『さらば、また逢いましょう』
◆
時は暫し巻き戻り。
呪いの王と葬送の一騎打ちは脱兎の掌印が形作られる事によって口火を切った。
夥しい数の兎の群れが、フリーレンの前に現れ押し寄せる。
「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」
詠唱と共に、押し寄せる兎の八割が消し飛んだ。
十種影法術の式神の中でも最も弱い脱兎では精々がブラインド代わりにしかならない。
吹き飛ばされるのに合わせて宿儺も解による斬撃を行うが、防御魔法の多層展開により受けられる。
(出力はやっぱりかなりの物だ。でも、魔法の性能自体はゾルトラークの方が上だね)
油断すれば破られかねないが、逆に言えば注意深く防御していれば防御魔法で受けられる。
フリーレンは放たれる不可視の斬撃をそう評した。
なおかつ、ここまで敵はゾルトラークを防御できていない。
肉体強化の性能は並みの魔法使いが扱うそれとは次元が違うが、それはゾルトラークの貫通効果の前には意味を成さないのだろう。
後は敵が『領域』を使えば、後の先を取れる。そう踏んでいた。
「使わんよ、貴様に領域は」
しかし、だからこそ。宿儺はフリーレンの思考を読んだ。
簡易領域を習得している相手が、領域展開を把握していないとは考え難い。
であれば領域展開に共通した弱点についても行きついているだろう。
領域展開直後は最強の術師五条悟すら術式が焼き切れ、使用不能になるという弱点を。
領域展開を簡易領域で凌ぎ、術式が使用不能になった所をカウンターで仕留める。
呪力強化を無視できる術式を持っていればそれが最も確実な勝ち筋だ。
だからこそ、宿儺はフリーレンに領域を使用しない。
「領域を使うまでもない、と言った方が正しいか」
そして、何より。
宿儺は領域を使わずとも勝利する算段を既に立てている。
邪魔な剣士は顎吐によりどけた、この場所に到達するまでまだ暫しの時間は要するだろう。
であれば最早これ以上時間をかける理由はない。決着をつけるべく動く。
その決定のもと、宿儺は脱兎を解除した。
「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」
当然、それを黙って見ているフリーレンではない。
邪魔な目隠しが消えるのとほぼ同時に、高出力のゾルトラークを打ち込む。
防御手段がない宿儺に直撃すれば、上半身を消し飛ばせる。
はずだった。
───領域展延。
ゾルトラークが直撃したはずの宿儺が、余裕の笑みを浮かべてそこに立っていた。
傷一つない。無傷の状態で、である。
宿儺が使用したのは才能なき者の領域である簡易領域の更に上の高等技術。
術式を付与していない領域を纏い、あらゆる術式を中和する。謂わば攻勢防御の領域展開。
領域展延により、ゾルトラークの効果を中和し無力化したのだった。
最早、ゾルトラークは宿儺にとって致死の術式になりえない。
(この状態では俺も御厨子と十種影法術の生得術式は使えん。
顎吐の顕現も解除されただろうが……まぁもうこの結果が出た以上はどうでもいい)
童子切安綱を揺らめかせる。
領域展延が通用する事が分かった以上、元々殆ど無かった敗け筋は完全に潰えた。
後は敵の防御も展延で無効化し、手の中にある太刀で切り刻めばそれで終わる。
「お前に似た術式を使う相手と少し前に戦ってな。奴の構築術式は厄介だと思っていた。
そこで黄金化の対策として考えたわけだが…どうやら貴様にも効果は覿面という訳だ」
その言葉に、フリーレンが僅かに眉をひそめた。
黄金化、そして自分と似た術式の使い手。この二つの単語だけで誰を指すか特定は容易だ。
目の前の刺青の男はつまり、名簿に載っていた黄金郷のマハトを相手取って五体満足で生き残っている。
どうせなら相打ちになっていればよかったのに。思わず小さく毒づく。
「このまま貴様の防御も中和し、まずは足から切り刻んでいこう」
表情を愉悦に歪ませて、宿儺はゆっくりと雷電が奔る太刀を手に歩み寄って来る。
その様を見て、すぐさまフリーレンは飛行魔法を展開した。
このままでは間違いなく殺される。まずは敵の攻撃を限定できる空に逃げるしかない。
そんな彼女の思考は数時間前マハトと戦闘を行った宿儺も至った考えであり。
それ故に読むのは難しくなかった。
「飛べるのも知っている。俺でも退いたのは上だった」
逃がさない。
宿儺の読みは実に正確で、フリーレンを追い詰める物だった。
黒色の太刀が振るわれ、フリーレンの防御魔法と激突する。
だが、拮抗はほんの一時のもの。
領域展延の効果により瞬く間に何層にも展開された防御魔法は中和され───
───地獄の業火を出す魔法(ヴォルザンベル)。
爆炎が舞った。
領域展延の効果により骨をも溶かす業火は宿儺には届かない。
しかし眼前に広がる景色を真紅一色に染め上げる。
結果、フリーレンの華奢な肉体を両断する筈だった太刀は空を切った。
(爆風の圧力を推進力としたか、経験値の差だな)
もしゾルトラークに拘泥していればフリーレンの上半身はそのまま泣き別れていただろう。
自身も火に晒される覚悟で、爆炎を推進力として利用できる炎の術式を使ったのは実に的確な判断だ。
実力は自分に及ぶべくもないが、やはり術師として目の前の女の戦術眼は一流の評価を与えられる。
そうこなくては面白くない。宿儺の安綱を握る手に力が籠った。
「まな板の上の魚(うお)が、何処へ行く!」
飛行魔法によりアイススケートの如く地面を滑るように逃げるフリーレン。
この方法であれば、肉体的には貧弱な魔法使いでも超人的な速度を出せる。
また、高度を上げて逃げられる事を警戒している宿儺がすぐさま勝負を決めに来ることはないだろう。
まだ楽しみたい。魔族であれば決して浮かべる事の無い無邪気な悪意を満面に浮かべていた。
「みほ、後10秒で目的の場所につく。カウントはそこから20秒後に」
高速飛行で宿儺との命懸けの鬼ごっこに興じながら。
フリーレンは魔力で保護し、マフラーで包んで隠したスマホなる通信機器に語り掛けた。
了解、と返事がすぐさま返ってきて本当に便利だ。シュタルクとフェルンの分まで持って帰りたい。そう思った。
生きて帰る事ができれば、の話ではあるけれど。
「逃げれば逃げる程あの剣の小僧と遠ざかるぞ」
フリーレンの丁度後方100メートルをぴったりと張り付くように駆け、
宿儺は鬼ごっこに興じる敵手の背中へと煽りの言葉を投げかける。
最中に太刀を振るい無防備な背中へ黒雷を飛ばすが、球体状に展開された障壁に相殺された。
やはり、展延を交えた攻撃でなければ一撃で仕留めるのは難しいようだ。
───もっとも、それも時間の問題ではあるが。
「ほう、鬼ごっこは終わりか?」
「あぁ。ここでお前を殺す」
車や人の喧騒がないため歪極まる雰囲気の、渋谷を模した地区の大通り。
そこに杖を構え。これまでで最大の魔力を装填しつつ、フリーレンが陣取っていた。
逃げる様子はなく、エメラルドグリーンのその瞳は恐れも焦りも宿さず。
宿していたのは、これで勝負を決めるという氷点下の殺意。
「……佳い、佳いぞ。フリーレンとやら。存分に命を燃やし───」
立ち昇る呪力は、先ほどまでの比では無く。
文字通りの乾坤一擲。次の交錯が恐らく最後となるだろう。
故に宿儺もまた童子切安綱を正眼に構え、領域展延をより強く保つ。
目の前の女が小癪な策を幾ら用意していようと正面から叩き潰す。
今の彼の胸の内にあるのはただそれだけ。それだけを胸に、彼は叫ぶ。
────魅せてみろ!
瞬間、世界から音が消えた。
踏みしめたアスファルトに数メートル規模のクレータを形作りながら侵攻を開始。
玩具を与えられた幼児の如く、無邪気な笑顔を浮かべ迫る呪いの王に対し、
相対する魔王討伐者であるエルフの魔法使いは何処までも静謐かつ、冷徹だった。
自身の心臓に指が掛かる死地において前だけを見据え、成すべきことを彼女は成す。
かくて暁の空の終焉を告げるように、夜明け前の最後の戦端が開かれた。
◆
人を殺す魔法(ゾルトラーク)を中和し無効化する領域展延。
それは紛れもなくフリーレンの生命線を断ちかねない鬼札だった。
だが同時に人を殺す魔法を攻略され、地獄の業火を出す魔法(ヴォルザンベル)で回避を試みた際、気づいた事がある。
地獄の業火を出す魔法の時は、敵の領域の無効効果はおよそ完璧と言えたが。
それと比較すると人を殺す魔法の場合、ほんの僅かな。数秒の時間。
敵が放つ魔力反応が消失していたのだ。
(───人を殺す魔法(ゾルトラーク)の場合。正しくは無効化じゃなくて、相殺になる)
敵の使う身に纏う領域の中和効果と、人を殺す魔法(ゾルトラーク)の貫通効果が衝突する影響だろう。
通常の魔法であれば威力が高かろうと、纏われる領域の前には無力だが。
高圧縮した人を殺す魔法(ゾルトラーク)であれば、守りを貫通できる見込みは低くない。
仮に貫徹できずとも一時的にだが敵の魔力の防御を剥ぎ取り、完全に無防備にできる。
そこにフリーレンは勝機を見出した。
───人を殺す魔法(ゾルトラーク)。
彼我の距離は50メートル程。その至近距離で。
魔力の偽装すら中断した、最大火力の人を殺す魔法(ゾルトラーク)の行使。
有史において最も魔族を葬り去った魔法使いの全力が放たれる。
弟子であるフェルンの人を殺す魔法(ゾルトラーク)を遥かに超えた魔力の怒涛。
対峙する敵手に紛れもなく死を想起させる一撃であったが、しかし。
───無駄だ。
迫りくる死に何ら臆しないのは、宿儺もまた同じ。
例え高密度の貫通術式であっても自分の展延は破れない。
自負と慢心ではなく事実としてそうなるという計算の元、白亜の波濤へと突き進む。
そして、彼の見込みは狂いなく正鵠を射ていた。
「貴様を三枚に卸したら、次はあの鎧の小僧を殺すとしよう」
死刑宣告を告げながら、宿儺は太刀を振りかぶる。
今度こそフリーレンを両断できる一閃。そうなるはずだった。
だが、それよりも早く。振りかぶる彼の身体にひゅっと音を立てて何かが飛来し肩に刺さる。
貫通術式を放つのと並行して時間差で届くように放った最期の小細工か、小癪な。
そう考えながら、自分の右の肩口に突き刺さったカートリッジを一瞥する。
(───これが簡易領域(てじな)の種明かしというわけか)
例え目の前のフリーレンという女が結界術に習熟していたとしても。
純粋な呪力とは言い難いエネルギーですぐさま簡易領域を習得するのは不可能だ。
十中八九、このカートリッジに籠められた簡易領域の術式を解析しモノにしたのだろう。
(もし俺が領域を展開していればまず自前の簡易領域で耐え、
それが破られれば支給品の簡易領域を再展開し逃げ切る算段だったのだろうな)
そののち、術式が焼き切れた所を貫通術式の飽和攻撃で撃ち抜く。
もし領域を展開していれば、とんだお手付きになる所だった。
そして、今簡易領域を攻撃に用いた判断も実に的確だ。
緻密な呪力の操作が求められる領域を維持するにあたって。
他人の領域、それも体内に展開されれば影響を受けざるを得ない。
───だが!
「龍鱗(りゅうりん) 反発(はんぱつ)」
────俺の呪力操作の方が一枚上手だったな。
自分の領域展延が八割以上吹き飛ばされたのを感じながらも、宿儺は心中でそう零す。
そのまま半身になり、フリーレンの正面に未だ領域展延の効果が残る左半身を向けた。
無論今の状況では貫通術式を完全に防御するのは不可能だが、軽減は可能。
即死さえしなければ反転術式が使える己にとって問題ない。
このまま半ば捨て身で残りの距離を詰めれば、それで勝ちだ。
勝利を確信しながら、呪いの王は最後の吶喊を遂げようとする。その刹那。
────全く。こんな大博打はしたくなかったんだけど。
フリーレンと視線が交わった瞬間。
虫の知らせにも似た、ある種の予感が駆け抜ける。
沈着さを保ったままの彼女の瞳に籠められていたのは敗北を受け入れた諦観ではなく。
むしろ、これから最後の勝負に挑もうという勝負師の瞳をしていた。
『シバクヤンケ』
聞こえる筈の無い幻聴を耳にした数秒後。
音の消えた世界に、轟音が響き。
その轟音に吸い寄せられるように僅かに視線を動かし、宿儺は己の後方に目を動かす。
すると彼がいる200メートルほど後方。街頭の影から現れたのは鋼鉄の戦象。
(────なんだと?)
今の宿儺は、領域展延のバリアーが人を殺す魔法によって大半剥ぎ取られている。
そのため残った展延で覆われた体の部位全てをフリーレンに向けている形だ。
必然的に呪力の防御すらままならない、無防備な部位を背後の敵に向けているに等しい。
思考がそこまで行きついた瞬間、迅速に右肩に刺された簡易領域のカートリッジを引き抜こうとするも、時すでに遅し。
「っ───!?」
宿儺が渋谷事変にて発動した領域の最大効果範囲200メートルよりもさらに遠く。
300メートル隔てた距離の前に、制限された索敵能力では如何な呪いの王と言えど。
呪力を全く介さない、鋼鉄の現代兵器の存在を感知するのは不可能だった。
その陥穽を突いた奇手。人を殺す魔法(ゾルトラーク)と現代兵器が交差する挟撃。
次瞬、『陸上自衛隊』のペイントが施された、10式戦車の滑空砲が火を噴き。
2キロの距離から600ミリの鉄板をぶち抜ける120ミリ徹甲弾が宿儺へと炸裂した。
◆
───どうでしょう。提案しておいてなんですが…
───この作戦はフリーレンさんの負担も危険も大きいです。別の手を考えても。
いいや、あくまで最後の手段としてならそれは悪い考えじゃない。
可能ならそうなるまでに撃退できるのが理想だけどね。
───でも私。操縦手は余り得意ではなくて……もしフリーレンさんに当たったら……
見込みのない計画に賛同するほど私も馬鹿じゃない。
そもそもみほに頼る局面は私が敵に殺されてるか、みほに撃ち殺されてるかの状況だよ。
みほが失敗したとしても私が埋め合わせる。心配しなくていい。
───分かり、ました。ではこれより………さるかに作戦を開始します………!
◆
迷いはあった。
当然だけれど、戦車で生身の相手を狙った事なんて無い。
もしかしたら、殺してしまうかもしれない。
───That's戦車道、これは戦争じゃない。道を外れたら戦車が泣くでしょ?
かつて対戦したサンダース大付属高校の隊長、ケイにそんなことを言われた。
生身の人間を戦車で狙うなんて戦争だ。戦車道では断じてない。
だけど、それでも。
───風紀委員として、こんな無法な状況は到底許せない。
事切れた園みどり子の姿が、フリーレンと重なる。
自分が決断しなければ、フリーレンは死ぬだろう。
才人達だって、どうなったか分からない。生きている保証なんてない。
みどり子を自分の代わりに弔ってくれた、心ある人たちを死なせたくない。
それでも彼女はギリギリまで迷っていた。
───どうして、ですか。
だから、彼女が真に決断を下したのはいよいよ砲撃を放とうとする直前。
10式戦車に搭載されたカメラから標的の映像をモニターで確認した時だった。
標的は、笑っていた。笑ってフリーレンを殺そうとしていたのだ。
それを見た瞬間、みほの心中に沸いたのはどうしてと言う感情だけだ。
フリーレンを殺そうとする刺青の男も、園みどり子を撃った狙撃手も。
────どうして貴方達は、笑って人を踏み躙ることができるんですか……!
許せなかった。認められなかった。
だから操縦手兼車長である彼女は、砲手に命じた。
西住みほが発する声としてはとても低く、重苦しい声で……発砲を許可します、と。
『シバクヤンケ』
トダーが支給されていたのは、紛れもなく幸運だと言えた。
10式戦車の定員は3名。
主催の調整で簡略化されていると言っても、1名では運用できない。
トダーに砲手を任せられなければ、みほ単独で全てを行うのは不可能だっただろう。
加えて、トダー自身の性能の高さも追い風に働いた。
超高性能のAIとハイスピードカメラを搭載し、何より機械ゆえに───、
躊躇のない、正確無比な砲撃が可能となるトダーはこれ以上ない砲兵だ。
『120ミリデヤッツケルヤンケェッ』
普段みほが操っている戦車とは比較できないほど高性能だが、操作の簡易化と引き換えに大幅に下がった有効射程。
装甲車両より遥かに的の小さな対人目標。近場には味方(フリーレン)も存在し、誤射の危険すらある。
もし作戦が失敗し、敵を仕留められなければ脅威はみほにすら及ぶ事が予想されるプレッシャー。
劣悪な条件下での、街道の曲がり角から姿を現し一息に行われる高機動の行進間射撃。
エクストリーム流鏑馬と呼ばれる。戦車乗りにとって紛れもなく最高難易度のパフォーマンスが要求される中、
それを可能にしたのはあらゆる戦場に適応可能だと評されたトダーのAIの性能。そして、
みほが幼少期から地道に積み上げた…十年の経験値。
仲間と夢を刻んだ月日だけが、その勝機(タイミング)を教える───!
ゴオオオオオンッ!!
遠雷にも似た砲撃音が暁の空に響き渡る。
神技と呼んで相違ない曲芸砲撃。
全く気にも留めていなかった。闘争の愉悦の為に捨て置いた弱者のあぶれた一刺し。
それは無防備に晒されていた王の右半身に着弾した。
「───っ!?…う、そ………」
みほの声帯が渇いた声を漏らす。
フリーレンが何故殺してしまうかなんて気にしなくていいと言ったのが理解できた。
何故なら受肉した生身の体にも関わらず、戦車の砲撃をうけてなお。
呪いの王は、倒れることなくフリーレンへ向け突き進んでいたのだから。
───すまんな、舐めていたよ。
右腕が吹き飛び、掌印を結ぶ事ができなくなった。
それは領域展開や手で作る影絵を媒介とする十種影法術が事実上使用不能になったのを意味する。
領域展延も今のダメージでは維持するのは難しい。だがそれでも、宿儺は無防備な状態で受けた戦車砲を生き残って見せた。
あえて領域展延を解除し、呪力での防御に切り替えたのだ。その結果、刹那の差で生還に成功したのである。
宿儺とフリーレンの距離は既に10メートルを切っており、これより先はお互いがレッドゾーンの交錯。
「人を殺す魔法(ゾルトラーク)」
だがあらゆる術式を中和する領域展延を解除したという事は。
それはつまり、人を殺す魔法を防御する手段を失ったのに等しい。
フリーレンも全力での人を殺す魔法の使用と、戦車砲の余波から身を守るのに精一杯だったが。
それでも彼女もここで仕留められなければ後がない。それ故に今咄嗟に放てる全力の追撃を放った。
「番(つがい)の流星」
直後、フリーレンの瞼が見開かれる。
宿儺が何某かの詠唱を唱えた0.2秒後、彼を穿つはずだった人を殺す魔法が逸れたのだ。
否、それだけでなく。人を殺す魔法を放つのに並行して作り出した防御魔法すら破られた。
───詠唱による威力の上昇か。やられた、そう思いつつ。
彼女の体が斬撃の余波で生まれた瓦礫に吹き飛ばされる。
(蛇使いとの戦いで試みた空を切る解だが…
あの時ほど的確にはいかなかったな。連射されればあっという間に凌ぎ切れ無くなっただろう。)
敵の術式そのものには干渉できずとも、敵の術式が突き進む空間には干渉可能。
闇の帝王の死の呪いを回避した技巧が、今葬送の魔法使いに牙を剥いた。
中断していた呪詞の再詠唱により出力を底上げした解により、攻撃と防御を同時に行う。
もっと距離がある状況であれば連射と防御魔法の再展開でいくらでも対応可能だっただろうが───
生憎、宿儺にはそんな暇を与える気は全くもって存在しない。
「一手───」
瓦礫に吹き飛ばされたフリーレンが必死に体勢を立て直し、防御魔法を展開しようとするが遅い。
それよりも早く、宿儺が残った手に握る童子切が彼女の首を落とす。
誰もが、フリーレンすら1秒後に訪れるその未来を疑っていなかった。
みほとフリーレンが組み立てた策悉くを正面から食い破った呪いの王が、今断頭の刃を振り下ろす。
「及ばなかっ───」
「てめぇがな」
な、と思考に空白が生まれる。
現れたのは、先ほど顎吐に相手をさせていた小僧だった。だがその速度は明らかに違う。
不味い、呪力で消し飛ばされた右半身を守らねば。
宿儺が刹那で思索し、それを実行するよりも早く。
圧縮された時間の中で、一人と一体の幕引きの一撃が炸裂する。
「『───遅ぇんだよ。クソだらぁ』」
─────ドッッッッ!!!!!
ひねりも何もない。けれど多くの宇宙人を撃破してきた妖怪の体当たり。
そこにガンダールヴと超級危険種の速度を乗せる。
それは反転術式で体を治す暇もなく戦っていた宿儺の右半身に突き刺さり────
踏みとどまることを許さず、朝陽が昇りつつある空の彼方へと吹き飛ばした。
────小僧ォオオオオォオオオオオオッ!!
………………
…………
…、
激昂する宿儺の姿は直ぐに朝陽に溶けて消えた。
エリア間に張り巡らされた結界の影響もあるだろう。
今度こそ戦闘の終結を悟り、フリーレンはふうと息を吐いた。
全く、命の授業開始から危うく死ぬところだった。脱力して視線を彷徨わせる。
「…なんでいるの?」
別に、意識して勝負をかける場所をここに選んだわけではない。
今気づいたのも偶々だ。別世界でまで見知った顔を見る事になるとは思わなかった。
でも、同時に何故自分が生き残れたのかも合点が行く。
フリーレンにとって異世界である世界。そこで著名な犬の像の隣に立つ、一人の男の像。
「驚いたな……まさか」
分かっている。直ぐに現実に戻らなければならないことは。
今から、みほとサイトにとても残酷で辛い報告をする必要があるのだから。
だから、呑気にも映る柔らかな笑みを浮かべて立つ男に笑い返したりはしない。
ただ埃をパンパンと掃って、今の仲間達の元へとフリーレンは歩み出す。
「まさか、こんな場所でも会うなんて、ね」
ハチ公像の隣に静かに佇む、1人の男の銅像。
穏やかに歩き去って行くエルフの魔法使いを見送る男。
その男の名は────、
◆
……おい、起きろ。
その命令で電源のスイッチが入ったかのように。
秋山優花里は目を覚ました。
「こ……ここは?」
戸惑うように周囲を見渡す。
鉄と油の匂いがツンと鼻をつき、資材や工具が辺り一面に鎮座しているのが見て取れた。
どうやらここは、何処かの工場であるらしい事を理解する。
その直後の事だった。もう一度「おい」と声をかけられたのは。
「貴方は……?」
「宿儺だ。死んでいたお前…秋山優花里に命を吹き込んだ張本人と言う事になるな」
「宿儺殿、ですか?」
淡い光を放つ2mはある怪物を背に、ぼこぼこと肌を波打たせ喪った腕を取り戻しながら。
宿儺は支給品である『アンドバリの指輪』によって、今しがた偽りの命を吹き込んだ死体の認識を確かめた。
顎吐の反転術式の影響か、指輪の効果か、玉犬に貫かれた傷は塞がっている。
ただ、血糊のべっとりついた大洗の制服がいささか見苦しい。
「着替えろ」
「は、はい!」
わたわたと着替える優花里の様は、一見すれば死んでいる様には見えない。
だが宿儺は確かに確認していた。彼女の脈も鼓動も既に止まっている。
既にこれは、生前をなぞるだけの死体人形だ。それは間違いない。
(燃費は予想以上に悪いな。元非術師の小娘1人動かすのに大半の呪力を消費するとは)
それは優花里から奪った支給品だった。
どんなものかと試しに使ってみたが、恐らく覚醒タイプであろう小娘1人動かすのに内蔵されていた呪力の半分近くを消費してしまった。
その後消費した自分の呪力を補填したので残りは約半分。
この量では力ある強者を殺して手駒にすることは望めそうになかった。
外付けの呪力の備蓄として扱う方がよほど効果的かもしれない。
「着替えました、宿儺殿!」
デイパックに入っていた新しい制服に着替えた優花里が声を張り上げ告げる。
思案に耽っていた宿儺は興味なさげに彼女を一瞥し、次の命令を下す。
彼にとっては優花里の格好なぞより此方の方が余程重要な事だった。
これが上手くいかなければ、本当に単なる話し相手にしかなりえないかもしれない。
「その円盤を頭に刺しなおせ」
玉犬で胸を貫き、影に取り込むより以前。
宿儺は優花里の支給品の説明書からスタンドDISCの情報を得ており。
その情報から優花里が死亡するよりも早く頭部を玉犬に叩かせDISCを確保していたのだ。
そして今、消える寸前だったDISCは優花里に返却された。
「はい。これでいいでありますか?」
本来生物にしか挿入できないはずのDISCが、再び少女の頭部に収まる。
そして兵隊を出すよう念じると、生前使っていた時と何ら変わる事無く。
彼女を守るように、ミニチュアの一個中隊が宿儺の前へと整列した。
恐らくは死体に偽りの命を吹き込む指輪の効果と噛み合った結果だろう。
事実この指輪で蘇らされた亡国の皇子は、生前と変わらぬ魔法を行使して見せた。
とあるマフィアの幹部も、死亡した後にほぼ死体のままスタンドを行使してみせている。
或いは折角偽りの命を吹き込んだのに、ただの少女では割に合わないと。
主催の森口が気を利かせたのかもしれなかった。宿儺にとってはどうでもいい話だが。
「俺の傷はもう直ぐ癒える。その後は他の者を殺しに行くぞ。お前にも働いてもらう」
反転術式により優先的に治した右腕の調子を確かめながら。
突き付ける命令は、彼女の生前と交わした契約とほぼ同じ。
共に参加者を殺して回れという命令だった。拒否権は当然認めない。
何しろ優花里の仲間には今の宿儺は借りがあるのだから。
借りは利子までつけて返済する必要がある。そう考えた故の命令だった。
そして、それに対し優花里は。
「それをやれば───私の大切な人たちを、傷つけないでくれますか?」
ほう、と宿儺が感嘆の声をあげた。
恐らくは生前の強い執着などが死後の反射として出ているだけなのだろうが。
だが死してなおとは、いささか驚いた。だが、好都合ではある。
優花里を目覚めさせる少し前、優花里が西住まほを撃った地点に足を運んだが。
そこには西住まほの遺体は残っていなかった。
つまり、秋山優花里を蝕んでいた罪は、初めから存在しなかった可能性が高い。
放送でまほが呼ばれなければ優花里の取り越し苦労だったのはもう確定だ。
そうなれば殺人者として育てる道はどの道頓挫しただろう。
脅したところで自死する手合いだ。今の方が当初描いていた絵図に近づけられる。
「あぁ、約束してやろう。お前が今度こそ契約を果たせば、お前の知り合いは傷つけん」
なお、当然の話であるが。
今の宿儺は優花里と縛りを結んだ訳では無い。
そもそも先に縛りを破ったのは優花里の方であり、
喋る道具と真に約束を交わすほど、彼は子供ではないのだから。
故にこれは単なる口約束。仮に約束を守ったとしても。
それは既に同盟を結んだ相手である雷の童や蛇使いに譲るだけの話。
それだけの話なのだが───それでも宿儺のその言葉を聞いて、ほころぶ様に少女は笑い、
「分かりました、じゃあやります!」
躊躇も、迷いもなく。
何も映していない瞳で宿儺の要請を快諾した。
今の優花里ならば、本当に迷うことなく標的を撃ち抜くだろう。
その様を見て、当初考えていたプランとは違う結果になったけれど。
微笑と共に参加者を殺しまわるかつての仲間の死体人形を見て。
あの戦車で己を撃ち抜いた者は何を思うだろうか。それはそれで面白いと言えた。
もう、秋山優花里は誰にも救えない。救うべき命は既に彼女の中にはないのだから。
心中でほくそ笑みながら、優花里のデイパックに入っていた一冊のカタログを投げつける。
それは優花里が現実逃避のために持ち出した、模型屋で無料配布されていたカタログだった。
「放送までの暇つぶしだ。戦車とやらの話をしてみろ。好きなのだろう?」
「おお!宿儺殿興味がおありですか!ではまずこの見開きの戦車から、
こちらはM4A1の試作型でー、こちらはM4A1(76)Wでー、こちらはM4A3E4で」
「………全部同じじゃないのか」
「ち、ちがいますよーっ、そんな流し見ではなく、もっとちゃんと見て下さい!」
【H-3工場/早朝/1日目】
【両面宿儺@呪術廻戦】
[状態]:呪力消費(小)、ダメージ(中・治癒中)、術式への制限(自覚済み)、
[装備]:童子切安綱@Fate/Samurai Remnant、秋山優花里@ガールズ&パンツァー
[道具]:基本支給品一式×2、アンドバリの指輪(残魔力5割)@ゼロの使い魔、秋山優花里の不明支給品0~2
[思考・状況]基本方針:塵殺。
1:ヴォルデモート、ゼオンと連帯し、会場の東で弱者を狩る
2:術式への制限について情報を集める。
3:最後に女の後ろにいそうな主催と闘るのも悪くない。
4:マハト、フリーレンらは次に会えば今度こそ殺す。
5:次の日没時にD-3へ向かう。
※参戦時期は25巻。人外魔境新宿決戦開始直前で、所謂"伏黒宿儺"です。
※魔虚羅は一戦闘後自動的に顕現解除されるよう制限されています。
※一度顕現させると次の顕現まで六時間必要となります。
※「大蛇」「虎葬」「円鹿」が「鵺」へ継承され、「嵌合獣 顎吐」に変化しています。
※「貫牛」は破壊されました。以降顕現不可能です。
※必中必殺の威力を備えた領域を展開できるのは黒閃を発動させない限り各放送間で1回に限ります。
※一度以上領域を展開しようとすれば必殺効果や効果範囲、威力が大幅に減退します。
※アンドバリの指輪の効果により、優花里を従えました。彼女に命令する事が出来ます。
激闘を終えたフリーレン達を戦車で回収したのち。
フリーレンが定めた方針は、迅速にこの場を離れるという選択だった。
生きていれば宿儺が戻って来るやもしれないし、他のマーダーに追撃を受ければ堪らない。
目的地は以前自衛隊の駐屯基地だが、宿儺を引き連れて行くことになれば最悪だ。
それ故に急いで準備をしてこの場を離れる。それがフリーレンの決定だった。
「平賀君、怪我はない?」
「あぁ…鎧とデルフのおかげで大きいのは何とか。死ぬかと思ったけどな」
インクルシオ様様だ。これがなければ三回は殺されている。
疲れてはいたが何とか大きいダメージは負っていない。
疲労も許容範囲内のため、何とか生き残って朝は迎えられそうだ。
しかし、それでも才人の顔は晴れなかった。
(なんて言やいいんだろうな……くそッ)
お前の友達はゲームに乗った奴と組んで、こっちを撃った挙句裏切られて殺されました。
……なんて、どう考えても最悪だ。笑い話にもならない。
だが、どの道あと30分もしない内に放送だ。そこで殺された子の名前は呼ばれるだろう。
どこまで話すべきか。いっそターボババアが撃たれた事は伏せてもいいかもしれない。
いや、きっとそれがいい。ターボババアだって、みほに負い目をおっ被せる事は望んで──
「ねぇ、平賀君………」
才人がそう結論付けようとした時、それよりも早くみほが彼に声をかけてくる。
その瞳は揺れており、何処か不安げだった。
一旦奇襲のポイントに移動するため別れた間、当然彼女は何があったのか知らない。
しかし、少なくとも良い事ではない何かがあったのだと言う事は薄々察しているのだろう。
それでも今尋ねるべきはそれではない、そう判断したみほは別の尋ねなければならない問いを口にする。
「ターボババアさんは、どこ?」
一旦別れたあと、何かあったのかという旨の問いかけではなかった事に才人は安堵して。
才人に憑りついたせいで招き猫の身体が置き去りになったのだろう。そう答えた。
ついでにあのババアも大分無茶をしたからフリーレンが探し、回収しに行ってるはずだと。
またあのふてぶてしい招き猫の身体に戻って、もう直ぐ二人で戻って来る。その筈だった。
「そっか……ターボババアさんも無事なんだ……よかった…………」
「あぁ、しぶといババアだよ、ほんと」
とは言え、今回はあのババアのしぶとさに助けられた。
お前の仲間がババアを撃ち殺したなんて最悪の報告だけは避けられるのだから。
才人のターボババアの印象は一貫してがめつくて恩着せがましくて凶暴で横暴な婆だが。
今回に限っては感謝してやってもいいと思う。そう思った。
「戻ったよ」
噂をすれば。丁度いいタイミングでフリーレンがターボババアを回収して戻って来た。
彼女が抱えたターボババアの招き猫のぬいぐるみはぴくりとも動かない。
流石にババアもへばったか。とは言えそれならうるさいのが静かで丁度いい────、
─────負けるんじゃねぇぜ。
ふと、その時。違和感を感じた。
何故だか、ターボババアが才人から抜ける時に呟いた言葉がリフレインする。
なんで、今。こんな事を思い出すのかと、才人はターボババアに声をかける。
「ようババア。どーしたんだよ、流石の大妖怪様もトシでへばったか?」
「…おーい。何とか言えっての」
「………………………」
「な、なんだよ西住……なんでそんな顔してんだよ」
「…おいババア、ふざけてる場合かよ、俺はともかく西住にあんな顔させていいんか?」
「何とか言えよ、うんでもあーでもクソだらぁでもいいからさ!」
「また俺蹴っ飛ばそうって魂胆ならその手には乗らねぇからな、おいっ」
「………っ、だって、お前。さっきまで俺と一緒に…………」
本当のことを言えば。
大丈夫なのか、という思いはあった。
だって、全身を蜂の巣にされていたのだ。人間なら即死している傷のハズ。
才人の身体を貸せと迫ったのも、損傷は少なからず影響していただろう。
そんな身体で、多分。ターボババアは全力を出していた。
臓器などが無事でも、少なくない出血を負った人間が無理をすればどうなるか。
考えるまでもなく失血死するだろう。でも、才人は根拠もなく大丈夫だと信じていた。
だってターボババアは不遜で傲慢で老害だけれど。
それでもみほや優花里たち弱者の味方で、強い大妖怪であることはもう疑っていなかったから。
だから、大丈夫だと─────、
「………なぁ、おい」
「起きろよ………ババア」
朝が来る。
【秋山優花里@ガールズ&パンツァー 死亡】
【ターボババア@ダンダダン 死亡】
【残り79人】
【C-6 勇者ヒンメル像前 /早朝/1日目】
【平賀才人@ゼロの使い魔】
[状態]:疲労(中)、全身に鈍い痛み(小)
[装備]:デルフリンガー@ゼロの使い魔、悪鬼纏身インクルシオ@アカメが斬る!
[道具]:基本支給品一式、グロッグ17(残弾12/17)&予備弾倉×3@現実
[思考]:脱出してルイズの元へ帰る。殺し合いはしない。
1:ルイズがここにいなかったのはよかったけど…泣いてんだろうな……
2:フリーレン達と行動する。
3:首輪の「仕掛け」を解除できそうな参加者か支給品を探す。
4:トダーに首輪の外し方教えられそうな工学に強い参加者もどっかにいねぇかな?
5:宿儺はフリーレンと一緒にぶちのめす。
※参戦時期はルイズと再契約を行った原作八巻終了時、九巻開始直前。
【フリーレン@葬送のフリーレン】
[状態]:胸と背中に刀傷(応急処置済み)、魔力消費(小)、瓦礫が当たった腹部に痛み(小)
[装備]:フリーレンの杖@ 葬送のフリーレン、簡易領域カートリッジ×3@呪術廻戦
[道具]:基本支給品一式、ターボババアの不明支給品1~3、園みどり子の首輪
[思考]:殺し合いから脱出する。
1:サイトやミホと行動を共にする。G-1にある自衛隊の駐屯基地に行きたい。
2:フェルンやシュタルクと早く合流する。
3:ターボババアには警戒。こちらに害を成せば容赦はしない。
4:バージル、マハト、ソリテールを警戒、再戦するならまだ前衛がいないと負ける。
※参戦時期はマハト編終了以降です。
※簡易領域を習得しました。ただし今はまだ展開中は結界の維持以外の行動がとれません。
【西住みほ@ガールズ&パンツァー】
[状態]:決意、宿儺やそど子を撃った者に対する強い怒り。
[装備]:10式戦車(残弾4、燃料80%)@現実
[道具]:基本支給品一式、コルベールの手紙@ゼロの使い魔、
トダー@TOUGHシリーズ
[思考]:殺し合いから脱出する。
1:平賀君たちと行動する。
2:お母さんやお姉ちゃん、優花里さんや華さんを探す。
3:どうして…酷い事が平気でできるんですか……!
4:園さん…ごめんなさい。でも少しだけ私に間違いを償う時間を下さい。
5:トダーさん、本当に凄い……
【簡易領域カートリッジ@呪術廻戦】
西住みほに4本セットで支給。
天与呪縛の呪術師、メカ丸が作成した簡易領域の術式が籠められたカプセル。
地面に突き刺すなどして術式を解放する事によって、1人分の簡易領域を展開できる。
展開された簡易領域は領域展開の必中必殺の術式を中和し、必中効果の無い通常の術式の効果も減退させる。
なお本ロワでは必中効果を付与されていない術式の減退効果は呪術のみならず、他の異能にも働く。
ただし、術式を付与された領域展開には最終的に出力差で押し敗けてしまう。
【童子切安綱@Fate/Samurai Remnant】
両面宿儺に支給。
盈月の儀に参加したライダーのサーヴァントが、大江山での酒呑童子退治の際に用いたと言われる太刀。
天下五剣と名高い常時発動型の宝具。魔力を消費し振るう事で雷と瘴気を放つことができる。
【アンドバリの指輪@ゼロの使い魔】
秋山優花里に支給。
水の力を込めた魔法石のはめられた水の精霊の秘宝。
その効力は極めて強力で、肉体の治癒のみならず死者を生前に近い形で自立行動させる事すら可能。
基本的に死体は指輪の持ち主に服従し、命令通りに動く。
また、人間を操る精神操作の効力も持つが、本ロワでは制限によりほぼ喪失している。
死体は指輪の魔力を使い切るか、大きな損傷を負う、何らかの手段で魔法を解除されると死体に戻る。
最終更新:2026年10月03日 22:31