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No Chance in Hell

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No Chance in Hell ◆EKhCqq9jsg


どうも、ロアルド・アムンゼンです。
唐突ですが、このたわいもない話も今回で最後になります。
理由ですか? ではできる限り簡潔にまとめてお話しましょう。

私はあの少女達が立ち去った後、あまりの痛さに数十分間蹲っていました。
しばらくしてやっと痛みが引き、身だしなみを整えて行動をとろうとしていたその時です。
目の前にピンクの衣を着た人間が、私を一瞬見てニヤっと笑い、刃物を私目掛けて突き刺してきました。
少し格闘経験がある私をもってしても、あの素早い一撃は避けることができませんでした(実質奇襲でしたし)。
そうして私は腹部を抉られ、その勢いで転倒してしまいました。
彼は私が蹲っているのを見てもう一度にやりと笑い、今度は確実に致命傷になる私の首に向かい刃物を突き立ててきました。
そう、短く言えば私は殺される、そういうわけで今は殺される直前という事でしょうか。
え? 何故こんなに落ち着いていられるかですって?
それは一種の諦めと言うか、ああ、そう言えば死ぬ直前は、
事柄がスローに感じると言うこと聞いたことがあります。
恐らくそれと同じようなものでしょう。

しかし……どこで間違えてしまったのでしょうか……
若者達に尻にいたずらされた時でしょうか?
少年に「逃げろ」と言われた時でしょうか?
白髪の男を目撃した時でしょうか?
それとも最初の髑髏の男を発見した時でしょうか?
……いいえ、多分全て違うでしょう……いや、逆に全て正解かも知れません。
なんせ、問題が『死』ということは、どちらとも取れると思いますから。

答えは、私はこの場所に連れてこさせてから一切の『接触』を行わなかったからです。
髑髏の男の時、私は彼を危険人物とみなし、接触を怠りました。
白髪の男の時、私は彼も危険人物とみなして、接触を怠慢しました。
若い男女の時も……いや、あれは私の本能が働いてしまったからですかねえ。
ともかく、私は今まで誰とも接触をとっていきませんでした。
何故でしょうか?
もしあの髑髏の男が見た目と違い、人殺しを嫌い正義の生きる人物であったなら?
もしもあの白髪の男が奇妙な行動とは違い、殺し合いを潰すことに尽力する人間であったなら?
……きりがありませんね。それに歴史や人の出来事に『もし』『たられば』を含ませることはご法度です。

接触をしなかった理由は……どうやら私は自分のことをとても可愛がっていたようです。
自分が死ぬこと、自分が傷つくこと(結局お尻は大きく傷つきましたが)、とにかく自分に被害をもたらすことを、
すべてせずにいたからでしょう。
まったく、呆れたものです。
こんな殺し合いという場で、犠牲を出さずに物事を進める筈がないと言うのに……
傷つく事も死んでしまう事態を想定してでも、誰かと接触をして、
情報を交換をし、この殺し合いに望むべきでありました。
だけど……私はしませんでした。
だからこの事態、無慈悲に殺される一歩手前まで来てしまったのです。
これは私の情けない行動への罰なのでしょう。
ですがもう過ぎた事です……あ、もう刃が私の首の皮に当たりました。

どうやら私はここまでのようです。
6/、かがみ、竜、あなた達はいま何をしていますか?
心強い仲間とともに行動していますか?
もしかして死んでしまいましたか?
仲間とともにいるのなら、最後までその人のことを信じていてください、
そうすれば必ずいい事がおきます。根拠はありませんけど。
また、死んでいるのであれば、私も今そこに行きます。
できれば犬を用意してくれるとありがたいです。

それとたわいもない話を聞いている貴方へ、
最後までこの戯れにつきあって下さいまして、ありがとうございます。
私は貴方の幸せを願っています。

★  ☆  ★

「やはりバッグは無いか……」
B-4洋館内のとある部屋で、熱血王子は一人呟く。
一人の男を無情で殺し、
そいつの持っていたデイバッグを回収し、立ち去ろうとしていた。
だが肝心の支給品の入っているバッグは見つからない。
これはある程度予想していたこと、なぜなら男を発見したとき、いくつか負傷していた。
と言うことはつまり、誰かが彼にダメージを与え、バッグを奪いその場を立ち去ったとしても何も不思議は無い。

「中途半端だな」
熱血王子は不愉快だった。
なぜこの男に暴行を加えておきながら、殺さなかったのか?
人を殺すのが嫌だから? 血を見るのが嫌いだから?
馬鹿馬鹿しい、そんな浅ましい思考なんて考える必要など無い。
暴行を加えるなんて中途半端なことをせず、さっさと殺せ。

「まあ……そんな甘い考えを持つ奴を殺すことは簡単だけどな」
そう一言だけ口にし彼は部屋を出る。
目指す所は優勝。そのためにはこんな所でいちいち考察している暇など無いのだ。
いまさら人を殺しても何も思わない。彼の心には優勝と言う二文字だけであった。

【ロアルド・アムンゼン(その3)@オールロワ 死亡】

【B-4/洋館前/1日目 朝】

【熱血王子@書き手2nd】
[状態]:黒化、両目損失(感覚に影響なし)、歪んだ笑み、変身中
[装備]:朝倉涼子のアーミーナイフ@書き手2nd、ピンクの着物@笑点のピンク
[持物]:デイパック、基本支給品一式、薬草×8@ニコロワ、ランダム支給品0~2
[方針/行動]
基本方針:自分を自分で許せるようになるために、笑って殺して優勝する。
1:黒く染まってない奴を優先して笑いながら殺す
2:白に寝返りそうな奴も笑いながら殺す。
3:かつて戦った書き手ロワ出身者(下の※参照)は、特に確実に殺す。

※次にどこへに向かうかは次の書き手さんへ任せます。

※書き手ロワ2nd、247話「熱血対熱血~正義の系譜~」熱血怪人との戦いの直前から参加
※愛媛への恐怖を一部克服しました。黒さとマーダー路線はそのままです。
※書き手ロワ2ndで(この参戦時期で)遭遇したことがあり、かつこのロワに参戦しているのは、以下の2名。
 クールなロリスキー@書き手2(外見:柊かがみ)と、忘却のウッカリデス@書き手2 です。
 ただしどちらも名前は知らず、また、ウッカリデスは当時仮面を被っていたので顔も知りません。

094 ピエロのままで 投下順 096:悲しみは絶望じゃなくて明日のマニフェスト
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079 バトルロワイヤルは鬼ばかり ロアルド・アムンゼン(その3)
066 ピンク色の誓い・らきロワ編 熱血王子 103:Ego-Eyes Glazing Over

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