S60 3rd (N82) Wiki

DEdit

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DEdit
 
1.概要
 テキストエディタ
 多機能だが、使いやすい。操作が分かり易い。
 メニューに数字キーが割り当てられていたり、ショートカットが設定されているのも便利だ。
 設定項目は豊富だが、標準のままでも使い勝手は悪くない。
 複数ファイルを同時に開ける。残念ながら並べて表示は出来ない。
 
2.設定
 設定画面は4つ。
 基本設定、表示設定、フォント設定、Undo/Redo設定と言った感じだろうか。
 チェックボックスの項目は色付きがOnだ。説明はOnの場合にどうなるかを基本とする。
 
 
 
2.1 Settings
 殆どの設定はこの画面に入っており、設定項目が多い。
 テキストエディタとして使うのか、テキストリーダとして使うのかで設定を変えておいた方が良さそうだ。
 
 
 
 Remember last file : 最後に開いていたファイルを読み込んだ状態で起動する
 Save cursor position : ファイル毎に閉じた際のカーソル位置を記憶する
 Show mon-printable characters : 制御文字(改行マークやスペース記号)を表示する
 Turn off word wrap : 画面端で文字を折り返さない
 Scroll by page : ページ単位でスクロールする
 Check UNICODE and UTF-8 : ファイルの文字コードがUNICODEかUTF-8であるかをチェックする?
 Disable multitask : 複数ファイルの同時オープンを許可しない
 Default encoding : 標準の文字コードを選択する(かなり多くのコードをサポートしている)
 Default folder : 標準のディレクトリを設定する
 Don't use in fileman : Onだと標準ディレクトリの階層、Offだと標準ディレクトリの中が初期値になった
 Joystic center : センターキーの動作を選択(標準だとSaveなので危険かも)
 Right soft : 右ソフトキーの動作を選択
 Default extension : 新規作成ファイルの省略時の拡張子
 
2.2 Look and feel
 表示関係の設定だ。色盲だからあまり気にした事はない。
 
 
 
 Text color : 文字色
 Background : 背景色
 Mark non-pair strings : (たぶん)奇数行の背景色を変える
 Color non-pair string : 上記がOnの場合の色選択
 Mark current line : カーソル行の色を変える
 Mark current lineの下のカラーバー : 上記がOnの場合の色選択
 
2.3 Font
 フォントのサイズの設定だ。
 選択リストには同じサイズも複数表示される。
 見易いのを選べばよい。
 
 
 
2.4 Undo-redo Settings
 操作の戻るや進むの操作だ。有効にしておけばメニューで表示されるようになる。 
 
 
 Use undo-redo : Undo/Redoを有効にする
 Undo buffer size [1-100] : バッファサイズだが単位が分からない。テキストエディタなら通常は文字単位が原則だ。
 Max undo text length,symb : Undo可能な最大文字列長だ。これもサイズだ。Undo可能な履歴数設定が無い。
 
3.使用方法
 
3.1 起動画面
 起動すると、設定に従って編集画面が開く。
 Remember last fileがOnなら最後に開いたファイルの内容が表示される。
 Offなら白紙だ。画面はOffの場合だ。
 
 
 
 左ソフトキーのMenuで様々な操作メニューが表示される。
 
 
 
3.2 Open/Save
 ファイルの開いたり保存する際のメニューだ。
 
3.2.1 Open file
 ファイルを開く。
 標準ディレクトリ設定の階層からファイルブラウザが表示されるのでファイルを選ぶ。
 
 
 
3.2.2 Save file
 ファイルの上書き保存をする。
 上書きするのか聞いてこないので注意した方がよい。
 
3.2.3 Save as
 別名で保存または、ファイルに名前を付けて保存をする。
 Pathにファイル名を入力して、Choose pathで保存先を選択する。
 Choose pathを選択すると、新規なのか既存ファイルなのかを聞いてくる。
 新規ならディレクトリを選択、既存ファイルなら上書きしたいファイルを選択する。
 
 
 
3.2.4 New file
 新規で編集画面を開く。
 既に編集中のファイルは閉じられる。その場合、変更されていれば保存するかを聞いてくる。
 
 
 
3.2.5 Open in new window
 別画面で他のファイルを開く。
 Disable multitaskがOnの場合は使えない。
 
3.2.6 New blank window
 別画面で新規の編集画面を開く。
 Disable multitaskがOnの場合は使えない。
 
3.2.7 Open in encoding
 文字コードを指定して開く。ファイル選択の前に文字コード選択を行う。
 操作時に表示されているWindowに対してファイルを開く。
 別画面で開きたい場合はNew blank windowで開いた画面に移動してから操作する必要がある。
 
 
3.3 Tools
 お助け便利機能のメニューだ。
 
 
 
3.3.1 Search and replace
 検索や置換の操作ができる。
 
 
 
3.3.2 Go to
 ファイル内のカーソル位置移動だ。
 ページ単位や文頭、文末への移動や、行頭、行末への移動が出来る。
 
 
 
3.2.3 Selection
 ファイル内の文字列選択だ。
 全文選択や、カーソル位置からの範囲等でも指定できる。
 JbakToolsと併用すれば、カーソルで開始位置と終了位置を選択出来る。
 
 
 
3.2.4 Bookmarks
 しおり機能だ。
 追加と移動は出来るのだが、消し方が分からない。
 
 
 
3.2.5 Info
 ファイル内容の情報(だと思う)が表示される。
 今一つ分からない。
 
 
 
3.2.6 Send by(Send as)
 テキストの送信だ。
 Bluetoothはファイルを送信する。そのため保存前の新規ファイルでは使用できない。
 SMSはテキストを本文に貼り付ける。
 E-Mailはファイル添付か本文に貼り付けを選択できる。
 
 
 
3.3 History
 使用ファイルの履歴表示だ。
 ファイルが存在すれば履歴から選択して開く事も出来る。
 
 
 
3.4 Full screen
 全画面表示が出来る。
 
 
 
3.5 Templates
 テンプレートの操作ができる。
 テンプレートのリスト表示画面でMenuを選択すると、追加や削除、ディレクトリ作成が出来る。
 
 
 
3.6 Windows
 編集ファイルの移動が出来る。
 複数ファイルを開いている場合に、別ファイルの画面に移動する。
 開いているファイルのリストが表示されるので選択すれば良い。
 
 
 
3.7 Undo/Redo
 編集操作の戻るや進むが出来る。
 変更が有ればUndoやRedoが表示されるようになっている。
 Undoの単位が分からないので案外使いづらい。
 
 
 
3.8 入力文字選択
 DEditで表示される入力文字マークはJa,ja,12くらいしかない。
 入力中の文字種類は文字入力すれば分かるが、切替時に非常に分かりにくい。
 入力文字種別は#で切り替わるのだが、画面右上の表示だけでは心もとない。
 確実に入力文字を切り替えるならPencilキー(標準なら*長押しだ)を使った方が良い。
 JbakTools等で*長押しをアサインしているなら、MagicKey等で他のキーにPencilを割り当てるのがお薦めだ。
 Pencilキー操作なら一覧メニューから選択できるので分かりやすい。
 
 
 
3.9 プチ注意
 Disable multitaskをOffにしていれば、同時に複数のファイルを開く事が出来て便利だ。
 だが、その状態でDEditをバックグラウンドに遷移させてしまうと戻ってこられなくなる。
 Standby画面以外は閉じる事が出来るので、Standby画面よりも後ろに遷移していなければ他のアプリを閉じればよい。
 万が一、Standby画面より後ろに遷移してしまうと、HandyTaskman等を使っても戻れない。
 
 
 
 こんな時は慌てずに、DEditのアイコンからアプリを起動すれば戻る事が出来る。
 
4.公式サイト
 Jbak's web site
 
5.入手方法
 公式サイトからダウンロードできる。
 
6.最新バージョン
 2009.11.14時点
 0.76.(12)
 
7.インストール情報
 
7.1 メインプログラム
 Name : Dedit
 Supplier : JBAK
 App size : 105KB
 
7.2 個別ライブラリ
 特になし
 
7.3 Supplier共通ライブラリ
 特になし
 
7.4 S60共通ライブラリ
 特になし
 
8.価格
 フリーソフト
 
9.個人所見
 元々は使いやすいメモ帳を探していたのだが、保存データが独自のバイナリファイルでデータの流用が難しかったり、
 タブで分類できて便利なのに文字サイズが変更出来なかったりで、未だに便利なメモ帳が見つかっていない。
 PCとのデータ同期(保管も含め)も欲しかったので、手軽に入力・手軽に保存のメモ帳的コンセプトを諦めて、
 テキストエディタを使う事にした。
 新規保存は標準ディレクトリの設定している階層から選択を始めてくれないので困りものだが、閲覧に関しては
 標準のメモ帳より数段楽だ。ファイルの選択も標準ディレクトリの設定があるので早いし、閲覧(編集だけど)
 画面は比較対象にすらならない。
 対応文字コードが多いのも助かる。
 N82ならメモリに余裕があるので、メモ帳用のファイルを開いた状態で常駐させておけば入力から保存までも
 素早く出来る。保存済みファイルならファイル名とパスが入力された状態でSave asが開くので、ファイル名の
 後ろの数文字を通番にしておけば大した手間にはならない。
 PCとの同期もSymSyncを使っているので、テキストファイル保存用の親ディレクトリさえ決めておけば問題ない。
 

 

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