第十三話『壊れた玩具』
「お…おな…にー?」
「あらぁ…知らないのぉ?」
困惑の表情をする雛苺
どうやら本当に知らないらしいと察した水銀燈はニヤリと笑った
「水銀燈!」
意味を理解している真紅は赤面し動揺する
「面白くなりそうねぇ…」
「水銀燈…一体何を…」
「真紅ぅ…この子を押さえといてぇ」
「え…?」
雪華綺晶の頭から足をどける水銀燈
既に体と口を羽で縛り、何もできない事は明白だったが
「早くしなさぁい!」
「わ…わかったわ」
真紅は意味がわからぬまま、俯せになっている雪華綺晶の腰に跨り、左手で左手を、右手で首を上から押さえつけた
取れた右腕を見て、敵ながら同情してしまう
「ちゃぁんと押さえといてねぇ…」
そう言うと雛苺の方へと歩き出す水銀燈
雪華綺晶の視線の真正面にいる雛苺の姿が、水銀燈の背中で見えなくなる
瞬間、水銀燈が何をしたいのか雪華綺晶は悟った
「うぅぅぅぅ!!」
「!…な、何!?」
唸り声を上げる雪華綺晶
無論、真紅に押さえつけられた体はビクともしない
「どうしたって言うの!?」
この状況を把握できていないのは真紅と雛苺だけだった
「うぅぅ!!ぅぅぅぅぅ!!うぅ…!!」
カラン…
その声は何かが落ちる音で失われる
それは小さな瓶…床を転がって雪華綺晶の目の前で止まった
「う…ぅ…」
間違いなく、つい先ほど自分にも飲まされた薬
それの中身が空だということは…すでに雛苺に…
「ふふ…もう出来上がっちゃってるぅ」
恐る恐る前を見る雪華綺晶
雛苺が座り込み…その目は、どこか遠くを見ていた
「はぁっ…はっ…はぁっ…ぁっ…」
「残りぜぇんぶ使っちゃったからぁ…どうなるかわからないわぁ♪」
尋常じゃない呼吸
あの時に見た残量からすれば、自分が飲まされた5倍はある
「す…すい…ぎ…」
開けっ放しの口から、舌をだらんと垂らし水銀燈を見つめる
その視線すら、合っているか疑問だった
「いいカオができるのねぇおチビさぁん…立ちなさぁい」
「ぁぅっ…はぁっ…」
右腕を掴み、上に引っ張る…が、立ち上がらない雛苺
否、立ち上がれない
ガタガタと震える膝を見て、足に力が入っていない事がわかる
「いやぁ……いやぁ…」
「…立てって言ってるのがわからないぉ?」
それに気付きながらも、まだ立たせようとする水銀燈
雛苺にも立とうとする仕草は見受けられるが、どうする事もできず涙目で水銀燈のスカートをギュッと握る
(…かぁわいいわねぇ…)
「あぅ…?」
左手は雛苺の右腕を掴んだまま、もう片方の手を脇にさして背中に回し、抱き上げた 「フフフ…」
「んぅ…うむぅ…う」
出ている舌に自分の舌を絡ませ、そのまま口内へと侵入する
回した手で頭も固定するが、雛苺に抵抗する様子はなかった
「んう゛ぅぅぅ!!」
それを見ている雪華綺晶だけが、精神的なダメージを負っていた
愛する者を目の前で犯されている──だけではなく、奪われたような錯覚にさえ陥る
「ぷはっ…なぁにぃ?嫉妬ぉ?」
雛苺から唇を離し、嘲笑うような眼差しを雪華綺晶に向けた
もうこの子は私の物よぉ
そんな感じがビリビリと伝わってくるような気さえした
「い…の…」
「何ぃ?」
「体…熱い…の…」
真っ赤な顔をして唾液が僅かに垂れている
そんな表情が一番水銀燈を興奮させた
「どこが熱いのぉ?」
「はぁっ…はぅっ…」
「こことかぁ?」
「ひぅっ!!」
回した手がお尻へと移動する
割れ目を股の間に向かってなぞり、異変に気付いた
「やだぁ…濡れすぎじゃなぁい?こんなに染みちゃってぇ…」
「お股…熱い…の」
「おまんこって言うのよぉ?それぐらいは知ってるでしょぉ?」
「おま…ん…こ…」
「そうよぉ…フフフ」
「あっ!」
パッと手を離され、再び床へと崩れ落ちる雛苺
懇願するような眼差しで水銀燈を見上げた
「脱いで股を開きなさぁい」
「あぅ…」
下着を脱ぎ捨て、雛苺の下半身が露わになる
開かれた秘部はとてもキレイな色をしていた
雪華綺晶の声がまたうるさくなるが、無視をする
雛苺の耳にも届いてないようだった
「オナニーを教えてあげるわぁ…」
そう言い、雛苺の右手を手に取る
そのまま誘導し、自身に侵入させた
「んぁぁっ!!」
「自分の指よぉ?そのまま動かしなさぁい」
「はっ…あっ…あひゃぅ!!」
「え…もうイっちゃったのぉ?」
容量オーバーの媚薬によって既に限界だった雛苺は、簡単に絶頂を迎える
全身が痙攣を起こしていた
「つまんなぁい…罰よぉ」
雛苺のリボンを解き、後ろ手に縛る
股を開いている足以外に、抵抗は許されない状況だった
そしてバイブを取り出す
「!!や…いやぁの…やぁーなの!痛いのは…やぁなの…!」
それを見るや否や、逃げ出そうとする雛苺
しかし縛られた手は使えず、力の入らない足だけをもがいても、逃げられるハズもなかった
「バイブは嫌ぁ?」
「いやぁ…なの…」
恐らくどういうモノかは理解できていないみたいだが、形状だけで痛いと判断したのだろう
「そう…なら仕方ないわねぇ…」
バイブを放り投げる水銀燈
それは雪華綺晶の辺りまで飛んで行った
「ほら…これで大丈夫でしょぉ?」
手を広げ何もないことをアピールする
しかし、雛苺の言うことを聞いたというわけではなかった
雛苺の体を掴み、反転させ、お尻を浮かさせる
いわゆるバックスタイルだが、手を後ろで縛っているため体はくの字に折れ曲がった
「…んぁっ!」
頭に体重がかかるという事は、後ろを見れない事も意味する
下半身に何をされているか、知る術がない
「バイブは入れないから安心しなさぁい…」
「やぁ…いやぁ…の」
それでもくねりながら逃げようとする雛苺の横腹を掴む
もう片手で器用にスカートを脱ぐ水銀燈
そこには、ペニバンが装着されていた
「ただし───バイブよりもぉっと太くて長いモノを入れるけどぉ」
その先端を雛苺の秘部にあてがう
「え…?…な…なに…?」
入り口に当たる異物
指の感触でも舌の感触でもなかった
「めぐに借りた三つ目の道具よぉ。たっぷり味わいなさぁい」
「い…ぁぁぁあぁぁああぁあぁ!!!!!!」
激痛か快感か
異物、それも巨大な異物が性器から腹まで一気に貫いた
「あっ…うぁっ…」
「キツキツねぇ~半分も入らなぁい…」
「たっ…助…けっ…きら…きー…!!!!」
「呼んでるわよぉ?愛人さぁん」
相変わらず冷ややかな視線を雪華綺晶へ向けながら、容赦なく腰を打ち付ける水銀燈
入り口まで引き、子宮口まで突く
そのたびに雛苺の性器から多量の愛液が飛び散った
「あ゛ぁぁっ!!いやっ…なのっ!…きら…きー!…」
「こんな事初めてでしょぉ?うふふ…ふふふ」
「あぁぅ!!お願っ…も…やめ…!!」
突かれる度に詰まる言葉
苦しさが、辛さが、手に取るように伝わってきた
「うぐ…ぅぅぅ…」
ただ見るだけしかできない雪華綺晶は、自分の無力さを呪う
自分のミスであまりにも酷すぎる仕打ちを、愛する雛苺に与えてしまった
──涙を流す事は…許されますか?──
そして雪華綺晶は胸と太ももの違和感に気付いた
「う…?」
「あんなの見せられたら…ガマンできなくなるのだわ!」
「うぅぅ!?」
上に乗っている真紅が雪華綺晶のドレスを破る
末っ子の割には割と豊富な乳房が露わになった
「あぁら~真紅ったら大胆ねぇ」
「そんなの見せつけられたら変な気分になるのだわ!」
「うぅぅ!!ん~!!」
「なら口ぐらいは外してあげようかしらねぇ…」
指で操作し、雪華綺晶の口を塞ぐ羽を落とす
「ぷはっ…やめてください!!やめてぇぇぇ!!」
悲痛な叫びもスルーし、真紅はバイブを手に取った
「いやぁぁぁぁ!!」
「暴れたらこの子の子宮を壊すわよぉ?」
「いやぁっ!!うぐぅっ!!痛い…の!!」
雛苺を抱え上げ、雪華綺晶の方に向ける
裏膝を持ち、足を広げさせ、下から突き上げるような格好にさせた
「あぁぁぁ!!…あ…かっ…」
「ホントに壊れちゃダぁメよぉ?ウフフフ…」
「桃薔薇のお姉さまを離してぇぇぇぇぇ!!」
「あなたは自分の心配をしたらぁ?」
真紅は雪華綺晶の性器にバイブをあてがうと、濡れてもいない膣内に差し込んだ
「あ…あぁぁぁぁぁ!!!!」
「なかなか入らないのだわ」
「痛いぃぃぃ!!やめてぇぇぇ!!」
「さぁて…こっちもガンガンいくわよぉ!!」
「ぐるぢ…い…の…もう…ごめんな…さ…」
「ふふ…二人仲良くジャンクになっちゃいなさぁい…」
何度も気を失い、その度に起こされる
終わらない責めと、止まらない叫び
翠星石と蒼星石が止めに入る頃には、言葉はおろか、ピクリとも体が動かなくなっていた──
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