実際のコンデンサは、理論的なコンデンサとは異なり、高周波では L成分が見えてきます。 Murata 10nF 超小型 積層セラミック チップコンデンサ GRM033R11A103K 例として確認します。
MurataのツールでCap特性の確認
Murata Chip S-Parameter & Impedance Library (MCSIL: Murataのホームページ から入手可能) で GRM033R11A103K の特性を表示した結果を下に示す。(クリックすると拡大します。) 理想的なコンデンサでは 周波数が上がるにつれてインピーダンスが下がるが、このコンデンサの場合、 100MHz 以上になると L成分の影響で インピーダンスは上がり、リターン・ロスも下がることが確認できる。
Ansoft DesignerでCap単体のシミュレーション
Murataライブラリのインストール
Murataのホームページ から Ansoft Designer/Nexxim 用ライブラリをダウンロードする。
インストールマニュアルに従い、 Ansoft Designer インストールフォルダの下にある、userlibフォルダの下に、解凍してできた Murata フォルダを移動する。また、Murata フォルダの下にある SMTGlobalControl.bmp を Ansoft Designer インストールフォルダ下にある、 Bitmaps フォルダ下に移動する。
インストールマニュアルに従い、 Ansoft Designer インストールフォルダの下にある、userlibフォルダの下に、解凍してできた Murata フォルダを移動する。また、Murata フォルダの下にある SMTGlobalControl.bmp を Ansoft Designer インストールフォルダ下にある、 Bitmaps フォルダ下に移動する。
回路に素子を追加する
Project Manager ウィンドウの Components タブを選択し、 User Libraries -> Murata -> Capacitor -> Ultra-small_type -> 0603 -> UltraSmall_0603_R: R(-55to125[deg]) をドラッグアンドドロップして回路図 (Schematic) に持ってくる。
Merge Layers の後、 Schematic 上に素子を配置する。
配置した素子を選択すると、 Properties ウィンドウに選択した素子のプロパティが表示される。「Choose Model」ボタンを押すと、 Model List ダイアログが表示されるので、 GRM033R11A103KA01 を選択する。
Merge Layers の後、 Schematic 上に素子を配置する。
配置した素子を選択すると、 Properties ウィンドウに選択した素子のプロパティが表示される。「Choose Model」ボタンを押すと、 Model List ダイアログが表示されるので、 GRM033R11A103KA01 を選択する。
シミュレーション回路と結果
シミュレーションの回路を下に示す。
この回路をシミュレーションした結果は次のようになり、Murataのツールで確認した特性と一致する。