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『超新星』







早朝の街は、冷えた鉄の匂いがした。
高層ビルの谷間を、薄青い光がゆっくりと満たしていく。
消えたままのネオン看板は、まだ夜の名残を引きずっていた。


「……ヒナァ。ホンマにこっちでええんか」


全身に包帯をグルグルに巻いた少年──宮沢熹一、通称キー坊が、鼻息混じりに吐き捨てた。
右脚は開放骨折。鼻骨は折れ、打撲は数えるのも馬鹿らしい。
本来なら、立って歩けるはずのない身体である。
それが今、至って『健康的』に歩けているのは、バフォリン(頭痛薬)によるプラシーボ効果と、背中をそっと支える、目に見えない『手』のおかげだった。


「うん。こっち。……誰かが助けてって、頭の中で言ってる」


隣を行く新田ヒナは、いつもの半目で前だけを見ていた。
至って奇妙なことを事も無げに言うが、キー坊には何も聞こえない。


「頭の中でて……お前それほんまに人間の声か? 鳥や虫の勘違いとかやないんか」

「キー坊、鳥や虫の声、頭の中に直接飛んでくることある?」

「……ないけど、ワシにあるかどうかは関係あらへんやろ」


軽口を叩き合ううちに、二人は一本の道の突き当たりへ辿り着いた。
そこにあったのは、街のはずれを塞ぐように広がる、鬱蒼とした森だった。

キー坊の足が止まる。


「……なんや、ここ」


木々は黒々と茂り、枝葉は幾重にも空を覆っている。
だというのに、鳥の声がない。羽虫の羽音もない。
獣の気配はおろか、虫一匹の息遣いすら感じられなかった。
命の抜け落ちた森。そう形容するほかない、薄気味の悪い静けさだった。


「気色悪いのォ……。ヒナ、お前ほんまに行く気か」

「うん。行く」


ヒナは、そんな空気など気にも留めずに、すたすたと森の入り口へ歩み寄る。
キー坊は舌打ちし、その前に回り込んだ。


 ガサ。


そのとき、森の奥から何かが近づいてくる音がした。
草を踏み分ける、不規則な足音。
咄嗟にヒナを背に庇う位置へ滑り込み、キー坊は腰を落とす。
灘神影流の構え。折れた右脚が悲鳴を上げるが、そんなものは今さら知ったことではなかった。


霧の中から現れたのは、一人の少女だった。
胸には、緑色の肌をした、耳の大きな赤ん坊のような生き物を抱いている。
泥と涙で汚れていても分かる、整った顔立ち。長い黒髪。


「……えらいベッピンさんやんけ」


内心で舌を巻きつつも、キー坊は低く問うた。


「誰や。殺し合いに乗っとるんか」


少女は、怯えたように足を止めた。
けれど逃げなかった。腕の中の小さな緑色の子を、きゅっと抱え直す。


「キー坊。あの子」


ヒナが、背後から耳打ちした。
"あの子"が差すのは、どうやら緑色の赤ん坊のほうらしい。


「助けてって言ってたの、あの子」

「……へぇ」


キー坊が構えを解くと同時に、少女──風野灯織は、二人を見て何かを判断したらしかった。
殺し合いに乗っている者の目ではない。
そう悟った瞬間、堪えていたものが堰を切ったように、その双眸から溢れ出す。


「お願いします……っ」


 深く、頭を下げた。


「めぐるを……、私の友達を、助けてください……!」



◆



民家の窓の隙間から、白んだ朝の光が細く差し込んでいた。

D-4の一角。
グラディスは、埃っぽい居間の隅で膝を抱え、荒い息を整えていた。
傍らには、人形のように座らされた八宮めぐる。
疲労は限界に近い。ただ休む。休んで、生気を取り戻す。それしか頭になかった。

故に、気づくのが遅かった。


 ──ザ、ザ。


窓の外を、誰かが歩いていく。
グラディスは反射的に床を這い、カーテンの陰へ身を隠した。
心臓が、枯れた胸の中で乱暴に跳ねる。


恐る恐る、隙間から外を窺う。
そこにいたのは、白髪の、継ぎ接ぎ面の男だった。
若い。笑っているようにも見える。
けれど、その佇まいには、人としての『何か』が欠けていた。
肌が粟立つ。老いた魔女の本能が、全力で警鐘を鳴らしていた。


(……駄目。これは、駄目だわ)


手駒にできる相手ではない。そう直感した。
グラディスは息を殺した。ここで動けば死ぬ。動かなければ、やり過ごせる。
男は一度もこちらを見ることなく、窓の前を通り過ぎていった。


その背中が角を曲がって消えるまで、グラディスは石のように固まったまま見送った。
そして。


「…………はぁ」


ようやく、吐息が漏れた。



「安心した?」



首筋に、息がかかった。






「ひッ──!?」


グラディスは飛び上がった。
振り向きざま、護身用に見つけておいた、手近にあった包丁を力任せに突き出す。
刃は男の胸へ深々と沈み込んだ。
肉を貫く、確かな手応え。


「……あ、は、はは……!」


安堵が、遅れて押し寄せる。
窓の外にいたはずの男が、なぜここにいたのか。そんなことはもうどうでもよかった。
殺した。やった。私は、まだやれる。

だが、胸に包丁を生やした男──真人は、痛がるでもなく、ただ心底がっかりしたような顔で呟いた。


「なんだ、呪術師かと思ったけど、違ったか」


真人の手が、グラディスの頭をがしりと鷲掴みにした。


「……っ!? ……、…………!」


口が、動かない。
声が出ない。
真人の指が、頭蓋に食い込んでいく。

術式『無為転変』
真人の指先が、そのまま老婆の頭蓋を、粘土のように押し開いていく。
声を出すことすら、もう真人の許可がなければ叶わなかった。

真人は、ゆっくりと、子供に言い聞かせるように口を開いた。


「あそこにいる、放心状態の子。
 あの子をどうやって支配してるのか──教えてくれるかな」


彼の視線の先には、壊れた蝋人形のように、ぴくりとも動かない少女。


「教えてよ。アンタみたいな婆さんがさ、どんな手を使って、この子を支配してるわけ?」


グラディスは何も答えたくなかった。
なのに、意に反して口が動く。
舌が、勝手に回り出す。
枝のこと。ストラップのこと。血のこと。折ること。
呪術の手順を、ひとつ残らず。


その手には、『すでに折れた二本目の枝』が握られていた。



◆



真人の術式『無為転変』は、触れた者の魂の形を、自在に作り替える。
妙な縛りを結ばされたのか、消費する呪力が増していようと、時間をかければ燃費はさほど悪くない。
それが分かっただけでも収穫だった。

頭蓋を開かれ、脳に直接指を触れられたグラディスは、もはや真人の問いに答えるだけの人形だった。
全てを聞き出し終えたとき、真人は退屈そうに息を吐いた。


「じゃ、もう用済みかな」

「──ぇぅ、あっ──」


真人はグラディスの体を、指先ひとつで極限まで縮めていく。
老女は米粒ほどの大きさになり、声にならない声を上げた。
その小さな塊を、真人は躊躇なく口へ放り込み、ごくりと飲み込んだ。


「あーあ。案外しょーもなかったな」


伸びをするように呟き、真人は改めて、部屋の隅で放心したまま座り込む少女──めぐるへ向き直る。


「でもま、こっちが本番だし」


めぐるの前にしゃがみ込む。
唇に指を差し込み、顎を押し開く。
そして、取り出した『ナニカ』を、その小さな口の奥へ、ぐい、とねじ込んだ。



◆



灯織の腕の中で、グローグーが、ふと顔を上げた。
黒い瞳が、森を抜けた先の通りを向く。小さな三本指が、一方向を指し示した。


「こっち……なの?」


グローグーは、「んぅ」と頷く。

灯織たちは、グローグーの示す道を走った。
先頭を走るのはキー坊。折れた右脚を、ヒナの念動力に支えられながら、半ば無理やり前へ運んでいる。


「おいヒナ、足引っ張んなやっ!」

「引っ張ってないし。むしろ引っ張ってあげてるし」


そんなやり取りの末に辿り着いたのは、一軒の古びた民家だった。
キー坊が壁際に張り付き、窓から内部を窺う。
その目が、すっと据わった。


居間の奥で、継ぎ接ぎ顔の男が、床に座り込んだ金髪の少女の口へ手を突っ込んでいた。


「……こんの、クソボケがァッ!!」

「おわ」


ヒナが間の抜けた声を上げるよりも早く、窓ガラスを砕いてキー坊が突入する。
めぐるから手を離した真人が臨戦態勢を取るが、すでにキー坊の攻撃は始まっていた。



「灘神影流──『破心掌』ッ!!」



掌底が真人の胴体を捉える。
その一撃は確かに肉を捉えた感触があった。


「ゲバァハァッ!!」


血反吐をまき散らし、真人の身体が吹き飛んでいく。
しかし、


「チィッ……!」


キー坊の舌打ちが響いた。
吹き飛んだということは、効いていない。
破心掌は、正しく入れば相手はその場で崩れ落ちる。
吹き飛んだということは、衝撃が逃げたということだ。


「めぐるっ!!」


舌打ちするキー坊の後ろで、グローグーをヒナに預けた灯織が倒れためぐるの身体を抱き起こした。


「めぐる……! めぐる、しっかりして……ッ!」


返事はない。
そして呼びかけの声すらも止まってしまった。
言葉を失った灯織に続き、様子を見守っていたヒナが悲鳴を飲み込んだ。


めぐるの閉じた瞳の隙間から、どろどろとおびただしい量の血液が流れ落ちていた。



―――めぐる。めぐる……。お、名前あった。『八宮めぐる』か。



どこからか、馬鹿にしたような声が降ってきた。
真人の声は、家屋のあちこちから跳ね返って、位置を掴ませない。
吹き飛んだ先から、壁を、天井を、床を、猿のように駆け回っているらしかった。


「出てこんかい、ゴラァ!」

―――やだよ。痛いの嫌いだし。


"ダサい"プロレスじみた「やられたフリ」をしておいて、よく言う。
苛立ちにこめかみが軋むが、しかしキー坊は動けなかった。
こうも声が散っていては、どこへ追撃すればいいか分からない。ましてや、傍らには、動かない少女と、泣きじゃくる少女がいる。


「ド腐れが、若い嬢ちゃんに何しくさったんじゃ……!!」

―――教えてあげてもいいけど。……もう意味ないかもね。

「めぐるに……何をしたんですか!!」


灯織の叫びが、部屋に響く。
真人はくすくすと笑った。


―――別に。ちょっと、濃い『呪い』を飲ませただけ。

「の、……ろい……?」

―――そう。とびっきり濃くて、とびっきり危ないやつ。


灯織の顔から、色が失せていく。


そのとき。
めぐるの身体が、びくん、と震えた。
閉じた瞼が、ゆっくりと持ち上がる。


「……! めぐる……!?」


絶望の淵で、灯織が声を上げる。
その上から、真人の声が、高らかに降り注いだ。


―――ご紹介しよう。呪物の名は、『呪胎九相図』。


それは、まるで祝福のようだった。


―――俺にとっては改めてになるけど、受肉おめでとう、腸相。これから一緒に、呪いを振りまいていこうよ。


次の瞬間。
民家全体を、凄まじい振動が襲った。



◆



──数分前。

真人は、グラディスの視線を窓の外へ逸らすため、一体の分身を作っていた。
本体が民家の内側で事を済ませた頃合いを見計らい、分身は来た道を引き返す。


曲がり角で、人影とぶつかりかけた。


異国の青年だった。
ブロンドの髪。鋭い眼光。腰に下げた金属の筒。

アナキン・スカイウォーカーは、剣呑な面持ちで真人を見据えていた。
一歩、また一歩と間合いを詰めてくる。


「おっと」


分身の真人は、両手を上げてみせた。


「待った待った。俺、実は分身でさ、本体じゃないんだよね。
 戦うのは構わないけど、ここで消耗するのは、お互いに得策じゃないと思うんだよね」


アナキンは、答えない。


「本体がさ、戦う力のなさそうな連中が潜んでる家を見つけてるんだ。
 先にそっちを、協力して片付けない? 俺たちがやり合って、そいつらを取り逃がしたら馬鹿みたいじゃん」


しばしの沈黙。
アナキンは、短く答えた。


「……いいだろう」


合理的な提案だった。
殲滅するならば戦力のない者から。それが最短で終わらせる道だろう。


二人は、来た道を並んで引き返した。
やがて一軒の民家が視界に入る。


「あれだよ。あの中にいる」


真人が指差した、その瞬間。
アナキンの右手が、家屋へ向けられた。


その指が、ゆっくりと握り込まれていく。
握りの速度に、同調するように。
民家の躯体が、みしり、と軋みを上げた。壁が内側へたわみ、屋根が沈み、見る見る小さくなっていく。

分身の真人の脳裏には、なぜか渋谷の地下での記憶がよみがえっていた。
額に冷や汗を滲ませ、「……マジか」と呟くのが精いっぱいだった。



◆



ミシ、ミシミシミシ──。


家が、悲鳴を上げて潰れていく。
天井から埃が降り、壁にひびが走る。窓枠が歪み、ガラスが次々と弾けた。


「何や、この揺れ──!」


最初に動いたのは、グローグーだった。
ヒナの腕の中から、小さな手を伸ばす。
灯織と、彼女が抱えるめぐるの身体が、見えない力に押されて宙を滑る。

「きゃああああ!?」


一人分の可愛らしい悲鳴が窓の外へ飛んでいき、その直後に窓が完全に潰れた。


「ぁぅ」

「大丈夫」


脱出路が塞がったと耳を垂らすグローグーをヒナが励ました。
おもむろに持ち上げた右腕を壁にかざすと、その箇所に穴が開き、グローグーを灯織のもとへ念動力で飛ばす。
無事に灯織が受け止めたのを見届けた丁度そのタイミングで梁がへし折れ、天井裏の材木がなだれ込み、壁が崩れて隣の部屋のベッドが吹き飛んできた。
慌てて避けるキー坊と距離が開くがヒナは気にせず、続けてキー坊を飛ばそうとするが──揺れ続け崩れゆく家の中では、その狙いはあまりにも定まらなかった。


「次、キー坊」

ヒナはキー坊へ手を向けた。
だが、揺れる家の中で狙いが定まらない。
念動力は、キー坊ではなく、部屋中の家具を巻き込んだ。
箪笥が飛び、椅子が舞い、食器棚が宙で砕ける。
キー坊は、それらに挟まれて、かえって身動きが取れなくなった。


「おい、なんかタンスとかテーブルとかどんどん吹き飛んどるぞ!?」

「揺れててズレる。動くな」

「瓦礫で潰れて死ぬわ!! もうええわ、さっさと逃げろお前!!」

「──は?」


ヒナは、呆れた顔で彼を見た。


「キー坊を逃がしてからじゃないと、ダメでしょ。……何言ってんの」

「ンなこと言うとる場合かっ! ……いや、待て」


キー坊の目が、はたと見開かれた。


「そもそもお前やったら、この家の崩れんのも止められるんとちゃうんか!?」

「…………あ」

「『その手があったか』ちゃうねん!! さっさとやれや!!!」

「む」


命令されてはやる気が出ない。
まあとはいえ、今は人命がかかっている。


「それはそう」


ここは素直にする場面だ。
片手を天井へ向ける。
悲鳴を上げていた家屋の絶叫が、ぴたりと止まった。



◆



アナキンは、握り込んだ右手から伝わる『反発』に、眉をひそめた。

潰れていくはずの家が、潰れない。
内側から、何か強大な力が押し返している。


「……」


視線を路上に逸らせば、家屋から脱出を果たした二人の少女と、どこか見覚えのあるような小さな緑色の生き物。
脳裏をよぎる既視感をアナキンは頭を振って追い出し、腰のライトセーバーへ手をかけた。
傍らの分身真人は、肩を竦めたまま静観の姿勢を見せる。

まずは、崩壊寸前の家は捨て置く。
中から飛び出してきた、少女たちを片付ける。
アナキンは、ゆっくりと歩を進めた。

灯織は、両目から血を流しながら未だ意識が無いめぐるを背に庇った。
震える両腕を広げ、アナキンを睨み上げる。
けれど、アナキンの視線は、彼女を見ていなかった。

その背後。
横たわっためぐるの頭に、小さな手を置いている、緑色の生き物。
グローグー。


「……あれは、何をしている」



◆



満天の星空だった。


息を呑むほどの輝きが、頭上いっぱいに広がっている。
グローグーは、気づけばその真ん中に立っていた。
空が、近い。
手を伸ばせば、星に触れられそうだった。


どこかで見た光だと、思った。
父と駆けた、銀河の旅。
ディンの操る船の窓から眺めた、あの星々。
グローグーの長い耳が、ぺたりと垂れた。


伏せた視線の先に、少女がいた。
めぐるだった。
どす黒い茨が、彼女の身体に幾重にも絡みついている。
棘が肌に食い込み、その金色の髪は、泥のようなもので汚れていた。


グローグーは、手をかざした。
この茨を、解かなければ。
老婆の呪いが、まだ彼女を縛っている。


そのとき、気づいた。
めぐるの傍らに、誰かが膝をついている。


人の形をしたそれは、無言で、めぐるに巻き付いた茨を剥がそうとしている。
乱暴ではない。
丁寧に、壊れ物を扱うように、棘を抜き、蔓を解いていく。


グローグーは、じっとその背を見つめた。
知らない者のはずなのに。
どこか、父に似た雰囲気を感じた。


しかしその作業は順調とは言えない。
グローグーはフォースで茨を剥がす作業に参加する。
呪いを解く順番。茨を取り除く順番を読み取り、動かしていく。
二人掛かりの作業でもって、やがて最後の茨が取り払われた。
めぐるの瞼が、ゆっくりと開く。


「ぶわ」


グローグーはその胸に飛び込んだ。
めぐるは少し驚いた顔をして、それから、優しくその小さな身体を抱きとめた。



◆



夜明け前の路上。
アナキンは、まず灯織を片付けることにした。

緑色の生き物が、倒れた少女の精神に何を働きかけているのかは分からない。
だが、戦う術を持つ者を、目覚めさせようとしている可能性は十分にある。
そして、それを庇ってただ身を挺するしかできない少女が一人。
ならばそちらを先に始末すればいい。


アナキンは、右手をかざした。


「あ……っ、……ぐ……!」


灯織の首に、見えない指が食い込んだ。
足が、地面を離れる。
身体が、ゆっくりと宙へ持ち上がっていく。


苦しみ悶える灯織を見て、グローグーがめぐるの頬をペチペチと叩く。


めぐるの瞼が、震えた。



◆



満天の星空の下。
めぐるは、"ソレ"の声を聴いていた。


それは、めぐるにしか聞こえない声だった。
側に佇む"ソレ"は、静かに何かを語り掛けてくる。
受肉のこと。呪いのこと。自分が何者であるのか。
そして、死んでいる弟たちと一緒にいるらしい、自分の知らない弟のこと。


めぐるは黙って聞いていた。
そして、静かに頷いた。


その目から、一粒、"透明な涙"がこぼれた。
その表情には強い決意が込められていた。


「受け入れるよ」


めぐるは言った。


「だから、お願い」


"ソレ"を真っ直ぐに見つめて。


「灯織を、助けて」


"ソレ"は、了承した。



◆



崩壊寸前の家屋の中。
キー坊とヒナは、慎重に出口を探していた。

最初、ヒナは念動力で瓦礫を吹き飛ばそうとした。
だが、キー坊に止められた。


「アホか。外に灯織たちがおるんや。当たったらどないすんねん」

「……あー」


ヒナは、素直に手を下ろす。
二人は、軋む廊下を、一歩ずつ進んだ。


「出られるとこ、ないの」

「探しとるわい。……ん?」


崩れた廊下の向こうから、人影が現れた。
金髪の少女だった。
その顔を見て、キー坊の目が見開かれる。


「お前……さっき、あの継ぎ接ぎ面に、何か飲まされとった──」


同じ顔だった。
キー坊は、駆け寄った。


「おい、無事やったんか! 一緒に飛んでった娘は!?」


その瞬間。
金髪の少女の身体が、ふっと沈んだ。
俊敏な動きで、キー坊の懐へ潜り込む。
その掌底が、キー坊の腹へ、深々とめり込んだ。


「が……っ!?」


キー坊の身体が、くの字に折れる。
膝をつき、悶絶する。


「キー坊!」


ヒナが駆け寄ろうとした。
その足を、誰かが掴んだ。

砕けた床の穴から、一本の腕が伸びている。
ヒナの足首を、がっちりと握りしめていた。


「……無為転変」


床の下から、軽い声と、


──パキリ。


枝の折れる音がした。



◆



崩れかけの家屋が吹き飛ぶのと、路上に赤い濁流が溢れるのは、ほぼ同時だった。

爆ぜた瓦礫は、勢いを失った途端に、重力を無視して空中に静止した。
ひとつ、ふたつ、みっつ。……いっぱい。
無数の破片が、ある一点を中心に、ふわりふわりと浮かんでいる。

その中心にいたのは、新田ヒナだった。

目は開いている。けれど、焦点は合っていない。
真人の『無為転変』によって脳を弄られた彼女は、念動力の制御を失い、完全な暴走状態に陥っていた。

キー坊は、ヒナのデイバッグと共に、彼方へと吹き飛ばされていた。
さっきの金髪の少女も、どこかへ姿を消している。

その傍らに、継ぎ接ぎ面の男が悠然と立っていた。
真人は、大量の血液で満たされた路上を見渡す。
赤い液体を避けるように、空中の瓦礫へ飛び乗った青年──アナキン。
彼を見つけて、へえ、と口の端を上げた。

そして、濁流の源泉には、めぐるの姿があった。

彼女は、首を押さえて咳き込む灯織と、その傍らで彼女を気遣うグローグーの前に立ち、血液の濁流を指揮するように、片手をかざしていた。


「ようやくお目覚めかな、腸相。その子の身体、気に入った?」


真人の軽口に、めぐるの口から、男の声が響いた。


「受肉の礼だ。この異人を片付ける手伝いくらいは、してやろう、呪霊」


「俺の名前、真人ね。てかさっきも言ったけど、呪い同士、仲良くやっていこうぜって思ってんだけど? 一緒に呪いを振りまいていこうゼ。オマエの弟たちを殺した虎杖悠仁ぶち殺したりさ」


 めぐるの眉間に、深い皺が刻まれた。
 しかし。


「それを決めるのは、オマエじゃない」


それは、灯織の知るめぐるのものとは、思えない声だった。
言葉だった。
表情だった。

フォース・チョークの圧から解放されたばかりの灯織は、震える声を絞り出した。


「めぐる……?」


真人の言う通りなのか。
もう、めぐるではない『何か』になってしまったのか。

金髪の少女が、振り返った。

 その顔に浮かんでいたのは、灯織がずっと見てきた、"いつもの笑顔"だった。
"いつもの声"が、告げた。


「大丈夫、任せて!」




◆



アナキンが、動いた。

この場で最も危険なのは、見るからに制御不能な黒髪の少女だ。
瓦礫を蹴り、ヒナへと肉薄する。

ヒナの念動力は、反射的に、瓦礫をアナキンへ殺到させた。
電柱、ブロック、瓦、ガラス片。
だが、どれも当たらない。
アナキンは自分が進む道筋へ飛来する瓦礫だけを、フォースで跳ね除けていた。

ヒナの暴走した力は出力、効果範囲において驚異的ではあるものの、アナキンの制御され、研ぎ澄まされた力に対し、精度と局所的出力の面で負けていた。

その隙を、真人が埋めた。


「多重魂・撥体」


ストックしてあった改造人間の魂を、融合させる。
拒絶反応によって膨れ上がった異形の肉塊が、アナキンへ向けて、放たれた。

見るからに醜悪、悍ましい。
その上、虚を突いた一手であろうそれに対し、シスとなったアナキンは冷徹な表情をピクリとも動かさない。

飛び込んでくる改造人間の顔面に、ライトセーバーを突き立てる。
刃を支えにするように、上空へ跳躍。
そのまま、改造人間の背を走り抜ける。


その頭が、横からの衝撃で地面へ叩きつけられた。


「穿血」


めぐるの口から、腸相の声が響いた。
圧縮された血液が、音速を越えて標的を穿ったのである。

しかし、アナキンは咄嗟に右手──機械製の義手で頭を守っていた。
衝撃のダメージはあれど、負傷させるには至らない。


(浅いか……)


腸相は、内心で舌打ちした。
受肉体と共存しているめぐるの身体では、術師としての肉体強度が足りず、『赤鱗躍動』が使えない。
ならば、距離を詰めての追撃より、遠距離攻撃に徹するべきだ。


次の一手を準備するその頭上に、瓦礫の雨が、降ってきた。


周囲の路上に満たされた血液が、灯織とグローグーもろとも、腸相を押し流す。
しかし、瓦礫は広範囲に及び、なかなか安全圏へ出られない。


「苅祓」


高速回転する血液の円盤が、降り注ぐ瓦礫を、次々と両断した。
腸相は、舌打ちと共に、真人へ吐き捨てる。


「まずは、その娘からか!?」


だが、同じ口から、即座に、めぐるの声が飛び出した。


「ダメですよ!?」


異心同体のやり取りが、言い合いになっていく。
真人は、それを横目に、傍らに立つヒナを見下ろした。


ヒナの暴走は、街ひとつを壊滅させるだけの暴威だ。
真人は、グラディスの枝と『無為転変』を組み合わせ、ヒナへ三つの命令を刻み込んでいた。
『念動力の暴走』。
『出力制御不能』。
そして、『真人への攻撃不可』。


「こっちからの指示くらいは、聞けるようにしとくべきだったかなぁ」


へらへらと反省しつつ、ヒナの頭へ手を伸ばす。
さらなる命令を、書き加えるために。


その真人の頭めがけて、ライトセーバーが飛んできた。


ヒナの死角では念動力が弱い。
それを見抜いたアナキンが投げ放った一撃だった。
しかし、真人は容易くその柄を掴み取った。


「惜しい惜しい。で、これでおしまい?」


余裕綽綽でアナキンを挑発する。
しかし事ここに至っても、アナキンの表情は変わらなかった。


「視界の隅々まで注意深く観察し、死角からの攻撃にも十分な警戒を払えても──」


アナキンは、静かに言った。


「その直後に、"見えない"相手を気取るのは、無理だったようだな」

「なにっ」


真人の視界の隅で。
大地の瓦礫が、衝撃と共に、ひび割れた。


ヒナの支給品だった、透明マント。
それを纏ったキー坊が、真人の足元へ、潜り込んでいた。
踏み込みの『震脚』が、アスファルトを割る。

祈るように組まれた両の手が、真人の膻中へ、深々と突き刺さった。




「灘神影流──『菩薩拳ッ!!』」








◆



唖然とした表情のまま、真人の腹部が、弾けて吹き飛んだ。
胴の上下が、泣き別れになる。
そのまま、瓦礫の上へと崩れ落ちた。

呪力を扱えないキー坊の打撃は、真人に対して、動きを止めることすら叶わない。
だが、菩薩拳は、全身から生命エネルギーたる『気』を発散する技だ。
反転術式と同じ、『正のエネルギー』。
それを弱点とする呪霊に、効かない道理はない。


けれど、キー坊の表情は、険しいままだった。


「……なんやバチあたりなことした気分やわ」


誰にともなく、呟く。


「菩薩拳は、死中に活を見出す技。
 危険を承知で、相手のド真ん前に飛び出していくのが肝要やのに、こんな小細工で、相手にブチ当ててるようじゃ、オトンもええ顔せんやろうなぁ」


それから、少しだけ口の端を上げた。


「まあ、今回はお化け退治っちゅーことで、大目に見てもらおか」


そして、アナキンの方へ向き直る。


「ほんで、まだやんのかい」


フォースで引き寄せていたのか、真人に投擲したライトセーバーは、いつの間にかアナキンの左手に握られていた。
右手の義手は、異音を立てていて、使い物にはならなさそうだ。
けれど、アナキンの視線には、一分のゆるみもなかった。


キー坊が、拳を握る。
しかし、



「キー坊、こっちが先」



ヒナの声が、遮った。

真人を倒しても、念動力の暴走は止まらない。

瓦礫がまだ宙を舞い続けている。

それどころか、周囲の民家を持ち上げ、路面を引き剥がし、空中でねじり切り、押しつぶし、破壊は止まらない。



まるで、超新星爆発の前兆として恒星の周囲に天体が引き寄せられるかの如く。
そして、集められたものは須らく破壊されていく、ここはまさに破滅の領域と化していた。



「なんとかならんのか、ヒナ!」


キー坊の叫びに、ヒナは、静かに答えた。
いつもの半目で、けれど、どこか達観したような顔で。


 彼女は、はっきりと言った。


「仕方ない。私を殺して」



◆



瓦礫が、キー坊を襲う。
アナキンを、襲う。
腸相たちを、襲う。

電柱が引き抜かれ、ライトセーバーとぶつかり合った。
ブロック塀が持ち上がり、路上の血液を押し退けていく。


「受肉の恩も、返す相手がいないようではな」


腸相はそう呟き、灯織とグローグーを連れて、撤退しようとした。
しかし、灯織が叫ぶ。


「ま、待って! 二人を置いていけない!」

「んぅ!」


グローグーも、小さな手を伸ばして抗議した。
そもそもあの二人を連れてきたのは彼女たちだ。
腸相は、困ったように眉を寄せる。


「先に逃げェ! ここはワシがなんとかする!」


キー坊の声が飛んだ。
灯織は、唇を噛んだ。
それでも、めぐるに──腸相に押されるまま、その場を離れる。
最後に一度だけ、振り返る。


キー坊が、ヒナへ檄を飛ばしていた。


「大丈夫。前いた職場……職場? でも、命の危機を感じる場面もさ、無くはなかったから」

「アホ抜かせ! 殺せるかボケ! 灘神影流には、気脈を整える打撃があるんや! それを使えば──」


 ゴッ。


キー坊の顔面に、どこかから飛んできた炊飯器が、強かに叩きつけられた。


「ぶへっ!?」


先ほどまでは、『真人への攻撃不可』の命令があったため、近くにいた真人を避けて、念動力もいくらか弱かった。
だが、真人が倒れた今となっては、ヒナの全方位が危険地帯だ。

屋根の瓦が、列をなして飛来する。
キー坊はそれを躱しながら、必死に頭を捻った。


「ええか、ヒナ、何とか──」


その隣を、アナキンが駆け抜けていった。


やることは、変わっていない。
フォースで自分の周囲の念動力を抑え、捻じ曲げる。
安全圏を作る。
それでも避けきれない飛来物は、身体能力で躱し、ライトセーバーで切り落とす。


アナキンは、ヒナの目の前に立った。


「……おい、やめ──」


キー坊の声が、途切れた。


ヒナは静かに、アナキンを見上げた。
彼女は、拒まなかった。
いつもの半目のまま、小さく頷く。


「お手数おかけする」


青い刃が、振るわれた。


新田ヒナの身体が、地に落ち、
同時に、空中に留まっていた瓦礫が、一斉に降り注いだ。



◆



瓦礫が降る。
轟音の中、キー坊は、見た。

胴体を上下に断たれて倒れていた真人の傍らに、五体満足のもう一人の真人が、近づいていく。
分身だった。
二人の真人は、ひとつに溶け合い、キー坊をあざ笑うかのように、瓦礫の影へと消えていった。



キー坊は、一度だけ、怒声を吠えた。



それから、透明マントを引き被る。
ヒナの血に濡れた手で、彼女のデイバッグを、強く握りしめて。


残されたアナキンも、降り注ぐ瓦礫を避けつつ、その場を後にした。



◆



路上を、"めぐるの顔をした少女"が走っていた。

真人によって、二体分の改造人間を融合された『幾魂異性体』。
常人を遥かに越える身体能力を持つその少女は、もとはグラディスという老婆だった。

彼女は真人に『無為転変』を施される直前、自分の身に降りかかる災難を予見していた。
そして、初めての試みを行っていたのである。

『自分に対する洗脳支配』。

呪物の枝を用いて、グラディスは、自分自身の精神の支配権を事前に確保していた。
彼女が握りしめていた『二本目の枝』は、そのためのものだった。
「意識を奪われたら、従うふりをして、隙を見て逃げろ」。
そう、自分自身に命じていたのだ。


さすがに真人が直接触れた状態で「無為転変」を施され続けている間に自我を取り戻すことは叶わなかったが、家屋の中で真人によって『幾魂異性体』の肉体を与えられ、キー坊への攻撃を命じられたとき、彼女は真人の支配から脱していた。
その場では指示通りに動いて、キー坊の腹を打ち、真人がヒナの足を掴む隙を作る。
そしてヒナの念動力が暴走し、全員の意識が逸れた隙を突いて、場を離れた。

結果。
グラディスは、呪物の枝と、めぐるという駒を失った。
その代わりに、若く、美しく、超常の肉体を手に入れたのだった。


(ふ……ふふ、ふふふ!)


老いて枯れ木のようだった手足が、羽のように軽い。
咳も出ない。胸も痛まない。
生気が、全身にみなぎっている。


(これよ。これが欲しかったのよ。若さ。力。ああ、なんて素敵なの!)


有頂天のグラディスは、今後の展望に思いを巡らせた。
この身体なら、誰も恐れることはない。駒など、また作ればいい。
あの白髪の男も、いつかは──。



その首を、青い光の刃が、斬り飛ばした。


「……あえ?」


間の抜けた声が、宙に残った。


混ざり合った魂の最も強い気配を追ってきたアナキンは、こと切れた少女の亡骸から、首輪を回収した。
少女を二人、立て続けに殺した。
だが、それがどうした。そこに何の感慨もないことに、アナキンは安堵すら覚えていた。

アナキンは、懐に収めた二つの首輪を見つめる。
ヒナのものと、グラディスのもの。

地図によれば、この近くに、家電量販店がある。
穿血によって故障している右腕の義手を修理するには、パーツ取りが出来そうな場所に向かうのがいいだろう。

そして、手に入れた二つの首輪を調べれば、『他の首輪を探す装置』でも作れるかもしれない。


「……行くか」


アナキンは明るくなっていく空に背を向けた。
夜が、明けようとしていた。



【新田ヒナ@ヒナまつり 死亡】
【グラディス@WEAPONS/ウェポンズ 死亡】
【残り77人】




【C-4/早朝/一日目】
【宮沢熹一@高校鉄拳伝タフ】
[状態]:全身打撲、右脚開放骨折(激痛)、疲労(大)、喪失感(大)、透明化中
[装備]:透明マント@ハリー・ポッターシリーズ
[道具]:基本支給品一式、ブタマンx10、不明支給品×2、ヒナのデイバッグ(基本支給品一式、バフォリン@ヒナまつり、イクラの瓶詰@ヒナまつり、あんこう踊り初心者講座DVD@ガルパン)
[思考]:鍛える。闘う。強者でも、殺し合いに乗ったクズでもまとめて来いやッ!!
1:……ヒナ。ゴリラ。木場。ガルシア。ワシは、誰一人忘れん。
2:灯織とめぐると緑の赤ん坊を追う。
3:継ぎ接ぎ面(真人)と青いライトセーバーの男(アナキン)は、必ずワシが倒す。


【B-4/早朝/一日目】
【アナキン・スカイウォーカー@スター・ウォーズ】
[状態]:暗黒面への転向直後、疲労(中)、右腕義手に損傷
[装備]:ライトセーバー(青)
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3、ヒナの首輪、グラディスの首輪
[思考]:パドメを救うため、いかなる手段も厭わない。
1:家電量販店で義手を修理し、首輪を解析して「他の首輪を探す装置」の製作を試みる。
2:このゲームを最短で終わらせるため、参加者を殲滅する。
3:あらゆる願いを叶える権利が真実なら必ず手に入れる。


※B-4にあるグラディスの遺体は「八宮めぐるの姿」をしています。


【C-3/早朝/一日目】
【真人@呪術廻戦】
[状態]:疲労(中)、無為転変の呪力消費大、魂の残量残り7割
[装備]:改造人間のストック×4@呪術廻戦、グラディスの木の枝x2@WEAPONS/ウェポンズ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品0~3
[思考]:気の向くままに、魂の赴くままに。
1:せっかくだし、いろんな奴と『遊ぼ』。
2:腸相、苦労して受肉させたんだけどなぁ……。
3:青いライトセーバーの異人(アナキン)は要注意。
4:……まーた短髪のガキと因縁もっちゃったよ。


【D-4/早朝/一日目】
【八宮めぐる@アイドルマスター シャイニーカラーズ】
[状態]:「呪胎九相図・腸相」の受肉体、両目に出血の跡、疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:腸相と共存して、灯織たちを守る。
1:腸相が、悪い人じゃないといいな……。

※肉体強度不足により「赤鱗躍動」が使用不可


【風野灯織@アイドルマスター シャイニーカラーズ】
[状態]:首に圧迫痕、疲労(大)、困惑
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:めぐるを絶対に助ける。
1:めぐる、大丈夫なんだよね……?
2:ヒナさんと、キー坊さんは……。


【グローグー@マンダロリアン】
[状態]:疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:灯織、めぐると一緒にいたい。
1:灯織とめぐるを守る。
2:めぐるの中の存在(腸相)に親近感。






前回 キャラ 次回
047『呪胎戴天/さらば、また逢いましょう』 049『バトルマニア』
025『ひとりじゃない夜のこと』 真人
025『ひとりじゃない夜のこと』 灯織
025『ひとりじゃない夜のこと』 グローグー
022『♪Happy Tree Friends──』 めぐる
010『生きるか、死ぬか』 アナキン
019『モンキーターン』 キー坊
019『モンキーターン』 ヒナ
022『♪Happy Tree Friends──』 グラディス

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最終更新:2026年10月03日 19:09