ミシェル「やあ( ^・ω・^ )( ^・ω・^ )」
ミシェル「ようこそ、ミシェルハウスへ。」
ミシェル「この鎧貫きはサービスだから、まず食らって落ち着いて欲しい。」
ミシェル「うん、「また」なんだ。済まない。」
ミシェル「
ロゼッタの顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。」
ミシェル「でも、このページ名を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない」
ミシェル「「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。」
ミシェル「殺伐とした剣の世界で、そういう気持ちを忘れないで欲しい」
ミシェル「そう思って、このページを作ったんだ。」
ミシェル「じゃあ、ファスアクしようか。」
ヴィスタリア「食らいなさいな!貴族の支配力!」
マトリ「キミなぁ…そんなものが効くわけがなお姉ちゃんしゅきしゅき♡」
ヴィスタリア「成功ですわ……!」
マトリ「あっもうこんな時間!ごめんねお姉ちゃん、今からお茶会の準備するから待っててね♡」
ヴィスタリア「くるしゅうないですわ」
数十分後
マトリ「準備できたよお姉ちゃん♡お姉ちゃんのお口にあえばいいんだけど……」
ヴィスタリア(……これはチャンスかしら)
ヴィスタリア「あら、お茶会の時はお姉様と呼ぶよういつも言ってるでしょう?」
マトリ「そう……だっけ……?」
ヴィスタリア「ええ、お茶会の間あなたは私をお姉様と呼ぶの」パチン
マトリ「ごめんなさいお姉様、だめなマトリを許してください……」
ヴィスタリア(これは良い……良いですわ……!!)
マトリ「……お姉様?やはりお口に合いませんでしたか……?」
ヴィスタリア「え?いえいえ、いつも通り素晴らしい一杯ですわ」
マトリ「それはよかったです、お姉様がきっと好まれるだろうと選んだ茶葉でしたので」
ヴィスタリア「あーかわいい(あーかわいい)」
マトリ「?お姉様?」
ヴィスタリア「おっとつい心の声が」
ヴィスタリア「こほん、おかわりをいただけないかしら?」
マトリ「喜んでっ」
ヴィスタリア「ご馳走様でした、色んな意味で」
マトリ「お姉様、この後は夕食の買い出しに行こうと思いますの」
ヴィスタリア「おっと、お姉様呼び解除し忘れましたわね」パチン
マトリ「お姉ちゃん、今から買い物にいこうと思うんだけど……」もじもじ
ヴィスタリア「あら、どうかしましたの?」
マトリ「その……ひとりじゃ寂しいからついてきてくれない……?」上目遣い
ヴィスタリア「やたらあざといですわね…」
マトリ「お姉ちゃん、ダメぇ?」
ヴィスタリア「イイ…いいに決まってるじゃありませんの…!」
街にて
店員さん「あらいらっしゃい」
ヴィスタリア「ご機嫌よう」
店員さん「あらマトリちゃん、今日はずいぶんと甘えん坊なのね」
マトリ「えへへ~お姉ちゃんだーいすき♡」ぎゅっ
ヴィスタリア「ふへへ……ってあれ?もしかして後日バレて○されるのでは……?」
ヴィスタリア「……」
ヴィスタリア「まあいいですわ、是非も無し」
店員さん「でも安心したわ、マトリちゃんいっつも物静かだからおばさんちょっと心配だったのよ」
ヴィスタリア「ご心配なく、自慢の妹ですので」
マトリ「お姉ちゃんだって自慢のお姉ちゃんだもーん♡」ぎゅーっ
ヴィスタリア「ほわああぁぁ……」
帰宅後も、マトリのシスコン妹モードは続いた。
マトリ「晩ご飯の支度するね!今日はお姉ちゃんの好きなシチューだよっ♡」
緩みきったヴィスタリアの表情に、ノーブルさは欠片も感じられない。
マトリ「お姉ちゃん……いっしょにお風呂はいろ?」
しかし心のどこかで、何か満たされぬものを感じているのも事実だった。
マトリ「ねえお姉ちゃん……ドキドキして眠れないの……」
宝石のような瞳に、どこか惚けた光がみえる。
マトリ「なんでだろ……マトリ、おかしくなっちゃったのかな……?」
おかしくなりそうなのはこっちだった。
もう考えるのも面倒だ。
今はただ、この欲望の渦に飲み込まれてしまいたい。
心の中の何かが、音を立てて崩れてゆく。
マトリ「…?お姉ちゃん…?」
マトリ「だめ…おねえちゃん…そんなとこ…いや…」
マトリ「おね…だめ……いや…」
マトリ「お……い……」
マトリ「おーい」
マトリ「とっとと起きろ、目覚めのキスが必要かね?……いやワタシが悪かった、キス待ちするな、そういうのはもっと大切にしなさい」
マトリ「?なんだ、人の顔をじーっと見つめて」
ヴィスタリア「いえ、いつものあなたが一番だと思っただけですわ」
マトリ「はあ、いいからとっとと顔を洗ってくるんだな、朝食が冷めるぞ」
ジニア「なにこれ」
ヴィスタリアは人間相手に支配力使ったことないよ。どうでもいいね。
最終更新:2020年12月18日 16:50