BHS編 活動レポート31~44話

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物語終盤の準決勝と決勝戦です。相変わらずの内容ですが詳しくまとめて見ました。 あらすじは[[BHS(バーストハートサバイバル) あらすじ 31~44話]]を参照。 前編の不満点まとめは[[BHS編 活動レポート20~30話]]を参照。 #contents ---- *概要 物語終盤…となるはずだった、準決勝と決勝戦です。相変わらずの内容ですが詳しくまとめて見ました。 参加者約50人から4人へと絞られた大会の後半戦。海辺を舞台にしているため、全体的にお色気展開が目立つ。ハリルとキャロラはまるで主人公のように、自ら所属組織であるGGに反旗を翻して立ち向かっていく。 これまで他者から冷遇されていたリョウガの&color(red){強引な持ち上げ}もここから始まり、次々と明らかになる謎や過去などが合わさって、決勝戦はまるで最終決戦のような盛り上がりを見せる・・・が、ポケモン達は盛り上がりに加われず&color(red){完全に無視}される。人間キャラの活躍だけでストーリーが進み、大会の最初から最後までポケモンの話題や人物像が絡むことはなかった。 **余談 作中最長のエピソード+大会編と絶好のアピールチャンスだったため、当時のコロコロコミックにBHSの紹介記事がわずかだが掲載された。サンデーとの違いと言うこともあり、記事はリョウガに関わる主要参加者達の紹介とあらすじだけであったが、本編と違ってフロードに関しては、変身した姿は黒塗りで名前も&bold(){???}となっていて、全ては謎のベールに包まれていた。 ---- *準決勝 シーソー風船サバイバル 下にトゲの着いたシーソー上でバランスを保ちながら戦う。自分の顔のついた風船を割られるか、舞台から落ちると負けになる。 **対戦カード 右に記載されているのは、3回戦を突破した時点での合計点数。太字で記した方が勝者。 &bold(){リョウガ(ゼクロム)} 2+4+6=12 VS シン(コジョンド) 7+5=12  ハリル(ゾロア) 9+1=10 VS &bold(){フロード(キリキザン)} 3+8=11 **準決勝の不満点・矛盾(31~34.5話) -リョウガは、仲間が閉じ込められている檻を壊そうとも助けようともせず、過労で寝る -しかも寝ぼけながら拳で壁を破壊する -入浴シーン・全裸などの無駄なお色気要素 -誰もが予想できる準決勝の組み合わせ -シーソーがまともに機能しておらず、&bold(){慣性の法則を無視している} -敗退者が観客になり、解説者になっている -伝えたい状況・場面をいちいち解説している(例:「接近戦の迫力が違う」) -ゼクロムの力を相変わらず見下している -カルタはミルトたち以外で唯一応援してくれるが、前回の約束から&bold(){金目当て}に見えてしまう -コジョンドの腕が伸びる。腕に見えるのは体毛なので、根本からポケモンの設定を誤解している -「ポケモンと人間が一つでなければこんな技は出せない」とポケモンを馬鹿にするようなセリフ -シンの過去 ポケモンと関わらなかったのになぜBハートを手にしたかを描かずに終了 -仲間を無視・こき使っているリョウガが「仲間との絆・関係が勝利」 明らかな矛盾 -Bハート永久封印の醜さと過去の描写不足が本来悪人ではないシンを逆に歪めてしまっている **準決勝レポート 31~34.5話・第1試合終了まで -3回戦終了。ホテルでそれぞれの夜を過ごす内容の31話なのだが、リョウガは仲間を助ける最大のチャンスなのに、そのまま熟睡して寝ぼけてホテルの壁を壊す。ハリルはひたすらキャロラを心配しGGにいたころ自分の悪行に葛藤するシーンがある。シンはルリマルとのキスにほほを赤らめ、精神が乱れる。数少ない女性キャラをほとんど描写の無い相手と&color(red){恋愛関係}に絡め、一部の期待していたファンを&bold(){根こそぎ}自らの手で葬ってしまった決定的瞬間である。熱狂的なファンがアンチになったときほど&color(red){恐ろしい敵}はいない。 -さらに、ポケモン界では異例(だらけだが)ともいえる全裸入浴シーンを披露。エロを狙いたいのか、萌えを狙いたいのか、それとも勧善懲悪なストーリーを書きたいのかがよくわからない。 -ついに?始まった準決勝戦!しかし、もう考えなくても試合結果がわかる組み合わせであり実質消化試合ともいえる内容に・・・ -リョウガVSシン、かつて敗退した選手達といってもほとんど描写が無いので感情移入できないし、リョウガを罵り大会では&bold(){穴馬の主人公}のレッテルが貼られるのだが、これは伝説のポケモン・ゼクロムの存在をすっかり忘れてしまっているといえる。ただ主人公に力を与えているだけであり本来のポケモン世界であれば、伝説を使うトレーナーというだけで皆から持ち上げられたり英雄・救世主扱いされてもおかしくは無い。なのにここまで&color(red){マグレ・勝てるわけが無い}という扱いを受けている。これは普通のバトル漫画主人公と同じ感覚で描いている証拠だろう。 -さらにエスカレートするシンに媚びたルリマル&footnote(横断幕を作って大声で「シン様」と応援する。優勝したら10億円で結婚しよう。といった行動)。当初は頭を使った実力者&footnote(彼女はBHS初登場キャラの中では一番に2回戦を突破し、7点と高得点を与えられていた)として描かれており、ここまで性格が変わると&bold(){何かの作戦}だと思われてもおかしくは無い。 --ほれた理由も特に解らず、某瑠璃の双子の姉、さ○ちゃんの様なくっつき具合(レベル3)である。 -シーソーが傾いてリョウガピンチで次回へ続くが、吹き飛ばしただけでシーソーが戻るのはおかしい。&bold(){急斜面}にぶつかってそのまま流れ落ちるか、&bold(){シーソーを突き破る}かの二択しかなく物理法則を無視している。 -さらに、コジョンドの長い腕!私がBURSTしているからこそ・・・とポケモンの特徴そのものを間違えているし、&color(red){所詮ポケモンだけではなにもできないよ}というのをさらに強調しているようにも見える。 -シーソーの法則を無視した動きを使ったリョウガの勝利で準決勝第一試合は幕を閉じた。 -カルタの応援が「リョウガから優勝したら&bold(){賞金10億}はお前にやる」と3回戦の最後とこの試合前に告げているので、一応村を救うためとはいえ、お金目当てだから&bold(){応援に気合が入っているように}見えてしまう。基本的にBHS参加者は全体的に見てもに10億円という金額を定期的に話題として取り上げてくるため、他のバトル漫画の大会編よりもお金の話が多く、&bold(){欲に目が眩んだ人物}が多い。ちなみにルリマルも10億円という単語を出している。 -右腕を包帯とギプスで固定しているカルタ。ドカンに負けたと言う表記はあるがカルタとドカンが戦った描写はおろか会話も無い。それどころか回想も無く顔さえも合わせていない。「右腕もついでに折ってやった」というセリフなどをリョウガに対して言わせておけば、読者もドカンとの敵討ちに感情移入できた・・・かもしれない。 -シンの過去。悪いことはしていないが、描写不足のために&bold(){自己の戦闘欲}のために大切なポケモンを封印、コジョンド側の描写や意思表示などは全く無く、そして負けると没収という&bold(){賭け事}に使っているので、作中で悪の組織に当たるGGの団員よりも悪く見えている。さらに強い相手と&bold(){戦うことそのものに喜び}&footnote(33話のサブタイが「戦う喜び」であり、狂気にも見えることに拍車がかかっている)を見出していて、そのために自分はおろかポケモンにまで危険の及ぶ変身を繰り返している。 -準決勝で負けてBハート(コジョンド)が没収されているにもかかわらず、取り返せるのがわかっているかのように楽観的に山ごもりで修行を再開すると発言しており、相棒であるポケモンのことは出会いや苦楽等について含め描写どころか一切触れていない。常に修行している武人とはいい難く、バトルとはいうもののポケモンバトルのようなスポーツの勝ち負け的なバトルではなく、自らの&bold(){欲求と快楽}を得るために&color(red){危険な変身}をして死地&footnote(BHS自体が生き物であるポケモンを賭ける大会である。この漫画独特の作風から、他のポケモン作品におけるコンテストやバトル大会といった雰囲気でなく、悪人が裏で手を引く負けたら死ぬこともある闘技場のような大会である)&footnote(BHSは他のバトルもの少年漫画の武道大会の様に「殺したら失格」というルールは特に明記されていない)であろうと戦う。もはやB戦士ならぬ&color(red){狂戦士}と化している。 **準決勝の不満点・矛盾(34.5~38話) -あきらかな消化試合の対戦 -相変わらずシーソーが働かない -フロードの正体が判明するが、探偵物で事件の犯人を知った後に見る程度の驚愕度 -まだ登場していない七戦騎をさしおいて&bold(){ボスが先に登場}してしまった -しかも勝手に正体をバラし、今までの複線全てをたった一人で突然回収する超展開へ -ハリルが明らかに主人公をやっている -ミルトが空気でキャロラが完璧にヒロイン -ポケモンでなくBハートが強くなる発言 -結界を張り、腕がのびるキリキザン -フロードが主催者 読者は &color(red){もう誰も驚かない} -才能があるとはいえ、自ら村を滅ぼしてまで幼い子を最低二人以上も欲する→どうみても&color(red){ロ○&ショ○コン}です -そのため&bold(){圧倒的なラスボス}としての存在感も子供欲しさと露出狂の行動によって全て台無しになっている -変身しても左腕の傷は残っており、大きな傷がそのままキリキザンに移っている **準決勝レポート 34.5~38話・第2試合開始~終了まで -ハリルVSフロードの戦い。ハリルは一気に攻め立て、必殺技まで繰り出し追い詰めていくのだが&bold(){シーソーが傾かない}というのはおかしい。全て急所が外れているようだが、おそらくポケモンの「きゅうしょにあたった」とは関係ないと思われる。 -フロードの正体がついに判明。しかし、前々(3回戦開始あたり)から予想していた人が多いGGの関係者、もしくはトップクラスの人間という言葉通りでGGのボス本人だったということ。アルカデスでなく父を殺し、ハリルをGGに引き込む作戦だったということが次々判明していく。そのスキに風船を割ってしまえば&color(red){即終了}というルールなのでシリアスさも緊張感も無い。さらにBハート永久封印のほうがあまりにもインパクトが強く、&bold(){悲劇性}が薄れてしまっている。さらにキャロラがヒロイン級の活躍を見せ、ハリルと幼馴染という関係で昔からGGで苦楽を共にしていたことが判明する。大抵&bold(){「幼いころから一緒に育った」}という関係でできた絆は相当深いものであり、リョウガとミルトの絆の比ではない。 -フロードの必殺技。その性質を確かめるために対戦相手の妨害をするリョウガ。普通主人公はルール違反すれすれの行為は絶対にしないのが普通である。本来であればリョウガは武道大会で&bold(){武器を使って失格}になるくらいの&color(red){重大な反則}を犯している。そして、大方の予想通りにハリルが負ける。 -Bハートの設定の一つである、戦えば戦うほどBハートが鍛えられる。これは中にいるポケモンがゼクロムだろうとゾロアであろうと関係なく、前々から言われてきた&bold(){「ポケモンは道具」}を自ら決定付ける発言ともいえる。 -GGボスは、幼いながらもすごい才能があるB戦士をGGに引き込もうとしていた。そのために自ら率いた部隊で村を襲い、絶望しているところに優しく手を際伸ばして仲間にすることが出来たが、大規模なことをしてまでお気に入りの子供を手下にしたいという行動は&color(red){ロ○&ショ○コン}&footnote(したっぱどころかハリル・キャロラ両名は子供ながらGG七戦騎という幹部にまで昇格させている)とも捉えることも出来、2回以上も全裸がらみの描写があることから&color(red){変態}とも受け取ることが出来る。そのことに気づいているような人物や描写はない。 -ちなみにフロードがまともに戦う相手はキャロラ・ハリル・リョウガと&bold(){子供ばかり}である。悪の組織のボスという肩書きを持ちながら圧倒的なフロードの強烈な存在感を与えようにも行動の多くが変態&footnote(BHSではただ一人全裸を披露している)でロ○コン&footnote(彼の本格的な登場シーンはキャロラの頭を掴んで現れている)、そしてショ○コン&footnote(まだ幼かったハリルに対しての異常な執着心)であることに肝心の読者が気づいてしまうと今まで築いてきた極悪非道のイメージも総崩れとなってしまい、逆に準決勝以降のシリアスな展開をぶち壊してしまう内容に・・・ -ちなみにハリルとキャロラにBHSに参加しろと指示を出したのもGGボス=フロードである。しかも自分も実は正体を隠して参加しており、まるで幼いわが子を&color(red){過保護のように見守る行動}にも見え、さらには大好きだから倒したくなっちゃった。とも捉えれるほどでここまでくると&bold(){呆れるほどの変態}っぷりである。 -BHS主催者もフロードであった。GGボスだったと言う時点で彼が主催者だろうと何であろうと読者は驚きにくくなっているためにインパクトは薄い。だが、登場人物はものすごく驚いている。バレバレの正体に対して大げさに驚くかのように・・・ -よくある、悪が裏で手を引く大会的な演出だが、おかしな部分が多い。 -司会を雇い、公平にジャッジさせる --マジュ○ア選手のように正々堂々と乗り込んでいたと言いたいのだろうが、あちらは参加する大会自体が由緒正しき武道大会であり、ルールを守らないと失格になったり、場外乱闘によって大会中止。それで裏トーナメントになったとしても、非公式の決着となってしまう。 -本物の賞金を用意して撒き餌で釣る --これも参加者をおびき寄せる罠らしいが、最初から裏で手を引くならば偽物でもよい。 -大会自体は地下でひっそりと開かれる小規模で、一般人の観客は一人もいない --世界各地から強者が集まる触れ込みだが、真の強者なら怪しい罠なんかには引っかからないし、会場も大規模になる。 -自分の幹部に参加命令を出しながら、総大将自ら前線に立つ --あくまで部下を信じて任せていればよかったのに、自ら出場した。もしもハリルたちが裏切らずに、任務を遂行した状況で戦うことになったらどうやって切り抜けたのだろうか… --自分で組織を作りながら、幹部footnote(ハリルとキャロラは、ローリングな話題に目を瞑っても、ボス自ら将来を見越したからこそスカウトして、ここまで育成してきた原石である。)すら信じられない人間不信が、何故組織を作ったのか? -フロードは肝心な部分で悪い部分を働かさず、どうでもいい部分が律儀なため、「大会自体が罠だった」という肝心な見せ場もいまひとつだった。 -ハリルのBURSTハートは、リョウガと同様に父親から受け継いだのだったことが回想で判明する。BURSTハートの中に入ってゾロアと交流した描写もなく、不完全だった頃のリョウガと何が違うのか分からない。 ---- &bold(){BHS、大会の真相} 悪の組織GGのボス・フロードが主催者として強いB戦士、さらに強い者同士の激戦によって鍛えられたBハートを回収する目的で開いた。おそらく、後の複線となる最強体と関係しているものと思われる。さらに、10億円を用意することで参加者の水増しを狙っていたのかもしれない。怪しい大会であることがばれない為にジャッジを雇うことで大会を公平に進行させていた。 ---- *決勝戦 ガチンコ一本勝負 -海上に設置された舞台の上で戦う。場外に落ちた場合は10カウント以内に戻らないと負け。戦いは引き分けに終わったが、10億円はリョウガの元に渡され、Bハートは持ち主に無事返還された。 **対戦カード リョウガ(ゼクロム) VS フロード(キリキザン) &bold(){引き分け} **決勝戦の不満点・矛盾 -水着会からのスタート 露骨なお色気回は全読者が受け入れるわけではない -左腕が&bold(){巨大化}するキリキザン -伝説のポケモンに対して負け確定 -ヤッピーが再び悪行を再開するが、どんなことをしても結局は許される -ポケモン世界において禁止伝説・幻ポケでも無い限り無敵と言うのはありえない -しぶとさは父親譲りの特性 ポケモンには必ずある「特性」を忘れている発言 -どうしようと&bold(){「無敵(インビンシブル)」}なのだよ 文章がおかしい -ゼクロムを使っているのに&bold(){「どこにそんな力がある?」}という発言 -フロードの左腕が砕けているが、融合しているのでキリキザンも砕けている -相手の吸収できるエネルギーの限界を超えて倒す 決着前から大いに予想できる結末 -必殺技を打つ構え、次回大決着!!←決着を引き伸ばし -終了後にミルトが檻から脱出している。どうやって解放されたかは描写されず -敗退者による10億円の奪い合い!やはりB戦士は欲望の塊であった!! **決勝戦レポート 39話~44話 -準決勝の時点で組み合わせが予想通りの決勝戦。開始の話は水着会といえるほど薄い内容だった。 -&bold(){やたらと肌を露出してアピール}を狙うポリーヌと萌え層を狙う表紙のミルトの水着。 -つい前の回ででは、フロードのハリルへの所業に怒りの形相をあらわにしていたリョウガが、フロードを目の前にしたら「ワクワクしてるんだ!!」とはしゃぎ顔。ミルトは「リョウガらしい」と勝手に納得しているが、共感のしようがない。 -リョウガは大穴馬で勝てるわけが無いという設定によってフロードの極悪性を強めるためなのか決勝戦の開始前には&bold(){負け確定}と、ゼクロムがほぼ&bold(){100%有利に戦える}ひこうタイプに変身する人が言う矛盾もある。ここでも一応伝説ポケモンの使い手を、カルタ・シン・ミルト以外の観客全員による軽蔑と罵倒。ついに?本気を出すフロード。巨大になる左腕でリョウガを苦しめ、今まで有効だった必殺技さえも吸収してしまう。 -キャロラによる無敵発言。普通の漫画ならまだ受け入れられるが、どんなポケモンにも必ず弱点が存在し、フロード(キリキザン)にはかくとうタイプの技で&color(red){致命傷}を与えられるほど有効なのに無敵というのは明らかにポケモンということを忘れてシナリオを書いているとしか思えない。 -腕が伸びたり巨大化するというのがゴム人間と同じ能力であること。父親とも互角に戦い、その子供が父が戦った相手と大会の決勝で激突する展開は昔小学館で流行った漫画と同じ展開である。&color(red){BHS1・2回戦の内容が全く同じ}であり、司会にお姉さんがいるということや、ハリルがその漫画の主人公のライバルに似ているだけでなく、クール・足技が得意・エネルギーボールを蹴る技・二つ同時に放つ等いろいろ共通点が多い。 -久しぶりに外道ヤッピーの復活。相変わらずの外道によるヤナップのイメージダウンと&color(red){風評被害、ネガティブキャンペーン}を再開した。ヤナップというアニメでもレギュラーキャラクターの&bold(){切り札ポケモン}という立場にあるモデルを強欲に、そしていやらしい目つきで外道に書くという。例えればぬいぐるみの様な容姿で実はとんでもないことをさらりと吐く、&color(red){白い契約者}のような存在。改めて見ても風評被害そのものであり本当に不快で醜い。そして救いが全く無い。後に助けるのか?とラビネが聞いてくるが全くの正論である。 --ヤッピーは檻から脱出する際、カメラのレンズに取り付けたマジックハンド型のアタッチメントを使っているのだが、&bold(){彼はポケモンを持っていないのだろうか?}&br()自身が持っていなくてもミルトは持っているはずだから、檻の外に放てば簡単にスイッチ付き手袋を回収できたはずだし、逃げるのにだって波乗りポケモンを使えばよかった。&br()ただでさえポケモン要素が少ないのに、唐突な道具ばかりに頼ってポケモンを使う工夫を怠っていてはますますポケモン漫画らしさがない。 --Bハートを「売れば億万長者」と考えて持ち逃げを図ったヤッピーだが、「Bハートは貴重品で、売れば大金になる」などとは実はここまで誰も言っていない。&br()誰も知らない、常人ではまともに使えない、使いこなせないと命にかかわるような代物に値が付くわけがないし、大量にある時点で貴重性すら失われている。チャビオで光の羅針盤がぜんぜん売れなかったことに何も学ばなかったのだろうか? -とは言え、もしリョウガが負けていたら、Bハートは全てGGに奪われていたはず。最悪引き分けのどさくさに持ち去られていた可能性もあるわけで、「一時安全な場所に保管しようとした」という言い訳も一応筋は通っている。ヤッピーのおかげで確実にBハートを取り戻せたのに、金目宛てに大切なBハートを賭に出して負けた奴らが文句を言える筋合いなのか。 -フロードによる「しぶとさは父親譲りの特性」発言。ポケモンには一匹一匹が必ず持つバトルにおいて重要な要素のひとつ、&bold(){とくせい}が存在する。漫画内でもハリルがゾロアのとくせいを使用している。ただでさえ原作をないがしろにして物語を作っているので、ポケモンと関わりがあるつもりで言わせたとしても、ポケモンそのものを忘れてしまっていると受け取られてしまうのでうかつな失言ともいえる。 -さらに&bold(){「どうしようとインビンシブルなのだよ」}発言。これは日本語がおかしい。そもそも「インビンシブル(invincible:無敵の)」と言う単語自体あまり馴染みがないのにわざわざ使う必要があったのだろうか。ほかにも&bold(){「残った体力は残っていない」}という発言も1話後にある。&footnote(ちなみに単行本では「もう体力は残っていない」と修正されている。インビンシブルはそのまま) -ラビネによる&bold(){「リョウガは1・2・3回戦全て最下位で突破したのにどこにそんな力がある」}と言う発言。ちなみにラビネはリョウガはゼクロムにBURSTするということも実は知っているし、ゼクロムだとわかることは伝説のポケモンであることもわかっている(わからないほうがおかしいほどの知名度)。Bハートが鍛えられれば強くなる設定があるにしろ、ゼクロムの力はこれに限らず漫画内では全体的に&color(red){過小評価}されており、とにかく見下されてしまっている。 -相手の技をわざわざリョウガが説明している。見切った!とも捉えることも出来るが、相手の技をコピーしたりする能力を持っていない限り、まるで自分の技のように説明するのはおかしい。この漫画ではバトル中に&color(red){説明口調}になることが敵味方関係なくやたらと多い。 -直後、フロードと一緒に楽しそうな大声で笑うリョウガ。ゼクロムを含む参加者のポケモンたちを賭けにした戦いで、悪の首魁と命がけの戦いをしている最中なのに、何が楽しくて笑うのか。最早&color(red){狂気}としか言いようがない。 -ゲルブ(モニターで見ていた男)の存在感の薄さ。唐突に自己紹介して大会を操っているらしいのだが、フロードの執事的立場のみで突然幹部ポジションの人物を出されても困る。実は頭が切れる、もしくはすごく強いというイメージを与えたりでもしないと読者はピンと来ない。海中に沈んだフロードを助けに行ったらしいがそれっきりフェードアウトしている。 -&bold(){「全力全開でブチかます!!」}発言。「魔法少女リリカルなのは」&footnote(ちなみにこの不満点WIKIの3巻レビューと登場人物:ゼンガイの欄でもリョウガの技をSLBなど彼女の作品や技などに例えられている)の主人公にも、&color(pink){&bold(){「これが私の全力全開(壊)!!」}}という決め台詞があり、魔法で巨大な光線を放つ。こちらの主人公リョウガも同じように光線技を放つ時に&bold(){決め台詞}としてしゃべっている。しかし、彼女の方は最後の切り札であり、トラウマを植えつけてもおかしくは無いほどの&bold(){巨大な光線}で町一つ軽く吹き飛ばす破壊力にがあるのに対し、リョウガの方は小さい&bold(){レーザーで庭を吹っ飛ばす}程度の威力である。同じような技とセリフ。しかし決定的なのが&bold(){語呂の良し悪しである}。この漫画風にいえば&color(blue){「星光砕き(スターライトブレイカー)}と覚えやすく、爽快感も抜群と言う描写に対して電撃完波(ライトニングパーヴ)とよくわからない&bold(){パーヴ}のため威力も爽快感も全く沸いてこない。 -大震災から一年&footnote(正確には2012年1月下旬に掲載された話)以内に津波描写。不謹慎際まわり無く、トラウマを抱えたり大きな被害を受けた人もいるのに、週刊誌でわざわざ&color(red){津波}を描写するのがわからない。こういったちょっとした部分から漫画の底が知れ、人間性までも問われる形になってしまう。 -戦いは引き分けと言う形で終了したが、10億円を奪い合う敗退者達からはB戦士にとってのポケモンとは私利私欲のためにしか使わない道具だということを見事に表現している。 -Bハート持ち逃げの罰として、10億円の入ったアタッシュケースをヤッピーに引きずって運ばせているが、一刻も早く病人の待つクーガ村に急がなければいけない時にやることか。リョウガが怪力で運んだ方が遥かに早いはず。また、盗み癖のあるヤッピーに大金を運ばせるというのもおかしな話。ケース一個か二個に妥協すれば、持ち逃げは容易だっただろう。 ---- **Q&A Q.BHS編でよく聞く10億円の重さってどれくらい? A.有志による質問と答え >889 :名無しさん、君に決めた! >ケースをざっと数えてみたらキッチリ10個だったな >ケース一つにつき100万円の束×100個といったところか >現代の一般的な札束を入れるためのケースってどれくらい入るのかな? >890 :名無しさん、君に決めた! >ググッてみたら >アルミアタッシュケース:420×295×88mm >札束用紙(100枚一束)160×76×9mm×28束 >だそうだ。4~5ケースありゃ十分だな つまり、ケース10個をもって運ぶには多すぎるということが判明した。 Q.次の町まで100キロってどれくらい? A.東京から西へ向かうと富士山周辺までの道のり ---- *BHS編の結末・その後への影響 リョウガが得た十億円は薬に消え、さらにその万病に効く薬も&bold(){失われてしまった}。大きな展開としてはカルタを仲間にしたことだが、その後すぐに&bold(){戦える少女・ラグ}を同じレギュラーとして加入させている。つまりはBHSという大規模な大会自体、開くのが速すぎたということになる。BHSを飛ばしてカルタと出会って戦い、ラグを仲間にした後のBHS編だったらまだ話はまとまっていたかもしれない。しかもリョウガは新しい必殺技も覚えず、大規模な大会なのに大きな変化は全くないという&color(red){達成感がまるでない}終わり方になってしまった。 一方のハリルは本当の目的を見つけ、キャロラとの友情・新しい必殺技の習得とリョウガ以上に見せ場が多かった。BHS編は&bold(){ハリルが主人公でキャロラがヒロインと言っても過言ではない}。
物語終盤の準決勝と決勝戦です。相変わらずの内容ですが詳しくまとめて見ました。 あらすじは[[BHS(バーストハートサバイバル) あらすじ 31~44話]]を参照。 前編の不満点まとめは[[BHS編 活動レポート20~30話]]を参照。 #contents ---- *概要 物語終盤…となるはずだった、準決勝と決勝戦です。相変わらずの内容ですが詳しくまとめて見ました。 参加者約50人から4人へと絞られた大会の後半戦。海辺を舞台にしているため、全体的にお色気展開が目立つ。ハリルとキャロラはまるで主人公のように、自ら所属組織であるGGに反旗を翻して立ち向かっていく。 これまで他者から冷遇されていたリョウガの&color(red){強引な持ち上げ}もここから始まり、次々と明らかになる謎や過去などが合わさって、決勝戦はまるで最終決戦のような盛り上がりを見せる・・・が、ポケモン達は盛り上がりに加われず&color(red){完全に無視}される。人間キャラの活躍だけでストーリーが進み、大会の最初から最後までポケモンの話題や人物像が絡むことはなかった。 **余談 作中最長のエピソード+大会編と絶好のアピールチャンスだったため、当時のコロコロコミックにBHSの紹介記事がわずかだが掲載された。サンデーとの違いと言うこともあり、記事はリョウガに関わる主要参加者達の紹介とあらすじだけであったが、本編と違ってフロードに関しては、変身した姿は黒塗りで名前も&bold(){???}となっていて、全ては謎のベールに包まれていた。 ---- *準決勝 シーソー風船サバイバル 下にトゲの着いたシーソー上でバランスを保ちながら戦う。自分の顔のついた風船を割られるか、舞台から落ちると負けになる。 **対戦カード 右に記載されているのは、3回戦を突破した時点での合計点数。太字で記した方が勝者。 &bold(){リョウガ(ゼクロム)} 2+4+6=12 VS シン(コジョンド) 7+5=12  ハリル(ゾロア) 9+1=10 VS &bold(){フロード(キリキザン)} 3+8=11 **準決勝の不満点・矛盾(31~34.5話) -リョウガは、仲間が閉じ込められている檻を壊そうとも助けようともせず、過労で寝る -しかも寝ぼけながら拳で壁を破壊する -入浴シーン・全裸などの無駄なお色気要素 -誰もが予想できる準決勝の組み合わせ -シーソーがまともに機能しておらず、&bold(){慣性の法則を無視している} -敗退者が観客になり、解説者になっている -伝えたい状況・場面をいちいち解説している(例:「接近戦の迫力が違う」) -ゼクロムの力を相変わらず見下している -カルタはミルトたち以外で唯一応援してくれるが、前回の約束から&bold(){金目当て}に見えてしまう -コジョンドの腕が伸びる。腕に見えるのは体毛なので、根本からポケモンの設定を誤解している -「ポケモンと人間が一つでなければこんな技は出せない」とポケモンを馬鹿にするようなセリフ -シンの過去 ポケモンと関わらなかったのになぜBハートを手にしたかを描かずに終了 -仲間を無視・こき使っているリョウガが「仲間との絆・関係が勝利」 明らかな矛盾 -Bハート永久封印の醜さと過去の描写不足が本来悪人ではないシンを逆に歪めてしまっている **準決勝レポート 31~34.5話・第1試合終了まで -3回戦終了。ホテルでそれぞれの夜を過ごす内容の31話なのだが、リョウガは仲間を助ける最大のチャンスなのに、そのまま熟睡して寝ぼけてホテルの壁を壊す。ハリルはひたすらキャロラを心配しGGにいたころ自分の悪行に葛藤するシーンがある。シンはルリマルとのキスにほほを赤らめ、精神が乱れる。数少ない女性キャラをほとんど描写の無い相手と&color(red){恋愛関係}に絡め、一部の期待していたファンを&bold(){根こそぎ}自らの手で葬ってしまった決定的瞬間である。熱狂的なファンがアンチになったときほど&color(red){恐ろしい敵}はいない。 -さらに、ポケモン界では異例(だらけだが)ともいえる全裸入浴シーンを披露。エロを狙いたいのか、萌えを狙いたいのか、それとも勧善懲悪なストーリーを書きたいのかがよくわからない。 -ついに?始まった準決勝戦!しかし、もう考えなくても試合結果がわかる組み合わせであり実質消化試合ともいえる内容に・・・ -リョウガVSシン、かつて敗退した選手達といってもほとんど描写が無いので感情移入できないし、リョウガを罵り大会では&bold(){穴馬の主人公}のレッテルが貼られるのだが、これは伝説のポケモン・ゼクロムの存在をすっかり忘れてしまっているといえる。ただ主人公に力を与えているだけであり本来のポケモン世界であれば、伝説を使うトレーナーというだけで皆から持ち上げられたり英雄・救世主扱いされてもおかしくは無い。なのにここまで&color(red){マグレ・勝てるわけが無い}という扱いを受けている。これは普通のバトル漫画主人公と同じ感覚で描いている証拠だろう。 -さらにエスカレートするシンに媚びたルリマル&footnote(横断幕を作って大声で「シン様」と応援する。優勝したら10億円で結婚しよう。といった行動)。当初は頭を使った実力者&footnote(彼女はBHS初登場キャラの中では一番に2回戦を突破し、7点と高得点を与えられていた)として描かれており、ここまで性格が変わると&bold(){何かの作戦}だと思われてもおかしくは無い。 --ほれた理由も特に解らず、某瑠璃の双子の姉、さ○ちゃんの様なくっつき具合(レベル3)である。 -シーソーが傾いてリョウガピンチで次回へ続くが、吹き飛ばしただけでシーソーが戻るのはおかしい。&bold(){急斜面}にぶつかってそのまま流れ落ちるか、&bold(){シーソーを突き破る}かの二択しかなく物理法則を無視している。 -さらに、コジョンドの長い腕!私がBURSTしているからこそ・・・とポケモンの特徴そのものを間違えているし、&color(red){所詮ポケモンだけではなにもできないよ}というのをさらに強調しているようにも見える。 -シーソーの法則を無視した動きを使ったリョウガの勝利で準決勝第一試合は幕を閉じた。 -カルタの応援が「リョウガから優勝したら&bold(){賞金10億}はお前にやる」と3回戦の最後とこの試合前に告げているので、一応村を救うためとはいえ、お金目当てだから&bold(){応援に気合が入っているように}見えてしまう。基本的にBHS参加者は全体的に見てもに10億円という金額を定期的に話題として取り上げてくるため、他のバトル漫画の大会編よりもお金の話が多く、&bold(){欲に目が眩んだ人物}が多い。ちなみにルリマルも10億円という単語を出している。 -右腕を包帯とギプスで固定しているカルタ。ドカンに負けたと言う表記はあるがカルタとドカンが戦った描写はおろか会話も無い。それどころか回想も無く顔さえも合わせていない。「右腕もついでに折ってやった」というセリフなどをリョウガに対して言わせておけば、読者もドカンとの敵討ちに感情移入できた・・・かもしれない。 -シンの過去。悪いことはしていないが、描写不足のために&bold(){自己の戦闘欲}のために大切なポケモンを封印、コジョンド側の描写や意思表示などは全く無く、そして負けると没収という&bold(){賭け事}に使っているので、作中で悪の組織に当たるGGの団員よりも悪く見えている。さらに強い相手と&bold(){戦うことそのものに喜び}&footnote(33話のサブタイが「戦う喜び」であり、狂気にも見えることに拍車がかかっている)を見出していて、そのために自分はおろかポケモンにまで危険の及ぶ変身を繰り返している。 -準決勝で負けてBハート(コジョンド)が没収されているにもかかわらず、取り返せるのがわかっているかのように楽観的に山ごもりで修行を再開すると発言しており、相棒であるポケモンのことは出会いや苦楽等について含め描写どころか一切触れていない。常に修行している武人とはいい難く、バトルとはいうもののポケモンバトルのようなスポーツの勝ち負け的なバトルではなく、自らの&bold(){欲求と快楽}を得るために&color(red){危険な変身}をして死地&footnote(BHS自体が生き物であるポケモンを賭ける大会である。この漫画独特の作風から、他のポケモン作品におけるコンテストやバトル大会といった雰囲気でなく、悪人が裏で手を引く負けたら死ぬこともある闘技場のような大会である)&footnote(BHSは他のバトルもの少年漫画の武道大会の様に「殺したら失格」というルールは特に明記されていない)であろうと戦う。もはやB戦士ならぬ&color(red){狂戦士}と化している。 **準決勝の不満点・矛盾(34.5~38話) -あきらかな消化試合の対戦 -相変わらずシーソーが働かない -フロードの正体が判明するが、探偵物で事件の犯人を知った後に見る程度の驚愕度 -まだ登場していない七戦騎をさしおいて&bold(){ボスが先に登場}してしまった -しかも勝手に正体をバラし、今までの複線全てをたった一人で突然回収する超展開へ -ハリルが明らかに主人公をやっている -ミルトが空気でキャロラが完璧にヒロイン -ポケモンでなくBハートが強くなる発言 -結界を張り、腕がのびるキリキザン -フロードが主催者 読者は &color(red){もう誰も驚かない} -才能があるとはいえ、自ら村を滅ぼしてまで幼い子を最低二人以上も欲する→どうみても&color(red){ロ○&ショ○コン}です -そのため&bold(){圧倒的なラスボス}としての存在感も子供欲しさと露出狂の行動によって全て台無しになっている -変身しても左腕の傷は残っており、大きな傷がそのままキリキザンに移っている **準決勝レポート 34.5~38話・第2試合開始~終了まで -ハリルVSフロードの戦い。ハリルは一気に攻め立て、必殺技まで繰り出し追い詰めていくのだが&bold(){シーソーが傾かない}というのはおかしい。全て急所が外れているようだが、おそらくポケモンの「きゅうしょにあたった」とは関係ないと思われる。 -フロードの正体がついに判明。しかし、前々(3回戦開始あたり)から予想していた人が多いGGの関係者、もしくはトップクラスの人間という言葉通りでGGのボス本人だったということ。アルカデスでなく父を殺し、ハリルをGGに引き込む作戦だったということが次々判明していく。そのスキに風船を割ってしまえば&color(red){即終了}というルールなのでシリアスさも緊張感も無い。さらにBハート永久封印のほうがあまりにもインパクトが強く、&bold(){悲劇性}が薄れてしまっている。さらにキャロラがヒロイン級の活躍を見せ、ハリルと幼馴染という関係で昔からGGで苦楽を共にしていたことが判明する。大抵&bold(){「幼いころから一緒に育った」}という関係でできた絆は相当深いものであり、リョウガとミルトの絆の比ではない。 -フロードの必殺技。その性質を確かめるために対戦相手の妨害をするリョウガ。普通主人公はルール違反すれすれの行為は絶対にしないのが普通である。本来であればリョウガは武道大会で&bold(){武器を使って失格}になるくらいの&color(red){重大な反則}を犯している。そして、大方の予想通りにハリルが負ける。 -Bハートの設定の一つである、戦えば戦うほどBハートが鍛えられる。これは中にいるポケモンがゼクロムだろうとゾロアであろうと関係なく、前々から言われてきた&bold(){「ポケモンは道具」}を自ら決定付ける発言ともいえる。 -GGボスは、幼いながらもすごい才能があるB戦士をGGに引き込もうとしていた。そのために自ら率いた部隊で村を襲い、絶望しているところに優しく手を際伸ばして仲間にすることが出来たが、大規模なことをしてまでお気に入りの子供を手下にしたいという行動は&color(red){ロ○&ショ○コン}&footnote(したっぱどころかハリル・キャロラ両名は子供ながらGG七戦騎という幹部にまで昇格させている)とも捉えることも出来、2回以上も全裸がらみの描写があることから&color(red){変態}とも受け取ることが出来る。そのことに気づいているような人物や描写はない。 -ちなみにフロードがまともに戦う相手はキャロラ・ハリル・リョウガと&bold(){子供ばかり}である。悪の組織のボスという肩書きを持ちながら圧倒的なフロードの強烈な存在感を与えようにも行動の多くが変態&footnote(BHSではただ一人全裸を披露している)でロ○コン&footnote(彼の本格的な登場シーンはキャロラの頭を掴んで現れている)、そしてショ○コン&footnote(まだ幼かったハリルに対しての異常な執着心)であることに肝心の読者が気づいてしまうと今まで築いてきた極悪非道のイメージも総崩れとなってしまい、逆に準決勝以降のシリアスな展開をぶち壊してしまう内容に・・・ -ちなみにハリルとキャロラにBHSに参加しろと指示を出したのもGGボス=フロードである。しかも自分も実は正体を隠して参加しており、まるで幼いわが子を&color(red){過保護のように見守る行動}にも見え、さらには大好きだから倒したくなっちゃった。とも捉えれるほどでここまでくると&bold(){呆れるほどの変態}っぷりである。 -BHS主催者もフロードであった。GGボスだったと言う時点で彼が主催者だろうと何であろうと読者は驚きにくくなっているためにインパクトは薄い。だが、登場人物はものすごく驚いている。バレバレの正体に対して大げさに驚くかのように・・・ -よくある、悪が裏で手を引く大会的な演出だが、おかしな部分が多い。 -司会を雇い、公平にジャッジさせる --マジュ○ア選手のように正々堂々と乗り込んでいたと言いたいのだろうが、あちらは参加する大会自体が由緒正しき武道大会であり、ルールを守らないと失格になったり、場外乱闘によって大会中止。それで裏トーナメントになったとしても、非公式の決着となってしまう。 -本物の賞金を用意して撒き餌で釣る --これも参加者をおびき寄せる罠らしいが、最初から裏で手を引くならば偽物でもよい。 -大会自体は地下でひっそりと開かれる小規模で、一般人の観客は一人もいない --世界各地から強者が集まる触れ込みだが、真の強者なら怪しい罠なんかには引っかからないし、会場も大規模になる。 -自分の幹部に参加命令を出しながら、総大将自ら前線に立つ --あくまで部下を信じて任せていればよかったのに、自ら出場した。もしもハリルたちが裏切らずに、任務を遂行した状況で戦うことになったらどうやって切り抜けたのだろうか… --自分で組織を作りながら、幹部footnote(ハリルとキャロラは、ローリングな話題に目を瞑っても、ボス自ら将来を見越したからこそスカウトして、ここまで育成してきた原石である。)すら信じられない人間不信が、何故組織を作ったのか? -フロードは肝心な部分で悪い部分を働かさず、どうでもいい部分が律儀なため、「大会自体が罠だった」という肝心な見せ場もいまひとつだった。 -ハリルのBURSTハートは、リョウガと同様に父親から受け継いだのだったことが回想で判明する。BURSTハートの中に入ってゾロアと交流した描写もなく、不完全だった頃のリョウガと何が違うのか分からない。 ---- &bold(){BHS、大会の真相} 悪の組織GGのボス・フロードが主催者として強いB戦士、さらに強い者同士の激戦によって鍛えられたBハートを回収する目的で開いた。おそらく、後の複線となる最強体と関係しているものと思われる。さらに、10億円を用意することで参加者の水増しを狙っていたのかもしれない。怪しい大会であることがばれない為にジャッジを雇うことで大会を公平に進行させていた。 ---- *決勝戦 ガチンコ一本勝負 -海上に設置された舞台の上で戦う。場外に落ちた場合は10カウント以内に戻らないと負け。戦いは引き分けに終わったが、10億円はリョウガの元に渡され、Bハートは持ち主に無事返還された。 **対戦カード リョウガ(ゼクロム) VS フロード(キリキザン) &bold(){引き分け} **決勝戦の不満点・矛盾 -水着会からのスタート 露骨なお色気回は全読者が受け入れるわけではない -左腕が&bold(){巨大化}するキリキザン -伝説のポケモンに対して負け確定 -ヤッピーが再び悪行を再開するが、どんなことをしても結局は許される -ポケモン世界において禁止伝説・幻ポケでも無い限り無敵と言うのはありえない -しぶとさは父親譲りの特性 ポケモンには必ずある「特性」を忘れている発言 -どうしようと&bold(){「無敵(インビンシブル)」}なのだよ 文章がおかしい -ゼクロムを使っているのに&bold(){「どこにそんな力がある?」}という発言 -フロードの左腕が砕けているが、融合しているのでキリキザンも砕けている -相手の吸収できるエネルギーの限界を超えて倒す 決着前から大いに予想できる結末 -必殺技を打つ構え、次回大決着!!←決着を引き伸ばし -終了後にミルトが檻から脱出している。どうやって解放されたかは描写されず -敗退者による10億円の奪い合い!やはりB戦士は欲望の塊であった!! **決勝戦レポート 39話~44話 -準決勝の時点で組み合わせが予想通りの決勝戦。開始の話は水着会といえるほど薄い内容だった。 -&bold(){やたらと肌を露出してアピール}を狙うポリーヌと萌え層を狙う表紙のミルトの水着。 -つい前の回ででは、フロードのハリルへの所業に怒りの形相をあらわにしていたリョウガが、フロードを目の前にしたら「ワクワクしてるんだ!!」とはしゃぎ顔。ミルトは「リョウガらしい」と勝手に納得しているが、共感のしようがない。 -リョウガは大穴馬で勝てるわけが無いという設定によってフロードの極悪性を強めるためなのか決勝戦の開始前には&bold(){負け確定}と、ゼクロムがほぼ&bold(){100%有利に戦える}ひこうタイプに変身する人が言う矛盾もある。ここでも一応伝説ポケモンの使い手を、カルタ・シン・ミルト以外の観客全員による軽蔑と罵倒。ついに?本気を出すフロード。巨大になる左腕でリョウガを苦しめ、今まで有効だった必殺技さえも吸収してしまう。 -キャロラによる無敵発言。普通の漫画ならまだ受け入れられるが、どんなポケモンにも必ず弱点が存在し、フロード(キリキザン)にはかくとうタイプの技で&color(red){致命傷}を与えられるほど有効なのに無敵というのは明らかにポケモンということを忘れてシナリオを書いているとしか思えない。 -久しぶりに外道ヤッピーの復活。相変わらずの外道によるヤナップのイメージダウンと&color(red){風評被害、ネガティブキャンペーン}を再開した。ヤナップというアニメでもレギュラーキャラクターの&bold(){切り札ポケモン}という立場にあるモデルを強欲に、そしていやらしい目つきで外道に書くという。例えればぬいぐるみの様な容姿で実はとんでもないことをさらりと吐く、&color(red){白い契約者}のような存在。改めて見ても風評被害そのものであり本当に不快で醜い。そして救いが全く無い。後に助けるのか?とラビネが聞いてくるが全くの正論である。 --ヤッピーは檻から脱出する際、カメラのレンズに取り付けたマジックハンド型のアタッチメントを使っているのだが、&bold(){彼はポケモンを持っていないのだろうか?}&br()自身が持っていなくてもミルトは持っているはずだから、檻の外に放てば簡単にスイッチ付き手袋を回収できたはずだし、逃げるのにだって波乗りポケモンを使えばよかった。&br()ただでさえポケモン要素が少ないのに、唐突な道具ばかりに頼ってポケモンを使う工夫を怠っていてはますますポケモン漫画らしさがない。 --Bハートを「売れば億万長者」と考えて持ち逃げを図ったヤッピーだが、「Bハートは貴重品で、売れば大金になる」などとは実はここまで誰も言っていない。&br()誰も知らない、常人ではまともに使えない、使いこなせないと命にかかわるような代物に値が付くわけがないし、大量にある時点で貴重性すら失われている。チャビオで光の羅針盤がぜんぜん売れなかったことに何も学ばなかったのだろうか? -とは言え、もしリョウガが負けていたら、Bハートは全てGGに奪われていたはず。最悪引き分けのどさくさに持ち去られていた可能性もあるわけで、「一時安全な場所に保管しようとした」という言い訳も一応筋は通っている。ヤッピーのおかげで確実にBハートを取り戻せたのに、金目宛てに大切なBハートを賭に出して負けた奴らが文句を言える筋合いなのか。 -フロードによる「しぶとさは父親譲りの特性」発言。ポケモンには一匹一匹が必ず持つバトルにおいて重要な要素のひとつ、&bold(){とくせい}が存在する。漫画内でもハリルがゾロアのとくせいを使用している。ただでさえ原作をないがしろにして物語を作っているので、ポケモンと関わりがあるつもりで言わせたとしても、ポケモンそのものを忘れてしまっていると受け取られてしまうのでうかつな失言ともいえる。 -さらに&bold(){「どうしようとインビンシブルなのだよ」}発言。これは日本語がおかしい。そもそも「インビンシブル(invincible:無敵の)」と言う単語自体あまり馴染みがないのにわざわざ使う必要があったのだろうか。ほかにも&bold(){「残った体力は残っていない」}という発言も1話後にある。&footnote(ちなみに単行本では「もう体力は残っていない」と修正されている。インビンシブルはそのまま) -ラビネによる&bold(){「リョウガは1・2・3回戦全て最下位で突破したのにどこにそんな力がある」}と言う発言。ちなみにラビネはリョウガはゼクロムにBURSTするということも実は知っているし、ゼクロムだとわかることは伝説のポケモンであることもわかっている(わからないほうがおかしいほどの知名度)。Bハートが鍛えられれば強くなる設定があるにしろ、ゼクロムの力はこれに限らず漫画内では全体的に&color(red){過小評価}されており、とにかく見下されてしまっている。 -相手の技をわざわざリョウガが説明している。見切った!とも捉えることも出来るが、相手の技をコピーしたりする能力を持っていない限り、まるで自分の技のように説明するのはおかしい。この漫画ではバトル中に&color(red){説明口調}になることが敵味方関係なくやたらと多い。 -直後、フロードと一緒に楽しそうな大声で笑うリョウガ。ゼクロムを含む参加者のポケモンたちを賭けにした戦いで、悪の首魁と命がけの戦いをしている最中なのに、何が楽しくて笑うのか。最早&color(red){狂気}としか言いようがない。 -ゲルブ(モニターで見ていた男)の存在感の薄さ。唐突に自己紹介して大会を操っているらしいのだが、フロードの執事的立場のみで突然幹部ポジションの人物を出されても困る。実は頭が切れる、もしくはすごく強いというイメージを与えたりでもしないと読者はピンと来ない。海中に沈んだフロードを助けに行ったらしいがそれっきりフェードアウトしている。 -&bold(){「全力全開でブチかます!!」}発言。「魔法少女リリカルなのは」&footnote(ちなみにこの不満点WIKIの3巻レビューと登場人物:ゼンガイの欄でもリョウガの技をSLBなど彼女の作品や技などに例えられている)の主人公にも、&color(pink){&bold(){「これが私の全力全開(壊)!!」}}という決め台詞があり、魔法で巨大な光線を放つ。こちらの主人公リョウガも同じように光線技を放つ時に&bold(){決め台詞}としてしゃべっている。しかし、彼女の方は最後の切り札であり、トラウマを植えつけてもおかしくは無いほどの&bold(){巨大な光線}で町一つ軽く吹き飛ばす破壊力にがあるのに対し、リョウガの方は小さい&bold(){レーザーで庭を吹っ飛ばす}程度の威力である。同じような技とセリフ。しかし決定的なのが&bold(){語呂の良し悪しである}。この漫画風にいえば&color(blue){「星光砕き(スターライトブレイカー)}と覚えやすく、爽快感も抜群と言う描写に対して電撃完波(ライトニングパーヴ)とよくわからない&bold(){パーヴ}のため威力も爽快感も全く沸いてこない。 -大震災から一年&footnote(正確には2012年1月下旬に掲載された話)以内に津波描写。不謹慎際まわり無く、トラウマを抱えたり大きな被害を受けた人もいるのに、週刊誌でわざわざ&color(red){津波}を描写するのがわからない。こういったちょっとした部分から漫画の底が知れ、人間性までも問われる形になってしまう。 -戦いは引き分けと言う形で終了したが、10億円を奪い合う敗退者達からはB戦士にとってのポケモンとは私利私欲のためにしか使わない道具だということを見事に表現している。 -Bハート持ち逃げの罰として、10億円の入ったアタッシュケースをヤッピーに引きずって運ばせているが、一刻も早く病人の待つクーガ村に急がなければいけない時にやることか。リョウガが怪力で運んだ方が遥かに早いはず。また、盗み癖のあるヤッピーに大金を運ばせるというのもおかしな話。ケース一個か二個に妥協すれば、持ち逃げは容易だっただろう。 ---- **Q&A Q.BHS編でよく聞く10億円の重さってどれくらい? A.有志による質問と答え >889 :名無しさん、君に決めた! >ケースをざっと数えてみたらキッチリ10個だったな >ケース一つにつき100万円の束×100個といったところか >現代の一般的な札束を入れるためのケースってどれくらい入るのかな? >890 :名無しさん、君に決めた! >ググッてみたら >アルミアタッシュケース:420×295×88mm >札束用紙(100枚一束)160×76×9mm×28束 >だそうだ。4~5ケースありゃ十分だな つまり、ケース10個をもって運ぶには多すぎるということが判明した。 Q.次の町まで100キロってどれくらい? A.東京から西へ向かうと富士山周辺までの道のり ---- *BHS編の結末・その後への影響 リョウガが得た十億円は薬に消え、さらにその万病に効く薬も&bold(){失われてしまった}。大きな展開としてはカルタを仲間にしたことだが、その後すぐに&bold(){戦える少女・ラグ}を同じレギュラーとして加入させている。つまりはBHSという大規模な大会自体、開くのが速すぎたということになる。BHSを飛ばしてカルタと出会って戦い、ラグを仲間にした後のBHS編だったらまだ話はまとまっていたかもしれない。しかもリョウガは新しい必殺技も覚えず、大規模な大会なのに大きな変化は全くないという&color(red){達成感がまるでない}終わり方になってしまった。 一方のハリルは本当の目的を見つけ、キャロラとの友情・新しい必殺技の習得とリョウガ以上に見せ場が多かった。BHS編は&bold(){ハリルが主人公でキャロラがヒロインと言っても過言ではない}。

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