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  • ラノベ・ロワイアル @ wiki
  • No Mercy 2:King's Howling(後編)

ラノベ・ロワイアル @ wiki

No Mercy 2:King's Howling(後編)

最終更新:2008年02月26日 19:14

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だれでも歓迎! 編集

第537話:No Mercy 2:King's Howling(後編) 作:◆l8jfhXC/BA



「もう一度、言ってあげるわ」
 荒い息を抑え、ダナティアはパイフウへと声を投げる。
 彼女の脇腹は“運命”に浅く貫かれ、加えてその身体を空気の檻が拘束している。
 ベルガーは重傷を負い、メフィストも未だ壁にもたれたままだ。ダナティア自身もかなりきつい。
 まともに動けるのは終のみという状態だが、それでも彼女の命は完全にこちらが握っていた。
「あたくしは、あたくしの道を遮るものを許さない。障害は踏み潰して突き進むわ」
 もはや裏の意図もない率直な言葉を、彼女に向かって告げる。
「これでもまだ、あなたが主催者側につくというのなら」

「あたくしがあなたを殺すわ」
「それは困るんじゃないですか?」

 唐突に挟まれた緊張感のない声に、思わず息を呑んで振り向いた。
 そこにいたのは、パイフウの同行者の古泉だった。何をするでもなく、ただ部屋の隅に立っている。
 戦闘能力がなく、素性が明らかな彼が援護に回ることはないだろうと、彼にはほとんど注意を払っていなかった。
「ダナティアさんが殺すのは、止めた方がいいと思いますよ」
「……どういう意味かしら」
「簡単なことです。どうせ同じことなら、より溜飲を下げる方法を取った方がいいかと思いまして」
 もったいぶった言い方に、わずかな苛立ちを覚える。
 時間稼ぎを疑ったが、彼にもパイフウにもこれ以上抗う術はないはずだ。
 と、よく見ればその左手には、没収して近くに置いていた彼の荷物があった。しかしそばにあったはずのナイフはどこにもない。
「何が言いたいんだよ!」
「あなたは、“終くん”ですよね?」
「……だからなんだよ!」
 奇妙な質問に、終が声を荒げる。
 まるで誰かの口調を真似るような言い方だった。
 そんな呼び方をするのは、ここではメフィストか保胤だけだが、わざわざ似せる理由がわからない。
(……ちょっと待って)
 ふと、何かが引っかかった。
 二人以外の別の誰かが、そんな呼び方をしていた気がした。
 おぼろげな記憶に残っているのは、見知らぬ女の声。
「やはり“終くん”でしたか。ならばやはり、ご自分でやった方がいいと思いますよ」
「何をだよ!」
「もちろん、仇討ちです」
「な……」
 当然のように言い返す古泉に、終が絶句する。
 その瞬間、ダナティアの疑問は氷解した。

『いや…やめて…こないで…始さん…聞こえているんでしょう? なんできてくれないのよお!
始さんっ! 続さん! 終くん! 余くんっ!』

「仇討ちって、誰の……」
「それはもちろん」
「やめなさい!」
 最悪の符合に気づいて割り込むが、パイフウの拘束に割かれて魔術は使えない。
 ただの叫びを気にも留めず、古泉はあっさりと事実を告げた。
「午前にここで放送をかけた、あなたの仲間です」

「なんだって……?」
 こぼれた言葉は、ダナティア達以上に愕然としていた。
 肩を震わせながら、ゆっくりとパイフウの方へと視線を向ける。
「あんたが、茉理ちゃんを……?」
「落ち着け終!」
 その表情が驚愕から憤怒に変わるのは、ものの数秒もかからなかった。
 しかし糾弾された当人はやはり平然としたまま、肯定も否定もせずに黙り込んでいる。
 その反応にますます怒りを強め、終はパイフウへと歩み寄る。
「終……!?」
 そこから先の変化は劇的だった。
 彼の露出した部分の肌が真珠色に輝き、爬虫類のそれに変わっていく。
 憎悪に近い怒気が溢れ出し、人のものではない瞳孔がパイフウを射抜く。
(こんなときに……!)
 終の正体は当人から聞いていた。
 兄の死を告げられた直後、数時間意識を失い、その力が暴走していたことも知らされていた。
 今の彼の状態は、まさにその再現だ。
「茉理ちゃんを、あんな風に……!」
 絞り出すように呟くと、終は勢いよく床を蹴った。
 直後、人外の咆哮が部屋中に響き渡った。


《運命は暴走を許さない》
 その叫びをかき消すように、ふたたび虚空から声が発された。
 ベルガーの手首がひねられ、パイフウの脇腹にあった長い黒刃が、彼女と終の間の床から天井を一気に走った。
 “接近”という運命を斬られ、終の軌道が外れる。
 しかし、それだけだった。
 すれ違って数歩走ると、即座に彼は反転する。一層勢いをまして、パイフウの元へと駆けた。
 その結果に歯噛みするベルガーに、しかし“運命”はそれ以上答えなかった。
 竜王を一時的にでも妨げた刃は、跡形もなく消えていた。
 精燃槽を再装填する暇はない。もはや彼らの間に障害は存在しなかった。
 このままいけば、回避できずにパイフウは死ぬ。
(……いけない!)
 確かにダナティアは、パイフウの態度が変わらなければ本当に殺すつもりだった。
 結果から見れば同じだろう。しかし、意味は大きく違う。
 復讐で繋がる恨みの連鎖こそ、ダナティアが一番止めたいものだ。
 彼をこんな形で、殺人者にしてはいけない。
「……っ!」
 一瞬の逡巡の後、ダナティアはパイフウの拘束を解いた。
 突然の解放に体勢を崩しながらも、彼女は肉薄する終を横に転がってかわす。
 彼の全力の一撃は、壁にめり込んで終わった。
 確実に当たるはずだった攻撃がはずれ、その表情に驚愕が浮かぶ。
 鱗の輝きが徐々に収まっていく中、ゆっくりとこちらに視線を向けた。
「…………」
 そこには、復讐を阻止された恨みの感情はなかった。
 助けを求める手をはたかれた子供のような、ひどく悲しそうな視線がダナティアを射抜いていた。

「おい、何を──!」
 ゆえに、すべての原因である少年から、完全に注意がそれていた。
 振り向いたときには、古泉がポケットから出した何かを投げた後だった。
(あれは……?)
 風でさらう暇もなく、ただ思考を走らせることしかできない。
 それは、ベルガーの持っていた精燃槽によく似ていた。
 放物線を描いて飛ぶそれの一方の端には、短く切られた針金がついている。
 落ちる先には誰もいない。ただ、他とは離して置かれていたベルガーのデイパックがあるだけだ。
 ──開いた口から弾薬の山が見える、デイパックが。
「……!」
 その意図を理解したときには遅かった。
 ばち、と音がした刹那、デイパックから閃光が煌めき、耳を突き破らんばかりの爆音が響いた。


「この──!」
 膨大な熱量が迫る瞬間、ダナティアは左手を伸ばし、力の限りの魔術を放った。
 灼熱が仲間に届く前に、周囲の風の精霊を逃がして真空状態にし、勢いを殺す。
 消火はダナティアの得手だ。普段ならばこれほどの勢いでも数秒で消せる。
 そう、普段ならば。
(ぐぅっ……)
 思い通りに働かない魔術に歯噛みしながら、耐える。
 杖の不所持。能力制限。疲労。失血。腕の痛み。
 積み重なった不利な条件が負担になり、文字通り身を削っていく。
(……それでも、あたくしだけの犠牲で助けられるのなら安いものよ!)
 手の届くすべてを救い出す。そのためならば、自分の命などいくらでも支払える。
 爆風と逃がした空気の衝撃に、誰かがうめく声が聞こえた。時間をかけてはいられない。
 ──言葉の持つ力を高めなさい。
 一番最初に師からもらった助言を噛みしめ、叫んだ。
「道をお開けっ!!」
 意志と魔力をこめた声が、爆音を遮るように響き渡った。


 声に押されたように急激に炎が縮まると、やがて爆発は収まった。
 後にはただ、視界を塞ぐ熱と煙だけが残った。
(よかった……)
 呟きは声にならず、ただ大きな息が漏れた。
 目がかすんでいる。意識は間もなく途切れるだろう。
 それでもまだ生きていられると、ダナティアは確信していた。
 ここにいる彼らならば、きっと助けてくれる。
 心から安堵したまま、前方へと身体が崩れ落ちる。視界に床が迫り、

 突然それが天井に変わった。

(え……)
 やはり声は出せず、短い吐息だけが漏れた。
 何が起きたのかわからない。ただ、身体が何かに抱えられている感覚だけを理解する。
「貴様──」
 アラストールの声だけが、何か切羽詰まった状況を知らせていた。
 それに抗うことはもはや出来なかった。ただ緩慢に、先を見つめる。
 上を向いていた視界は瞬く間に下がり、黒い壁が眼前に迫る。
(……黒?)
 新たな疑問が浮かんだ直後。
 ガラスの割れる鋭い音と共に、ダナティアの身体は夜の空気に投げ出されていた。


「──ぐぅぅっ!」
 マンション下の緑地に叩きつけられ、それでも勢いを殺せず芝生の上を転がった。
 その衝撃と痛みに、ダナティアの意識は強制的に覚醒された。
「……!」
 少し遅れて落ちてきた二人組を見て、初めて投げ落とされたと理解できた。
 古泉を抱きかかえたままきれいに着地を決めたパイフウは、こちらに目もくれずに夜の闇へと消えていく。
「皇女!」
 ペンダントから焦燥に満ちた声が響く。
 喘ぎながら芝生を握りしめて意志を示すと、今度はわずかな安堵が漏れた。
 まだ大丈夫だ。まだ死なない。まだ死ねるものか。
 待機側で起こった出来事を解決しなければならない。
 逃げた二人を追わなければならない。
 終の心を救わなければならない。いや、彼だけでなく、手の届くすべての者達を。
 歯を食いしばって、生き抜く意地だけで這い上がる。
 と。
「ねえ」
 ダナティアでも、アラストールのものでもない声が響いた。
 ざっ、と芝生を踏み進む音がする。
 視線を上げると、こちらに歩いてくる人影があった。
 マンションの明かりに照らされて見えるのは、短い茶髪にマントを羽織り──全身を血で濡らし、左眼が白く染まった少女の姿。
「……ぁ」
 パイフウの姿が消えた直後、外を透視したときに見かけた少女だった。
 その時はまだ、マンションからある程度離れた場所にいたのだが、明かりを頼りにここまで歩いてきたらしい。
 ──先程の爆発を恐れもせずに。
「あなた、さっきの放送をかけた人?」
 ある程度近づくと、彼女は足を止めて問いかけてきた。
 明らかに瀕死のダナティアを見ても驚きもしない。ただ疑問に対しての応答を、じっと待っている。
 不審を抱きながらも、ダナティアは首を縦に振って答えた。
「よかった。あたし、伝えたいことがあってここに来たの」
 少女は微笑みを浮かべた。
 そして諭すように、どこか嬉しそうに語り出す。
「ルールなんてないの。
もしかしたらあったかもしれないし、さっきあなたが言った瞬間に生まれたのかもしれないけど、ないのと同じなの。
どんなに頑張っても、全部無駄になっちゃう」
 笑んだまま、一息ついて、
「だって、あたしが全部壊すから」
 同時に何かが虚空から放たれ、ダナティアの首に巻き付いた。
「貴様は、パイフウが言っていた……」
 眼前に張られた銀の糸を見て、アラストールが代弁する。
 それはメフィストの診察時にパイフウが述べた、自らに大怪我を負わせた少女の能力だった。今思えば、特徴もまったく同じだ。
 だがその力よりも、ダナティアは彼女自体に寒気を感じていた。
 その話し方は、まるで──
「あなたは、何?」
「え?」
 会話を終わらせまいと、頭に浮かんだ問いを放った。
 質問を受けた少女は不思議な顔をした。小首をかしげて眉根を寄せ、考え込む。
 その隙に、文字通り力を振り絞って魔術を練る。
 こんな状態でも確実に成功できる、使い慣れた転移の術を。
 痛みに耐えて土を掻き、最後に見た黒煙混じりの光景を強く思い浮かべ、
「教えてあげない」
 素っ気ない拒絶が、その意志を捻り切った。



 叫ぶ男の声をかき消すように、ねじ切れた女の首から大量の血液が噴き出した。
 脚にかかったそれを不快に思いながらも、フリウは死体へとゆっくりと近づく。
 止め処なく溢れる鮮血の中から、声を響かせ続けるペンダントを見つけると、それにも念糸を伸ばす。
「貴様──っ」
 しかし意志を込めたところで、全身に痛みを覚えて咄嗟にほどいた。
 精霊相手に使ったときのような、強い抵抗。
 どうやらこのペンダントの中には、それに類する力が働いているらしい。
(……いいや、どうせ後で壊れるし)
 すぐに思考を打ち切ると、フリウは死体に背を向ける。
 声はまだ聞こえていたが、すべて無視する。
 新たに眼前に映ったのは、かなりの高さを誇る、五棟の建造物。
 うち一棟を見据えて、フリウは開門式を唱えだした。
 嬉々として、唄うように。


○


(まったく……ここでなら少しはゆっくり休めると思ったのになぁ)
 部屋の隅で、臨也は胸中で溜め息をついていた。
 一連の騒動が終わった待機側の一室は、未だに重い空気に包まれていた。
 騒乱の原因の少女は、あの直後に正面の窓から飛び降りて既にいないが、彼女の爪痕はあまりにも大きすぎた。
 何かを延々と呟き続ける千絵と、それを宥めながら携帯でずっと連絡を試みる保胤。
 先程音信不通にしびれを切らしたリナは、様子を見るために武器だけ持って、地下経由でダナティア達のマンションへと向かっていた。
 そして足下には、横たえられた二つの死体。
(……あーあ。まさかあんなにあっさりやられるなんてなぁ。君まで予想を裏切らなくたっていいのに)
 その一方──影を失った肌をシーツで隠されたセルティの方をみて、今度は本当に息を吐く。
 彼女が過剰な疑念を持った末に死んでしまったことは、臨也にとって大きな損失だった。
 互いの性質をよく理解しているため、彼女が行動の障害になる可能性は確かにあった。
 だがそれを差し引いても、状況によっては全幅の信頼が置ける、付き合いの長い人間を失ったことは痛すぎる。
(セルティの心理状態を甘く見た俺のミスが大きいけど、元はと言えば……くそ、なんで死んでも俺を煩わせるかなあいつは)
 静雄の疑念を利用してセルティを扱いやすくしたつもりが、逆に死に至らしめてしまった。
 死体になっていようが、彼に関わるとろくなことがないのは変わらないらしい。
 彼の死亡により生まれていた高揚感は、今では苛立ちに変わっていた。

(まぁ、慶滋保胤への対抗策は、一応残ってるけどさ)
 もう一方の死体──藤堂志摩子の方へと視線を向ける。
 彼女も身体をシーツで覆われ、苦悶の表情はハンカチで隠されていた。
(めった差しにされた上に最後にあんなもん飲まされたんだから、苦しかったろうねぇ)
 疑心暗鬼の末に殺された少女には、若干の哀れみがあった。
 止めを刺したのは、他でもない臨也自身だったが。
 あの時“不死の酒”と聞いて、臨也は咄嗟に自分のデイパックに入っていた“酒”──アルコール度数九十六度のウォッカ、スピリタスを転がしていた。
 取り出した際には、保胤の注意は完全に志摩子に向いていた。
 そして焦燥に駆られる彼に、よく似た形の酒瓶のラベルを確かめる余裕などない。
 もちろん彼女が苦しみ出して、彼が酒に疑問を持てばすぐに発覚するだろう。
 ゆえに、コート下に“本物”を忍ばせて近づき、注意が向く前に“偽物”を回収、“本物”と持ち替えた。
(“不死の酒”なんて言う貴重なもの、ただの足手まといに使えるわけないじゃないか)
 彼の言からすれば、相当な大怪我でも治せてしまうものなのだろう。
 ならばもっと有力な人材に使うべきだと考え、咄嗟に入れ替えを思いついた。
 唯一の懸念材料は保胤の霊能力だったが、いくら幽霊になっても失血と高アルコールに苦しむ最中の出来事など説明できないと踏んでいた。
 この結果とシャナの情報をうまく利用できれば、うまく彼を追いつめられるだろう。
 後者のために、セルティとの静雄関連の筆談に使った紙も回収してあった。
 もちろん、今回の失敗をふまえてより慎重に立ち回るべきだが。

(……でも、この集団自体雲行きが怪しそうなんだよねぇ)
 ダナティア達のいるマンションから爆音が響いたのは、リナが出ていった直後だった。
 万全の戦力を集めた“舞台”があの程度で沈むとは思えなかったが、何か不穏な事態が起こったのは確かだろう。
(牽制は無意味だったみたいだね。元からあまり期待してなかったけど)
 情報交換の際、訪問者の片割れである古泉一樹に対して、互いに手を汚す覚悟があることを言外に伝えていた。
 彼は臨也が公民館にいたことに反応し、自分も訪れたことを発言した。
 しかし、その場所──死体が六つもある状況については一切触れなかった。
 その示唆に対し、臨也がナイフ──“あえて放置した”ナイフを“置き忘れた”と言い替えることで返しても、彼は何ら不審を示さなかった。
 死体に刺さっているナイフを、“置き”忘れたとは絶対に言わないにもかかわらず。
 それをふまえて、集団に手を出さないようそれとなく釘を打っておいたのだが、どうやら無駄だったらしい。
 このことがダナティア側にばらされてなければいいのだが。
(相方ともども、電話越しに伝えられた情報は覚えてる。
……まぁ、再会しても、その時の状況次第では水に流すことも必要だね)
 あくまで柔軟に対応しなければ、この島では生き残れない。場合によっては組むことも考慮に入れるべきだ。
(既にこっちは二人減ってる。あっちに起きたこと次第では、逃げることも考えた方がいいかもね。
……確かに面白いことになってきたけど、もう少し平穏に行きたいなぁ。何せ自分の命がかかってるし)
 カーテンをわずかにめくって見えた黒煙は、未だに不穏の象徴のように湧き上がっていた。


○


 市街地北の林の中で、茉衣子は身を縮めて潜伏していた。
 緑地へと飛び降りた後慣れない衝撃に数分はうずくまっていたが、幸い追手は来ず、怪我もしなかった。
 そして用事を済ませた後に、ここまで逃げて来た。
 ひとまずは休息を兼ねて放送を待ち、次の禁止エリアの情報を掴むつもりだった。
『しかし……本当によかったのか?』
「何がでしょう」
 ぼんやりとしていると、首にかけ直したエンブリオから声が響いた。
『あんなことして出ていってよ。
オレはずっと雑談してたが、あいつらがあの女の仲間だとはまったく思えなかったぞ』
「あの騎士のことを知っていて、しかも弁護していたのです。間違いありません。
おまけにあんな、班長の……っ」
『あの男……いや女か? は単にああいう種族なんじゃねえか? オレと普通に筆談出来てたぞ』
「筆談出来るくらいが何だというのですか?
わたくしに嘘を伝えて隙を作った男だって、とても穏やかな方だったじゃないですか」
(そう、あんな言葉……嘘に決まっています)
 動揺した瞬間にあの首無しが来たことから、時間稼ぎの嘘だったことは確信していた。
 元々あの女の下僕なのだ。信用できるわけがない。
 そう強く自分に言い聞かせ、手元にある口の開いたデイパックに視線を移す。
(……班長が前言を翻すことなんて、ありえませんものね?)
 見慣れた頭部が返事をすることはなかったが、そこにあるだけで安心できた。
 緑地へと飛び降りたのは、宮野の遺体を掘り返すためというのもあった。
 あの女の仲間の近くに、彼を埋葬しておくなど我慢出来なかった。
 しかし全身を掘り起こす余裕はないため、切り離された頭部だけを回収していた。
 安心して埋葬できるところは、この先見つかりそうにない。このまま持っているしかないだろう。
 デイパックは、眼前に転がる死体のそばにあったものだ。
 さすがに抱きかかえたままでは動きづらかったので、ちょうどよかった。
(食料も残っていましたし、抵抗できる武器も手元にあります。生き延びられる時間が増えました)
 同じくそばにあったスタンロッドらしきものはデイパックに収めてあり、さらに先程の短剣を右手に握っている。
 後者は首無しの化け物すら屠れた代物だ。切れ味が非常によく、何より軽くて使いやすい。
 先程の無力な状態よりも、生存の可能性がはるかに高くなっていた。
(……これを使えば、帰れる?)
 諦めたはずの夢物語にも、わずかな希望が見えてきた。
 もちろんそれを叶えるには、不必要な殺人に手を染めなければならないが──

『もしかしてお前、誰も信じられないから皆殺しにするつもりなのか?』
「……出来るわけないでしょう」
 突然思考を指摘され、わずかに言い淀む。
 精神を自在に操れる者の暗躍を知った今では、とても赤の他人を信用する気にはなれなかった。
 確実に信頼できるのは自分自身。
 それと、喋ることしかできず、操っても意味がないエンブリオだけだ。
「信用できるかどうかは、実際に会ってから判断します。彼らが敵なのは明確でした。
……それにしても、先程からあなたにしては妙に絡んできますね」
『ラジオの旦那ほどじゃねえが、オレにも情ってもんぐらいあるからな。
……目の前で破滅されんのは寝覚めが悪いんだよ』
「…………」
 意外な言葉に、二の句が継げなくなる。
 言い方はどうであれ、気を遣われるのには慣れていない。
 だからあの少女にあんなことを言われたとき、心を許しそうになってしまった。
 彼女には、日頃若菜に対して感じているものと似た、暖かさがあった気がした。
(でも、そんな方でさえあの女の人形になっているんです。もう二度と油断はしません)
「……あなたの考えがどうであろうと、判断するのはわたくしです。
いちいち口を挟む必要はありません」
『あー、そうかい。ならいっそ、早く消した方が静かになるんじゃねえか?』
「あなたは誰にも殺させません」
 数時間前と同じように即答し、しかし少し考えて言葉を加える。
「でももし、またあなたがあの女の手に渡りそうになったのなら……そのときは、わたくしがあなたを殺します」
『……そりゃ楽しみだ』
 呆れが混じった声を最後に、十字架は喋るのを止めた。
 途端に、周囲が沈黙に包まれる。木々の音だけがやけに大きく耳に響いた。
 一人だけこの世界に取り残されたような錯覚を覚え、茉衣子は強くデイパックを抱いた。
 血が染みついた生乾きの布地が肌に張り付いて、ひどく寒かった。


○


 時間を稼ぐためにダナティアを投げ落とし、自らも飛び降りた後、パイフウは西にあった長い石段の前まで逃亡していた。
 そこで抱えていた古泉を下ろすと、彼のデイパックからナイフを取り出し、石段に座り込む。
 右脚に念入りに気を当て、埋め込まれた針金を探ると、そのナイフで躊躇無く抉り出した。
 痛みはあるがそれだけだ。思いを巡らせる余裕さえある。
(迷いが取れても、あれだけ苦戦するなんて最悪ね)
 “以前の仕事”でよく使っていた発勁は、やはりかなり制限されていた。
 微妙な力加減が不可能なため、以前のように心臓麻痺を狙うことも出来ない。殺気を消せないのも痛すぎる。
 思ったよりも消耗が激しかったこともあり、結局一度しか使わなかった。
(それでも、ほのちゃんのために……いえ、結局はわたし自身のためなんでしょうね)
 ダナティアに宣言したとおり、確かに彼女に背負わせたくないというのもあった。
 だがそれ以上に、彼女に自分の殺人を知られるのが怖かった。
 過去に二度、火乃香はパイフウのために人を殺していた。どちらの時も、彼女は泣いていた。
 二度目のときには、本当にどうすればいいかわからなかった。文字通り彼女に合わせる顔がなかった。
 それが逆の立場になれば、火乃香はどう思うか。
 きっと、その二度以上に強い感情を抱くだろう。どんな感情かは想像できなかった。したくなかった。
(それでもわたしは……あの子を、エンポリウムを取り戻したい。あの子に、知られる前に)
 動揺は内心だけに抑え、淡々と作業を続ける。
 両腕からも針金を抜き出すと、気で二つに断ち切った後、西の森辺りに投げ捨てた。
 次に外套の下に羽織っていたジャケットを脱いで、ナイフで切り裂く。
 細く裂いたそれを、抉った部分と脇腹の怪我に縛って止血した。
 どれもそれほど深い怪我ではない。気を練ればすぐに治る。
 これとは別に両腕の骨に若干ヒビが入っていたが、同じだ。
 最後に穴が空いてしまった外套の動作を確認するが、迷彩は起動しなかった。
 再起動に必要な十分が経っていないためか、穴のため使用不能になったのかは今のところ不明だ。
 どちらにしろ血痕がついてしまっているため、使う機会は限られる。
 なにより、起動までの十分を稼ぐのが面倒だ。
 それさえなければ、あの時紙を破り捨てて注意を引き、心情を吐露する必要など無かった。
 しかし、防刃と防弾、加えて耐熱の機能は役に立つだろう。
 結局、怪我の上からふたたび着込んだ。フードだけは邪魔なので垂らしておく。

 すべての行程を手際よく終わらせると、横から手を叩く音が聞こえた。
「さすがですね。文字通り僕とは住む世界が違うようです」
 称賛の言葉を放つ古泉の表情は、マンションに入る前と変わらぬ爽やかな笑みだった。
 あの放送が終了した直後から、マンションへ行くことは決めていた。
 彼には特に何も話すつもりはなかったのだが──同じ場所で行われた、十一時の放送のことをぽつりと呟いたのがまずかった。
(いえ、今となっては、幸運と言えるんでしょうね)
 彼にその情報が伝わっていなければ、今パイフウはここに立っていない。
 どうやら彼は、あの男女の放送をまったく聞いていなかったらしい。
 しつこく食い下がるのが鬱陶しかったので、適当にその内容と、自分がその二人を殺害したことを告げてやると、彼はわずかに驚いた。
 古泉とまともに会話をしたのは、その放送のことくらいだ。無論管理者のことなど話してない。
 後は潜伏状態から殺戮に移る際の合図を“やれやれ”にすることを彼が一方的に告げ、実際そうなってしまったが、了承した覚えはない。
 一方的と言えば、機転の後の行動もそうだ。
(あの状況であんなものを投げられたときには、一瞬自棄になったのかとも思ったけど)
 彼が弾薬の詰まったデイパックに向かって投げたのは、片方の端子に針金を繋いだ、支給品の懐中電灯に取り付けられていた乾電池だった。
 金属に端子が強く擦られ、さらに針金で金属越しに両端子が繋がれば、ショートして過大な電流がそれに流れ込む。
 不自然に膨らんだ──懐中電灯などに逆装填して、発熱するまで過充電したらしいものならばなおさらだ。
 ──金属である弾薬の薬莢を利用して、内部の火薬を爆発させ、それをあえて防がせることによって隙をつくる。
 今思えばそのような作戦だったのだろう。もちろん事前説明などない。
 銃弾を何度も防いだ技術があるのは放送で確実なため、今思い返せばそれほど無謀な策ではなかった。
 あの状況でならば、賭ける価値は確かにある。
(自分を殺そうとした人間に協力を持ちかける無謀に見合う、度胸と頭はあるってことね)
 文字通りの“暗殺”が行いにくいこの場では、彼のような見た目無害な人間がそばにいた方が楽かもしれない。
 そう考えたことも、彼を助けた理由の一つだった。
 ただし、あくまで一つだ。
「ところで、一つ疑問があるのですが、お聞きしてもいいですか?」
 黙り込んだまま座っていると、ふたたび声が掛けられた。
 特に答えずにいると、それを肯定と取ったらしく言葉を続ける。
「なぜあなたは僕を助けたんですか?」
「なぜあなたはわたしを助けたの?」
 予想していた質問に、即座に質問で答えを返した。
 その答えを知りたかったというのが、古泉の問いに対する一番の答えだった。
 ただ単に、なぜあんな状況で自分の側についたのかが気になった。言うなれば気まぐれの割合が多い。
 問い返された彼は、わずかに驚きを見せて黙り込んだ後──郷愁のような感情をわずかに含ませて、ぽつりと呟いた。
「共感したものですから」
「え?」
 意外すぎる言葉に、あっけにとられる。
 咄嗟に何に、と聞こうとして、
「まぁもちろん、あなたのように割り切っている方のほうが利用しやすそうというような利己的判断や、
大人数は何かと問題が多そうだからという消去法的な判断もあるかもしれませんがね?」
「…………」
 爽やかな笑みを浮かべたまま、そんな言葉が加えられた。
 先程とは別の意味で唖然とし、今度はすぐに気を取り直すとすと、嫌なものを払うように髪をかき分けた。
 彼の言葉は、考えるだけ無駄だ。
「……あんな風に助けるのは今回だけよ。男を抱きかかえるなんて二度としたくないわ」
「ということは、“あんな風”でなければ今後も助けて下さるのですか?」
「揚げ足を取ったところでわたしの感情は変わらないわ。男はみんな嫌いなの」
「……心に留めておきます」
 一方的に告げても、帰ってきたのは苦笑だけだった。
「少し休んだ後、零時の放送が終わったら動くわ」
「怪我の方は大丈夫なんですか?」
「そのうち治るからどうでもいいわ。狙撃くらいは出来るもの」
「あのマンション自体もそうですが、どこかにいるもう一方の集団にも立ち寄らない方がいいですよ」
「言われなくても、もうあの同盟には関わりたくないわ」
 矢継ぎ早に紡がれる言葉に、短く淡々と答えを返す。
 行動を共にしてまだ短いが、彼は無視した方がうるさくなることを既に理解していた。
 適当にあしらうと強制的に会話を打ち切るために、立ち上がって行動で示し、
「……!」
「? 何か……!」
 見回した視界に、嫌と言うほど見てきた白い影が映った。
 逃げてきた市街地の中心、すべての明かりが灯ったマンションの隣に、音もなくそれは現れていた。
「どうやら僕達は、かなりタイミングがよかったようですね」
「……行動を変更するわ。ここであれから逃げてきた人間を狙撃する」
 一瞬強張った身体を振り切るように、彼の荷物からライフルを引き抜いて歩き出す。
「視界と足場が……いえ、あなたには杞憂でしたね」
 彼の言葉を最後まで聞かずに、石段を登り始めた。
 歩くたびに刃で抉った脚が痛んだが、いくらでも我慢できる。
(わたしは、あれと同じものにならなければならない)
 もう一度白銀の塊を振り返り、改めて決意する。
 すべての行動を殺人のみに帰結させなければ、火乃香を守ることは出来ない。彼女に再会することも諦めた方がいいだろう。
 ただ脳裏に浮かんだ彼女の笑顔を強く心に刻んで、パイフウは眼前の闇を踏み締めた。


 そして、破壊の王の咆哮が、市街地全域に響き渡った。


【117 ダナティア・アリール・アンクルージュ 死亡】
【残り 49人】


【C-6/マンション2・2F室内/1日目・23:30】
【大集団/舞台組】
【ダウゲ・ベルガー】
[状態]:右肺損傷(一応傷は塞がったが、激しい運動は不可能)
[装備]:強臓式武剣“運命”(ゲレーゲンハイト)、単二式精燃槽(フロギストンタンク)(残り四つ)、黒い卵(天人の緊急避難装置)
[道具]:なし
[思考]:現状の把握を最優先。シャナを助けたいが……
[備考]:天人の緊急避難装置:所持者の身に危険が及ぶと、最も近い親類の所へと転移させる。

【Dr メフィスト】
[状態]:物語に感染
[装備]:支給品不明、針金
[道具]:デイパック(支給品一式・パン5食分・水1700ml)
[思考]:現状の把握を最優先。病める人々の治療(見込みなしは安楽死)

【竜堂終】
[状態]:激しい動揺
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:不明

※黒煙が部屋に充満しています。
  • コンバットナイフ、騎士剣“紅蓮”、鈍ら刀、PSG-1(残弾20)、メガホン
 ダナティアのデイパック(支給品一式・パン4食分・水1000ml)
 が、部屋の隅にあります。
  • 携帯電話(呼び出し中)が机の上に置かれています。


【C-6/マンション1・2F室内/1日目・23:30】
【大集団/待機組】
【慶滋保胤】
[状態]:かなりの精神的ダメージ。不死化(不完全)
    ボロボロの着物を包帯のように巻きつけている
[装備]:携帯電話(呼び出し中)
[道具]:デイパック(支給品一式(パン6食分・水2000ml))、不死の酒(未完成、残り半分)
[思考]:舞台組の連絡を待つ。千絵を落ち着かせたい。
    静雄の捜索及び味方になる者の捜索。シャナの吸血鬼化の進行が気になる。

【海野千絵】
[状態]:物語に感染。錯乱中。かなり精神不安定
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:不明
[備考]:吸血鬼だった時の記憶は全て鮮明に残っている。

【折原臨也】
[状態]:不機嫌(表には出さない)
[装備]:なし
[道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水2000ml)、
    ジッポーライター、救急箱、スピリタス1本(少し減った)、
    セルティとの静雄関連の筆談に使った紙
[思考]:保胤を集団内で孤立させたい。危なくなれば集団から抜ける。
    クエロに何らかの対処を。人間観察(あくまで保身優先)。
    ゲームからの脱出(利用出来るものは利用、邪魔なものは排除)。
    残り人数が少なくなったら勝ち残りを目指す
[備考]:クエロの演技に気づいている。
    コート下の服に血が付着+肩口の部分が少し焦げている。
※
  • 悠二のレポートその1(異界化について)、
 悠二のレポートその3(黒幕関連の情報(未読?))
 刻印研究をまとめた紙束
 探知機
 が、机の上に置いてあります。
  • セルティの死体のそばに静雄のサングラス(破損)があります。
  • リナのデイパック(支給品二式・パン12食分・水3000ml)
 志摩子のデイパック(支給品一式・パン3食分、水2000ml)
 が、部屋の隅にあります。


【C-6/マンション・地下駐車場/1日目・23:30】
【リナ・インバース】
[状態]:疲労困憊。魔法は一切使えない。
[装備]:光の剣(柄のみ)
[道具]:なし
[思考]:舞台側と接触する。千絵が心配
    美姫に苦手意識(姉の面影を重ねています)
    仲間集め及び複数人数での生存。管理者を殺害する。美姫を許す気はない


【C-6/マンション前/1日目・23:30】
【フリウ・ハリスコー】
[状態]:全身血塗れ。右腕にヒビ。正常な判断が出来ていない
[装備]:水晶眼(眼帯なし、ウルトプライド召喚中)、右腕と胸部に包帯
[道具]:デイパック(支給品一式・パン5食分・水1500ml)、缶詰などの食糧
[思考]:全部壊す。

※コキュートスがダナティアの血に埋もれています。
 UCAT戦闘服(右腕部分に裂傷、胸元部分破損をメフィストの針金で修復)はダナティアが着用したままです。


【C-5/石段/1日目・23:30】
【古泉一樹】
[状態]:左肩・右足に銃創(縫合し包帯が巻いてある)
[装備]:グルカナイフ
[道具]:デイパック(支給品一式・パン10食分・水1800ml)
[思考]:ひとまずパイフウと共闘。出来れば学校に行きたい。
    手段を問わず生き残り、主催者に自らの世界への不干渉と、
    (参加者がコピーではなかった場合)SOS団の復活を交渉。
[備考]:学校にハルヒの力による空間があることに気づいている(中身の詳細は知らない)

【パイフウ】
[状態]:両腕・右脚・脇腹に浅い刺し傷(すべて止血済)。
    両腕にヒビ(ヒーリングによる治療中)
[装備]:ライフル(残弾29)
    外套(数カ所に小さな血痕が付着。脇腹辺りに穴が空いている。
    偏光迷彩に支障があるかは次の人におまかせ)
[道具]:なし
[思考]:ウルトプライドから逃げてきた人間を狙撃する。
    ひとまず古泉と共闘。主催側の犬として火乃香を守るために殺戮を。
[備考]:外套の偏光迷彩は起動時間十分、再起動までに十分必要。
    さらに高速で運動したり、水や塵をかぶると迷彩に歪みが出来ます。


【B-6/林の中/1日目・23:30】
【光明寺茉衣子】
[状態]:体温低下。服が生乾き。強い疑心暗鬼。精神面にかなりの歪み
[装備]:銀の短剣、エンブリオ
[道具]:デイパック(支給品一式・パン4食分・水1500ml)、スタンロッド、宮野の首
[思考]:ひとまず放送を待つ。
    エンブリオを死守(美姫の仲間とおぼしき人物に取られそうになった場合は壊す)。
    帰りたい。
[備考]:夢(478話)の内容と現実とを一部混同させています。


  • 2006/12/23 修正スレ286-287

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