり言ってゆかりのキャラ付けと被っている。
真と春が簡単に敵に捕まり、陽介が仲間とはぐれ、りせが毒を当てられ、P3主人公とアイギスが仲間と離れ離れになるような過酷な場所である迷宮に一人で迷い込んでも無傷でシャドウを殲滅できる実力の持ち主。怪盗団一行からは初対面時から「コミュ力MAX」「頼りになりそう」と持ち上げられ、その後も何かと褒められ、労われる。
また、特別課外活動部のプライベートな情報を平気で暴露し、P3主人公の目の前で彼の仲間を侮辱する最低な一面も見せる。
9年越しの出番がこのような有様となった、ある意味では今作における被害者の一人。
詳しくは
P3P女性主人公関連まとめを参照。
その他
ゲストキャラ
ひかり
映画館に迷い込んだ記憶喪失の少女。今作のゲストヒロインなのだが、第4シアターまでペルソナ使い一行と深く関わる事はなく、基本的に空気。
映画好きではあるが「映画は人を勇気づけるもの」という自分の考えを頑として譲らず、バッドエンドものや暗い映画を間接的に否定している。
また、中学時代にイジメを受けていたクラスメートに声をかけたのも被害者を思いやっての行動ではなく、「自分も映画の登場人物みたいになれる気がして」という自分本位な動機のため、人格面にも問題が見受けられる。
ナギ
謎が多い映画館の支配人。序盤はショップ店員を担当したが、テオドアが登場すると彼に役目を譲り、ひかりと共に終盤まで空気と化した。
ドー
ひかりが迷い込んだ時から映画館にいた謎の存在。映写技師として映画を上映している。
怪盗団らが映画の結末を変えるたびに、映画館の出口の鍵を一つずつ吐き出していく。
カモシダーマン
第1シアターのボスであり、カモシティの秩序を守る正義のヒーロー。絶対的な権力を持ち、彼に逆らう者は全員悪人として処罰される。
ヨウスケサウルス
第2シアターのジュネシックランドで暮らす草食恐竜。陽介と同じ顔、似た性格をしているが、生態は他の恐竜と同じ。全てを多数決で判断していく草食恐竜の集団の事を複雑に思っている。
リボン
第3シアターの舞台である、「AIによって管理されたロボットだけの楽園」で暮らすロボット。ロボットの画一化が徹底されており、“個性を持つことは世界の調和を乱す悪”として処分される世界において誕生した“個性を持つイレギュラー”。アイギスと似た見た目をしている。
指導者
第3シアターの統率者。リボンを欠陥あるイレギュラーとして初期化・排除しようとする。特別課外活動部の支援者である幾月修司とよく似た見た目をしている。
ベルベットルームの住人
ジュスティーヌ&カロリーヌ
ベルベットルームの双子の看守。“囚人”であるP5主人公に対し、険のある態度で接する。
マーガレット
ベルベットルームの住人の1人で、エリザベスとテオドアの姉にあたる。P4主人公の案内人。怒るとコワい。
マリー
ベルベットルームの住人の1人(?)。人には言えない、一風変わった趣味をもっている。
エリザベス
ベルベットルームの住人の1人。エレベーターガールのような口調が特徴。今作では、特別上映のチケット管理を担当。
P3主人公の案内人。テオドアと共に映画館に招かれた。
テオドア
ベルベットルームの住人の1人。奔放な姉たちにいつも振り回されている。今作では、ショップの店員を担当。
正史設定では客人はいないのだが、今作ではP3P女性主人公が彼の客人である事になっている。
P3P女性主人公と一緒にベルベットルームにいた所をこの映画館に飛ばされ、はぐれてしまう。そこで怪盗団にP3P女性主人公の捜索を頼むが、再会以降の彼女は「自分はひとりぼっちだ、イレギュラーだ、早く仲間に会いたい」という発言を繰り返し、自分の身を案じてくれたテオドアの事を意識する事はない。
客人にすら存在をスルーされる、不憫極まりないキャラクター。
最終更新:2019年01月13日 18:39