237 :1:05/02/12 02:40:31 ID:MuaUxBY7
村の端の方に瘴気の漂う家がある。
いっけんただの竪穴式住居だが、近寄ればすぐにわかる。
独特の匂いがするのだ。
女性を模したと思われる泥人形が家の中には数多くあり
大き目の岩盤には女性と思われる絵かかれている。
「せ、聖女さま~~ハァハァ」
そう、ここはモラーラの家である。
もっとも、モラーラだけでなく、数人の男ども一緒に暮らしている。
全員に共通することは・・・
「「「「聖女さま~~ハァハァ」」」」
ってことである。
「さあ、みなさん。今日も聖女様に会いに行きましょう」
「「「「おおおーーー!」」」」
っと、ここで用意されたのは、大きな麻の葉
山葡萄で作られた酒、そしてベニテングダケの塩漬けである。
これらの品物は村ではなかなか手に入らない貴重な品物であるのだが
彼らは、それと引き換えに自分達が採ってきた食物と交換までしている。
モラーラ曰く
「清貧であればあるほど、聖女様に近づくのです」
とのこと。
ここは、村で最もあやしぃ所。
しかも、そこに住まうあやしぃ連中がちょっとした力を持つようになるのだが
それはまた、別のお話。
238 :原始人@1:05/02/12 02:55:23 ID:MuaUxBY7
232
麦っていうのは良くわからねえだな。
『米』のことだか?
畑と栽培がなんとなくわかっただよ。
これができれば、森や草原まで獲物をとりにいかずにすむだか?
233
芋っていうのはいっぱいあるだねー
探してみるだよー
234
おおお、あれが畑だか?
だども、食えるものができたことは、まだねぇだよ。
ほんとにできるだかね?
それと『肥溜め』っていうのがわからねえだよ。
235
モラーラに伝えただよ。
なんか、モラーラの周りにもてない男連中が集まり始めてるだよ。
その連中が、集団で狩りにいったり家造ったりしてるだな。
普通は、家族や友人と行くものだが、なんか違うだよ。
木とか、魚の絵だか?
やってみるだね。
最終更新:2005年05月09日 23:39