本作では、『ペルソナ3』『ペルソナ3ポータブル』『ペルソナ4』『ペルソナ5』における設定や描写との食い違いが多い。ゲームをプレイしていれば間違えるはずのないミスばかりのため、制作陣が原作未プレイである可能性が高い。



P3P女性主人公の設定

「究極のイフ」であり、正史には存在しない主人公として生み出されたP3P女性主人公が、今作ではパラレルワールドに実在する「もう一人の特別課外活動部のリーダー」という事になっている。
彼女がパラレルワールドの存在になったら、P3P女性主人公ルートの概念と存在意義から崩壊してしまうのだが。


正史のテオドアは客人無し

P3主人公の案内人はエリザベスであり、彼女の弟であるテオドアには客人はいないのが正史における設定。
なのだが、今作ではP3P女性主人公がパラレルワールドの存在化した事に合わせて、テオドアがP3P女性主人公を客人として認識している。
正史のテオドアはどこに消えたのだろう。


テオドアに姉がいる事を知らないP3P女性主人公

ここまで設定改変をしておきながら、PQ2のP3P女性主人公は作中でエリザベスの存在を初めて知った風な口ぶり。『ペルソナ3ポータブル』では依頼でエリザベスの話をテオドアから教えてもらえるのだが。依頼は放置するタイプのP3P女性主人公なのかもしれない。


雪子の事を知らないor無反応のP3P女性主人公

P3P女性主人公は夏休み中の部活の合宿で八十稲羽に行き、中学生の雪子と出会っている。しっかり会話をしたにも関わらず、今作ではP3P女性主人公は雪子を見ても無反応。9月に加入する荒垣の事は知っているため、雪子に対してリアクションがないのは時系列的に不自然。
ちなみにPQ2雪子の方は正史の存在なので、P3P女性主人公の事を知らなくて当たり前。


「P3男性主人公」と「P3女性主人公」は誤表記

「P3主人公」または「P3P男性主人公」、「P3P女性主人公」が正しい。
『ペルソナ3』には「男性主人公」も「女性主人公」も存在しない。P3主人公が「男性主人公」扱いをされるのは『ペルソナ3ポータブル』と舞台版のみ。「P4男性主人公」「P5男性主人公」などという表記はしないのと同じ。
PQ2公式サイト、ゲームPV、グッズ関連、ゲーム情報サイト、雑誌とあらゆる場所においてこの表記が不統一。自社作品のキャラクターの表記の統一も徹底できないゲーム会社である。


P3主人公(およびP3P女性主人公)の特徴はヘッドフォン?

厳密には名称こそ間違いではないが、Pシリーズではイヤフォン、もしくはイヤホン表記が正しい。
特にP3主人公は『ペルソナ3』で「イヤホンマン」呼びされ、『ペルソナQ』では「イヤフォンの少年」と表記されるほど。
テオドアがP3P女性主人公の特徴を挙げる台詞、怪盗団がP3P女性主人公を発見したシーン、P3勢のコードネームネタの際の選択肢、風花がP3主人公の特徴を挙げる台詞、ゲーム内キャラクター詳細欄における紹介文のどれも「ヘッドフォン」表記になっている。


P3P女性主人公の携帯音楽プレーヤーの身に着け方

PQ2におけるP3P女性主人公は立ち絵もポリゴンモデルも携帯音楽プレイヤーをネックストラップで首から提げているが、キャラクター原案の副島成記氏のデザインでは左腰近くにクリップで留めている。P3主人公と同じ寒色のネックストラップで何かおかしいと思わなかったのか。
二次創作でもよく間違えられる、P3主人公とP3P女性主人公の相違点の一つ。


P4主人公の「菜々子は姪っ子」発言

堂島菜々子はP4主人公の叔父の娘であり、「従妹」にあたる。
姪では堂島遼太郎とP4主人公が兄弟になってしまう。設定以前に一般常識がない?
同じ間違いでも「妹」だったらまだネタになったものを。
※後のアップデートでサイレント修正済み


孔雀院鈴子の読み方を間違える双葉

P3勢の自己紹介シーンにて、ボイス付きのシーンだったためにこのミスが露呈した。
読みは「くじゃくいんれいこ」ではなく「くじゃくいんすずこ」が正しい。
ちなみに孔雀院鈴子とは、フェザーマンピンク(岳羽ゆかり)の役名。フェザーマンファンの双葉がキャラ名の読み方を間違えてしまうという事態に。


直斗のダンジョン

P4のテレビの中のダンジョンは、ボスを倒しても消滅はしない。
のだが、今作では直斗のダンジョンが既に消滅した事になっている。


怪盗団は着替えができない?

『ペルソナ5』で怪盗団が怪盗姿から水着に着替えたシーンがあったにも関わらず、今作では「僕たちは簡単には(怪盗服から警察官の制服には)着替えられない」と明智が発言する場面も(演出の都合とはいえ、P5本編では水着から一瞬で怪盗衣装に戻りもしたのだが)。
この発言を受けて、怪盗団ではなくP3P女性主人公が警察官のコスプレをする流れになった。


感情豊かなアイギス

P3本編でアイギスが人間らしい感情を獲得したのは12月以降。それまではロボットらしく感情が希薄だった。
PQ2のアイギスは9月頃の存在であるにも関わらず、満面の笑みを浮かべるほど感情豊か。


順平の治癒促進スキル

順平は『ペルソナ3』でとある出来事の後に治癒促進スキルを獲得するが、PQ2での彼はまだその時間軸には至っていない。
にも関わらず、今作では彼の保有スキルに治癒促進系のスキルが存在する。


キャラ同士の呼称のブレ

キャラ間の呼称が原作とは異なっていたり、今作においても統一されておらずブレブレな箇所が多い。酷いと同じシーン内で呼称が違う事も。
最終更新:2018年12月19日 03:39