『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』とは
『Pシリーズ』のクロスオーバーである『ペルソナQ』シリーズの第2作目。2017年8月2日に横浜アリーナで開催された『PERSONA SUPER LIVE P-SOUND BOMB!!!! 2017 ~港の犯行を目撃せよ!~ 』にて制作が発表された。
『世界樹の迷宮』シリーズのゲームシステムを汲んだ迷宮探索型のRPGで、今作では奇妙な映画館に招かれた28人のペルソナ使い達の共闘と成長を描く。
前作は『ペルソナ3』『ペルソナ4』のみのクロスオーバーだったが、今作は『ペルソナ5』のキャラクターも参戦。また、2018年8月6日に解禁された初報CMにて、『ペルソナ3ポータブル』の女性主人公の参戦も明らかになった。
『ペルソナ3』『ペルソナ4』の二人の主人公のうち片方をプレイヤーキャラとして選択し、2つのルートを楽しめた『ペルソナQ』とは異なり、今作は『ペルソナ5』の主人公と怪盗団で視点が固定となる。
初報こそ『ペルソナ5』を中心に据えたオールスターのクロスオーバーと謳ってはいたが、以降は『ペルソナ3ポータブル』の女性主人公ばかり推され、不安を持つファンが出始める。
広報の不手際や告知の杜撰さ、前作と比較しての購入予約特典の手抜きぶりも疑問視され、PQ2人気投票が軽く炎上した事もあり(
問題点まとめ参照)、発売直前になってもファンの間では微妙に盛り上がりに欠けていた。
そして発売日になり明らかとなったPQ2の中身は、『ペルソナ5』メインのクロスオーバーとは名ばかりの、P3P4P5キャラが総出でP3P女性主人公を持ち上げる女主接待ゲーだった。
メインシナリオは前作の劣化焼き直しで、倫理観の欠如したペルソナ使い一行が力と数にものを言わせて他所のコミュニティを破壊し、個性が大事と連呼するだけの同調圧力押し付け話。
事前情報で意味深に扱われていた要素は全て客寄せ用でしかなく、実際は特に深い意味は無し。
キャラクターはクロスオーバーだというのにシリーズ主人公同士でさえまともな会話や交流が無く、不自然なほど仲良しこよし。
中盤まで空気で魅力の感じられないゲストキャラ。
原作をプレイして制作したとは思えない設定ミスの数々。
戦闘バランスはイージーでもきつく、SPコストは前作据え置き、戦闘中のフリーズ報告が多発…と、前作から大きく退化した有様となった。
結果、発売直後からレビューサイトやSNSは大荒れとなり、5ちゃんねるに反省会スレが立ち、Amazonでは発売から3週間と経たずに3.0の評価を記録した。
初週販売本数は79,747本(DL版除く)。『ペルソナQ』の186,856本の半分以下の売り上げとなった。
最終更新:2018年12月19日 03:32