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ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ
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ローゼンメイデン百合スレまとめ@ウィキ

秘密の場所

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rozen-yuri

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だれでも歓迎! 編集




飛び交う黒い羽
それを切り刻む重たい鋏
二人は自分の命を賭けたゲームの真っ最中だった


「ああしつこいわぁ、とっととやられちゃいなさいよぉ」
「それはこっちの台詞だね水銀燈」


両者一歩も譲らない闘いに見えたが、僅かに水銀燈の顔に余裕が見える


「これでくたばりなさぁい!」
「くっ…!」


襲いかかる羽に鋏だけでは対応できず、堪らず蒼星石はその場から離れた


「ちょっとぉ、逃げるならローザミスティカ置いてきなさいよぉ」
「………ッ!」
「あはは!無駄よ無駄よぉ!いくらでも追いかけてあげるわ…っ!?」


世界が変わると同時に突然声のトーンが変わる水銀燈
蒼星石は不思議に思い後ろを振り向いた


「な、なにこの世界いぃ…」


蒼星石が何も考えずに飛び込んだその世界は、透明度の高い水が流れるなんとも美しい世界だった

しかし、青く澄んだ水のように、水銀燈の顔も青冷めてゆく
さっきまで大きく広げていた羽は水銀燈の体を包むように畳まれている

蒼星石はその情況を上手く飲み込めないまま、とりあえず隙ありというかんじで鋏を水銀燈の首元にあてがった

「…! しまった…」
「さあ水銀燈、そのまま手を頭の上にあげてしゃがむんだ」
「い、いやよぉ…やめてぇ…」
「? ふざけるのはやめるんだ、さあ早く言われた通りに…」
「いや…やめてよぉ…」
「!?」

蒼星石はぎょっとした
あの水銀燈が涙を零している


「す、水銀燈…?」
「やめてぇ…羽濡らさないでぇ…」
「え?」
「水怖い…いやぁ…」
「はあ!?」









「落ち着いた?」
「………ありがとう」
「…びっくりしたよ」
「…死にたいわぁ」


聞くと、どうやら水銀燈は水が苦手らしい
羽が濡れると力が抜け、震えが治まらないんだとか


「それじゃあ、泳ぐなんてもっての他なんだ?」
「…たしか蒼星石は、泳ぎが得意だったわよねぇ」
「お父様は、アリスは泳げる泳げないは関係ないって言ってたけどね…」
「でもいいじやない…羨ましいわぁ…」
「水銀燈、君…泳げるようになりたいのかい…?」

水銀燈は何も言わずに俯いた

「……僕が…教えてあげようか」
「……え」

水銀燈は再び顔を上げ、蒼星石と見つめ合った


「いいわよぉ…こうやって助けてくれただけでありがたいわぁ…」
「でも…泳げるようになりたいんだろう?」
「…………いいのぉ?」
「もちろんだよ」
「なんか悪いわぁ」
「いいんだよ、ふふふ」
「…何その笑い」
「君の水着姿、楽しみだよ」
「なっ……!」
「あはは、じゃあ明日からここで特訓ね?」



僕らだけの秘密の場所だよ

そう言う蒼星石に、青かった水銀燈の顔は、赤く色付いたんだとか


END

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